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フレッツ光等の光回線は、契約するときに自宅で工事をしてもらうことが一般的です。
しかし、場合によっては、業者に訪問してもらう必要がない「無派遣工事」で光回線を契約できることがあります。
インターネットの導入形式が無派遣工事になると、手間と初期費用を大幅に削減できます。
しかし、無派遣工事でインターネットが利用できる可能性は高くありません。
ここでは、フレッツ光等の無派遣工事について解説します。
フレッツ光や光コラボの契約を検討している人は、参考にご覧ください。
フレッツ光等の無派遣工事とは?ほとんど作業が行われない?
無派遣工事には、少ない手間と費用でフレッツ光が契約できるメリットがあります。
無派遣工事でフレッツ光が利用できる条件は限られていますが、賃貸住宅に引っ越す予定がある人は覚えて損はありません。
フレッツ光を導入する従来の方法を知っておこう
本来であれば、フレッツ光を利用するには自宅に回線を導入する工事をしてもらわなければいけません。
工事の作業内容は戸建てとマンションで若干違いますが、基本的な流れは同じです。
戸建てでは電柱から光ファイバーを引き込んで、壁に光コンセントを設置してホームゲートウェイが接続されます。(光コンセントの詳細は以下の記事をご参照ください。)
光コンセントとは?あるかどうか確認方法も解説!マンションでは予めフレッツの光回線が導入されていることが多いです。
よって壁の中から通信ケーブルを引き込んでから、壁に光コンセントを設置してホームゲートウェイが接続されます。
フレッツ光を契約するときは上記の作業が行われることが基本で、費用も
- 戸建て:18,000円
- マンション:15,000円
かかります。しかし、状況によっては工事をしてもらわずにフレッツ光を契約することができます。
無派遣工事は自宅で作業をしてもらう必要がないことを指す
無派遣工事とは名前の通り、「自宅で作業をしてもらわずにフレッツ光を契約できること」を指します。
フレッツ光を契約するときは自宅で先ほど説明した工事が行われます。
ですが、無派遣工事になればNTTの局舎で工事をしてもらうだけで住みます。
工事費も2,000円になるので、初期費用も気になりません。
自宅に光コンセントがあれば無派遣工事になる可能性がある
フレッツ光の導入工事が無派遣になる条件は、「自宅に光コンセントが設置されていて光ファイバーが導入済みであること」です。
※フレッツ光の光コンセント。
すでに自宅に光コンセントと光ファイバーが導入済みであれば先ほど説明した作業をする必要がないので、作業員を派遣してもらう必要がないわけです。
賃貸物件に引っ越すと、運が良く光コンセントが設置されていることがあります。
賃貸住宅では退去する際に、原状回復義務として光コンセントと光ファイバーを撤去しなければいけません。
しかし、大家さんや管理会社から許可が出れば、光コンセントと光ファイバーを撤去せずに退去することができます。
新築の戸建てでは光コンセントと光ファイバーが予め導入されていることは無いので、確実に従来通りの工事を行うことになります。
光コンセントがある場合については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
光コンセントがある場合は工事不要?工事費用はどうなる?詳しく解説!無派遣工事になるかは申し込みをしないとわからない
先ほど説明した理屈で考えると、自宅に光コンセントがあればとてもラッキーだと言えます。
しかし、光コンセントが設置されているからと言って、必ず無派遣工事になるわけではありません。
自宅に光コンセントが設置されていても、光ファイバーだけ撤去されていることがあるからです。
光ファイバーが撤去されていると、光コンセントがあったとしても業者に導入工事をしてもらわなければいけません。
また、光コンセントや光ファイバーが劣化して状態が悪いと、従来通りの工事をしてもらうことになります。
光コンセントあっても100%無派遣工事になるわけではないので注意しましょう。
無派遣工事になる光回線サービスはフレッツ光以外にもある
自宅にフレッツ光の光コンセントと光ファイバーがある場合、他社の光回線サービスを契約する場合も無派遣工事になる可能性があります。
たとえば、
- ソフトバンク光
- ドコモ光
などの光コラボはフレッツ光の回線を利用するサービスです。(光コラボの詳細は以下の記事をご参照ください。)
光コラボとは何か?メリット5つとデメリット6つをわかりやすく解説!光コンセントが設置されていれば無派遣工事になるかもしれません。光コンセントが設置されていても、業者に訪問してもらわなければいけない光回線サービスがあります。
- NURO光
- auひかり
- 電力通信事業者の光回線サービス
これらは独自の回線でサービスを提供しています。ですので、自宅に光コンセントがあっても従来通りの工事をしてもらわなければいけません。
フレッツ光等の無派遣工事のやり方・手順を知ろう!
無派遣工事になった場合の申し込み方法は従来とほとんど変わらず、以下の順番に行います。
- フレッツ光等のサービスを申し込む
- ホームゲートウェイが自宅に届く
- NTTの局舎で工事をしてもらう
- 工事が完了した後に光コンセントへホームゲートウェイを接続する
- 接続設定を行う
ただ、無派遣工事になるのか、工事日はいつになるか決まるまではある程度の時間がかかります。
申し込む際に伝えておかなければいけないこともあるので、上記の手順をもとに詳しいやり方を見てみましょう。
申し込み方法は従来と通りだから安心
無派遣工事になる可能性がある場合でも、フレッツ光等を申し込む方法は従来とほとんど変わりません。
最初に家電量販店や契約するサービスの公式サイト、電話窓口で申し込み手続きを行います。
申し込みをする際に、自宅に光コンセントや光ファイバーがある旨を伝えないと従来通りの工事になってしまう可能性があります。
申し込みをするときは必ず「自宅に光コンセントがある」と申告してください。
なお、利用するサービスをフレッツ光にする場合は、別途プロバイダも契約する必要があります。(プロバイダの選び方は以下の記事で解説しています。)
プロバイダの選び方のポイント5つ!初心者にもわかりやすく解説!光コラボは回線とプロバイダがセットになっているので、別でプロバイダを契約する必要はありません。
工事日はすぐに決まらない
フレッツ光等の光回線サービスを申し込むと、工事日はその日に決まることがほとんどです。
しかし、自宅に光コンセントがあると申告して申し込むと、工事日が決まるまでは数日間から1~2週間程かかります。
契約先となる事業者側が
- 光コンセントと光ファイバーを導入したままなのか
- 導入済みの光ファイバーが劣化していないか
を確認するからです。
無派遣工事と派遣工事のどちらになったとしても、後日に申し込み先の事業者からメールか電話で工事日を決定するための連絡が来ます。
フレッツ光等の開通は申し込みをしてから数週間程度
無派遣工事になった場合、工事の完了日がサービスの提供開始日になります。
従来の派遣工事を行う場合、申し込みが混み合っていると1ヶ月以上待たされることがあります。
無派遣工事は自宅に訪問してもらう必要がありません。
ですので、申し込みをしてからサービスの提供が始まるまでの時間は1~2週間になることがほとんどです。
送られてくるホームゲートウェイは必ず接続すること
フレッツ光等を申し込んでから導入形式が無派遣工事に決まると、NTTが自宅にホームゲートウェイを送ってくれます。(ホームゲートウェイの詳細は以下の記事をご参照ください。)
ホームゲートウェイとは?ONUや無線LANルーターとの違いまで解説!フレッツ光や光コラボでは、光コンセントにホームゲートウェイをつながないとインターネットを利用することができません。
従来の工事では業者がホームゲートウェイを設置してくれますが、無派遣工事では自分でホームゲートウェイを接続します。
また、光コンセントにホームゲートウェイをつないだ後は、インターネットの接続設定もする必要があります。
接続設定まで完了すれば、無派遣工事でのフレッツ光等の開通手続きは完了です。
無派遣工事をしてもインターネットにつながらない原因と対処法
導入形式が無派遣工事になった場合、回線が開通したのにインターネットに接続できないことがあります。
インターネットに接続できない原因は意外とシンプルなので、基本を知っておけば簡単に対処できます。
もちろん、申し込む前に原因と対処法を知っておけば、無派遣工事をしてからインターネットにつながらないことはありません。
プロバイダの契約を忘れているパターンが多い
1番ありがちな原因は、フレッツ光を契約してプロバイダの契約を忘れていることです。
フレッツ光ではプロバイダも契約しないとインターネットに接続することができません。
接続設定でもプロバイダが発行してくれるIDとパスワードの入力が必要になります。
ホームゲートウェイの接続や設定を忘れているパターンもある
ホームゲートウェイの接続や設定を忘れていることが原因で、インターネットが利用できない事例も少なくありません。
フレッツ光や光コラボを契約する人の多くは、「光コンセントにホームゲートウェイを差し込むだけでOK」と勘違いしがちです。
フレッツ光や光コラボでは、ホームゲートウェイを接続するだけでインターネットを利用することはできません。(一部の光コラボでは契約形式によって例外あり)
接続設定はインターネットを利用するうえで必須項目なので、必ず行ってください。
NTTの局舎工事が完了していない
導入形式が無派遣工事になる場合、インターネットが開通する前日頃にホームゲートウェイが自宅に届きます。
ホームゲートウェイが自宅に届くと、その日からインターネットが利用できると思いがちです。
しかし、「ホームゲートウェイが届く日=インターネットが開通する日」ではなく、「無派遣工事が完了した日=インターネットが開通する日」です。
無派遣工事が完了するのはホームゲートウェイが届いてから数日後なので、早とちりしないように気をつけてください。
ホームゲートウェイの初期不良というレアなパターンも
かなりレアな事例ですが、NTTが送ってきたホームゲートウェイが初期不良品でインターネットに接続できないこともあります。
プロバイダを契約していて接続設定もしている場合、ホームゲートウェイが初期不良品である可能性が高くなります。
あまり起きることは無い事例ですが、念のため覚えておきましょう。
突然フレッツ光がつながらなくなった場合の対処法を以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
突然フレッツ光が繋がらない原因!Wi-FiやモデムのPPPランプ消灯の場合まで解説!まとめ
自宅の壁に光コンセントが設置されていると、導入形式が無派遣工事になる可能性があります。
無派遣工事になれば自宅に業者が来ないうえに、初期費用も大幅に安くなります。
しかし、光コンセントが設置されているからといって必ず無派遣工事になるわけではありません。
光コンセントを見つけてとしても、「無派遣工事になるかもしれない」という意識で光回線を申し込みましょう。
速度が速く安い質の高い回線は以下の記事で厳選して紹介しています。これから回線の契約を考えている方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。
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