PR
タブレットの購入を検討している方で「機種名に書いてある容量は、どれを選べばいいんだろう?」と疑問を持っている人は多いのではないでしょうか?
タブレットの容量は16GB、32GB、64GBとさまざまなものがあり、どれが自分にあったものか迷いますよね。しかし容量について知識を持てば、自分にあった容量のタブレットを選ぶことができます。
そこで、この記事ではタブレットが持つ容量は何を意味するのかという基本的な知識から、どの容量が一番おすすめなのか解説します。
タブレットの容量の役割と保存できるデータの種類
はじめにタブレットの機種名に明記されている「GB」をもとに詳しく説明します。この「GB」の意味を知っていないと、タブレット購入後に大変な事態を招くかもしれません。
容量はデータを保存する倉庫が違う
タブレットの機種名に明記されている「GB」は、本体の内部にデータを保存できる容量を表しています。たとえば、倉庫はあらかじめ広さが決められているので保管できる荷物の量は限りがありますよね?
倉庫の中がいっぱいになれば、それ以上の荷物を置くことはできません。機種名にある「GB」は倉庫に似ており、タブレットの中にあるデータ保存倉庫の広さを表しています。
データ保存容量を使い切ってしまうと、もちろんデータの保存ができません。またタブレットは残りの空きスペースが1GB未満になると動作が非常に重くなります。
容量に保存するデータは写真や動画がメイン
保存できるデータはタブレットで使用できるデータ全てです。といっても漠然としてピンとこないでしょう。具体的にどのようなデータを保存できるのか説明します。こちらの一覧表をご覧ください。
データの種類 | 特徴 |
アプリ | App StoreやGoogle Play Store で新しいアプリをインストールと 容量を消費します。 |
写真 | カメラで撮影したものやネットで ダウンロードしたものを保存する と容量を消費します。スマートフォンやタブレットの 容量をもっとも消費するデータの1つ。 |
動画 | カメラで撮影したものやネットで ダウンロードしたものを保存する と容量を消費します。写真と並び動画も容量を もっとも消費するデータです。また定額動画配信サービスで ダウンロードした動画も容量を消費します。 |
音楽 | iTunesなどで購入した音楽データを 本体にダウンロードすることで容量を消費します。 現在、主流となっている定額音楽配信サービスの ダウンロード機能も容量を減少させるデータ になります。ストリーミング再生を活用すれば 内部容量を節約できますが、 通信容量を消費するデメリットが。 |
タブレットの内部容量を一番消費するのは写真と動画。スマートフォンやタブレットを使用する人のほとんどが、この2つで容量を占拠しているといっても過言ではありません。
また音楽データで容量の大半を消費する事例も少し見受けられます。もっとも容量消費が少ないのはアプリのインストール。アプリは基本的に起動してからサーバー内でデータのやり取りを行うだけのものが多く、内部容量はあまり減りません。
※もちろん、膨大な数のアプリをインストールすれば話は別ですが。
しかしLINEなどのSNS(※1)アプリは、中に送受信したデータや写真が蓄積されるため1GB以上のスペースを占めることがあります。購入前にどのデータがもっとも多くなるかを考えて、容量を選ばなければいけません。
※1 SNSの詳細は以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらもご参照ください。
SNSとは何?何の略で正式名称は?LINEや2chとの違いまでわかりやすく解説!タブレットの容量の種類と保存できる量
どのようなデータが容量を消費するのかを考えても、具体的にどの容量を選べばいいか知る必要があります。販売されているタブレットの保存可能容量と、容量別に保存できるデータ量を覚えましょう。
容量の種類と保存できる数
現在、日本国内で販売されているタブレットの保存容量の種類は合計6種類。
- 8GB
- 16GB
- 32GB
- 64GB
- 128GB
- 256GB
容量の振れ幅が非常に広いです。容量別にどれだけのデータ保存ができるのでしょうか? もっとも容量を消費する写真と動画を基に一覧表を作りました。是非、参考にしてください。
容量 | 写真 (1,200万画素) | 写真 (1,800万画素) | フルHD動画 | 4K動画 |
8GB | 1,940枚 | 1,200枚 | 70分 | 9分 |
16GB | 3,880枚 | 2,400枚 | 150分 | 19分 |
32GB | 7,760枚 | 4,810枚 | 300分 | 39分 |
64GB | 15,520枚 | 9,620枚 | 600分 | 78分 |
128GB | 31,040枚 | 19,250枚 | 1,200分 | 157分 |
256GB | 62,080枚 | 38,510枚 | 2,410分 | 314分 |
また機種別に展開されている容量もまとめました。
モデル | データ保存可能容量 |
9.7インチiPad セルラーモデル | 32GB、128GB |
9.7インチiPad Wi-Fiモデル | 32GB、128GB |
9.7インチiPad Pro セルラーモデル | 32GB、128GB、256GB |
9.7インチiPad Pro Wi-Fiモデル | 32GB、128GB、256GB |
12.9インチiPad Pro セルラーモデル | 128GB、256GB |
12.9インチiPad Pro Wi-Fiモデル | 32GB、128GB、256GB |
機種 | データ保存可能容量 |
Dtab Compact d-01J | 16GB |
MediaPad T2 Pro | 16GB |
MediaPad T2 8 Pro | 16GB |
MediaPad M3 | シルバー:32GB、 ゴールド:64GB |
MediaPad T1 7.0 LTE | シルバー:8GB、 ゴールド:16GB |
HUAWEI MateBook | 128GB、256GB、512GB |
機種 | データ保存可能容量 |
Fire 7 タブレット | 8GB |
Fire HD 8 タブレット | 16GB、32GB |
Fire タブレット | 8GB |
機種 | データ保存可能容量 |
ZenPad 3S 10 | 32GB |
ZenPad 3 8.0 | 32GB |
ZenPad 7.0 | 16GB |
ZenPad 8.0 | 16GB |
機種 | データ保存可能容量 |
Xperia(TM)Z4 Tablet | 32GB |
Xperia(TM)Z3 Tablet Compact | 16GB、32GB |
Xperia(TM)Z2 Tablet | 16GB(ソニーストア限定)、 32GB |
画面サイズが10インチ前後のモデルは32GB以上、8インチ以下のモデルは8~32GBの容量を持つ端末が多い傾向にあります。
購入する前に知っておきたい容量表記の本当の見方
機種名に表記されている容量が16GBだった場合、「16GBの保存容量があるんだな」と普通であれば思います。しかし16GBの容量を全て使うことはできません。
なぜでしょうか? タブレットはあらかじめ必要最低限のアプリが入っています。そのアプリがすでに1~2GBを消費しているのです。
なので表記の数字から2GBを引いた容量が使用できると思ってください。なお、10インチ以上の大画面モデルは5GBをすでに使用している場合があります。これも覚えておきましょう。
タブレットの容量の選ぶポイント
タブレットの容量を消費するデータ、展開されているデータ別の保存可能容量を把握することができました。ではどのようして容量を選べば良いのでしょうか? それはタイプによって変わります。
写真や動画がメインの人は大きな容量が必要
タブレットやスマホの容量スペースの多くを占めるデータは、写真と動画の2つ。スマホの容量をこの2つで多く消費している人は、最低でも16GBを購入しましょう。
「スマホで使っている容量がわからない」と思う人がいると思います。そんな方はスマホの設定画面から簡単にアプリ別の使用容量を見ることができます。
一度、チェックしてみましょう。iPhoneの場合、「設定」→「一般」→「ストレージとiCloudの使用状況」→ストレージ側の「ストレージを管理」の順番にタップしてください。
この画面が現れ、細かくデータ使用量を確認することができます。この人の場合、写真とミュージックとLINEで10GB弱を使っています。他のアプリも多く、32GB以上の容量を持つタブレットが必要なことがわかりますね。
「普段はスマホでしか写真を撮らないから、タブレットの容量は小さくても良いんじゃないの?」良い質問です。確かにタブレットは本体が大きく、内蔵カメラを活用することは少ないでしょう。
しかしスマホの高画質カメラで撮影した写真や動画を、タブレットの大きな画面で見たいと思いませんか? タブレットはさまざまなファイル閲覧に優れた端末です。
スマホからタブレットへデータを送る可能性は非常に高いと思うべきでしょう。なのでスマホの使用容量をもとにタブレットの容量を決めることが大切なのです。
音楽、動画も大きな容量が必要になる
定額配信サービスが主流となり、音楽と映像作品は内部に保存する必要がなくなりました。ストリーミング再生がメインになったからですね。
しかし定額配信サービスはダウンロード機能があるので、保存容量を消費しないと言えません。
4K動画を見るなら64GB以上を選ぼう
カメラ撮影や映像作品問わず、タブレットで動画視聴を楽しみたい方は64GB以上の容量をおすすめします。前半に載せた一覧表を見ればわかりますが、4K動画の視聴ができるタブレットなら128GBでも良いぐらいです。
保存できる4K動画の分数は64GBで78分、128GBで157分。低容量のタブレットで定額配信サービスでダウンロードをすると、一気にパンクしてしまいます。
ネットの閲覧だけなら小さい容量で大丈夫
インターネットサイトの閲覧だけの人は保存容量が少ないタブレットで問題ありません。動画視聴もYoutubeぐらいであれば、なおさらです。データ保存はスマホだけの人は、容量が少ないタブレットを選びましょう。
タブレットでの映画やドラマの視聴について詳しく知りたい方は、「タブレットで映画・ドラマはちゃんと見れる?見る方法を教えます!」の記事もあわせてご覧ください。
タブレットで映画・ドラマはちゃんと見れる?見る方法を教えます!容量別のおすすめ機種とメーカー
タイプ別で必要な容量がわかったところで、容量別のおすすめ機種を見ていきましょう。
全てにおいて完璧を求めるならiPadがおすすめ
保存容量の選択肢の広さ、写真閲覧と動画視聴など全てのクオリティにおいておすすめはiPad。
iPhoneとも連携でき、タブレットへデータ転送が楽々にできますよ。
動画をダウンロードしない人はAndroidタブレットも良い
Androidタブレットは容量が少なめですが、大容量の動画ダウンロードをしない人は十分活用できます。写真などある程度データを保存する場合、32GBの容量を持つモデルが最適です。「ASUS」の「ZenPad 3S 10」を選ぶといいでしょう。
8インチのコンパクトサイズ「ZenPad 3 8.0」も32GBの容量が搭載されているので、おすすめです。
データをあまり保存しない人はHUAWEIを選ぼう
写真、動画データを保存せず、Web閲覧メインにする方は「HUAWEI」を選びましょう。その中でも「MediaPad T1 7.0 LTE」がコンパクトで使いやすいですよ。
データ保存可能容量は8GBと16GBの2種類ともっとも少ないモデル。あくまでも写真や動画を保存しない人向けなので、購入する際は注意してください。
購入モデルを間違って容量が足りなくなっても、周辺機器でカバーできる
万が一、購入したときに容量を間違えて保存容量が足りなくなった場合のお話。iPad以外のタブレットはSDカードを使用できるものが多く、SDカードにデータを移行すれば本体の空き容量を確保できます。
iPadはSDカードが使用できません。しかし、写真のようなiPadやiPhone専用のメモリードライブを使えばSDカードと同じようにデータ移行ができます。
データ移行ができる周辺機器のお話は以下の記事でしているので、こちらもあわせてご覧ください。ただこれはあくまで非常手段です。タブレットを購入する段階で容量を間違えないようにしてください。
タブレットでUSBメモリは接続し使えるの?機能を詳しく解説!タイプ別におすすめ容量はあるが、長く使うには大容量がおすすめ
タイプ別におすすめする容量や機種をしました。しかしタブレットを利用して8~16GBの容量で事足りる、最低限の機能しか使わない人は非常に稀です。
1つのタブレットを長く快適に使うには、できる限り大きい容量を持った機種を選ぶべきです。タブレットは長く使えば使うほど、保存するデータは蓄積されます。
利用期間が長くなると容量が小さいタブレットでは追いつかなくなり、動作が重くなってしまい早い段階で買い換えが必要になってしまいます。
現在は高画質の写真や動画の保存が求められ、8~32GBではすぐに容量がいっぱいになるためおすすめできません。
もっともおすすめできるのは64~128GBモデル。64~128GBあれば、長くつかううえでさまざまなデータ蓄積に十分な広さがあり安心できます。
できる限り低価格でタブレットを買いたいという方は、「タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!」の記事もあわせてご覧ください。
タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!まとめ
タブレットのに書かれている容量はデータが保存する倉庫の広さを表しています。以前は8~32GBの容量で事足りましたが、写真と動画の高画質化が進み大きな保存容量が求められます。
初めてのタブレット選びは自分の使用スタイルが見えにづらく、使用する容量は未知数です。タブレットを快適に使うには大きい容量を選ぶにこしたことはありません。64GBや128GBの容量を持ったモデルがベスト選択です。
今、市場に出回るタブレットは4~5年間は使い続けることができます。長く使うには大きな容量が必要不可欠。どんなデータを保存しても問題がない機種選びが大切です。
ちなみにタブレットをより快適に使いたいなら、モバイルルーターも持っておくといいですよ。容量を気にするよりも回線の方がはるかに重要ですよ。
モバイルルーターがあれば月ごとの制限を気にせず、速いスピードで快適に通信できます。詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!