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ソフトバンクエアーの最適な設置場所とは?電波の範囲とともに解説!

ソフトバンクエアーは、端末をコンセントに差し込んむだけでインターネットが利用できる端末。端末をコンセントに差し込むだけということは、スマートフォンと同じように電波を受信してネットに接続することを意味しています。

電波を受信するということは、端末を設置する場所によって通信速度やネットへのつながりやすさが左右されるのです。ソフトバンクエアーが受信している電波は、スマートフォンで利用しているものとは違う特徴を持っています。

そのためソフトバンクエアーを最適に使うためには、その特徴に見合った場所に端末を設置したほうがいいでしょう。

そこで、ここではソフトバンクエアーを快適に使うための最適な設置場所について解説します。これからソフトバンクエアーを使おうか考えている人は、参考にしてくださいね。

※そもそもソフトバンクエアーとは何か、ということから知りたい方は、まずは以下の記事からご参照ください。

ソフトバンクエアーソフトバンクエアーとは?使い方から仕組みまで全て解説!

ソフトバンクエアーの電波が届く範囲

ビジネス背景 日本と世界1

ソフトバンクエアーは通信速度が優れているインターネット回線で、サービスの提供エリアも日々拡大されています。

ただ、ソフトバンクエアーで利用する電波には「ある特性」があるため、状況によって通信速度やネットのつながりやすさが左右されるものになっています。

そのため、ソフトバンクエアーを使ううえで最適な設置場所を知る前に、利用する電波の特徴を知ったほうがいいでしょう。

ソフトバンクエアーの電波提供エリアは限られている

ソフトバンクエアーの電波が提供されているエリアは、基本的に日本全国です。しかし、ソフトバンクエアーはまだまだ発展途上の段階なので、基地局の数が少ない関係で、利用できるエリアが限られています。

また、対応している周波数帯が限られていることで、利用できるエリアでも、端末を設置する場所によっては通信速度やインターネットのつながりやすさが変わってきます。

なおエリアの詳細は以下の記事で解説しているので、細かいところまで知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。

ソフトバンクエアーのエリア確認方法!エリア外(圏外)は諦めるしかない?

ソフトバンクエアーの対応周波数帯から見る電波の特徴

ソフトバンクエアーのスペック表をもとに、対応の周波数帯を見てみましょう。現在、ほとんどの人は、ソフトバンクエアー2や3を使っているのではないでしょうか?

しかし今でも初代ソフトバンクエアーを利用している人がいると思うので、ソフトバンクエアーのスペックも記載しておきます。

ソフトバンクエアー 機種別スペック表
項目ソフトバンクエアー3ソフトバンクエアー2初代
ソフトバンクエアー
サイズ約H208×W95×D95mm約H261×W220
×D64mm
重さ本体:約550g

アダプタ:約150g

本体:約610g

アダプタ:約185g

通信方式4G方式:
AXGP(2.5GHz)TDD-
LTE(3.5GHz)4GLTE方式:
FDD-LTE(2.1GHz)
4G方式:
AXGP(2.5GHz)
4G方式:
AXGP(2.5GHz)
通信速度下り:最大350Mbps

上り:最大7Mbps

下り:最大261Mbps

上り:最大7Mbps

下り:最大110Mbps

上り:最大7Mbps

Wi-Fi規格IEEE802.11a/b/g/n/ac
最大866Mbps
IEEE802.11a/b/g/n
最大300Mbps
Wi-Fiクライアント
最大接続数
6432

ソフトバンクエアーが対応している周波数帯は機種によって違いますが、

  • 3.5GHz
  • 2.5GHz
  • 2.1GHz

この3種類のみになっています。この3種類の周波数帯は、数値が大きい分、通信速度の最大値も大きくなっています。(ただ、3.5GHzが提供されているエリアは、2017年11月現在では一部に限られています。)

ソフトバンクエアー 周波数帯別通信速度
周波数帯最大速度
3.5GHz下り最大350Mbps
2.5GHz下り最大261Mbps
2.1GHz下り最大37.5~112.5Mbps

※ソフトバンクエアーの速度の詳細は以下の記事をご参照ください。

softbank airソフトバンクエアーの速度は遅い?他社の回線と比較してみた!

この数値だけを見ると、ソフトバンクエアーは快適にインターネットが使える端末に思えますよね。しかしソフトバンクエアーが対応している周波数帯は、数値が大きい代わりに一つの欠点があります。

ソフトバンクエアーの電波が持つ弱点

ソフトバンクに限らず、携帯電話キャリアが提供する電波は、周波数帯の数値が大きいほど障害物があると電波が届きにくくなる弱点を持っています。

携帯電話キャリアは、携帯電話用に900MHz帯の「プラチナバンド」を提供しているため、障害物が多い場所にいても快適にインターネットを使うことができます。

プラチナバンドで利用する900MHzの周波数帯の電波は、山や建物などの障害物があっても、それを回り込む長所を持っています。

スマートフォンがさまざまな場所で利用できるのは、このプラチナバンドが利用できるからなのです。しかしソフトバンクエアーはプラチナバンドのような特性を持つ周波数帯に対応していません。

そのため、障害物がある場所では通信速度が遅くなったり、ネットにつながりにくくなっています。

プラチナバンド

ソフトバンクエアーは、端末を設置する場所によって通信速度に違いが出たり、ネットにつながりにくくなってしまうのは、これが理由なのです。

ただ、プラチナバンドは周波数帯の数値が小さい分、通信速度が劣るというデメリットがあります。

そのため、一概にプラチナバンドにさえ対応していれば問題がないわけではありません。(ちなみにソフトバンクのプラチナバンドの下り速度は、最大で75Mbpsとなっています)

利用者が多くなってつながりにくくなることも

また、ソフトバンクエアーはサービスを提供できる人数も限られているため、設置場所のエリアで利用者が増えると通信速度やネットのつながりやすさに影響が出ます。

そのため、昨日まで快適にネットが使えたのに、急に通信速度が遅くなったりネットにつながりにくくなるということも珍しくありません。

ただ、ソフトバンクエアーの電波は急速に普及が進んでいるので、このパターンで通信速度などに影響が出る可能性は低いと言えます。

実際ソフトバンクエアーの口コミ・評判はいいです。詳しく知りたい方は、「ソフトバンクエアーの口コミ分析!いい評判と悪い評判を暴露します!」の記事もあわせてご覧ください。

ソフトバンクエアーソフトバンクエアーの口コミ分析!いい評判と悪い評判を暴露します!

ソフトバンクエアーの最適な設置場所

ソフトバンクエアーは、通信速度が優れている代わりに障害物に弱い周波数帯に対応しています。そのため住んでいる住居の構造や、周りの環境によって通信速度とインターネットへのつながりやすさが左右されます。

ただ周りの環境や住居の構造がソフトバンクエアーとの相性が悪くなっていても、快適にネットを使うための最適な設置場所が存在します。

基本的に設置場所はどこでもいいが、住居の状況によっては問題がある

ソフトバンクエアーが対応している周波数帯は、通信速度が速くても障害物に弱い欠点があります。なので、複数の建物が入り組んでいる場所では電波が受信しにくくなり、通信速度や低下したり、ネットにつながりにくくなります。

そのため、ソフトバンクエアーは建物が少ない住居であれば、快適にインターネットを使う可能性が高いと言っていいでしょう。

アパート

ただ障害物がない住居でも、必ず快適にネットが使えるわけではありません。住居の構造によっては、電波が届きにくくなることがあります。

たとえば鉄筋コンクリートで作られている住宅の場合、壁があまりにも厚いと電波が遮断されやすくなります。

ちなみに、木造の住宅は周波数帯の数値が高い電波でも、受信しやすくなっています。(木造の住宅に住んでいる人は、そこまで多くはないと思いますが…)

周りに障害物がない住居でも、ネットがつながりにくい可能性があると思っておくべきでしょう。

ちなみに上記の写真は筆者が住んでいる集合住宅ですが、この住居は壁がそこまで厚くせいかソフトバンクエアーで問題なくネットを使うことができます。

※つながりにくい原因は必ずしも電波の強弱とは限りません。詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。

ソフトバンクエアーが繋がらない原因9つ!接続できない理由とは?

障害物による影響が少なくなる場所がベスト

なるほど

先ほど電波が受信しにくくなると説明した「鉄筋コンクリートで壁が厚い住居」に住んでいると、ソフトバンクエアーをどの場所に設置しても同じと思うでしょう。

しかし、どのようなタイプの住居に住んでいても、ソフトバンクエアーが電波を受信しやすくなる最適な場所があります。それは、「窓際」です。

窓際は、住居の仕組みや壁の厚みによる影響を受けにくい場所になっています。

そのため、モバイルWi-Fiルーターなどでも、端末を窓際に置くという対処法が定番になっています。

ソフトバンクエアーとモバイルWi-Fiルーターは、対応している周波数帯が似ているので、窓際がベストな場所になるわけですね。

つながりにくい時に設置すべき場所

ソフトバンクエアーの最適な場所に置いても、通信速度が遅く感じたり、インターネットがつながりにくくなることがあります。最適な場所に置いてもネットが使いづらいと、他の方法がないと思いがちです。

しかし、最適だと思っていた設置場所をよく見てみると、本当は別の場所が最適だったということがあります。

もっとも手っ取り早い設置場所は窓際

先ほど、ソフトバンクエアーの最適な設置場所は、窓際であると解説しました。しかし窓際に設置してもインターネットにつながりにくいと感じる場合があります。

ソフトバンクエアーを窓際に設置してもインターネットがつながりにくいときは、どうしようもないと思う人がほとんどでしょう。

しかし落ち着いてソフトバンクエアーを設置している窓際の向こう側を見てみましょう。自宅の窓際に置いたとしても、窓の近くに障害物となる建物があると、ネットのつながりやすさが改善しない可能性があります。

いくら窓際に置いても、窓の近くに障害物となる建物があると意味がありません。そのため、障害物が少ないと考えられる別の窓際に置いてみましょう。

障害物が少ない方の窓際に置いてみると、通信速度とネットのつながりやすさが改善できるかもしれません。

まとめ

ソフトバンクエアーは、対応している通信速度が早い代わりに、建物をはじめとした障害物に弱い周波数帯の電波を利用します。

そのため、周りにある建物や、自宅の構造によって通信速度とインターネットのつながりやすさが変わってきます。ただ、どのような環境でも、窓際がもっとも安定して電波が受信できる場所になっています。

そのため、ソフトバンクエアーを設置する最適な場所は、窓際だと言えるでしょう。ただ、一概に窓際といっても、窓際の周辺にある環境によっても通信速度とネットのつながりやすさが左右されます。

なので、もっとも障害物が少ないと思われる窓際に、ソフトバンクエアーを設置することをおすすめします。

この記事で説明してきたことがどれも通じない場合は、回線の乗り換えを検討した方がいいでしょう。おすすめの回線は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらをご参照ください。

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