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タブレットを購入するときに、よく出てくる疑問が一つあります。それは「タブレットとiPadの違いは何なのか?」というものです。
あらゆるメディアでタブレットとiPadは別のもののように紹介されますが、実際に違いはあるのでしょうか? この2つの違いを詳しく解説しましょう。
タブレットとiPadの違いは「OS」
まずタブレットとiPadは具体的に何が違うのか解説します。
iPadはタブレットと名乗らなかったからiPadと呼ばれた
タブレットとiPadは別のカテゴリーと思っている人は非常に多いですが、実は違います。iPadもタブレットのカテゴリーの中に含まれるデバイスなのです。
なぜiPadはタブレットとは別物として捉えられているのでしょうか? 理由は実にシンプルなものです。
iPadはこの世で初めて発売されたタブレット。性能は当時のiPhone3GSをそのまま大型化し、パソコン用サイトが快適に閲覧できるものでした。
※初代iPad。
現在の9.7インチiPadと比べるとベゼルが太く、厚みもある。当時のスマートフォン市場はAppleのiPhoneが先駆者的存在となり、GoogleのAndroidが追随する形でした。
それはタブレットでも同様で、GoogleはiPadの後を追うようにAndroidタブレットを発売。iPadはタブレットと名乗らずGoogleはAndroidタブレットと名乗ったため、iPadはタブレットと認識されなくなったわけです。
余談ですがiPhoneも一時期スマートフォンとは呼ばず、スマートフォン主にAndroid OSを搭載した端末を指す風潮がありました。
現在はどちらもスマホと呼ぶことが一般的になりましたね。タブレットも同じ風潮になりつつあります。
iPadとAndroidタブレットの違いは搭載OS
iPadとAndroidのタブレットの違いは搭載OSの違いです。iPadはiPhoneで使われているiOS、AndroidタブレットはAndroidスマートフォンで使われているAndroid OSが搭載されています。
どちらもスマートフォン用のOSを使用していることが特徴なのがわかりますね。「タブレットはスマートフォンの画面を大型化した端末」であると言えるでしょう。
タブレットの3つの種類とそれぞれの特徴
現在、タブレットは大きく分けて3つの種類に分かれます。
- iPad
- Androidタブレット
- タブレットPC(Windowsが搭載されているタブレット)
種類別に特徴を見てみましょう。
タブレットの定番と言えるiPad
元祖タブレットと言えるiPadは「iPhoneとMacBookの中間の立ち位置」と言えるデバイスです。
iPadの基本的な知識
中間といっても操作方法は全くiPhoneと同じ。現在もそれは変わりません。iPhoneを使っている人が急にiPadを持っても、違和感なく使うことができます。
個人のサーバーへデータが保存できるiCloudを活用すれば、iPhoneとiPadでデータを共有することができます。
ここ数年はキーボードやタッチペンに対応したiPadが登場し、簡易的な編集作業で使う人も増えています。これはiPadの中でも大きな進化と言えるでしょう。
またタッチペンに対応したことで、絵や図を作成するときやメモを取るときにも活用できるようになったのは記憶に新しいです。
(他にもiPadはいろいろな使い方があります。詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。)
何ができる?タブレットの使い道・用途を全てまとめました!iPadの長所
iPadのメリットは大画面でネットやアプリが操作できるにも関わらず、iPhoneと同じ簡単な操作で利用できることでしょう。
大画面のデバイスはパソコンのような難しい操作を思い浮かべるため、敬遠されがちですが、iPhoneと同じ操作であることで親近感が沸くほど使いやすいです。ウェブサイトの閲覧やYoutubeなどの動画視聴を快適に行なえるでしょう。
またiPadの魅力はそれだけでなく、ExcelやWordなどのOfficeでファイル編集ができることもポイントです。しかも、これらの編集アプリが無料で使えるので仕事にタブレットを活用したい人は嬉しい限り。
このことについて詳しく知りたい方は、「タブレットでOffice(ワード,エクセル,パワーポイント)は使える?」の記事をご覧ください。
タブレットでOffice(ワード,エクセル,パワーポイント)は使える?iPadの最大の短所
iPadの唯一の弱点は、データのバックアップ作業が難しいことです。
古くからiPhoneを使っている人は経験があると思いますが、このバックアップが大きなハードル。
データのバックアップは将来にiPadを買い変える際、データを移し替えるために必要な作業です。iPadはSDカードが使えないため、写真や動画を移行する手間がかかり面倒になりがちと言えます。
SDカードなど拡張性も抜群なAndroidタブレット
iPadの後発として発売されたAndroidタブレット。iPadがiPhoneと同じ操作で使えるタブレットであれば、AndroidタブレットはAndroidスマートフォンと同じ操作で使えるタブレットです。
Androidタブレットの基本的な知識
iPadはAppleしか販売できないモデルですが、Androidタブレットはあらゆるメーカーが発売しているので機種の選択肢が非常に豊富。
機種によってはiPadより安く購入することもできます。iPadとは対照的で、SDカードを利用でき写真や動画などのデータのバックアップが楽に行えます。
Androidタブレットの魅力
AndroidタブレットはiPadに比べて価格が安く、比較的手の届きやすいタブレットと言えます。価格表を比較すれば明らかでしょう。
※この表はスマホでは横にスライドできます。
機種 | 32GB | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
10.7インチ iPad Pro セルラーモデル | 84,800円 | 95,800円 | 117,800円 | ||
10.7インチ iPad Pro Wi-Fiモデル | 69,800円 | 80,800円 | 102,800円 | ||
9.7インチ iPad Pro セルラーモデル | 76,800円 | 86,800円 | 96,800円 | ||
9.7インチ iPad Pro Wi-Fiモデル | 62,800円 | 72,800円 | 82,800円 | ||
9.7インチ iPad セルラーモデル | 52,800円 | 63,800円 | |||
9.7インチ iPad Wi-Fiモデル | 37,800円 | 48,800円 |
機種 | 本体価格 |
ASUS ZenPad 3S 10 | 44,800円 |
ASUS ZenPad 3 8.0 | 36,800円 |
ASUS ZenPad 8.0 | 29,800円 |
HUAWEI Media Pad T3 10 | 22,800円 |
Lenovo tab3 | 32,670円 |
※全てセルラー対応端末
携帯電話キャリアの回線ができるセルラー対応端末で比較するとiPadは52,800円からですが、Androidタブレットは22,800円から購入できます。
メーカーによっては、さらに値段が安い端末が手に入ることも。値段が安い端末でも、ウェブサイトや動画視聴を快適に行えますよ。
タブレットを安く購入する方法について詳しく知りたい方は、「タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!」の記事をご覧ください。
タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!コンパクトサイズはAndroidタブレットの天下になるかも?!
Androidタブレットはあらゆるメーカーが7~8インチのコンパクトサイズを展開しており、10インチが大きいと感じる人にも選択肢があります。
Appleは7.9インチのiPad miniシリーズが今後発売されない可能性が高いと噂が流れ、惜しまれる声が多く寄せられています。
iPadは今後9.7~10.5インチがメインとなり、Appleの小さいタブレットが消滅すると予想する専門家の声も。今後の市場展開次第では、コンパクトサイズはAndroidタブレットの天下になる確率は高いでしょう。
Androidタブレットの短所
AndroidタブレットはiPadと違い、SDカードを使用して写真や動画などのデータのバックアップを簡単に行えます。その反面、本体の保存容量は小さいものが多いです。iPadの最大保存容量は256GB。
一方のAndroidタブレットは最大でも64GBとなり、それ以外は平均で16GB~32GBのモデルが多く見受けられます。定額動画配信サービスなどで長時間をダウンロードする人は、自分に合った機種を探しにくいと言わざるを得ません。
タブレットを買う際の容量の選び方については、以下の記事で考察しています。こちらも参考にしてみてください。
16GB?32GB?タブレットの容量で本当にオススメなのはこれだ!パソコンと同じ使い方ができるWindowsタブレット
以前はタブレットと言えば、スマートフォンと同じOSを搭載したiPadやAndroidタブレットの2通りから選びことが一般的でした。
しかし技術が発展した今、パソコン用のOSで知られるWindowsを搭載したタブレットPCが流通するようになりました。その中でも代表的なのは、MicrosoftのSurfaceシリーズです。
Surfaceから見るタブレットPCの基本的な知識
一見ノートパソコンに見えますが、実はディスプレイをキーボードから取り外せる優れもの。キーボードを取り外すことで、iPadなどのタブレットと同じタッチパネル操作が可能になります。
また、タッチペンに初めて対応したデバイスもタブレットPCが先駆けになりました。余談ですが、iPad Proのキーボードとタッチペンの機能は、このSurfaceシリーズに追随したものなのです。
タブレットPCの長所
タブレットPCはiPadやAndroidタブレットと違い、パソコン用のOSが使えることが最大のメリット。ExcelやWordのファイル編集だけでなく、動画編集も難なくこなせます。
仕事であらゆる編集作業をガッツリこなしたい人には、打って付けの一品と言えるでしょう。また持ち運びができるノートパソコンを求めていた人たちが、タブレットPCを購入した事例も少なくありません。
タブレットPCの短所
パソコンと全く同じ機能が使える反面、iPadやAndroidタブレットにある操作感覚の取っつきやすさは非常に低いです。
ウェブサイトの閲覧や動画視聴ができれば良いという人は、パソコンと同じ複雑な操作にストレスを感じることも。ファイル編集を行わない人にはハードルが高く、あまりおすすめできません。
タブレットPCのもう一つの欠点は、本体価格の高さ。表を見ればわかりますが、多くのタブレットPCの本体価格は10万円以上です。
Microsoft Surface Pro | 105,800円~ |
Microsoft Surface Pro4 | 95,800円~ |
ASUS TransBook (T304UA-72512S) | 177,984円~ |
処理速度など性能が高いモデルを求めると、上記の値段からさらに跳ね上がります。2~3万円代で販売されているタブレットPCもありますが、処理速度や耐久性に不安があり、あまりおすすめできません。
あらゆる編集作業をこなしたい人など、上級者に向けた種類と言えるでしょう。
タイプ別に見合ったタブレットを診断
タブレットは大きく分けて3つの種類があります。どれを購入するか迷いますが、自分がタブレットでやりたいことを明確にすれば、自分に見合ったタブレットは自ずと見えてきます。
iPhoneを使っている人にはiPadがおすすめ
使っているスマホがiPhoneの方には、まずiPadをおすすめしたいです。同じiOSが入っているので操作感覚はiPhoneと変わらず、すぐに慣れることができます。
iPhoneで普段やっているウェブサイト閲覧や動画視聴を、もっと大きな画面でしたい人にはもっともしっくりくるのではないでしょうか。
またExcelやWordなどであれば、ある程度の編集作業ができるので、パソコンの2番手として活用もできます。
コンパクトサイズや値段の安さを重視したい人はAndroidタブレット
「ウェブサイト閲覧や動画視聴だけで十分」「持ち運びはコンパクトなサイズが良い」「とにかく価格の安さを重視したい」そんな人はAndroidタブレットを選ぶと良いでしょう。
iPadに比べ安い値段で手に入れやすいうえに、7~8インチのコンパクトモデルも選択肢が豊富です。お手軽にタブレットを持ちたい人や、タブレット入門用には魅力的。
しかしモデルによって性能に差があるため、編集作業は一概に向いているとは言えません。ネットや動画、ゲーム用と思っておきましょう。もちろん、10インチモデルで編集作業がこなせる機種もありますが…。
仕事や編集作業でガッツリ使いたい人はタブレットPC
ネットからファイルの編集作業までガッツリ使いたい、メインマシンとして活用したい人はタブレットPC一択。搭載されているOSがWindowsなので、今までパソコンでしていた編集作業が問題なくこなせます。
重量もノートパソコンに比べ軽く、かつコンパクトなので外出先でも活躍してくれるでしょう。取り外しができるキーボードのおかげで、文房具っぽいデザインがお洒落に見えることもポイントです。
ただパソコンと全く一緒の機能というわけではないので注意が必要です。
パソコンとタブレットの違いについては「絶対に知っておきたいパソコンとタブレットの違い11つ!」の記事解説しているので、あわせてご覧ください。
絶対に知っておきたいパソコンとタブレットの違い11つ!まとめ
iPadとタブレットは、iPadとAndroidタブレットの違いを表すものです。しかし実際はどちらもスマートフォン用のOSが入っているため、基本的な機能にさほど違いがありません。
iPadもタブレットの一つと考えることが正しいと言えます。強いて言えばタブレットの中でもっとも浮いた存在はタブレットPCでしょう。
タブレットPCはパソコン用のOSが入っているので、どちらかと言えばパソコン寄りのデバイスと言えます。タブレットとタブレットPCは違うものという認識のほうが適切でしょう。
ちなみにタブレットをより快適に使いたいなら、モバイルルーターも持っておくといいですよ。月ごとの制限を気にせず、速いスピードで快適に通信できます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!