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賃貸のアパートやマンションの中には、J:COMのインターネット回線が無料で利用できる物件があります。無料でインターネットが利用できると聞くと、とても魅力的に感じますよね?
しかし、物件によって条件が大きく異なるので、お得と感じられる可能性は高くありません。いざ使ってみると実効速度が遅くなることも多く、速度を上げるためにプランを変更すると有料になるかもしれません。
そこで、ここでは集合住宅でJ:COMのインターネット回線が無料で利用できる仕組みを解説します。J:COMの無料サービスについて知りたい人は、是非読んでみてくださいね。
目次
賃貸でJ:COMが無料で使える仕組み
J:COMが無料で利用できる集合住宅は多く見かけますが、本当に無料で使えるのかは物件ごとの条件によって異なります。サービスの仕組みを見ると、管理者の裁量で料金の必要有無が変わることがわかります。
看板がある物件ならJ:COMのサービスが無料で利用できる
アパートやマンションに以下の看板が貼られていると、J:COMのインターネット回線が無料か特別料金で利用することができます。
また、J:COMのエリア確認画面で住んでいる住居や、引越し先となる物件に「特別プラン」の表記があるとインターネットを無料で利用できる可能性があります。
集合住宅でJ:COMのインターネット回線が無料や特別料金で利用できるのは、物件の管理者がJ:COM In My Roomを契約していることが理由です。
J:COM In My Roomは物件の大家さんや管理会社が費用を負担することで、入居者に無料や特別料金でインターネット回線を提供できるサービスです。
ただJ:COM In My Roomに契約している集合住宅全てで、インターネットが無料で提供されているわけではありません。
ちなみにJ:COMのもともとの料金については以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
J:COMの料金は高いのか他の回線と比較!Wi-Fiの料金についても!無料になるかは利用するプランと大家さんの裁量で異なる
集合住宅でJ:COMのインターネット回線が無料で利用できるかは、物件を運営している大家さんや管理会社側の裁量によって変わります。
管理者が費用を全て負担してくれている物件なら、J:COMのインターネット回線が無料で利用できます。
管理者が費用の負担額を減らしている物件では、入居者がインターネット回線の利用料金をいくらか支払わないといけません。
有料でJ:COMのインターネット回線を提供している場合、利用料金は物件によって異なります。J:COM無料サービスの看板がある物件でも、加入するプランによっては月額料金が発生することがあります。
最大速度が1番遅い12Mコースが無料で利用できても、速度が速い40Mコースや160Mコースの利用料が有料になる物件は少なくありません。(コースごとの違いの詳細は以下の記事をご参照ください。)
J:COMのプラン320M,120M,12M,1M,1Gの違い!速度や評判を徹底分析!要するにJ:COMのインターネット回線が無料で利用できるかは、「インターネットを使う物件とプランよって違う」というわけです。
J:COMの問い合わせ窓口に連絡すれば、In My Room導入物件での利用料金を教えてもらうことができます。
J:COM 問い合わせ窓口 |
0120-989-970 営業時間:9:00~16:00 |
今住んでいる集合住宅や引越し先でのJ:COMの利用料金を知りたい人は、1度問いあわせてみましょう。
J:COMの無料サービスを利用するには申し込みが必要
J:COM In My Roomが導入されているといっても、利用するには宅内工事をしてもらう必要があるので、申し込み手続きが必須です。
申し込み手続きは先ほど紹介した電話窓口か、J:COMの公式サイトで行えます。手続きが完了すると、最短で4日後に宅内工事が入ります。(宅内での工事なので、契約者の立ち会いが必要です)
工事が完了すると、その日からJ:COMの回線でインターネットが使えるようになります。
ちなみに、宅内工事は30分以内で終わります。
無料のJ:COMのインターネット回線で利用できるサービス内容
無料のJ:COM回線では、インターネットだけでなく他にも多くのサービスを利用することができます。
場合によっては思わぬ割引を受けることができるので、低コストでインターネットを利用したい人なら、J:COMの無料回線は有力な選択肢になります。
インターネット回線とケーブルテレビが利用できる
J:COMの回線はもともとケーブルテレビ用に使われていたものなので、インターネットだけでなく地デジやケーブルテレビも無料で視聴できます。
ただ物件によってはインターネットが無料で利用できても、ケーブルテレビの視聴は有料になることがあります。ケーブルテレビが有料だった場合の料金も、大家さんや管理会社側の裁量で値段が異なります。
ちなみにケーブルテレビを契約するなら、J:COMよりもスカパーがおすすめです。詳細は以下の記事でまとめているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
J:COMとスカパーの違い9つ!料金やチャンネル内容を比較し解説!auスマートバリューが受けられる
J:COMはKDDIの提携事業者なので、auユーザーが利用すると「auスマートバリュー」が適用されてスマホ代が割り引かれます。
割引される金額はauで契約しているプランによって変わりますが、スマホ代が最大で2,000円も安くなります。
家族の人も全員が割引を受けられるので、J:COMの無料回線はauユーザーにとって通信費を大幅に節約できる方法と言えるでしょう。
ただ、auスマートバリューを受けるには、J:COMの回線だけでなくケーブルテレビか固定電話サービスのどちらかを併用しないといけません。
ケーブルテレビは先ほど説明した通り物件によって利用料金が異なり、固定電話サービスは1,330円の基本料金が必要になります。
J:COM MOBILEの端末代金が割引
J:COMの無料インターネット回線を利用している人が格安SIMのJ:COM MOBILEを契約すると、端末代金を最大で24,000円割り引いてくれます。
購入する端末によっては代金が実質無料になります。格安SIMの利用を考えている人にとってもJ:COMの無料回線は通信コストを節約する方法の1つになります。
最大速度は物件によって異なる
無料で利用できるJ:COM回線の最大速度は、物件によって大きく異なります。J:COMの無料回線の最大下り速度は、12Mbps・40Mbps・160Mbpsのどれかになっています。
最近では、最大下り速度が120Mbpsか320Mbpsになっている物件もあります。
J:COMの回線を無料で利用できる物件のほとんどでは、最大下り速度が12Mbpsになっています。
最大速度を12Mbps以上にすると管理者側が負担する費用が高くなってしまいます。ですので、40Mbps以上のプランが無料で利用できる物件はあまり見かけません。
また最大速度を上げるためにプランを変更できるかも物件によって違います。プランを変更できる物件は少なくありませんが、変更すると利用料金が有料になってしまいことが多いです。
プランの変更ができない物件に住んでしまうと、最大12Mbpsの回線を使うしかありません。
無料のJ:COMサービスの評判
無料でJ:COMのインターネット回線が利用できることは魅力ですが、SNS上での評判はお世辞にも良いとは言えません。特に通信速度の評判が悪いので、ホームページを見るだけでもストレスを感じる恐れがあります。
J:COMの無料サービスは通信速度の評価が悪い
SNS上での口コミでは、料金が無料と有料のどちらになったとしても通信速度が遅いと評価されています。
ホームページが見れないほど速度が不安定になることが日常的に起こり、回線が切断されることも少なくありません。
JCOMつながらない。マンションオーナーさんの意向でインターネット無料だったからそのまま導入したけど、最近速度不安定やと思ってたら今度はつながらない。モデムはオンラインが点滅。再起で改善されず、障害情報もなし。はあ、、、
— kaori.M (@ryukaori0414) 2018年1月24日
マンションのJCOMネットが不安定すぎて使えないわー何回も切れる速度制限きてるからWiFiだけが頼りなのに。。
— なっちー (@xotwicexo) 2017年12月21日
CATV(J:COM @jcom_info)にネットを変えたのだが、すぐ回線が途切れてしまう。これではトレードができない。マンションが悪いのか、J:COMが悪いのかわからない。しかも、明らかに速度が遅い。
— yuda0628 (@dato0628) 2016年2月10日
インターネット上では上記のような口コミがあまりにも多いので、J:COMの無料サービスは快適な回線と言えません。プランを変更して最大下り速度を上げたとしても、実効速度が飛躍的に向上することはありません。
JCOMから、160Mプランを320Mプランに増速しましたよ!料金はそのままですよっ!!
って誇らしげなお知らせが来たので、早速、速度計測したら最高8Mbpsだった。
マンション内がメタル線だとしても、有線でこの速度は、マジ萎えるわ・・・。— Onigiri (@oginiri333) 2017年2月22日
J:COMの回線は、無料と有料サービスのどちらを利用しても速度が不安定と考えたほうがいいでしょう。
J:COMの評判については以下の記事でも解説しているので、こちらもあわせてご参照ください。
J:COMの口コミ・評判が悪いと言われる理由3つ!実態を暴く!J:COMの通信速度が遅い原因は回線の仕組みにある
J:COMの無料サービスを利用すると通信速度が不安定になる原因は、回線の仕組みにあります。J:COMの回線はケーブルテレビで利用されている同軸ケーブルとなっていて、電磁波によるノイズを拾いやすい弱点があります。
ノイズをほとんど拾わない光回線と比べると、J:COMの回線は安定性が大きく劣ってしまいます。
J:COMに限らずケーブルテレビ事業者の回線はノイズを拾い安い弱点を共通して持っているので、決してクオリティが高いと言えません。
J:COMの速度については以下の記事でも解説しているので、詳しいところまで知りたい方はこちらもご参照ください。
J:COMのネット回線の速度は遅い?測定結果をもとに理由とともに解説!無料のJ:COMサービスに満足できない場合の対処法2つ
無料のJ:COM回線に満足できない場合、
- 光回線を利用する
- Wi-Fiルーターを利用する
上記の2つが活用できる対処法です。
しかし、J:COMを無料で提供している集合住宅では、光回線を導入するまでの道のりが険しくなっています。
光回線を引く方法はあるが、ハードルが高い
J:COMの無料回線に満足できなかった場合、もっともベストな方法は光回線に乗り換えることです。しかしJ:COM In My Roomの導入物件で光回線を利用することは容易ではありません。
光回線が利用できる集合住宅では予め光ファイバーが導入されていて、共有スペースから全戸へ通信を分配しています。
J:COMの回線を無料で提供している物件では光ファイバーが導入されていないため、光回線を使うには大家さんか管理会社から許可をもらわないといけません。
J:COMを導入している集合住宅の管理者は他社の回線を導入したがらない傾向があるので、許可をもらうだけでも一苦労です。管理者と交渉してみる価値はありますが、相手が悪いと説得に四苦八苦するかもしれません。
おすすめの光回線は以下の記事で紹介しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!活用しやすい対処法はWiMAXやSoftBank AirのWi-Fiルーター
J:COMの回線に不満を感じたときにもっとも手っ取り早く試せる対処法は、WiMAXやSoftBank AirといったWi-Fiルーターを使うことです。
Wi-Fiルーターは工事をする必要がないので、大家さんや管理会社から許可をもらわずに導入することができます。実効速度もJ:COMより速いので、ストレスを感じることはありません。
※筆者が利用しているSoftBank Airの実効速度。
利用するにはWiMAXで4,380円、SoftBank Airで4,880円の月額料金が必要になるので、コスト面に不安を感じるかもしれません。
しかし、WiMAXにはauのスマホ代が、SoftBank Airにはソフトバンクのスマホ代が安くなるセット割引があるので、それほどコストは高くなりません。
WiMAX(モバイルルーター)の詳細は以下の記事で解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!まとめ
J:COMの無料回線はとても魅力的に見えますが、最大速度が12Mbpsになることがほとんどです。最大速度を上げるにはプランの変更が必要になりますが、回線そのものの評判が悪いので、プランを変えても実効速度はほとんど変わりません。
快適にインターネットを使うなら光回線かWi-Fiルーターを契約するべきですが、J:COMが導入されている物件で光回線を利用するのは至難の業です。
WiMAXやSoftBank AirなどのWi-Fiルーターなら、J:COMの導入物件でも簡単に利用できます。できることならJ:COMの導入物件に住まないことがベストですが、すでに住んでしまって引越しができない人はWi-Fiルーターを検討してみましょう。
SoftBank Airに興味がある方は、以下の記事をご参照ください。
ソフトバンクエアーとは?使い方から仕組みまで全て解説!WiMAXなどのモバイルルーターに興味がある方は、以下の記事をご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!