PR
自宅にインターネット回線を引いてWi-Fiを使うには、「無線LANルーター」という機器を用意しなければいけません。
しかし、無線LANルーターといってもあまりにも多くの種類があるので、どれをどのようにして選べばいいのか迷いますよね?
無線LANルーターは製品によってスペックが異なるので、何も知らない状態で適当に買うと通信速度や電波の強さに不満を感じてしまいます。
事前にここで紹介するポイントを押さえておけば、快適にWi-Fiを利用できる無線LANルーターを選ぶことができます。
ポイントをしっかり把握して、自分に合った無線LANルーターを選びましょう。
ここでは、Wi-Fi/無線LANルーターを選びときのポイント7つを紹介します。
これから家でWi-Fiを使おうと思っている人は是非ご覧ください。
目次
Wi-Fi/無線LANルーターの選び方7つを押さえよう!
「無線LANルーターなんてどれを買っても同じでしょ?」と思っている人は意外と多いのではないでしょうか?
しかし、無線LANルーターは機種によって性能が大きく違います。
値段の安さだけで選ぶと後になってWi-Fiが使えない部屋ができたり、通信速度が遅いと感じてしまいます。
なので、無線LANルーターを購入する際は、Wi-Fiを快適に使うためにポイントを押さえておかなければいけません。
ポイントを押さえておけば、購入してから心地よくWi-Fiを利用できるでしょう。
ポイントその1.Wi-Fiを発信できる範囲
無線LANルーターは機種によってWi-Fiを発信できる範囲が違います。
6畳一間のワンルーム規模にしか発信できないルーターもあれば、3階建ての戸建てや4LDKのマンションなど広い範囲に渡ってWi-Fiを飛ばせる機種もあります。
なので、自分の家の広さに見合った無線LANルーターを購入する必要があります。
1人暮らしの人がハイスペックな無線LANルーターを購入しても無駄な出費をするだけになります。
そして広い家に住んでいる人が安い無線LANルーターを買うとWi-Fiが利用できない部屋が出て「安物買いの銭失い」になってしまいます。
無駄な出費の防止と全ての部屋にWi-Fiを行き届かせるために、自分に見合った無線LANルーターを選びましょう。
ポイントその2.Wi-Fiに接続したときの通信速度
インターネットで利用する光回線は最大で1Gbpsの高速通信が可能なものですが、Wi-Fiの通信速度は購入する無線LANルーターで大きく左右されます。
値段が安い無線LANルーターは300Mbpsまでの速度しか出せないので、光回線のクオリティをフルに発揮させることができません。
性能が高い無線LANルーターは最低でも800Mbps以上の速度に対応しているので、光回線のクオリティを活かしたWi-Fi接続が利用できます。
無線LANルーターを購入する際は、どれほどの通信速度が出るのかを意識して機種を選びましょう。
ポイントその3.対応しているWi-Fiの規格
Wi-Fiの通信速度が速い無線LANルーターを選ぶ際は、対応しているWi-Fiの規格が大きな基準になります。
Wi-Fiの規格には以下の5つの種類があり、それぞれで最大通信速度が大きく異なります。
下記の表を見るとわかりますが、快適にWi-Fiを利用するには「11ac」に対応している無線LANルーターを選ぶ必要があります。
規格 | 最大通信速度 |
11ac | 1,300Mbps/867Mbps/433Mbps |
11a | 54Mbps |
11b | 11Mbps |
11g | 54Mbps |
11n | 450Mbps/300Mbps/150Mbps |
※11acと11nの最大通信速度は機種によって異なります。
スマホやパソコンなどのデバイスにも、対応しているWi-Fi規格に違いがあります。
11acに対応していないデバイスを持っていると、11acの無線LANルーターを買う意味が無いと思うかもしれません。
しかし、現在販売されているスマホやパソコンのほとんどは11acに対応しています。
将来的にデバイスを買い換えることを考えると11ac対応の無線LANルーターを用意したほうがいいでしょう。
ポイントその4.有線LANポートの規格
無線LANルーターには有線LANポートが装備されているので、有線接続でもインターネットを使うことができます。
しかし、LANポートにも対応規格があります。
何も知らずに購入すると「Wi-Fiに接続したときは快適なのに、有線接続を使うと通信速度が遅い」という事態になってしまいます。
有線LANポートの規格は以下の4種類があり、最大通信速度には大きな落差があります。
規格 | 最大通信速度 |
10GBASE-T | 10Gbps |
1000BASE-T | 1Gbps |
100BASE-T | 100Mbps |
10BASE-T | 10Mbps |
Wi-Fi接続時の最大速度が1Gbps以上なのに、有線接続時の最大速度が100Mbps以下である無線LANルーターは意外と少なくありません。
光回線の最大通信速度が1Gbpsであることを考えると、無線LANルーターを購入する際は1000BASE-Tに対応している製品を選んだほうがいいでしょう。
現在はNURO光やauひかりなど最大速度が1Gbps以上の光回線サービスがあるので、契約している事業者によっては10GBASE-Tに対応した無線LANルーターも魅力的な選択肢になります。
ポイントその5.同時接続できるデバイスの台数
無線LANルーターは製品ごとに接続できるデバイスの最大台数が違います。
今でこそ10台以上のデバイスが同時に接続できる無線LANルーターが増えましたが、3台から5台ほどのデバイスしか同時にWi-Fiが利用できない製品も未だに存在しています。
1人暮らしの人ならそれほど気にする必要はありませんが、2人以上で家に住んでいる人は全員がWi-Fiを利用できる無線LANルーターを選ばなければいけません。
といっても、2階建ての戸建てや3LDKのマンションの広さにWi-Fiを発信できる無線LANルーターのほとんどは最大10台以上の同時接続が可能です。
自分の家に見合った製品を選べば接続可能台数は特に意識する必要はありません。
接続可能台数は念のために注意すべきポイントと考えてください。
ポイントその6.信頼できるメーカーの製品であるか
無線LANルーターに限らず、家電製品を購入する際は販売元のメーカーがどこなのかが気になりますよね?
無線LANルーターを販売しているルーターは何かと多く存在していますが、以下の3社を押さえておけば問題ありません。
- Buffalo
- ELECOM
- NEC
この3社はインターネット周辺機器の販売メーカーとして有名で、多くの人から信頼されています。
(特に、NECの名前を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?)
BuffaloとELECOM、NECは全て国産のメーカーなので、「海外製の家電は使いたくない」とこだわっている人にもおすすめです。
もちろん、海外メーカーの無線LANルーターが粗悪品というわけではありません。
台湾のASUSや中国のTP-Link、アメリカのネットギアも家電メーカーとして人気があります。
ポイントその7.コストパフォーマンスの高さ
どれだけ性能が高い無線LANルーターだとわかっていても、やっぱり販売価格が安くて使い心地が良い製品を買いたいですよね?
もちろん、性能が高くて販売価格も据え置きな無線LANルーターも少なくありません。
先ほど紹介したBuffaloやELECOMは、性能が高くて販売価格が安い無線LANルーターを販売しています。
Amazonをはじめとした通販サイトを活用して、メーカーの希望商売価格より安い値段で無線LANルーターを購入する方法もあります。
また、これからインターネット回線を契約する人は、キャンペーンを実施している窓口で申し込んで無料で無線LANルーターをもらうこともできます。
※ソフトバンク光をエヌズカンパニーのサイトで申し込めば、Buffalo製の無線LANルーターをもらうことができます。
性能が高い無線LANルーターを購入する場合でも出費を抑えられるチャンスはあるので、勢いだけで製品を選ばずに他の製品や販売店と比較するといいでしょう。
あわせて押さえておきたいデバイスや周辺機器側のポイント
無線LANルーターを購入する際は、製品のスペックだけでなく利用しているデバイスやケーブルの性能も確認しておく必要があります。
基本的に性能が高い無線LANルーターを買うことが基本ですが、利用しているデバイスやケーブル次第では思うように通信速度が出ないことがあるからです。
利用しているデバイスのスペック
場合によっては、せっかく最大速度が優れている無線LANルーターを購入したにも関わらず、Wi-Fiの通信速度が遅いと感じることがあります。
性能が高い無線LANルーターを購入したのに通信速度が遅くなる原因は、デバイスの対応が対応している速度やWi-Fi規格にあります。
11acに対応している無線LANルーターを家に置いても、利用しているスマホやパソコンが11acに対応していない端末だと思ったほどの通信速度が出ません。
ただ、自分が持っているデバイスの対応Wi-Fi規格にあわせて無線LANルーターを購入することはおすすめできません。
今販売されているスマホやタブレット、パソコンのほとんどは11acに対応しているからです。
デバイスを買い換えるときに、本来の通信速度を出すために11acに対応した無線LANルーターが必要になります。
つまり、今から11acに対応した無線LANルーターを買っておいて損はないわけです。
特にスマホを使っていると近い将来に買い換えをする可能性が高いので、11acに対応した無線LANルーターを選ぶという基本は押さえておきましょう。
有線接続で利用する無線LANルーターの種類
有線接続を利用する場合も、LANポートの対応規格が1000BASE-T以上のルーターを購入しても思うような通信速度がでないことがあります。
思うような通信速度が出ない原因はデバイスのスペックにもありますが、利用するLANケーブルにも大きく依存します。
LANケーブルにも、以下6種類の規格があるからです。
種類 | 通信速度 | 伝送帯域 |
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
利用するLANケーブルの規格がCAT5だと、スペックが高い無線LANルーターを利用していても通信速度が遅くなります。
Wi-Fiと有線接続を併用しようと思っている人は、利用しているLANケーブルの規格も確認しておきましょう。
LANケーブルの規格については当サイトの「光回線のLANケーブルで速度改善?選び方を業界人が教えます!」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。
光回線のLANケーブルで速度改善?選び方を業界人が教えます!Wi-Fi/無線LANルーターの比較とおすすめを一挙紹介!
無線LANルーターにはいくつも種類があるので、購入するときはどれを選べばいいか迷うものです。
そこで、人気や機能などのカテゴリー別に無線LANルーターをランキングにしました。
以下のランキングを活用すれば購入する無線LANルーターの選択肢を絞れるはずなので、是非ご活用ください。
なお、記載している販売価格は2018年8月時点のAmazonでのものです。
よく売れている人気の高いルーターのランキング
無線LANルーターは性能が高く置き場所に困らず、なおかつ値段がお手頃なモデルに人気が集まる傾向があります。
2階建ての戸建てや3LDKのマンションに住んでいる人なら、この3つを押さえておけば十分でしょう。
第1位 超安定スペックなBuffaloのWHR-1166DHP4
Buffaloは何種類もの無線LANルーターを販売していますが、その中でもWHR-1166DHP4がもっとも人気を集めています。
4,464円という安い販売価格を見ると通信速度が遅くないかと疑いたくなりますが、11acに対応しているので最大速度が866Mbpsという仕様になっています。
LANポートの規格も1000BASE-Tなので、有線接続をするときの通信速度も安心です。
2階建ての戸建てや3LDKのマンションの広さなら全てスペースにWi-Fiを発信できるので、スペックは何も問題ないと言っていいでしょう。
Amazonでもベストセラーに選ばれるほどの人気機種なので、「困ったらWHR-1166DHP4を選べば良い」といっても間違いではありません。
信頼度が高いBuffalo製という点も人気ルーターである理由と言えるでしょう。
第2位 ELECOMの人気ルーターWRC-1167GHBK-S
ELECOMのWRC-1167GHBK-Sも定番の無線LANルーターとして人気が高く、先ほど紹介したBuffalo製の無線LANルーターと並ぶスペックを持ちあわせています。
Wi-Fi接続時の最大速度は867Mbps、有線接続時の最大速度は1Gbpsと申し分なく、2階建ての戸建てや3LDKのマンションにも難なくWi-Fiを発信できます。
第3位コンパクトサイズで人気のWCR-1166DS
コンパクトサイズで置き場所に困らないBuffaloのWCR-1166DSも、高い人気を集めている無線LANルーターの1つです。
サイズが小さい無線LANルーターは性能が不安視されがちですが、WCR-1166DSは11acに対応しているので最大866Mbpsの高速通信を可能にしています。
2,000円代というお手頃価格も人気を集める理由の1つです。
ただ、最大接続台数が6台までなので、3人以上で住んでいる人には向いていません。
Wi-Fiの発信範囲も狭いので、2LDKかワンルームの集合住宅に住んでいる場合の選択肢になります。
通信速度が速いルーターのランキング
最大1Gbps以上の速度が出るNURO光やauひかりを契約していると、最大速度がより速い無線LANルーターが必要になります。
最大速度が速い無線LANルーターは値段が高くなりますが、それに見合ったスペックを持ちあわせています。
通信速度の速さを重視したい人なら、以下の3機種を利用すれば満足できるはずです。
第1位 Buffaloのハイスピード対応モデルWSR-2533DHP/M-CB
BuffaloのWSR-2533DHP/M-CBは最大速度が1,733Mbpsなので、NURO光やauひかりなどの高速回線を使っていても優れたインターネット通信を提供してくれます。
高速通信ができる無線LANルーターは10,000円から20,000円になることがほとんどですが、このルーターは9,000円代で購入できます。
通信速度を求めると無線LANルーターの購入費用が高くなるものですが、9,000円代で購入できるのは大きく評価できるポイントです。
第2位 ELECOMのハイスペックモデルWRC-2533GSTA
ELECOMも高速回線に対応しているWRC-2533GSTAを販売しています。
スペックは先ほど紹介したBuffaloのハイスペックモデルとほとんど変わりがありません。
なので、どちらを選ぶか悩ましいところですが、販売価格が1,500円程高くなっています。
販売価格が高いとBuffaloのハイスペックモデルを購入したほうが良いと感じますよね。
しかし、ELECOMのハイスペックルーターにはトレンドが手かけたセキュリティ機能が搭載されている強みがあります。
今回は販売価格が10,000円を超えることで2位にしました。
ですが、ウイルス対策を万全にしたいと考えている人なら、ELECOMのハイスペックルーターを選んで1,500円の差額を支払う価値を見出せるかもしれません。
第3位 最大1Gbps回線との相性が良いWRC-1900GHBK-S
「NURO光やauひかりは利用していないけど、最大1Gbpsの光回線の性能をフルに発揮したい」と考えている人なら、ELECOMのWRC-1900GHBK-Sがおすすめです。
WRC-1900GHBK-Sは最大1,300Mbpsの速度に対応しているので、最大1Gbpsの通信が可能な光回線のクオリティをいかんなく発揮してくれます。
販売価格も6,000円代とお手頃なところも嬉しいですね。
電波の強力なルーターのランキング
3階建ての戸建てや4LDKのマンションと言った広い家に住んでいると、Wi-Fiの発信範囲が広くて電波が強い無線LANルーターが必要になりますよね?
無線LANルーターの電波強度は、最大速度の速さに比例する傾向があります。
ただ、最大速度の速さだけでなく、端末にアンテナが付いているかも重要です。
第1位 BuffaloのハイスペックルーターWXR-2533DHP2
BuffaloのWXR-2533DHP2は最大1,733Mbpsまでの速度に対応したハイスペックルーターです。
最大速度が速いだけでなく、可動式アンテナが装備されていることで電波が強く、Wi-Fiの発信範囲が広いメリットもあります。
WXR-2533DHP2は3階建ての戸建てや4LDKのマンションに打って付けの無線LANルーターと言えるでしょう。
さらに、可動式アンテナを動かせばWi-Fiを飛ばす方向を変えられるので、京都の町屋のような横長住宅も快適なWi-Fi環境にしてくれます。
Buffalo製のハイスペックルーターは多くの法人オフィスでも使われているので、電波の強さは申し分ありません。
第2位 人気海外メーカーASUSのRT-AC68U
「電波が強い無線LANルーターが欲しいけど、できるだけ購入費用を安くしたい」と思っている人は多いのではないでしょうか?
そんな人は海外メーカー製の無線LANルーターを検討してみては如何でしょうか?
台湾メーカーのASUSは、ハイスペックモデルのRT-AC68Uを12,320円という値段で販売しています。
RT-AC68Uも可動式アンテナを装備しているので、電波の強いだけでなくWi-Fiの発信範囲も自由に変えることができます。
ただ、最大通信速度が1,300Mbpsなので、NURO光やauひかりの高速回線には向いていません。
台湾メーカーのASUS製ということもあって、国産メーカーにこだわる人からの支持が薄いことから2位という結果になりました。
第3位 TP-Linkのお手頃ルーターArcher C1200
1位と2位のハイスペックモデルは電波が強力な無線LANルーターですが、「値段が高くて手が出ない」と考える人は多いのではないでしょうか?
販売価格の高さがネックと感じる人は、TP-Link製のハイスペックモデルを検討してみてはいかがでしょうか?
TP-LinkのArcher C1200は5,119円の販売価格でありながら、3階建ての戸建てや4LDKのマンションに対応しています。
ただ、販売価格が安いせいか最大通信速度が867Mbpsとなっているので、3位という結果になりました。
料金が安くてコスパの高いルーターのランキング
「安い値段で高性能な無線LANルーターが欲しい」と思っている人は多いすよね?
さまざまな無線LANルーターの中には、コストパフォーマンスが高いお買い得なモデルもいくつか存在しています。
ただ、知名度が低いメーカー製のモデルを買うと寿命が短いなどのデメリットを被るので、ここで紹介するメーカーのルーターをおすすめします。
第1位 お値段以上の性能が魅力のWHR-1166DHP4
人気が高い無線LANルーター部門で1位だったBuffaloのWHR-1166DHP4は、コストパフォーマンスが高さも評価されています。
最大速度が800Mbps以上で最新の規格に対応している無線LANルーターの多くは、10,000円前後で販売されていますが、WHR-1166DHP4なら5,000円以下で手に入ります。
5,000円以下で販売されている無線LANルーターはスペックが低いモデルが多いですが、WHR-1166DHP4なら最大800Mbps以上の速度に対応しているので申し分ありません。
第2位 値段が安くて電波が強いTP-LinkのArcher C1200
メーカーとしての知名度が低いせいか認識している人は多くありませんが、TP-LinkのArcher C1200もコストパフォーマンスが高い無線LANルーターの1つです。
電波が強い無線LANルーターは販売価格が10,000円どころか20,000円を超えることが多い中、Archer C1200は5,000円代で買えるからです。
販売価格がBuffaloのスタンダードモデルより高い5,000円代なので2位になりましたが、広い住居に住んでいる人ならコストパフォーマンスの高さを実感できるでしょう。
第3位 ELECOMのWRC-F300NF
1人暮らしをしている人が「とにかく値段で安い無線LANルーターが欲しい」と思ったときは、ELECOMのWRC-F300NFがおすすめです。
WRC-F300NFは1階建ての戸建てや2LDKのマンションなどの狭い住居でしか電波が行き届きません。
しかし、販売価格は1,980と破格なので1人暮らしをしている人なら魅力的な選択肢になります。
ただ、11acに対応しておらず最大速度が300Mbpsとなっているうえに、最大接続台数が2台までなのでスペックが高くとは言えません。
他の機種と比べてスペックが劣る点が3位になった理由です。
といっても、1人暮らし向けのマンションの中には光回線を使っても最大速度が100Mbpsになる物件があるので、住んでいる家によってはWRC-F300NFでも十分です。
少し変わった無線LANルーターランキング
無線LANルーターにはWi-Fiを飛ばす他に、さまざまな機能も兼ね備えた変わり種な機種も存在しています。
販売価格が高いので強くおすすめはできませんが、少しでも魅力に感じれば検討してみましょう。
第1位 Google Wi-Fi
Google Wi-Fiの特徴は機能面が充実していることで、GoogleのファイアウォールによってWi-Fiのセキュリティが万全になっています。
そして、制限機能を使って自分の子供がWi-Fiを利用できる時間を限定することができます。
さらに、複数の端末を使うと無線LANルーターの親機と中継器として利用でき、Wi-Fiを発信する範囲を拡大できます。
値段こそ高めですが、機能面にこだわりたい人ならGoogle Wi-Fiを検討してみる価値があるでしょう。
第2位 Apple のAirMac Time Capsule
iPhoneやiPad、MacBookで有名なAppleは、携帯電話はパソコンだけでなく無線LANルーターも販売しています。
Appleが販売している無線LANルーターがこの「AirMac Time Capsule」です。
AirMac Time Capsuleの販売価格は30,716円と無線LANルーターの中でもとても高額です。
しかし、IEEE802.11acに対応しているので通信速度は速いです。
また3階建ての戸建てや3LDKのマンションのように広い住居でも全ての部屋にWi-Fiを発信することができるのでスペックも申し分ありません。
さらに、ストレージが内蔵されているので、スマホやパソコンに保存している写真や動画をルーターにAirMac Time Capsuleに転送させることができます。
スマホやパソコンのストレージが圧迫されていて、データを保存できるハードディスクなども欲しいと考えている人ならAirMac Time Capsuleはとても便利な無線LANルーターになるでしょう。
ただ、Google Wi-Fiと比べて機能の豊富さに欠けるので、2位という位置付けになりました。
第3位 オンラインゲーム向けのNighthawk XR500-100JPS
オンラインゲームはラグ(遅延)を避けるために有線接続で遊ぶことが鉄則ですが、スマホやタブレット専用のオンラインゲームではWi-Fi接続でしか遊べません。
オンラインゲームではWi-Fiが他の電波と干渉してしまうとだけでラグが起きるので、有線接続が利用できないゲームを遊ぶとストレスを感じるものでした。
しかし、NETGEARはWi-Fi接続しか利用できないオンラインゲーム向けの無線LANルーターを販売しています。
NETGEARの「Nighthawk XR500-100JPS」は「オンラインゲーマーのために」をコンセプトにした無線LANルーターです。
他の電波との干渉を遮断するのでWi-Fi接続でも極めてラグが少ない状態でオンラインゲームを遊ぶことができます。
対戦型のオンラインゲームでラグが発生しやすい相手を避ける機能も兼ね備えています。
ただ、販売価格が40,000円弱とあまりにも高額なうえに、オンラインゲームを遊ばない人が買っても「猫に小判状態」になるので3位になりました。
あらゆる観点を考慮して総合的におすすめできるルーターランキング
無線LANルーターを選ぶときは、以下の4つをポイントにしなければいけません。
- 人気の高さ
- 通信速度の速さ
- 電波の強さ
- コストパフォーマンスの高さ
この4つのポイント全てを引っくるめて考えて、どの無線LANルーターを選べばいいのか観てみましょう。
第1位 スタンダードモデルとして安心感のあるBuffaloのWHR-1166DHP4
総合的にもっともおすすめできる無線LANルーターは、BuffaloのスタンダードモデルであるWHR-1166DHP4です。
総合的に1位と言える理由は、値段の安さと性能の安定性、そして人気の高さの全てが揃っているからです。
電波の強さも良く、2階建ての戸建てや3LDKのマンションにおけば全ての部屋にWi-Fiが行き届きます。
第2位 スタンダードモデルからレベルを上げたBuffaloのWSR-2533DHP/M-CB
BuffaloのWSR-2533DHP/M-CBを2位に選出した理由は、先ほど紹介した1位のルーターのスペックを向上させたモデルだからです。
WSR-2533DHP/M-CBは形こそ1位のルーターと似ていますが、スペックは全く異なり通信速度は最大1,733Mbpsとなっています。
さらに、電波も強いので3階建てや4LDKのマンションなどでも全てのスペースにWi-Fiを届けてくれます。
「ワンランク上の無線LANルーターが欲しい」と考えている人なら、WSR-2533DHP/M-CBの性能に満足できるかもしれません。
また、他のハイスペックルーターと比べて販売価格が安めな点も評価するべきポイントです。
第3位 ELECOMのWRC-1900GHBK-S
ELECOMのWRC-1900GHBK-Sも総合的に考えて高く評価できる無線LANルーターの1つです。
WRC-1900GHBKは1Gbpsを超える速度に対応していながら、10,000円を大きく下回る値段で購入できるので、コストパフォーマンスの高さが評価されています。
製造しているメーカーも知名度が高いELECOMなので、人気の高さも兼ね備えています。
ただ、3階建ての戸建てよ4LDKのマンションに対応していながら、最大速度が1,300Mbpsであることから中途半端さを感じるので3位という結果になりました。
回線事業者からWi-Fi/無線LANルーターをレンタルする方法もある
ただ、一概に無線LANルーターをレンタルしたほうがいいわけでもありません。
回線事業者によっては、貸し出している無線LANルーターのスペックが低いことがあるからです。
NURO光では無料で無線LANルーターを借りることができますが、最大450Mbpsまでしか対応していないので、NURO光ならではの最大2Gbps回線の良さを引き出せません。
NURO光を契約すると際は、なるべく市販で無線LANルーターをレンタルしたほうが良いわけです。
NURO光以外の光回線サービスのほとんどは最大800Mbps以上の速度を出せる無線LANルーターを有料で貸し出しています。
ですが、電波が届く範囲に限りがあるので広い家に住んでいる人は電波が強い市販の無線LANルーターを購入したほうが良いでしょう。
業界人がWi-Fi/無線LANルーター選びにまつわる質問に答えます!
Q1.11ac、n、b、などの違いって何?どれを選べばいいの?
Answer.基本は11acを選べば間違いありません。
メーカーのホームページや通販サイト、製品の箱で目にする「11ac」や「11n」は、前半で説明した通り「Wi-Fiの通信規格」です。
Wi-Fiの通信規格には5つの種類がありますが、その中でも「11ac」は最新の規格で最低でも800Mbps以上の速度に対応しています。
「11ac」に対応していない無線LANルーターは最大速度が500Mbpsを下回るので、光回線の性能を活かし切ることができません。
無線LANルーターを選ぶときは基本的に「11ac」対応モデルにすると考えてください。
Q2.ルーターのメーカーはどこでも問題ないの?やっぱり選んだほうが良い?
Answer.なるべく知名度が高いメーカーを選ぶことをおすすめします。
家電量販店や通販サイトで販売されている無線LANルーターは信頼度が高いメーカーが手かけているものがほとんどです。
ただし、中に無名のメーカー製のモデルが紛れていることもあります。
運悪く無名メーカーの無線LANルーターを購入してしまうと、後々初期不良が起きたりすぐに故障するなどのトラブルに遭う恐れがあります。
なので、無線LANルーターを購入するときは、なるべくここで紹介したBuffaloやELECOMなどの名前が知られているメーカーのモデルを選びましょう。
深く知る必要はありませんが、多くの人に知られているメーカーによって販売ターゲットが異なっていることがあります。
ほとんどのメーカーは一般の人向けに無線LANルーターを販売していますが、NETGEARはオンラインゲーマー向けの製品を展開しています。
ネットサーフィンをするぐらいなら意識する必要はありませんが、オンラインゲームで遊ぶ場合はゲーマー向け製品を販売しているメーカーを選びことをおすすめします。
Q3.値段が高いWi-Fi/無線LANルーターがあるけど、何が違うの?同じようなスペックでも値段が違うのはなんで?
Answer.有線LANポートの規格などの細かな点に違いがあります。
値段が高い無線LANルーターのほとんどは、最大速度が1Gbpsなうえに電波の強度が格段に強くなっています。
といっても、スタンダードモデルとハイスペックモデルのどちらも、似たような性能なのに製品によって値段が異なっているので気になりますよね?
似たようなスペックなのに値段に違いがある原因は、有線LANポートの規格などの細かなところにあります。
たとえば、最大速度が同じ無線LANルーターでも、有線LANポートの規格が1000BASE-Tと100BASE-Tのモデルでは商品価値が全く違ってきます。
利用できる機能の違いで値段が異なることも少なくありません。
セキュリティソフトが内蔵されている無線LANルーターは、他の同スペックモデルよりも値段が高くなっています。
また、NETGEARの無線LANルーターは通信速度や電波の強度が優れているだけでなく、他の電波との干渉を防ぐ機能があるので値段がはるかに高く設定されています。
Q4.戸建てで無線LANルーターを置こうと思っているけど、1台で2階まで電波を飛ばすならどんなルーターを買えばいいの?
Answer.戸建ての2階建てならスタンダードなモデルで十分です。
2階にWi-Fiを飛ばすのであれば、わざわざ値段が高い無線LANルーターを用意する必要はありません。
標準的なモデルでも2階までWi-Fiを飛ばしてくれるからです。
たとえば、人気が高いBuffaloのWHR-1166DHP4は、4,000円代と安価でありながら2階までWi-Fiを飛ばせる高性能モデルです。
Q5.2階でも快適にWi-Fiを使いたいけど、どんなルーターを選べばいいの?
Answer.ネットサーフィンをするぐらいならスタンダードなモデルで十分ですが、より通信速度の速さを求めるならハイスペックモデルも検討してみましょう。
無線LANルーターが発信する電波は距離が遠くなるほど弱くなるので、離れた場所にいると通信速度が遅くなってしまいます。
といっても、ウェブサイトや動画を見るぐらいであれば、致命的と感じるほどの低速にはなりません。
ただ、どうしても通信速度の速さを求めるなら、可動式アンテナが搭載されたハイスペックモデルを選びましょう。
可動式アンテナが付いている無線LANルーターは電波が強いので、2階でもなかなか通信速度が遅くなりません。
まとめ
無線LANルーターを購入するときは、快適にWi-Fiを使うために以下の7つポイントをもとに製品を選びましょう。
- Wi-Fiを発信できる範囲
- Wi-Fiに接続したときの通信速度
- 対応しているWi-Fiの規格(11acの対応が必須)
- 有線LANポートの規格
- 同時接続できるデバイスの台数
- 信頼できるメーカーの製品であるか
- コストパフォーマンスの高さ
前もってこの7つのポイント押さえて無線LANルーターを買えば、快適にWi-Fiを使えるはずです。
利用しているデバイスが古いモデルであっても、今のうちに性能が高い無線LANルーターを用意しておけばスマホやパソコンを買い換えたときにWi-Fi速度の速さを感じることができます。