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今やタブレットは過度な編集作業でない限り、パソコンの変わりとして使える域までやってきました。パソコンの変わりとしてタブレットの購入を検討する人も多くなりましたね。
しかし、タブレットにはUSBメモリが差し込めるポートがなく、データの管理が面倒だと思い購入をためらう人がいるのではないでしょうか?
確かに、タブレットはUSBポートが搭載されていないため、タブレットからUSBメモリにデータを移すことができないと思いますよね。
一方、パソコンはUSBポートが搭載されており、USBメモリを使えば本体に保存したデータを他のデバイスに移すことができます。(最近は、USBポートがないパソコンも出てきましたが)
タブレットでUSBメモリが使えたら、購入するのにと思う人は少なくありません。しかし、実はタブレットの機種によっては条件を満たすことで、USBメモリへデータを転送することができるのです。
そこで、ここではあらゆるタブレットでUSBメモリを使う方法を詳しく解説します。あなたが欲しいタブレットも、USBメモリが使えるかもしれませんよ?
タブレットでUSBメモリを使えるのか?詳しく解説
結論から言うと、条件を満たせればタブレットでもUSBメモリを使うことができます。しかし、全てのタブレットでUSBメモリが付けるとは限りません。
タブレットは大きく分けて3種類に分かれます。
- iPad
- Androidタブレット
- タブレットPC
これらの種類別に、USBメモリが利用できる条件を説明します。
iPad専用のメモリが登場!これを使えばバックアップが楽になる!
iPadにはUSBポートがないため、従来のUSBメモリを使うことができません。しかし、iPadやiPhone専用のUSBメモリを使うことで、写真や動画などのデータを転送することができます。
SanDiskが販売する「iXpand フラッシュドライブ」が代表的です。
このメモリはiPadやiPhoneのLightningt端子とUSB端子の2つが装備されています。端末に専用アプリをインストールすれば、iPadから写真や動画、電話帳のデータを取り込むことができます。
たとえば、このSanDiskのメモリの場合。端末に専用のアプリをインストールします。
アプリを起動するとメニューが表示されるので、ここでバックアップしたい項目を選択します。
「カメラのバックアップ」をタップすると、端末の写真フォルダにあるデータを全て挿入したメモリへ取り込みます。
もちろん転送したい写真や動画を指定することもできます。転送したデータは、メモリ内のフォルダに保存されます。
この専用メモリはUSB端子も装備しているので、iPadから取り込んだデータをパソコンへ転送することができます。さらに、このメモリをカメラ屋に持って行くと中に保存した写真を現像することも可能なのです。
しかしiTunesで購入した音楽やアプリのデータは取り込めません。またパソコンから音楽を取り込むこともできますが、そのデータをiPhoneに移すこともできません。
転送できるデータに限りがある点がデメリットです。
Androidタブレットは変換ケーブルを使えば、USBメモリが使える
AndroidタブレットはUSBホスト機能を持っている機種があれば、写真のような変換ケーブルを使うことでUSBメモリを使うことができます。
このUSBホスト機能はAndroid OS のバージョンが3.1以上を搭載しているモデルは基本的に装備されています。しかしメーカーによってはUSBホスト機能がないタブレットもあるため、購入前に確認が必要です。
ちなみに、変換ケーブルはこのような複数のUSBメモリを接続できるハブ型も販売されています。商品によってはUSBメモリとSDカードを併用できるものもあるので、大きな保存容量が必要な人はこのようなものを選ぶといいでしょう。
タブレットPCはUSBポートがあるモデルが多く、問題はない
Windowsが搭載され、パソコンと全く同じことができるタブレットPCは多くのモデルがUSBポートを装備しています。
Surfaceシリーズのような10インチ以上のディスプレイを持ったタブレットPCは、USBポートが搭載されていると思っていいでしょう。
しかし、8インチ以下の小型タブレットは充電端子しかないため、Androidタブレットで使うものと同じ変換ケーブルが必要になります。
これを言ってしまうと元も子もないのですが、本当はUSBメモリを使うのはあまり効率よくはありません。それなりに値段がかかるうえに対応しているかの確認も必要で、面倒だからです。
できればタブレットを買う際に容量の多い物を買うのがいいでしょう。タブレットの容量については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせてご参照ください。
16GB?32GB?タブレットの容量で本当にオススメなのはこれだ!USBが使えるタブレットと使えないタブレットを紹介
つづいて種類別にUSBメモリが使えるタブレットと、使えないタブレットを知っておきましょう。
iPadはLightningt端子のモデルは問題がない
iPadは充電端子の差し込み口がLightningtに対応している機種であれば、iPad専用のメモリを使うことができます。
Lightningtに対応していない旧機種はiPad専用のメモリを使うことができません。
現在、市場に流通しているiPadはほとんどLightningに対応したモデルばかりですが、念のためLightning非対応のモデルも覚えておきましょう。
Lightning 対応モデル | iPad Retinaディスプレイ、iPad mini、iPad mini2、iPad mini3、iPad mini4、iPad Air、iPad Air2、12.9インチiPad Pro、 9.7インチiPad Pro、9.7インチiPad |
Lightning 非対応モデル | iPad、iPad2、iPad第三世代、 |
Androidタブレットは旧機種に注意する必要あり!
今やAndroidタブレットは多くの機種が変換ケーブルを使うことでUSBメモリが使用できます。
またUSBメモリだけでなく、マウスやキーボードなども使うことができ、活用方法次第でパソコンさらがらの操作が楽しめるでしょう。
SONYのXperiaタブレットシリーズや、SamsungのGalaxyタブレットシリーズなどの定番モデルは問題なくUSBメモリが使えます。
AndroidタブレットはOSのバージョンが3.1より以前の旧機種は、ほとんどUSBホスト機能がありません。タブレットでUSBメモリを使いたい場合、中古の旧機種を購入を控えたほうがいいでしょう。
かといって、3.1以上のバージョンを搭載する機種全てでUSBメモリが使えるわけではありません。ASUSが販売する「Nexus 7」は変換ケーブルを用いてUSBメモリを接続しても、認証できません。
といっても、完全に使用できないわけではなく、USBメモリのデータ読み出しに対応したアプリをインストールすれば使うことができます。
アプリは有料の「Nexus Media Importer」か、無料の「ESファイルエクスプローラ」の2通りから選べます。
無料の「ESファイルエクスプローラ」でほとんど事足りるので、無理に有料アプリを選択する必要はないでしょう。
タブレットPCは全てのタブレットでUSBメモリが使えると思っていい
タブレットPCはUSBポートの有無に関係なく、USBホスト機能が搭載されているので全ての機種でUSBメモリが使用できます。
タブレットPCに搭載されているWindowsは基本的にUSBホスト機能が搭載されていることが当然なので、特に注意する点はありません。
Surfaceシリーズ以外のタブレットPCも、10インチ以上のモデルはUSBポートを標準装備しています。
なおタブレットを安く買う方法については、以下の記事で詳しく解説しています。安く買いたい方はこちらもあわせてご参照ください。
タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!USBメモリが使えない場合の対処法
先ほど紹介した方法が使えないタブレットを買ってしまった場合、もうUSBメモリを使うことはできないのでしょうか?
こちらもタブレットの種類別に見てみましょう。
Lightning非対応のiPadは変換コネクタでUSBメモリを接続できるが致命的な欠点が!
iPadはLightningに対応したものに限り、専用のUSBメモリを使うことができました。では、Lightningに対応していないiPadは打つ手がないのでしょうか?
一応、Lightning非対応のiPad用にUSBやSDカードスロットに変換するコネクタなどは販売されています。
一見「旧モデルのiPadでもUSBメモリが使えるんだ」と安心しますが、落とし穴が一つあります。それは「USBメモリ内にあるデータを、iPadに移すことしかできない」ことです。
わかりやすく言えば、変換コネクタを使ってもiPadから外部のメモリにデータを移すことができないわけです。
なので、Lightningに対応していないiPadからデータを取り出すには、端末をパソコンに接続してデータを取り込むか、iCloudなどのクラウドストレージを使う方法しかありません。
またiPadの中でも古いモデルを使っている人は、Lightningに対応した新モデルに買い換えた方がデータ管理が簡単になります。これを機に買い換えを検討してみるのも良いでしょう。
USBホスト機能がないAndroidタブレットは、メーカーが対応ドライバを展開しているか否か
Androidタブレットを購入して、USBホスト機能に対応していなかったというパターンも考えられます。
この場合、購入したタブレットのメーカーがUSBホスト機能を後付けできるドライバを配布していれば、これを端末にインストールすることで問題を解消できます。
しかしメーカーがUSBホスト機能非対応モデルに、このようなドライバを配布することは極めて稀です。USBホスト機能非対応のモデルを購入してしまった場合、SDカードを代用するしか方法はありません。
最新規格のUSB type-Cも変換ケーブルが発売されているので、安心できる
スマホでも取り入れられている新しい接続端子「USB type-C」。海外メーカーのAndroidタブレットも、この端子を積極的に採用しています。
ASUSはもっとも速くこの端子を採用したメーカーの一つです。
今までのAndroidタブレットの端子と全く形が異なり、上下どちらでも接続できることが特徴です。
これを見て「接続端子がUSB type-CのタブレットはUSBメモリへ変換するケーブルが使えない」と思ってしまいますが、安心してください。
USB type-C用の変換ケーブルも、ちゃんと販売されていますよ。
USB type-Cは今までのAndroidでスタンダードだったUSB micro Bより、さらに高速にデータ転送ができます。
まとめ
現在販売されているタブレットは、ほとんどの機種が専用メモリや変換ケーブルを使うことでUSBメモリを使うことができます。
しかし、Androidタブレットはごく一部のモデルでUSBホスト機能に対応していない端末があるため、購入前に確認が必須です。
旧機種はUSBメモリを接続する方法はあっても、タブレットからUSBメモリにデータを転送することができません。USBメモリを使う場合、なるべく古いタブレット機種は購入しないほうが無難でしょう。
ちなみにタブレットをより快適に使いたいなら、モバイルルーターも持っておくといいですよ。月ごとの制限を気にせず、速いスピードで快適に通信できます。
詳しくは以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!