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J:COMのテレビのみ契約の料金!地デジのみ契約はできる?

今でこそJ:COMはインターネット回線の事業者というイメージが根付きましたが、以前はケーブルテレビサービスとして知られていました。

現在もJ:COMではテレビサービスだけを契約することができますが、地デジやBS放送だけを視たい人には不向きな一面があります。

ここでは、J:COMでテレビサービスのみを契約した場合の料金について解説します。J:COMのテレビサービスだけを契約しようと考えている人は、参考に読んでみてくださいね。

J:COMのテレビ契約の内容

J:COMはインターネット回線のサービスとしても名前が知られるようになりましたが、もともとケーブルテレビをメインの事業として展開している会社です。

そのためか、テレビサービスのプランはとても充実したものになっています。

J:COMのテレビサービスを契約すると地デジ・BS・CS放送が視聴できる

J:COMのテレビサービス「J:COM TV」は、地デジ・BS・CS放送が視聴できるサービスです。

J:COMのテレビサービスには

  • セレクト
  • スタンダード
  • スタンダードプラス

上記の3つのプランがあり、どのプランに加入するかで視聴できるチャンネルの数が変わります。セレクトでは視聴するCS放送のチャンネルを6つ選択できます。

スタンダードでは地デジ・BS・CS放送を含めた合計79ch以上、スタンダードプラスでは90ch以上のチャンネルが視聴できます。

テレビサービスだけ契約できるプランは限られている

J:COMでインターネットに接続するときは、同軸ケーブルを利用します。

同軸ケーブルは地デジ・BS・CS放送を提供するために作られた線なので、J:COMではインターネット接続サービスを利用しなくてもテレビサービスのみを契約することができます。

ただ、セレクトはインターネット回線とセットで契約した人だけが利用できるプランなので、テレビ単独で契約できるのはスタンダードとスタンダードプラスに限定されます。

J:COMのテレビサービスだけ利用する場合でも工事は入る

ただテレビサービスだけを契約する場合でも工事は必要です。

J:COMのテレビサービスを契約する際は、電柱から自宅に同軸ケーブルを引き込んで、テレビがある部屋に受信した映像を各部屋に供給できるように分配器とブースターが設置されます。(ブースターはテレビが2台以上の場合に設置されます)

工事には立ち会いが必要ですが、契約者が作業を手伝う必要はありません。

テレビを契約したあとにインターネット回線を追加することも可能

J:COMでは、テレビサービスを契約した後でも、インターネット接続サービスを追加することができます。

すでにJ:COMのテレビサービスを契約している状態なら、インターネット接続サービスを追加する際に同軸ケーブルを導入する必要がありません。

しかし宅内に通信機器を設置する工事が入ります。

なおJ:COMのインターネットサービスの評判については、以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

J:COMの口コミ・評判が悪いと言われる理由3つ!実態を暴く!

他のサービスを契約してからテレビサービスだけ解約もできる

J:COMでテレビサービスやインターネット回線がセットになっている「スマートお得プラン」などに加入している場合、テレビサービスだけを解約することができます。

ただ、テレビサービスを解約するときは分配器とブースターの撤去工事が必要なので、2,000円の費用が発生します。

地デジ・BSのみの契約は難視聴エリアでないとできない

J:COMのテレビサービスは、地デジ・BSだけでなくCS放送もセットになっていることがコンセプトなので、地デジ・BSだけを視聴するプランを提供していません。

ただ地デジが視聴できない「難視聴エリア」とみなされている地域では、地デジとBSだけ視聴できるサービスを提供しています。

難視聴エリアは人口が少ない山間部や離島の地域に限定されているので、ほとんどのエリアではJ:COMのテレビサービスを使うとCS放送がセットになると考えるべきでしょう。

J:COMのテレビサービスだけ契約した場合の料金

J:COMのテレビサービスを利用する際に必要な料金を見てみましょう。利用料金は加入するプランによって変わりますが、工事費は基本的に一律になっています。

J:COMのテレビサービスは料金プランが3種類

先ほども説明した通り、J:COMのテレビサービスにはセレクト・スタンダード・スタンダードプラスの3種類があります。

セレクトはインターネット回線もセットにしないと利用できないので、テレビサービスだけ利用するときはスタンダードとスタンダードプラスの料金が参考にする値段になります。

月額料金はスタンダードで5,280円、スタンダードプラスで6,280円となっています。視聴できるチャンネルの数は11個の差がありますが、月額料金の差は1,000円しかありません。

「J:COMテレビサービス プラン別月額料金と視聴可能チャンネル数」

プラン月額料金視聴可能チャンネル数
セレクトネット回線or固定電話とセットにした場合のみ利用可能。31chの中から視聴するchを6つ選択する。
スタンダード5,280円79ch以上
スタンダードプラス6,280円90ch以上
地デジ・BSのみ(難視聴エリアのみ利用可能)700円地域によって変わる。

ちなみに、難視聴エリアで地デジ・BS放送だけを契約する場合は、月額料金は700円になります。

テレビサービスの工事費は状況によって変動する

J:COMのテレビサービスは新規で契約すると6,000円、追加で契約すると6,000円の基本工事費がかかります。

上記の値段はあくまでテレビが1台だけの場合で、2台以上になると1台あたり3,000円が追加され、ブースターの設置も必要なので6,500円も加算されます。

「J:COM テレビ工事の主要費用」

項目費用
基本工事費5,000円
テレビ2台目以降3,000円/台
ブースター設置料金6,500円

自宅の構造によっては、さらに追加で費用が発生することもあります。ただインターネット接続サービスと同時に契約すると、基本工事費が0円になります。

インターネット接続サービスの料金については、以下の記事で解説しています。こちらもあわせて目を通してみてください。

ネットの料金J:COMの料金は高いのか他の回線と比較!Wi-Fiの料金についても!

J:COMをテレビだけ契約するのはどうなの?

「地デジやBS、CS放送を見るなら、普通にアンテナを置けばいいじゃん」と思う人は多いのではないでしょうか?

しかしJ:COMのテレビサービスは、アンテナよりも品質が高く導入費用も安いメリットがあります。

J:COMでテレビサービスだけを契約して受けられる恩恵

J:COMのテレビサービスを利用して受けられるメリットは、

  • アンテナを立てるよりも導入費用が安くなる
  • 天候による影響を受けないから画質が安定する

上記の2つです。

アンテナを立てるよりも導入費用が安くなる

天井などにアンテナを立てて地デジとBSを視るには、最低でも30,000円前後、テレビの台数が多いと50,000円以上の工事費が必要になります。

CS放送を視るには別でアンテナを設置する必要があるので、さらに10,000円以上の費用を支払わなければいけません。

J:COMのテレビサービスは工事費が5,000円からとなっているので、テレビの台数が多くてもアンテナより費用が安くなります。CS放送を視るために別でアンテナを立てる必要もありません。

天候による影響を受けないから画質が安定する

従来のテレビアンテナは天候によって画質が落ちることがあり、強風で破損すると高額な修理費がかかってしまいます。

J:COMのテレビサービスで利用する同軸ケーブルは、天候による影響を受けない調書を持っているので、雨や風が強くても常に画質が安定します。

強風などで破損するリスクも低く、万が一破損してもJ:COM側がすぐに修復作業を行ってくれます。

J:COMのテレビサービスだけ契約するデメリットは料金

J:COMのテレビサービスが抱える唯一のデメリットは、利用料金が高いこと。ケーブルテレビを見ることが目的だと、J:COMは利用料金が高いと言わざるを得ません。

ケーブルテレビの提供事業者として有名なスカパーと月額料金を比較すると、J:COMの料金は高い印象を受けます。

「スカパー プラン別月額料金」

サービスプラン月額料金サービス内容
J:COMスタンダード5,280円地デジ・BS・CSが79ch以上見放題
スタンダードプラス6,280円地デジ・BS・CSが90ch以上見放題
スカパースカパー!光パックHD3,762円65chが見放題。
新基本パック3,400円47chが見放題
スカパー!セレクト51,833円対象45chの中から5chが見放題。

視聴できるチャンネル数はJ:COMのほうが多い印象を受けます。しかし、J:COMのチャンネル数には地デジとBSも含まれています。

すでにアンテナを立てて地デジとBSを視聴しているなら、スカパーを契約したほうがいいでしょう。

J:COMとスカパーについては以下の記事で詳しく比較しているので、どちらか迷っている方はこちらも参考にしてみてください。

J:COMとスカパーの違い9つ!料金やチャンネル内容を比較し解説!

CS放送を視る人ならJ:COMは検討する価値がある

CS放送がセットになっても問題が無いのなら、J:COMは契約するか考えてみる価値があります。J:COMはアンテナを立てるよりも初期費用と維持費用が安くつくからです。

ただほとんどの場合CS放送の加入が必須で月額料金は安くないので、地デジやBSだけ視られれば十分という人にはおすすめできません。

CS放送が必要であるかが、J:COMを契約するべきかのポイントになります。

J:COM以外でテレビだけを契約するのはどうなのか?

他の事業者でテレビサービスだけを契約してみる選択肢も視野に入っている人は少なくないと思います。

しかし、テレビサービスだけを利用できるインターネット回線は少なく、地域によってはJ:COMしか選択肢が無いことがあります。

テレビサービスだけを利用できるインターネット回線の事業者は、以下の3社しかありません。

  • eo光
  • Pikara
  • BBIQ

上記の3社は全て電力通信事業者ですが、eo光は関西、Pikaraは四国、BBIQでは九州のみでサービスを提供しています。

つまり、J:COM以外でテレビサービスだけが利用できるインターネット回線事業者は、関西・四国・九州にしか無いわけです。

eo光などの事業者でテレビサービスを利用した場合の料金は、J:COMと比べてほとんど変わりません。

「J:COM・eo光・Pikara・BBIQ 月額料金比較表」

サービス視聴可能ch数月額料金備考
J:COM79ch以上5,280円
90ch以上6,280円
eo光23ch3,515円
50ch4,800円
85ch6,100円
Pikara84ch4,500~6,000円徳島市で利用した場合の目安。

利用する地域やレコーダーをレンタルするかでch数と料金が変わる。

BBIQ66ch以上5,700円
77ch以上6,300円

ただ、eo光・Pikara・BBIQは、難視聴エリアでなくても地デジとBS放送のみを契約することができます。

月額料金は事業者によって大きく異なりますが、他の事業者で地デジ・BS放送だけを契約すればJ:COMより安くなるのは確かです。

「eo光・Pikara・BBIQ 地デジ・BSのみプラン料金比較表」

サービス月額料金
eo光3,039円
Pikara1,900円
BBIQにねん約束コース:23ヶ月間500円、24ヶ月目以降1,100円

標準コース:1,600円

肝心の基本工事費ですが、J:COM以外の事業者はインターネット回線と同時に加入しない限り安くは高額になります。

「J:COM・eo光・Pikara・BBIQ 基本工事費比較表」

サービス基本工事費
J:COM新規:6,000円

追加:5,000円

eo光12,000円
Pikara地域によって異なる。
BBIQ26,000円

地デジやBS放送だけを視るなら、高額な工事費を支払ってでも月額料金が安いeo光などを契約するべきですが、CS放送を視聴するならJ:COMを選んだほうが良いでしょう。

eo光・Pikara・BBIQの詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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まとめ

J:COMのテレビサービスはアンテナを立てるよりも導入費用が安く、画質も安定するメリットがあります。しかし、CS放送もセットになるので、月額料金は安いとは言えません。

J:COMのテレビサービスは、CS放送も視たい人に向いていると考えるべきです。地デジとBS放送だけが契約できるインターネット回線の事業者は、かなり限定されているのが現状です。

ただ、関西と四国、九州では地デジとBS放送のみ契約できる事業者があります。地デジとBSが視られれば十分と考えている人は関西ならeo光、四国ならPikara、九州ならBBIQがベストな事業者になるでしょう。

なおネットだけの契約なら安くて速い質の高い回線はたくさんあります。以下の記事で厳選して紹介しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

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