光回線のおすすめ4選

ADSLの回線速度平均は遅い?速度測定した実測をチェック!

今のインターネット回線は光回線が主流になりましたが、料金の安さを求めている人の中にはADSLも選択肢に入っているのではないでしょうか?

ADSLは確かに低コストでインターネットが利用できる回線ですが、通信速度はそれほど優れているわけではありません。

対応速度が速いプランを選んでADSLサービスを契約しても、物理的な原因で実効速度が遅くなることがあります。

そこで、ここではインターネット上にある口コミをもとにADSLの通信速度を分析し、どれほどのスピードが出るのか解説します。

契約するインターネット回線の選択肢にADSLが入っている人は、通信速度を知る参考に読んでみてくださいね。

※そもそもADSLとは何か、というところから知りたい方は、まず以下の記事からご参照ください。

ADSLとは?病気?仕組みを簡単にわかりやすく解説!

ADSLの速度平均はどれほどの数値なのか?

スピード

ADSLでは契約するプランによって対応速度が変わります。

しかし、対応速度がもっとも速いプランを選んだからと言って、実効速度が必ず速くなるわけではありません。

実効速度が変わる理由は、物理的に避けることができない1つの問題にあります。

ADSLの対応速度は契約プランによって違う

ADSLでは、契約するプランによって対応速度が異なります。

サービスによって選べる速度の数値は違いますが、おおよそ

  • 8Mbps
  • 12Mbps
  • 26Mbps
  • 50Mbps

の中から選ぶことができます。

事業者によっては1Mbpsプランも用意されていますが、数値が低いので選ばれることはほとんどありません。

プランごとの違いの詳細は以下の記事で解説しています。こちらもあわせてご参照ください。

ADSLの50M/12M/8Mの違い!費用や速度を比較して解説!

ADSLの平均速度は一概に断定することができない?

ADSLの実効速度は、NTTの基地局と自宅までの距離で変わる問題があるので、一概に断定することはできません。

ADSL予想速度判定

  • NTTと基地局が自宅から2km以内のところにあれば10Mbps以上
  • NTTの基地局が自宅から遠い2km以上離れた場所にあると10Mbps以下

になることが多いです。

基地局からの距離と速さの関係は以下の記事で詳しく解説しています。深いところまで知りたい方はこちらもご参照ください。

ADSLは住所や距離で速度が変わる?速度予測の計算方法を解説!

夜の通信速度はプロバイダによって違う?

SNSで口コミを見ていると、夜に通信速度が遅くなるという声を目にすることがあります。

ADSLの通信速度が遅くなる原因は、基地局と自宅の距離が遠い、あるいは回線がノイズを拾っていると考えるのが一般的です。

しかし、夜だけ通信速度が遅くなるということは、回線ではなくプロバイダが原因である可能性が高いです。

ADSLではどのプロバイダを契約しても、NTTのアナログ電話回線でインターネットを利用しますが、プロバイダによってサーバーの性能に違いがあります。

評判が良くないプロバイダを契約すると、利用者が多い夜の時間はサーバーが混雑して通信速度が急激に遅くなってしまいます。

プロバイダによっては夜になると下り速度が1Mbps以下まで落ちることもあります。

しかし、評判が良い事業者を選べば基地局が遠い場所に無い限りは10Mbps程のスピードは出ます。

なお急に速度が落ちる原因については以下の記事で詳しくまとめています。詳細が気になる方はこちらもご参照ください。

LANケーブルADSLが急に遅くなった・繋がらない原因まとめ!速度改善の方法を解説!

無線LANルーターの種類による速度の落差は出ない

無線lanルーター

Wi-Fiを利用するために必要な無線LANルーターは、種類によって対応速度が違います。

なので、光回線でWi-Fiを使った際の実効速度は、無線LANルーターの性能に左右されることがありました。

ただ、現在販売されている無線LANルーターは100Mbps以上の速度に対応しているものばかりです。

よってADSLでWi-Fiを利用する場合は実効速度が変わることがほとんどありません。

ADSLでは、有線と無線の実効速度はさほど変わらないと考えていいでしょう。

ADSLの実効速度はどれほどなのか?口コミから分析!

今は光回線が主流になったので、利用者が少ないADSLの評判を口コミで調べることは難しくなってきました。

ただ、インターネット上にある限られた口コミを見ると、ADSLの実効速度は利用者によって異なるように感じます。利用者によって実効速度が違う理由は、自宅の環境や契約内容にあります。

先ほども触れましたが、ADSLの実効速度は基地局と自宅の距離がどれほどあるかが変わってきます。基地局と自宅の距離が2km以内であれば、10Mbps前後の速度が出ることが多いです。

基地局と自宅との距離が2km以上離れていると、実効速度は10Mbps以下になることは確実です。あまりにも基地局が遠い場所にあると、1Mbps以下になることも珍しくありません。

対応速度が最大50Mbpsのプランを利用しても、基地局が遠いと実効速度は10Mbps以上にはなりません。

また、基地局が近くて対応速度を50Mbpsにしても、プロバイダによっては思うようなスピードが出ないこともあります。

基地局が自宅から2km以内の場所にあったとしても、ADSLを契約するときは注意してプロバイダを選ばなければいけません。

ただ、50Mbps以上の実効速度が出る光回線と比べると、ADSLの回線はとても速いとは言えません。

ADSLと光回線の違いは以下の記事でさらに詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

光回線とADSLの決定的な違い8つ!どっちがいいか比較!

ADSLの回線速度には安定性があるのか?利用する場所によって違う?

ノートパソコン

自宅がNTTの基地局に近い場所にあれば、ADSLでもそれなりの実効速度が出ます。

ただ、通信速度の安定性は、基地局との場所が近くても環境によって変わってきます。

ADSLでの回線速度の安定性は環境やプロバイダによって異なる

ADSL回線の安定性は実効速度の速さと同じで、契約するプロバイダによって大きく異なります。

ただ、どれだけ評判が良いプロバイダを契約しても、回線が置かれている環境によっては安定性が低くなることがあります。

ADSLの通信速度が遅くなる原因として考えられる回線の環境は、

  • 回線の近くに鉄道がある
  • ADSLを利用しているマンション内に光回線の利用者がいる

上記の2つです。

鉄道が走っている場所は電磁波が発生しやすいので、ADSLの回線がノイズを拾って通信速度が不安定になることがあります。

回線の近くに電線がある場合も、電磁波が生じるので速度が不安定になりがちです。

集合住宅に住んでいる場合、新しく光回線が引き込まれるとADSLの回線がノイズを拾うかもしれません。

回線がノイズを拾いやすい環境に置かれている場合、周波数帯を調整して安定性を高めることができますが、対応速度が遅くなる可能性があります。

通信速度が不安定と感じた場合は、安定性が高い他のインターネット回線に切り替えたほうがいいかもしれません。

安定性は他のインターネット回線のほうが高い

他のインターネット回線には、通信速度の安定性がADSLよりもはるかに優れているものがあります。

もっとも通信速度の安定性が高いインターネット回線が、今主流の光回線です。

光回線はガラスが芯になったケーブルを通して光で情報を運ぶので、どのような場所に張られていてもノイズによる影響を受けることがありません。

光ファイバー

通信速度の速さと安定性のどちらも求めるなら、光回線を選ぶのがベストです。光回線のなかでも速い回線は以下の記事で厳選して紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。

光回線のおすすめに圧倒される男光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!

通信速度の速さだけで考えると、

  • WiMAX
  • SoftBank Air

などのWi-Fiルーターを選ぶという手もあります。

WiMAXやSoftBank Airは無線のインターネット回線なので、電波の状況によって通信速度が不安定になることがありますが、基本の速度はかなり速いです。

とくにWiMAXは708Mbpsも出るので、光回線の1Gbpsと比べてもあまり変わらない速さで、誰にでもおすすめできます。

WiMAXをおすすめする理由については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。興味のある方は、こちらの記事もあわせてご参照ください。

ネット環境構築方法を知り驚く男家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!

SoftBank Airについては以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

ソフトバンクエアーソフトバンクエアーとは?使い方から仕組みまで全て解説!

ADSLの速度が遅く安定性が低い2つの理由まとめ!

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ADSLの通信速度が遅く、安定性が低い理由をまとめると以下の2つです。

  • アナログ回線だからノイズによる影響を受けやすい
  • 評判が良いプロバイダが限られてきている

この2つの理由は、どちらも物理的に避けることができません。

理由その1.アナログ回線だからノイズによる影響を受けやすい

デジタルなインターネット回線であればノイズによる影響を受けないので、通信速度が速く安定性も高くなります。

ADSLはアナログの電話線を使うインターネット回線なので、いかんせんノイズを拾いやすい欠点があります。

ノイズによる影響は回線が置かれている環境で異なりますが、ノイズを拾いやすい場所に回線があると、通信速度を安定させる方法が限られてしまいます。

プロバイダに依頼して周波数帯を調整してもらう方法はありますが、調整をして速度が安定しない場合はどうしようもありません。

理由その2.評判が良いプロバイダが限られてきている

あたり

フレッツのADSLサービスは2016年6月30日をもって新規契約の受付を終了していて、2023年1月31日にはサービス自体の終了も予定されています。

ADSLのサービスプロバイダも軒並み新規契約の受付を終了していて、評判が良いプロバイダが申し込める可能性が低くなってきました。

そのため、今からADSLを契約しても評判が良くないプロバイダに当たる恐れがあり、思うように通信速度が出なくなる危険があると考えるべきです。

サービス終了については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

ADSLサービス新規契約は終了?なくなる時期はいつまでか解説!

ADSLの速度を測定する方法2つ

ADSLの通信速度は、簡単な方法で計測できます。

パソコンやスマホがあればすぐにできるので、方法を知っておきましょう。

スマホやタブレットならSpeedtestアプリ

スマホやタブレットでの通信速度の計測方法は、Speedtestというアプリを使うことが一般的です。

Speedtestとは、Ooklaが無料で提供している速度測定アプリです。

スピードテストのアプリ

Speedtestのアプリをダウンロードして起動した後に、「スタート」をタップすれば簡単に通信速度を計測することができます。

speedtest スタート

Speedtestは通信速度を計測するアプリの中でも信頼度が高いので、ほぼ確実な数値を知ることができるでしょう。

有線接続ならパソコンでGoogleのSpeedtestを使うのがおすすめ

パソコンで有線接続の通信速度を測るなら、GoogleのSpeedtest機能がおすすめです。

Googleで「speedtest」と入力して検索すると、下記の画面が表示されます。

google スピードテスト

※Googleで「speedtest」と検索すると上記の画面が表示されます。

上記の画面に表示されている「速度テストを実行」をクリックすると、ADSLの実効速度をすぐに計測してくれます。

GoogleのSpeedtest機能も計測の信頼度が高いので、有線接続の速度を知りたい人には打って付けです。

まとめ

ADSLの回線速度は、対応速度がもっとも優れたプランを契約しても基地局と自宅の距離が遠いと10Mbps以下という遅さになります。

基地局と自宅の距離が近くても、回線がノイズを拾いやすい環境だと安定性が低くなってしまいます。

そのため、通信速度の速さと安定性を求めるなら、基地局が離れていても品質が高くノイズの影響を受けない光回線を選んだほうがいいでしょう。

速度が速く安い質の高い回線は以下の記事で厳選して紹介しています。これから回線の契約を考えている方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。

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