光回線のおすすめ4選

J:COMとドコモ光の決定的な違い8つ!どっちがいいか比較!

インターネット回線を契約するときは有名な事業者を選びたいと思うものですが、比較的新しいサービスも気になりますよね?

J:COMはケーブルテレビ事業者として有名でセット割引が用意されていますが、回線の品質には不安要素があります。

ドコモ光は新しめのインターネット回線ですが、品質が高くセット割引が受けられればお得度も申し分ありません。

ここではJ:COMとドコモ光の違い8つを詳しく紹介して、どちらを選ぶべきなのか解説します。

契約するインターネット回線選びで悩んでいる人は、参考にしてくださいね。

J:COMとドコモ光の共通点3つ

共通点

J:COMとドコモ光は仕組みが異なるサービスなので、共通点は多くありません。

しかし、インターネットを使ううえで必要な手順が共通しています。

共通点その1.セット割引でスマホ代が安くなる

J:COMとドコモ光には、どちらもスマホ代が安くなるセット割引が用意されています。ただ、割引が受けられる対象のキャリアは全く違います。

ですので、どの会社でスマホを使っているかがJ:COMとドコモ光のどちらを選ぶかのポイントになります。

セット割引が受けられる条件や内容については、後ほど行う相違点の紹介で説明します。

共通点その2.新規で契約するなら工事が必須

J:COMとドコモ光は、どちらも新規で契約するときに回線の導入工事が必須になります。

導入工事の内容もほとんど同じです。

戸建てでは電柱から自宅に回線ケーブルを引いてから、宅内に通信機器が設置されます。

フレッツ光戸建て開通工事の流れ

マンションタイプは予め物件に回線ケーブルが引かれていることが利用する条件です。

なので、通信機器を設置する宅内工事だけが行われます。

集合住宅の導入工事と配線方式

設置される機器に違いはありますが、基本的な流れはJ:COMとドコモ光のどちらも同じです。

共通点その3.店頭で申し込みができる

現在のインターネット回線はオンラインでしか契約できない事業者が多くなりました。

ですが、J:COMとドコモ光は家電量販店で申し込むことができます。

また、J:COMはauショップで、ドコモ光はドコモショップでも契約手続きができます。

店頭で契約したいと思っている人にとって、J:COMとドコモ光は有力な選択肢と言えます。

J:COMとドコモ光の違い8つ

jcomとドコモ光の違い

J:COMとドコモ光では、どちらの回線を選ぶかの基準になる相違点が8つもあります。

違いを知ることで、少しずつ契約するべきサービスが見えてきます。

違いその1.利用する回線の仕組みが違う

J:COMでは、もともとケーブルテレビで使われていた同軸ケーブルでインターネットに接続します。

ドコモ光ではフレッツの光回線を使ってインターネットに接続します。

MEMO

同じインターネット回線でも、同軸ケーブルと光回線は全く性質が異なります。

同軸ケーブルは電磁波によるノイズを拾いやすいので、通信速度の安定性は高くありません。

光回線はほとんどノイズを拾わないので、常に通信速度が安定します。

回線の仕組みだけで考えると、ドコモ光が優れていると言えます。

違いその2.通信速度が違う

回線の違いは、通信速度にも大きな影響を与えます。

J:COMには5種類のプランがあり、どのプランに加入するかで最大速度が変わります。

1Mコースと12Mコースは通信速度が遅いので、120Mコース以上のプランに加入する人がほとんどです。

J:COM サービスプラン別の最大速度一覧
サービスプラン最大速度
1Mコース下り:最大1Mbps
上り:最大512Kbps
12Mコース下り:最大12Mbps
上り:最大2Mbps
120Mコース下り:最大120Mbps
上り:最大10Mbps
320Mコース下り:最大320Mbps
上り:最大10Mbps
光1Gコース on auひかり下り上りともに最大1Gbps

ドコモ光ではフレッツの回線を利用するので、最大1Gbpsの速度に対応しています。

最大1Gbpsに対応しているドコモ光と比べると、J:COMの最大速度が遅いように感じますよね。

回線の仕組みは最大速度だけでなく、実際に出る通信速度にも大きな影響を及ぼしています。

J:COMの実効速度は評判があまり良くなく、ホームページすら見られなくなる事例も見受けられます。

J:COMの通信速度については以下の記事でもまとめているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

J:COMのネット回線の速度は遅い?測定結果をもとに理由とともに解説!

ドコモ光の通信速度はJ:COMよりも評価が高く、常に快適にホームページや動画を見ることができます。

通信速度の速さで考えると、ドコモ光を選んだほうが無難です。

ドコモ光の速度については以下の記事でも解説しているので、詳しく知りたい方はこちらも目を通しみてください。

ドコモ光の速度平均は遅い?回線速度の実態を暴露します!

J:COMでは光回線を利用する「光1Gコース on auひかり」に加入すれば通信速度が安定しますが、月額料金が高いデメリットがあります。

後で解説するドコモ光との料金比較を見れば、値段が高いことがわかります。

違いその3.プロバイダを選べるかが違う

J:COMとドコモ光はどちらも回線とプロバイダがセット契約になったサービスです。

しかし、プロバイダを選べるかに違いがあります。

J:COMでは利用するプロバイダもJ:COMになっていて、プロバイダを他の事業者にすることができません。

ドコモ光では利用するプロバイダを対象事業者の中から選ぶことができ、どこと契約するかで料金プランが決まります。

ドコモ光プロバイダタイプA

※ドコモ光の対象プロバイダ。

ドコモ光を契約するときはどこのプロバイダを選んでも同じと思われがちですが、そういうわけではありません。

注意

ドコモ光の通信速度は、契約するプロバイダで変わる傾向があります。

何も知らない状態でプロバイダを選ぶと、光回線を使っているにもかかわらず通信速度が遅くなってしまいます。

前もって通信速度が速いプロバイダを知っておく手間を考えると、J:COMのほうが契約しやすい印象を受けます。

違いその4.月額料金が違う

J:COMとドコモ光には、料金プランの種類や値段に大きな違いがあります。

先ほど説明した通りJ:COMには5つの料金プランがありますが、120Mコース以上のサービスに加入することが基本です。

なので、J:COMを契約すると月額料金は5,500円以上になります。

J:COM プラン別月額料金一覧
プランネット回線のみ
1Mコース2,980円
12Mコース3,980円
120Mコース5,500円
320Mコース6,000円
光1Gコース on auひかり6,500円

J:COMの料金については以下の記事でも解説しています。もっと詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。

ネットの料金J:COMの料金は高いのか他の回線と比較!Wi-Fiの料金についても!

ドコモ光は契約するプロバイダで、料金プランがタイプAかタイプBのどちらかになるかが決まります。

ドコモ光 月額料金
住居タイプタイプAタイプB
戸建てタイプ5,200円5,400円
マンションタイプ4,000円4,200円

ドコモ光の料金については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

ドコモ光のトップページドコモ光の料金は高いのか?他社や他の回線と比較してみた!

下記の表で月額料金を比較すると、ドコモ光を契約したほうがお得に感じます。

J:COM・ドコモ光 月額料金比較表
サービス戸建てマンション
J:COM120Mコース:5,500円
320Mコース:6,000円
光1Gコース on auひかり:6,500円
ドコモ光タイプA:5,200円
タイプB:5,400円
タイプA:4,000円
タイプB:4,200円

ただ、利用している携帯電話のキャリアによっては、話が変わってきます。

違いその5.セット割引の内容が違う

J:COMでは「auスマートバリュー」を受けることができ、auのスマホ代が安くなります。

割引される金額はauで利用している料金プランによって異なりますが、スマホ代が最大で2,000円安くなります。

格安SIMと同じ料金でスマホが利用できる「auピタットプラン」でも500円以上の割引が受けられる点も見逃せません。

また、家族全員も割引の対象になります。

auスマートバリュー 割引金額一覧
プランデータ容量2年間3年目以降
auピタットプランスーパーカケホ/カケホ:2GBまで
シンプル:1GB超~2GBまで
500円500円
スーパーカケホ/カケホ/シンプル
:2GB超~20GBまで
1,000円1,000円
auフラットプラン20/30GB1,000円1,000円
データ定額1/2GB934円500円
データ定額2/3GB
ジュニアスマートフォンプラン
シニアプラン
934円934円
データ定額5/20GB
LTEフラット(7GB)
ISフラット
1,410円934円
データ定額30GB2,000円934円

ドコモ光では、ドコモのスマホ代が割引される「光セット割」を受けることができます。

光セット割の割引金額もドコモで利用している料金プランで変わりますが、スマホ代が最大で3,500円安くなります。

光セット割 割引金額一覧 シェアパックを利用している場合
プランマンションタイプ戸建てタイプ
ウルトラシェアパック100(100GB)3,500円3,200円
ウルトラシェアパック50(50GB)2,900円2,500円
ウルトラシェアパック30(30GB)2,500円2,000円
シェアパック15(15GB)1,800円1,800円
シェアパック10(10GB)1,200円1,200円
シェアパック5(5GB)800円800円

※シェアパックを利用している場合、割引は親回線が受けることになります。

光セット割 割引金額一覧 利用しているスマホが1台の場合
プランマンションタイプ戸建てタイプ
ウルトラデータLLパック(30GB)1,600円1,100円
ウルトラデータLパック(20GB)1,400円900円
データMパック(5GB)800円800円
データSパック(2GB)500円500円
  • auでスマホを使っている人→J:COM
  • ドコモでスマホを使っている人→ドコモ光

という選択肢が基本と思ってください。

違いその6.初期費用の金額が違う

J:COMとドコモ光の初期費用のほとんどは工事費が占めていますが、金額は大きく異なります。

J:COMの工事費は、戸建てとマンションのどちらも6,000円になります。

ドコモ光の工事費は戸建てで18,000円、マンションで15,000円です。

J:COM・ドコモ光 工事費比較表
サービス住居タイプ工事費用
J:COM戸建て6,000円
マンション
ドコモ光戸建て18,000円
マンション15,000円

工事費の金額を比べると、多くの人はJ:COMのほうが契約しやすいと思うのではないでしょうか?

しかし、状況によって工事費の金額が変わります。

違いその7.工事が必要になる条件が違う

J:COMはどのような形で契約しても、工事をしてもらわないといけません。

ドコモ光はフレッツ光からの乗り換えなら工事をする必要がないので、初期費用はほとんどかかりません。

フレッツ光から乗り換えるなら、ドコモ光のほうが移行しやすいサービスになるわけです。

違いその8.キャンペーンの内容が違う

J:COMでは工事費無料キャンペーンが頻繁に実施されています。

他社からの乗り換えだと最大で30,000円のキャッシュバックをもらうことができます。

J,COM NET キャッシュバック

ドコモ光は2019年4月の時点で工事費無料キャンペーンを実施していますが、期間が限定されています。

ドコモ光は工事費無料キャンペーンを実施している頻度が低く、キャッシュバックをもらう方法もありません。

ただドコモ光はGMOとくとくBBの代理店で契約すれば、キャッシュバックをもらえてJ:COMよりも圧倒的にお得になります。

GMOとくとくBBのドコモ光のキャンペーンについては、ドコモ光の公式サイトでご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)

J:COMとドコモ光はどちらを選ぶべきか契約状況ごとに分析

jcomとドコモ光の比較

J:COMとドコモ光のどちらを契約するべきかは、人それぞれの状況によって異なります。

ただ、J:COMを選んだほうが良いという答えになった場合は、他のサービスも検討する必要があります。

状況その1.完全に新規で契約する場合

新規で契約する場合、J:COMとドコモ光のどちらを選んでも工事が必要になります。

契約するタイミングによって初期費用の安いサービスがどちらなのかは変わります。

ですが、長く使い続けるならセット割引を受けられるサービスを選んだほうがお得です。

つまり、先ほど説明した通りauユーザーならJ:COMを、ドコモユーザーはドコモ光を選べばいいわけです。

上記の考え方は、異なる状況でも基本になります。

ドコモ光が気になる方はドコモ光の公式サイトもあわせてご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)

ドコモ光については以下の記事でも詳細を解説しているので、詳しいところまで知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

ドコモ光の口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!

状況その2.J:COMからドコモ光への乗り換える場合

ドコモでスマホを使っているなら、光セット割が受けられるドコモ光に乗り換える価値があります。

またドコモ光は回線のクオリティが高いので、J:COMから乗り換えると通信速度が向上するメリットもあります。

しかし、J:COMからドコモ光へ乗り換えるには工事が必要になります。

なので、タイミングが悪いと15,000円から18,000円の初期費用がかかってしまいます。

キャッシュバック特典も無いので、J:COMを解約する際の違約金も負担しなければいけません。

そのため、ドコモでスマホを使っているとしても、工事費が無料になり違約金を払う必要がないタイミングでなければドコモ光への乗り換えはおすすめできません。

状況その3.ドコモ光からJ:COMへの乗り換える場合

auでスマホを使っているならauスマートバリューが受けられるので、J:COMへの乗り換えを検討することは悪くありません。

導入工事は必要ですが費用は無料になりますし、キャッシュバックをもらってドコモ光の違約金に充てることができます。

注意点:J:COM以外の選択肢がある

auでスマホを使っているなら、ドコモ光よりもauスマートバリューが受けられるJ:COMを契約したほうがお得です。

ポイント

しかし、auでスマホを使っている全ての人がJ:COMを契約するべきというわけではありません。

auスマートバリューは、auひかりや電力通信事業者の光回線サービスを利用しても受けられるからです。

auひかりと電力通信事業者の光回線サービスは、J:COMよりも回線の品質が高いので、通信速度が安定しています。

J:COMは通信速度の評判が良くないので、auスマートバリューを受けるならauひかりなどを選んだほうがいいでしょう。

auひかりが気になる方はauひかりの公式サイトもあわせてご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)

auひかりについては以下の記事でも詳細を解説しているので、詳しいところまで知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

auひかりの口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!

ちなみにソフトバンクでスマホを契約しているなら、ソフトバンク光だと割引がきくのでおすすめです。

ソフトバンク光が気になる方はソフトバンク光の公式サイトもあわせてご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)

ソフトバンク光については以下の記事でも詳細を解説しているので、詳しいところまで知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

ソフトバンク光の口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!