光回線のおすすめ4選

絶対に知っておきたいパソコンとタブレットの違い11つ!

家電量販店でこのような悩みを持つ人を見かけます。「タブレットを選ぶべきか、パソコンを選ぶべきか悩んでしまう」

この悩みを持つ人の多くは、タブレットがパソコン替わりになるかどうかが大きな要因になっているのではないでしょうか?

タブレットはパソコンの替わりとして使うことはできますが、それはあくまで自分の使い方で可能だった場合です。自分の使い方を把握せず、パソコン替わりとしてタブレットを購入すると後から思わぬトラブルが起こることも。

これはパソコンを購入した場合でも、後から「タブレットにしておけば良かった」と後悔することがあります。そこで、この記事では「パソコンとタブレットの違い」8種類を紹介し、タイプ別に見合った選択を解説します。

パソコンとタブレットの違い

トラックパッドやノートPCが置かれたエンジニアのデスク

ここでは、パソコンとタブレットの違いを構造から機能面までくわしく解説します。

パソコンとタブレットの基本構造の違い

元祖タブレットとも言えるiPadはスマートフォンとパソコンの中間のデバイスの立ち位置として誕生しました。タブレットは一言で表すと「スマートフォンを大型化したデバイス」です。

最新モデル「9.7インチiPad」をはじめ、さまざまなタブレットでこのスタイルは現在も継承されています。

9.7インチ iPad Pro

タブレットの最大の特徴はスマートフォンと同じOSを搭載したことで、大画面でタッチ操作ができることです。写真のiPadと見比べてわかりますが、タブレットにはキーボードのようなパソコンは搭載されていません。

モバイルノートブック

しかしタブレットはタッチキーボードのため、素早い文字入力ができないことが欠点でした。

これを解消するために、付属やBluetoothキーボードに対応したタブレットが増えています。「iPad Pro」がその代表格と言えるでしょう。

では、具体的にパソコンとタブレットの違いを説明しましょう。

根本的に本体代金と料金システムが違う

まずパソコンとタブレットは料金が全く異なります。それぞれの本体価格はピンキリですが、相場は全く違います。タブレットの値段の振れ幅は10,000~100,000円。パソコンは30,000~400,000円。

タブレットは高いスペックを求めても100,000円以内に収まることが殆どですが、パソコンはスペックを求めれば比例して値段が上昇していきます。Appleの製品を見比べただけでもわかりますね。

Apple iPad金額表
モデル32GB128GB256GB
9.7インチiPad Pro
セルラーモデル
76,800円86,800円96,800円
9.7インチiPad Pro
Wi-Fiモデル
62,800円72,800円82,800円
9.7インチiPad
セルラーモデル
52,800円63,800円
9.7インチiPad
Wi-Fiモデル
37,800円48,800円
Apple Macbook金額表
機種本体価格
MacBook Pro
2016
148,800~278,800円
MacBook128,800~158,800円
MacBook Air98,800~118,800円

※カスタマイズすると、さらに金額は上がります。

また携帯電話の回線が使用できるか否かも大きな違いの一つ。

タブレットは携帯電話ショップで購入でき、本体価格も24ヶ月の分割で支払いができるモデルが多数あります。パソコンは家電量販店で買うことが一般的で、本体代金も一括支払いが基本です。

タブレットの料金システムについては、以下の記事でも詳しく解説しています。詳細を知りたい方はこちらもご参照ください。

維持費はかかるの?タブレットの料金の仕組みを徹底解説!

パソコンとタブレットは通信費が違う

タブレットは携帯電話会社の回線を契約することでネット通信ができます。一方、パソコンは回線契約ができないため、ネットを利用するにはWi-Fiや有線LANを接続しなければいけません。

一見、パソコンよりもタブレットが便利と感じるかもしれません。しかし、携帯電話会社の回線を契約するということは毎月の通信費が発生するということ。

タブレットは通信の維持費が必要ですが、パソコンには必要がありません。タブレットの通信費は大手の携帯会社のプラン別で以下の料金を毎月請求されます。

費用項目1GB2GB5GB20GB30GB
タブレット
基本使用料
1,700円
Web使用量300円
データ定額2,900円3,500円5,000円6,000円8,000円
合計4,900円5,500円7,000円8,000円10,000円

また、スマホとタブレットの契約会社をそろえるとタブレットの通信料金が以下になります。

費用項目月額料金
タブレット基本使用料1,700円
Web使用料300円
データシェア利用料500円
合計2,500円

もちろんWi-Fi環境でしか使用できないタブレットもありますが、回線契約をする人が多いです。

なおタブレットはいろいろなネット接続方法があるので、厳密には上記の通りにはなりません。詳しく知りたい方は、「全てまとめ!タブレットでインターネット通信接続をする方法5つ!」の記事をあわせてご覧ください。

全てまとめ!タブレットでインターネット通信接続をする方法5つ!

持ち運びのしやすさと使いやすいシチュエーションが違う

使用する場所の幅広さもまったく違うのがパソコンとタブレット。ノートパソコンの重さは1.5~2kgまでが多く、鞄に入れると重さをずっしり感じます。

また使用するにも、パソコンが置けるテーブルなどの台がある場所でないと使いづらいさを感じるでしょう。

一方、タブレットは全て1kgを下回る軽量モデルばかり。1kgどころか500mlのペットボトル飲料ぐらいの重さなので、持ち運びのしやすさはピカイチと言えますね。

またディスプレイだけで操作ができるので、使う場所を選びません。しかし、仕事での使いやすさはパソコンに分があります。これは搭載しているOSの差と言えるでしょう。

パソコンとタブレットは搭載OSが違う

タブレットはOSがスマートフォンと同じものが搭載されています。iPadはiPhoneで使われているiOS、AndroidタブレットはAndroidスマートフォンに使われているAndroid OSですね。

普段使っているスマホと全く同じように使えるので、タブレットを購入して操作に困ることはないでしょう。

一方、パソコンは専用のOSが搭載されています。一般的なのはWindowsではないでしょうか。AppleのMacはMac OSが搭載されていますね。

今はタブレットにもWindowsが搭載されているモデルが登場しています。MicrosoftのSurfaceシリーズが特に有名です。

Surfaceシリーズ

タブレットはタッチ操作が快適だが、パソコンはタッチ操作がない

タブレットはスマホと同じOSなので、タッチ操作で直感的な操作ができます。またスマホより画面が大きいので、パソコン用にデザインされたサイトを快適に見ることができます。

一方、パソコンは実質的にタッチ操作がありません。「えっ?タッチパネル対応のパソコンとか出てるじゃん!」と思うでしょう。

確かにタッチ操作ができるパソコンはかなり多く出てきました。しかしWindows OSはタッチ操作をフルに生かせるソフトとは言えず、快適な操作ができるとは言えません。

特にWindows OSの特徴である右クリックを頻繁に利用する人はストレスすら感じます。先ほど紹介したSurfaceもタッチ操作だけでは限界があるため、タイプカバーが必須アイテムです。

高度な編集作業はパソコンに軍配

ノマドブレイクタイム

パソコンでできる作業の特徴と言えばExcelやWordなどのファイル編集や、動画編集でしょう。

「編集作業が多いから、タブレットよりパソコンが必要」と感じる方は少なくありません。タブレットもファイルや動画の編集はある程度行うことができます。

タブレットはパソコンでは有料のExcelなどが無料でダウンロードできるのが魅力。一通りの編集作業であれば、難なくこなせるでしょう。

しかし、タブレットの編集ソフトはパソコン用のものと比べ使用できない機能がいくつかあります。

選択できる文字や背景の色に限りがあったり、他の細かい機能で無い点をあげるとキリがありません。表の挿入もパソコンより手間がかかります。

動画編集も使用できるソフトに違いがあり、タブレット用のソフトは機能に制限があります。

タブレットでのOfficeの使用について詳しく知りたい方は、「タブレットでOffice(ワード,エクセル,パワーポイント)は使える?」の記事もあわせてご覧ください。

タブレットでOffice(ワード,エクセル,パワーポイント)は使える?

パソコンとタブレットのそのほかの細かい機能の違い

パソコンとタブレットには細かい機能を見ていくと、さらにたくさんの違いがあります。

パソコンとタブレットの決定的な違いはペンが使えるか否か

パソコンにはなく、タブレットにある決定的な機能があります。それは「タッチペン」の使用可否。

ipad-proタッチペン

iPad ProやSurfaceはタッチペンに対応したことで、鉛筆のように絵や文字を書くことが可能になりました。絵描きの方が重宝するのはもちろんですが、メモ帳替わりとして活用する人も増えています。

ディスプレイだけを独立させたタブレットならではの機能と言えるでしょう。パソコンではタッチペンに対応する端末は非常に少なく、あったとしても使い勝手はタブレットに分があります。

対応アプリに違いがあり、パソコンでスマホゲームはプレイできない

対応ソフトの違いもタブレットとパソコンの決定的な違いの一つ。タブレットはスマホゲームを大画面かつ気軽に楽しめることが魅力です。

しかしパソコンはOSそのものが違うため、スマホゲームを楽しむことができません。 ※一部、例外もあります。

Windowsのアプリを販売するWindowsストアは展開するアプリ数がApp StoreやGoogle Play Storeと比べ非常に少なく、スマホで有名なアプリの取り扱いがありません。

その替わり、編集向けアプリは豊富に用意されています。このことを考えるとタブレットはネットやゲームを気軽に楽しめ、パソコンは編集作業など仕事に使う人向けのアイテムと言えるのではないでしょうか?

タブレットからファイルをアップロードできないこともある

タブレットはExcelやWordの編集作業ができ、そのファイルをメールで送信することもできます。しかし一つ落とし穴が存在します。それはオンラインサイト上でのファイルのアップロード。

これはごく稀なパターンですが、オンラインサイト上で写真などファイルをアップロードすることがあります。

たとえば会社でオンラインストレージを使ったファイル共有が代表的です。しかしサイトやオンラインストレージの仕様によっては、タブレットからファイルをアップロードできない場合があります。

ExcelやWordのファイルアップロードはパソコンに向けられた機能なので、タブレットで全てをこなすのは難しいでしょう。

iPadのデータ送信はファイル名が化ける

iPad をいじる男性

iPadでExcelなどのファイルをメール送信する場合も欠点があります。相手先に送ったファイルの名前が文字化けを起こしてしまうのです。

これはファイル名を日本語で付けた場合に起こる現象。日本語のファイル名は送信先には「_______________.xlsx」と表示されます。

ファイル名を英語で付ければ回避できますが、ファイル名は日本語を使う人が多いので不便に感じるでしょう。

タブレットの諸機能については、以下の記事でも詳しく解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

キーボードをつけたタブレット何ができる?タブレットの使い道・用途を全てまとめました!

パソコンを選ぶべき人と、タブレットを選ぶべき人タイプ別に分析

パソコンとタブレットそれぞれの特徴やメリット、欠点がわかると自分に合ったデバイスが少しずつ見えてきます。具体的にどのような人にパソコンやタブレットがおすすめできるのか、解説しましょう。

ファイル編集を中心に仕事でフル活用するなら、パソコンに軍配

ExcelやWord、画像や動画の編集でフル活用する人はパソコンを選択するべきでしょう。スペックもタブレットよりはるかに高く、機能面も痒いところに手が届くように充実しています。

「Windowsタブレットでも良いんじゃない?」と思ってしまいますが、現状のWindowsタブレットは画像および動画編集ソフトの文字が小さく表示されるなど問題を抱えています。

Excelなどであれば問題ありませんが、負荷がかかる作業はパソコンに分があるでしょう。

また拡張性の高さもパソコンの魅力。パソコンはUSBメモリーやSDカードでデータのバックアップが取れるため、タブレットに比べデータ管理が非常に楽です。

オンラインストレージが普及したことで、USB type-Cの挿入口しかないパソコンも増えてきましたが…。

マックブック※従来のUSB端子やSDカードが撤廃されたMacBook。

モバイルバッテリーで充電できるのは嬉しいが、拡張性の低さは疑問視する声も。

気軽にネットや動画、ゲームを楽しみたい人ならタブレットがベスト

タブレットの魅力は気軽さです。ネット閲覧や動画視聴、オンラインゲームが大画面でどこでも楽しめることがタブレットの最大の特徴と言えます。

「普段スマートフォンでやってることを、もっと大きな画面でしたい」という人の願いをタブレットは簡単に叶えてくれるでしょう。

このようなカジュアルな使用用途の人でタブレットをパソコン替わりとして購入する人が急増しています。タブレットはパソコンと違いわざわざ起動する必要がなく、使いたいときにすぐ使えることも要因の一つではないでしょうか。

また大画面がゆえにタッチ操作でパソコン用サイトの閲覧ができることもメリットですね。

用途を絞ればタブレットは仕事のサブマシンとしても使える

先ほど編集作業はパソコンに分があると言いましたが、それは全ての機能で完璧を求めた場合です。編集作業の範囲によってはタブレットでも十分快適な作業を行えます。

たとえばExcelなどのファイル作成で、特殊な色を使わない場合は問題ありません。PowerPointも文字などの陰やデザインに凝らなければ簡単に資料が作成できます。

人によってはメインマシンとして仕様できるポテンシャルを秘めたタブレット。ですが、いきなりメインマシンとして使うのは危険なので最初はサブマシンとして使用することをおすすめします。

パソコンで予め作成したファイルを修正するなどであれば、難なくこなせるはずです。サブマシンとして使い、メインでも問題なく運用できると感じたらメインマシンとして使ってあげてください。

できる限り低価格でタブレットを買いたいという方は、「タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!」の記事もあわせてご覧ください。

タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!

まとめ

タブレットはカジュアルな用途であれば、スマホやパソコンよりも気軽かつ快適にネットやゲームを楽しむことができる端末です。

しかし、編集作業に重きを置く人は勢いで購入するべきではありません。サブマシンとして使う分にはおすすめできますが、メインマシンとして使うには人によって向き不向きがあります。

場合によってはパソコンとタブレットどちらも購入し、使い分ける選択肢も良いでしょう。自分の使い方をしっかり考え、見合ったデバイスを選んでくださいね。

ちなみにタブレットをより快適に使いたいなら、モバイルルーターも持っておくといいですよ。月ごとの制限を気にせず、速いスピードで快適に通信できます。

詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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