フレッツ光でWi-Fiするには無線LANルーターをレンタルすべき？

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これから自宅にインターネット回線を契約する人は、Wi-Fiが使いたいと思っている人がほとんどではないでしょうか？

Wi-Fiを使う方法は難しいイメージがありますが、思ったよりも簡単に利用することができます。光回線サービスの定番であるフレッツ光は、他の光回線サービスよりも簡単にWi-Fiを使う方法があります。

フレッツ光でWi-Fiを使う方法は2つあり、それぞれ良し悪しがあります。そのため、人によって自分に合った方法でWi-Fiを使ったほうがいいでしょう。

ここでは、フレッツ光でWi-Fiを使う2つの方法を紹介し、それぞれを比較して解説します。自宅にフレッツ光を引いてWi-Fiを使いたいと思っている人は、参考にしてくださいね。

フレッツ光で無線LANを使えるようにする方法

自宅でWi-Fiを使うことは難しいと思いがちですが、仕組みがとてもシンプルなので、簡単な方法で使うことができます。しかし、フレッツ光の通信速度を活かすために知っておくべき注意点があります。

Wi-Fiの仕組みからフレッツ光で無線LANを使う方法

皆さんが日頃からスマートフォンで利用しているWi-Fiは、光回線などのインターネット通信を無線の電波に変換したものです。Wi-Fiを使うには、大もとのネット回線を無線の電波に変えるための無線LANルーターが必要になります。

つまり、自宅にフレッツ光の回線を引いただけでは、Wi-Fiは使えないわけです。図で表すと、このような形になると考えてください。

Wi-Fiの仕組みの詳細は以下の記事でも解説しているので、細かいところまで知りたい方はこちらもご参照ください。

Wi-Fiとは何か仕組みを分かりやすく解説！無線LANとの違いまで全て解説！

フレッツ光で無線LANを使う場合、回線に見合った機器を使うべき

フレッツ光は最大で1Gbpsの通信速度を誇る高速回線です。（速度の詳細は以下の記事をご参照ください。）

フレッツ光の速度平均は？回線速度は遅いのか実態を暴露します！

無線LANルーターを導入すれば、この通信速度でWi-Fiを使うことができます。

しかし、どの無線LANルーターを利用しても、1Gbpsの通信速度が出るわけではありません。無線LANルーターにはさまざまな種類があり、それぞれ性能が違います。

フレッツ光の力を活かせない無線LANルーターもあるので、種類選びを間違ってしまうと通信速度が遅くなってしまいます。フレッツ光が持つ通信速度でWi-Fiを使うときは、回線に見合った無線LANルーターを選ぶことを心がけましょう。

デバイスの対応規格でも通信速度は変わる

Wi-Fiには規格の種類があり、無線LANルーターやデバイスによって対応している規格が違います。無線LANルーターが対応する規格が古い種類だと、1Gbpsのフレッツ光を利用しても通信速度が落ちる恐れがあります。

だからと言って、最新規格に対応した無線LANルーターを利用しても、デバイス側の対応規格が古くても1Gbpsの速度を体感できません。

フレッツ光が持つ1Gbpsの通信速度は、無線LANルーターとデバイスの両方が最新規格のWi-Fiに対応してはじめて利用できるわけです。デバイス側の原因でもWi-Fiの速度が遅くなることは覚えておきましょう。

無線LANルーター（カード）をレンタルするとどうなるのか？

フレッツ光は無線LANルーターをレンタルしています。無線LANルーターを利用すると、フレッツ光の回線でWi-Fiが使えるようになります。

フレッツ光がレンタルで提供している無線LANルーターは、光回線の事業者が貸し出しているだけあり、フレッツ光の通信速度をフルに活かすことができます。

フレッツ光は無線LANのレンタルサービスが利用できる

フレッツ光を利用するときは、光回線から受信した信号をパソコンなどのデバイスで利用できるものに変換するための「ONU」が提供されます。（ONUの詳細は以下の記事をご参照ください。）

光回線のONUとは？Wi-Fiルーターやモデムとの違いは？自分で購入できる？

フレッツ光は「無線LANカード」をレンタルで提供していて、このカードをONUに差し込むことでWi-Fiが使えるようになります。

フレッツ光のONUの対応速度は最大1.3Gbpsとなっていて、Wi-Fiの規格も最新の「IEEE802.11ac」に対応しています。フレッツ光の力を活かすには、十分な性能を持っていると思っていいでしょう。

デバイス側もIEEE802.11acに対応していれば完璧です。

無線LANのレンタルサービスは、契約内容で月額料金が違う

フレッツ光の無線LANレンタルサービスは、契約しているサービスの内容で月額料金が違います。フレッツ光で回線とひかり電話を利用している場合、接続しているONUに無線LANカードを差し込むだけなので月額料金は100円になります。

フレッツ光で回線しか利用していない場合は、ONUを無線LANカードに対応したものに入れ替えるため、専用ONUと無線LANカードのレンタル料金の合計350円が発生します。

面積が広い家ではフレッツ光の無線LANでWi-Fiが届かない場合がある

フレッツ光の無線LANカードは、ONUに差し込むだけでWi-Fiが利用できる優れものです。しかし、無線LANカードがWi-Fiを発信できる範囲には限りがあり、3階建てなどの広い住居では電波が届き切らないことがあります。

Wi-Fiの電波が届き切らない場合、到達範囲を広げる中継器を設置しなければいけません。（中継器の詳細は以下の記事をご参照ください。）

Wi-Fi/無線LAN中継器とは？効果はあるか子機との違いまで解説！

フレッツ光は中継器をレンタル提供していないので、家電量販店などでたとえば以下のようなものを購入しましょう。

中継器を購入して無線LANカードのレンタル料金を支払い続けるのは、経済的に良いとは言えません。3階建てなどの広い住居に住んでいる場合、自分でWi-Fiの到達範囲が広い無線LANルーターを用意したほうが得策です。

一度、フレッツの無線LANカードを試してから判断するのも悪くありません。

無線LANルーターを自分で用意する方法

フレッツ光でWi-Fiを利用するには、無線LANカードをレンタルする他に、自分で無線LANルーターを用意する方法があります。

無線LANルーターにはとても多くの種類があり、それぞれ性能が違います。種類が多いと、どのような機器を選べばいいのかわからなくなります。

しかし無線LANルーターを選ぶ基準は、意外とわかりやすくなっています。無線LANルーターを選ぶときは、

この2つだけを押さえておけば間違いありません。そこまで広くない住居に住んでいる場合、Buffaloの「WSR-1166DHP3」が無難な選択肢です。

「WSR-1166DHP3」は最新規格のIEEE802.11acに対応していて、通信速度の最大値もフレッツ光の力を活かすには十分なものになっています。

値段も4,000円から5,000円程度と購入しやすいので、あらゆる人におすすめできる無線LANルーターと言えるでしょう。

ただ、フレッツ光で無線LANカードをレンタルした場合と性能が変わりません。レンタル料金を支払う続けるのが嫌という人に向いている機器と言えます。

3階建て以上などの広い住居に住んでいる場合は、同じくBuffalo製の「WXR-2533DHP2」がおすすめです。

「WXR-2533DHP2」はWi-Fiの到達範囲がとても広いことが特徴で、対応している通信速度も1733Mbpsと非常に高速です。値段は20,000円代と高価ですが、それに見合った性能を発揮してくれることは間違いありません。

Wi-Fiの到達範囲と通信速度を求めたい人は、この「WXR-2533DHP2」を使えばとても満足できるでしょう。

無線LANルーターの選び方は以下の記事でも解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

Wi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ！おすすめを安さや人気度ごとに紹介！

無線LANルーターはレンタルか購入のどっちがいいの？

フレッツ光の回線でWi-Fiを使う場合、無線LANルーターをレンタルするか、購入するかの2つの方法があります。

無線LANルーターを利用するときは、レンタルか購入のどちらを選ぶべきか悩むのではないでしょうか？

レンタルか購入のどちらかを選ぶには、フレッツ光を利用する人の状況によって良し悪しが変わります。

普通の家ならフレッツ光からのレンタルで十分！しかし、契約内容によっては違う

そこまで広くない住居に住んでいる場合、フレッツ光から無線LANカードをレンタルすれば快適にWi-Fiを使うことができます。

ひかり電話を利用している場合、100円という安い月額料金で無線LANカードが利用できるので、無線LANルーターを購入するよりもコストを安くすることができます。（ひかり電話の詳細は以下の記事をご参照ください。）

光電話とは？メリット9つとデメリット6つをわかりやすく解説！

しかし、ひかり電話を利用していない場合、無線LANカードのレンタル料金は350円になります。350円という月額料金は安いように感じますが、長い目で見るとコストが低いわけではありません。

ひかり電話を利用していない人が無線LANカードをレンタルすると、1年間で4,200円のコストがかかり、4年間で合計すると16,800円になります。

ひかり電話を利用していない場合、無線LANルーターを購入したほうがコストが安くなるのです。

ひかり電話を利用している人なら無線LANカードのレンタルを、ひかり電話を利用していない人は無線LANルーターを購入することをおすすめします。

3階建てなどの広い家なら、スペックが高い無線LANルーターの購入がおすすめ

3階建てなどの広い住居に住んでいる場合は、フレッツ光の無線LANカードをレンタルしてもWi-Fiが全ての部屋に届きません。そのため、広い住居に住んでいる人は、スペックが高い無線LANルーターを購入したほうがいいでしょう。

スペックが高い無線LANルーターを購入するときは20,000円以上の費用が必要ですが、Wi-Fiが届かない無線LANカードを使うよりかは快適にWi-Fiを利用できます。

まとめ

フレッツ光でWi-Fiを使うには、無線LANルーターが必要です。フレッツ光では、無線LANカードをレンタルすることでWi-Fiを使うことができます。

しかし、ひかり電話を利用していないとレンタル料金は高くなります。ひかり電話を使っていない人は、無線LANルーターを購入したほうが良いでしょう。

広い住居に住んでいる人は、スペックが高い無線LANルーターを購入することをおすすめします。自分の状況にあわせて無線LANカードをレンタルするか、無線LANルーターを購入するかを選んでくださいね。

これから回線契約をしようと思っているなら、フレッツ光以外の回線も一度検討するのがおすすめです。今は安くて速い回線がたくさんあるので、一度は検討してみるといいですよ。

速度が速く安い質の高い回線は以下の記事で厳選して紹介しています。これから回線の契約を考えている方は、こちらもあわせて参考にしてみてください。

光回線のおすすめ4選！速度が速い料金も安い最適な回線を紹介！