J:COMとスカパーの違い9つ！料金やチャンネル内容を比較し解説！

PR

ケーブルテレビを観るために契約する事業者は、J:COMとスカパーの2つが代表的な選択肢です。J:COMとスカパーのどちらも名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか？

J:COMとスカパーはどちらも知名度が高い事業者ですが、料金や視聴できるチャンネルに違いがあります。セットで利用できるインターネット回線も異なるので、違いを知ってから契約するべき事業者を考えましょう。

ここでは、J:COMとスカパーの違い9つを紹介して、どちらを利用するべきなのか解説します。これからケーブルテレビを視聴したいと思っている人は、参考にしてくださいね。

J:COMとは？ スカパーとは？

J:COMとスカパーはどちらも専門チャンネルが視聴できるケーブルテレビのサービスなので、利用できる機能は共通しています。

J:COMはKDDIの連結子会社が運営するケーブルテレビ事業者

J:COMは株式会社ジュピターテレコムが運営するケーブルテレビのサービスです。ジュピターテレコムはauで知られているKDDIの子会社であり、ケーブルテレビ事業者の中ではもっとも高い知名度があります。

ケーブルテレビと聞くとベランダに専用アンテナを設置するイメージがありますが、J:COMでは電柱に張られている同軸ケーブルを利用してテレビを視聴します。

同軸ケーブルは天候に左右されない強さを持っているので、どのようなときでも安定した画質でテレビを観ることができます。

J:COMの同軸ケーブルでは地デジも視聴することが可能で、対象のサービスに加入すればインターネットまで利用できます。

なおJ:COMのインターネットの機能の詳細は以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

J:COMのネット回線の速度は遅い？測定結果をもとに理由とともに解説！

スカパーはJSATが運営するケーブルテレビのサービス

スカパーもJ:COMと同じく知名度が高いケーブルテレビサービスの1つで、JSATが運営しています。スカパーでは、ベランダなどに下記のアンテナを設置してケーブルテレビを視聴することが一般的です。

スカパーで利用するアンテナは天候の影響を受ける弱点を持っているので、J:COMと比べると画質の安定性が低くデメリットがありました。

しかし、現在は光回線でケーブルテレビを視聴するサービスを展開しているので、画質の安定性が向上しています。

J:COMとスカパーの共通点

根本的な仕組みこそ異なりますが、J:COMとスカパーはケーブルテレビが観られるだけでなく、契約する際に工事が必要な共通点があります。（ただ、工事の内容には違いがあります。）

J:COMとスカパーのどちらかを選ぶか迷っている人のほとんどは、視聴できるチャンネルの内容が気になっているのではないでしょうか？　基本的な取り扱いチャンネルの内容も、J:COMとスカパーのどちらもほとんど同じです。

たとえば、音楽系ではJ:COMとスカパーのどちらも、MTV・スペースシャワーTV・といった主要チャンネルをしっかり押さえています。

スポーツもJ SPORTSやGAORAなど、日テレG+などはどちらのサービスでも視聴可能。国内外ドラマやバラエティ、アニメのチャンネルもほとんど共通しています。

そのため、主要チャンネルを観るぐらいなら、J:COMとスカパーのどちらを契約してもさほど変わりません。

J:COMとスカパーの違い9つはこれだ

J:COMとスカパーはどちらも専門チャンネルが視聴できるサービスですが、仕組みが異なることであらゆる相違点があります。

違いその1.テレビのデータを受信する方式が違う

先ほども触れましたが、J:COMとスカパーではテレビのデータを受信する方法が大きく異なっています。J:COMでは、同軸ケーブルを使ってテレビのデータを受信します。

スカパーではテレビのデータを受信する方法を、

上記のどちらかから選ぶことができます。

J:COMの同軸ケーブルはスカパーのアンテナよりも画質が高いメリットがありますが、電磁波によるノイズを拾いやすいデメリットがあります。

スカパーで利用できる光回線はノイズを受け付けない強さがあるので、どのような状況でも画質は低下しません。つまり、画質の高さを求めるなら、光回線でスカパーを利用することがベストというわけです。

違いその2.セット利用できるインターネット回線の種類が違う

J:COMとスカパーはどちらもインターネット回線をセットで利用することができますが、セットで契約できるサービスは異なっています。

J:COMでは専用の同軸ケーブルを利用するので、J:COMのインターネット回線サービスしか利用できません。

スカパーではセットで利用するインターネット回線を、

上記3つの中から選ぶことができます。おすすめはソフトバンク光で、ドコモユーザーならドコモ光がおすすめです。

ソフトバンク光が気になる方はソフトバンク光の公式サイトもあわせてご参照ください。（以下のボタンリンクからもご覧になれます。）

ソフトバンク光の公式サイトへ

それぞれ詳細は以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

ソフトバンク光の口コミ・評判を徹底分析！良い回線なのか実態を調査！

ドコモ光が気になる方はドコモ光の公式サイトもあわせてご参照ください。（以下のボタンリンクからもご覧になれます。）

ドコモ光の公式サイトへ

それぞれ詳細は以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

ドコモ光の口コミ・評判を徹底分析！良い回線なのか実態を調査！

ただスカパーでインターネット回線をセットで利用するには、光回線でのテレビ視聴が条件です。アンテナでテレビを視聴する場合は、インターネット回線をセットで契約することができません。

違いその3.プラン内容と月額料金が違う

J:COMとスカパーは、サービス内容と月額料金に大きな違いがあります。J:COMには3種類の料金プランがありますが、セレクトは固定電話かインターネット回線とセットにしないと利用できません。

※料金の細かい条件等については以下の記事をご参照ください。

J:COMのテレビのみ契約の料金！地デジのみ契約はできる？

スカパーには5種類のプランがありますが、

の3つから選ぶことが一般的です。

上記の表で比べてみると、料金の安さならスカパー、チャンネル数の多さを重視するならJ:COMを選べばいいように感じますよね？

しかし、J:COMが公式サイトに記載しているチャンネル数には、地デジやコミュニティチャンネルの数も含まれています。

ケーブルテレビ放送のチャンネル数はどちらも充実度が互角なので、専門チャンネルの数と値段で考えるとスカパーのほうがお得と考えるべきでしょう。

J:COMの公式サイトには、テレビサービスとインターネット回線をセットで利用するとお得と表記されています。

しかし、契約してから半年経つと値段が上がるうえに、スカパーとインターネット回線をセットで利用した場合の月額料金より高くなってしまいます。

チャンネルの充実度と料金の安さのどちらで考えても、基本的にスカパーがお得と言えるでしょう。

スカパーの公式サイトへ

違いその4.工事の内容と費用が違う

J:COMとスカパーのどちらも契約する際は工事が必要ですが、作業の内容はスカパーの契約内容によって共通するかが変わります。

J:COMでは電柱から同軸ケーブルを引き込んで、分配器とブースターを設置してテレビを視聴できるようにします。光回線でスカパーを利用する場合、導入するケーブルは光ファイバーになりますが、作業の内容はほとんど変わりません。

アンテナでスカパーを利用する場合、アンテナを設置してから宅内にケーブルを引き込んでテレビに接続します。

J:COMとスカパーの基本工事費は、以下のようになっています。（テレビの台数によって変動します）

※スカパーの光回線の工事費はインターネット回線と同時契約した場合の金額です。

工事費の金額で考えると、J:COMがもっとも契約しやすい印象を受けますよね？

しかしスカパーを光回線で利用する場合、インターネット回線の契約先次第では基本工事費が無料になります。NTTのフレッツかドコモ光をスカパーと一緒に契約すれば、テレビの基本工事費は無料になります。

お得な契約先を知っていれば、光回線でスカパーを利用したほうがもっとも導入コストが安くなるわけです。

違いその5.専用チューナーの必要有無が違う

J:COMではケーブルテレビを観るために、専用のチューナーが必要になります。チューナーは購入かレンタルのどちらかで用意できますが、J:COMが提供している機器しか利用できません。

スカパーではチューナーを接続する必要がなく、テレビに「B-CASカード」を差し込めばケーブルテレビが視聴できるようになります。

また、スカパーからチューナーを購入かレンタルすることも可能です。

違いその6.BSと専門チャンネルを録画できる条件が違う

J:COMでは、市販のレコーダーでテレビ番組を録画することができません。J:COMでテレビ番組を録画するには、専用のHDDレコーダーを月額800円でレンタルしなければいけません。

スカパーでは市販のレコーダーで録画ができるので、わざわざ新しく機器を用意する必要がありません。

家にあるレコーダーをケーブルテレビでも利用したい人は、スカパーを選ぶしかありません。

違いその7.ジャンルセットの利用可否が違う

J:COMではセレクトプランに加入しない限り、自分が視たいチャンネルだけを契約することができません。

スカパーではセレクト5で視たいチャンネルを5つだけ契約できるだけでなく、スポーツや映画のチャンネルがまとまったジャンルセットを選ぶこともできます。

スカパーで利用できるジャンルセットは、以下の17種類となっています。

上記のジャンルセットの多くには、従来のプランでは別途料金が発生するチャンネルが含まれています。

視聴するチャンネルのジャンルが限定されている人は、スカパーのほうが何かと使い勝手がいいと感じるでしょう。

違いその8.サッカーとバスケットの強さが違う

J:COMとスカパーはどちらも、プロ野球の全試合を視聴することができます。しかしサッカーのJリーグやバスケットボールのBリーグを視聴が目的の場合、J:COMとスカパーでは使い勝手が違ってきます。

スカパーのジャンルセットには、サッカー専門の「スカパー！サッカーセット」があり、Jリーグの試合を全て観ることができます。

「スカパー！サッカーセット」の中にはスカパー独自のスポーツ中継チャンネル「スカチャン」があるので、Jリーグの試合を1つも取りこぼすことがありません。

※「スカパー！サッカーセット」で利用できるチャンネル。

バスケットボールのBリーグも、「スカチャン」があることで全試合をチェックすることができます。

J:COMでもサッカーとバスケットボールの試合を観ることができますが、スカパーのような独自チャンネルが無いので、全試合をチェックすることができません。

野球だけでサッカーとバスケットボールも隈無くチェックしたい人は、スカパーを契約したほうがいいわけです。

違いその9.コミュニティチャンネルを視聴できるかが違う

J:COMでは、コミュニティチャンネルの「J:COMテレビ」と「J:COMチャンネル」を視聴することができます。コミュニティチャンネルとは、住んでいる地元地域の情報を発信する番組を中心に放送しているものです。

※J:COM京都のコミュニティチャンネルの番組例。

ニュアンス的にはテレビ埼玉や、テレビ和歌山のローカルテレビ局のような内容の番組が豊富なチャンネルです。

コミュニティチャンネルは住んでいる地域によって放送している番組が違うので、常に地元の情報を集めたい人なら魅力的に感じるかもしれません。

スカパーの公式サイトへ

J:COMとスカパーはどちらを選ぶべき？

J:COMとスカパーにはあらゆる違いがありますが、総合的に考えてスカパーのほうが使いやすいサービスと言えます。そのため、J:COMを選んだほうが良い人は多くありません。

コミュティチャンネルが視聴したい人ならJ:COMを利用するべし

J:COMの基本チャンネル数はスカパーとそこまで変わりませんが、月額料金が高いデメリットがあります。インターネット回線とセットで利用しても月額がスカパーより高くなるので、J:COMを選ぶ意味はほとんどありません。

スカパー

スカパーが向いている3つのタイプ

J:COMとスカパーのどちらを選ぶか迷ったときは、スカパーを選べば間違いはほとんどありません。特に以下の3つに当てはまる人はスカパーを選んだほうがいいでしょう。

スカパーはJ:COMより料金が安いうえに、インターネット回線とセットにすると初期費用の負担も減らすことができます。スポーツが好きな人も、スカパーを利用すれば不満を感じることはほとんどありません。

スカパーの公式サイトへ

J:COMとスカパーの両方に加入する方法はアリ？ナシ？

J:COMとスカパーには、それぞれのサービスでしか視聴できないチャンネルがいくつかあります。視聴できるチャンネルの兼ね合いで、J:COMとスカパーの両方を契約したいと考えている人は少なからずいると思います。

J:COMでインターネット回線を契約して、スカパーでテレビを利用するのはどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか？

結論から言うと、J:COMとスカパーの両方に加入することはおすすめできません。

J:COMのテレビサービスとスカパーの併用はおすすめできない

スカパーを選ぶことが基本の考えで判断すると、J:COMのテレビサービスとスカパーの併用はおすすめできません。J:COMでしか視聴できないチャンネルは、地域情報番組が中心のコミュニティ系のものばかりだからです。

コミュティチャンネルが放送している番組の内容は、わざわざJ:COMを契約してまで観る必要があるのか疑問があります。内容によっては、地域のローカルテレビ局と変わらないと感じるデメリットもあります。

スカパーはコミュティチャンネルこそありませんが、その他の分野はJ:COMより充実しています。

またJ:COMとスカパーを併用すると月々のコストも高くなってしまうので、費用対効果も薄いと言わざるを得ません。ただどうしてもJ:COMのコミュニティチャンネルが視聴したいという方もいらっしゃると思います。

その場合は、J:COMをメインの利用サービスにして、スカパーでは月額料金が安く必要なチャンネルだけ選べる「セレクト5」を契約しましょう。

J:COMインターネット回線とスカパーの併用はするメリットが無い

インターネット回線をJ:COMにして、テレビはスカパーを利用するという方法もおすすめできません。J:COMのインターネット回線は、通信速度の評判が良くないからです。

J:COMはケーブルテレビ事業者としての信頼はありますが、インターネット回線サービスでは通信速度が遅くなる事例が多発しています。

JCOMネット、動画１分も続かずとまる。速度みたらギガでもメガでもキロバイトでもなく、ただのバイトだよバイト。もう我慢ならない！テレビもあわせて解約して違うとこにしようかな。

— ◯ろき (@02hi_LoKi) 2018年4月26日

スカパーとセットで利用できるインターネット回線は評価が高いものばかりなので、J:COMよりも快適に利用できます。

J:COMの評判の詳細は以下の記事をご参照ください。

J:COMの口コミ・評判が悪いと言われる理由3つ！実態を暴く！

インターネット回線から先に契約するのも悪くない

J:COMとスカパーのどちらも、インターネット回線を契約したあとにテレビサービスを申し込むことができます。先にインターネット回線だけ契約したいと考えている人もいると思いますが、初期費用が高くならないか不安になりますよね。

どちらのサービスも、インターネット回線を利用してからテレビサービスを契約しても初期費用は変わりません。

おすすめの光回線は以下の記事で紹介しているので、こちらもあわせてご参照ください。

光回線のおすすめ4選！速度が速い料金も安い最適な回線を紹介！

まとめ

J:COMとスカパーには9つもの相違点がありますが、料金の安さやチャンネル数ではスカパーが優れています。インターネット回線と併用することを考えてもスカパーのほうがお得なので、J:COMを選ぶメリットはほとんどありません。

スカパーの公式サイトへ

J:COMを選ぶメリットは、コミュティチャンネルが観られるぐらいです。コミュティチャンネルをどうしても視たい人は、J:COMを選びましょう。