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インターネット回線の事業者にはさまざまな種類がありますが、その中でもNTTのフレッツ光は高い信頼度を誇ります。そのため、これからフレッツ光を契約しようと思っている人は多いのではないでしょうか?
ただ、フレッツ光にはさまざまな料金プランがあり、どれを選べばいいかわからなくなります。
しかし、フレッツ光の料金プランの種類は、意外とシンプルなラインナップになっています。また、プランごとの仕組みを見てみると、有力な選択肢は自然と絞られてくるでしょう。
そこで、ここではフレッツ光が用意している料金プランを種類と違いを解説します。業界人がおすすめするプランも紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
フレッツ光で利用できるプランの種類
フレッツ光は、西日本と東日本で提供するサービス内容が違うため、利用するプランの料金も別々に設定されています。ただ、選択できるプランの種類と仕組みは、西日本と東日本どちらもほとんど同じようになっています。
西日本で利用できるフレッツ光のプラン
フレッツ光西日本は、定額プランとライトプランの2種類があります。
定額プラン
フレッツ光西日本の定額プランは、名前の通り利用できるデータ量が無制限なうえに月額料金が定額になっているプランです。月額料金は戸建てで5,400円、マンションで3,700円となっていますが、「もっともっと割」を適用すると、さらに金額が安くなります。
利用期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目以降 |
割引未適用 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 | 5,400円 |
Web光もっと²割 | 3,810円 | 3,810円 | 3,810円 | 3,810円 | 3,810円 | 3,810円 | 3,710円 | 3,610円 | 3,610円 |
光もっと²割 | 4,300円 | 4,300円 | 4,110円 | 4,010円 | 3,910円 | 3,810円 | 3,710円 | 3,610円 | 3,610円 |
利用期間 | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目以降 |
割引未適用 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 |
もっと²割 | 3,250円 | 3,550円 | 3,080円 | 3,030円 | 2,980円 | 2,930円 | 2,880円 | 2,830円 | 2,830円 |
Web光もっと²割 | 2,930円 | 2,930円 | 2,930円 | 2,930円 | 2,930円 | 2,930円 | 2,880円 | 2,830円 | 2,830円 |
※マンションの戸数によって料金は異なります。
ただ、「もっともっと割」は、解約するタイミングが悪ければ違約金が高くなる欠点があります。
「もっともっと割」については、以下の記事で詳しく説明しています。あわせて参考にしてください。
フレッツ光「もっともっと割」のメリット・デメリットを解説!フレッツ光ライト
フレッツ光は西日本と東日本どちらも、定額プランだけでなく、利用したデータ量によって請求される料金が変動するプランがあります。
フレッツ光西日本の「フレッツ光ライト」は、戸建てとマンションで月額料金を以下の範囲で設定されています。
戸建て | 320MBまで | 320MB以上 1,320MB未満 | 1,320MB以上 |
2,300円 | 2,300~ 5,100円 | 一律5,100円 | |
マンション | 320MBまで | 320MB以上 1,110MB未満 | 1,110MB以上 |
2,200円 | 2,200~ 4,400円 | 一律4,400円 |
フレッツ光を契約して、1ヶ月間に利用したデータ量が320MB以内だった場合は、請求される料金は2,000円代になります。
利用したデータ量が320MBを超えると、上限に達しない限り利用した容量に応じて料金が請求されます。設定された上限以上のデータ量を消費した場合は、一律に設定されている金額が請求されます。
東日本で利用できるフレッツ光のプラン
フレッツ光東日本のプランは、西日本と仕組みがほとんど同じです。ただ、ライトプランには2つの種類が存在します。
定額サービス
フレッツ光の定額サービスは、西日本と東日本で料金が違います。特に、戸建ては「もっともっと割」がないことで、西日本よりも料金が高くなります。
項目 | 戸建て | マンション | ||
月額料金 | 5,700円 | プラン2 (16件以上の契約が 見込める場合) | プラン1 (8件以上の契約が 見込める場合) | ミニ (4件以上の契約が 見込める場合) |
3,350円 | 3,750円 | 4,350円 | ||
ギガ推し!割引 (30ヶ月間適用) | -300円 | -200円 | -200円 | -200円 |
にねん割 | -700円 | -100円 | -100円 | -100円 |
合計 | 4,700円 | 3,050円 | 3,450円 | 4,050円 |
フレッツ光ライトプラス
東日本にも、ネットを使った量で料金が変動するプランがあります。
フレッツ光東日本のライトプラスの月額料金は、3,800~5,500円になっていて、1ヶ月でネット通信で利用したデータ量によって金額が変わります。
1ヶ月で利用したデータ量が3GB以内であれば、3,800円。1ヶ月で利用したデータ量が3GB以上8GB未満であれば、3,800円から5,500円までの範囲で消費した容量に応じた金額が請求されます。
1ヶ月で利用したデータ量が8GBを上回ったとしても、5,500円以上の料金が請求されることはありません。なお、戸建てとマンションどちらも料金設定は同じ仕様になっています。
フレッツ光ライト
フレッツ光ライトは、先ほどのライトプラスよりもデータ量と料金の下限が低く設定されているプランです。フレッツ光ライトでは、データ量の下限が200MBとなっています。
1ヶ月で利用したデータ量が200MB以内だった場合、請求される料金は2,200円になります。
利用したデータ量が200MBから1,200MBの間だった場合、2,200円から5,200円の範囲で消費した容量に応じた金額が請求されます。消費したデータ量が1,200MBを超過しても、請求される金額は5,200円の一律になります。
マンションで利用する場合は、データ量の範囲は200MBから970MBになり、請求される料金の範囲は2,000円から4,300円になります。
どのプランを利用するにしても別途プロバイダの契約が必要になる
フレッツ光でインターネットを利用する場合、どのプランを選択しても別途プロバイダを契約しなければいけません。
そのため、先ほど紹介した料金とは別で、プロバイダの利用料金も必要になります。プロバイダの利用料金は事業者によって異なり、500円から1,200円が振れ幅になっています。
プロバイダ | 月額料金 |
AsahiNet | 戸建て:780円 マンション:700円 |
BB.excite | 戸建て:500円 マンション:500円 |
BIGLOBE | 戸建て:1,000円 マンション:650円 |
WAKWAK | 戸建て:950円 マンション:800円 |
OCN | 戸建て:1,100円 マンション:810円 |
plala | 戸建て:1,000円 マンション:600円 |
So-net | 戸建て:1,000円 マンション:900円 |
DTI | 戸建て:951円 マンション:680円 |
@nifty | 戸建て:1,000円 マンション:950円 |
hi-ho | 戸建て:1,200円 マンション:890円 |
フレッツ光の回線を契約するだけではネットが使えないので、プロバイダの契約も忘れないようにしましょう。
フレッツ光の料金については以下の記事でも解説しているので、詳しいところまで知りたい方はこちらもご参照ください。
フレッツ光の料金は高いのか?他社や他の回線と比較してみた!フレッツ光のプランを選ぶ方法
フレッツ光は、無制限でインターネットが利用できる定額サービスと、消費したデータ量によって料金が変わるライトプランがあることがわかりました。
これを読んでいる人の中には、「ネットを使う頻度が低いから、ライトプランを選ぼう」と思った人は多いのではないでしょうか? ただ、ライトプランは、意外とお得度が高くありません。
ほとんどの人はライトプランを選ぶべきではない
フレッツ光のライトプランは、インターネットをあまり使わない人にとっては魅力的な選択肢であることは確かです。ただ、料金が変動する範囲に設定されているデータ量は、そこまで多くありません。
下記の表を見るとわかりますが、東日本のライトプラスを除いた全てプランは、1GB以上のデータ量を使うと利用料金が一気に上限の金額になってしまいます。
サービス種別 | 住居タイプ | データ量の範囲 | |
フレッツ光西日本 | 戸建て | 320~1,320MB | |
マンション | 320~1,110MB | ||
フレッツ光東日本 | ライトプラス | 戸建て | 3~8GB |
マンション | |||
ライト | 戸建て | 200~1,200MB | |
マンション | 200~970MB |
1GBというデータ量は、普段からウェブサイトを見ているとあっという間に消費してしまう容量です。また、家族全員でフレッツ光の回線を使うと、1GBのデータ量はすぐに使い切ってしまいます。
「ライトプランはデータ量の上限を超えても定額だから大丈夫でしょ?」と思う人もいるでしょう。しかし、ライトプランの上限となる料金は、定額プランを利用した場合よりも高い金額になっています。
サービス種別 | プラン | 上限料金 |
フレッツ光西日本 | 定額プラン | 戸建て:3,610~4,300円 マンション:2,830~3,250円 |
ライトプラン | 戸建て:5,100円 マンション:4,400円 | |
フレッツ光東日本 | 定額プラン | 戸建て:5,700円 マンション:3,350~4,350円 |
ライトプラン | 戸建て:4,700円 マンション:3,050~4,050円 |
そのため、ほとんどの人は、ライトプランを契約すると逆に損をしてしまいます。
関東エリアであればライトプランを選ぶ余地がある
ただ、フレッツ光東日本のライトプラスは、料金が変動する範囲が3GBから8GBと広くなっています。
これでも容量は少ないですが、1人暮らしで自宅でネットを使う頻度が低い人であれば利用してみる価値があります。
ただ、YouTubeなどの動画を見ることが多い人だと、3GBからの8GBのデータ量はすぐに使い切ってしまいます。
プラン変更には工事と手数料がかかってしまう
ここまでの解説を読むと、「ライトプランで契約して損だと思えば、定額サービスに変更すればいいのでは?」と思うかもしれません。確かに、フレッツ光は契約してからでもプランを変更することができます。
ライトプランで損をしていると感じれば、定額サービスにプランを変えることで問題は解消できるでしょう。しかし、フレッツ光は、プランを変更すると再度工事が必要となるため、手数料が発生してしまいます。
プランを変更する際の手数料は地域によって異なりますが、戸建てで2,000円から7,600円、マンションで7,600円から18,000円もかかってしまいます。
住居タイプ | 手数料 |
戸建て | 2,000~7,600円 |
マンション | 7,600~15,000円 |
住居タイプ | 手数料 |
戸建て | 2,000~7,600円 |
マンション | 18,000円 |
また、工事には契約者の立ち会いが必要になる可能性があり、携帯電話のプラン変更と比べると手間がかかってしまいます。そのため、フレッツ光を契約するときは、定額サービスを選んだほうが無難なのです。
工事については以下の記事でも解説しているので、詳細が知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
フレッツ光の工事内容を全解説!工事時間は遅いと悪評が多い?!フレッツテレビを利用する場合は定額サービスしか利用できない
ちなみに、フレッツ光のテレビサービス「フレッツテレビ」を利用する場合は、定額サービスしか利用することができません。また、CS放送視聴サービス「ひかりTV」を利用する場合も、同じです。
光回線でのテレビ視聴については以下の記事でも解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
光回線でのテレビ視聴はどうなの?仕組みや料金まで全て解説!業界人がおすすめするフレッツ光のプラン
フレッツ光のプランは、西日本と東日本どちらも
- 定額サービス
- ライトプラン
この2つのどちらかを選ぶことができます。
ただ、フレッツ光の契約を取り次ぐ販売員のほとんどは、消費者に両方のプランを紹介していません。本来であれば、両方のプランを紹介することが販売の鉄則ですが、1つのプランしか紹介しないことには重大な理由があります。
フレッツ光の契約を取り次いでいる販売員のほとんどは、消費者に定額サービスしか紹介していません。これは、ライトプランはお得なように見えてリスクしかないからです。
先ほども説明した通り、フレッツ光のライトプランは、利用したデータ量に応じて金額が変動するサービスです。
しかし、自宅でインターネットを使う人のほとんどは、ライトプランで金額が変動する範囲を上回るデータ量を消費します。さらに、ライトプランで上限とされている料金は、定額サービスよりも高い金額になってるため、お得度がありません。
そのため、ライトプランは「存在しているようで存在していないもの」のようになっています。フレッツ光を契約するときは、定額サービスを選んだほうが無難だと言えるでしょう。
まとめ
フレッツ光は、西日本と東日本でプランの料金が違いますが、どちらも定額サービスとライトプランの2種類を用意しています。
定額サービスは、その名の通り一律の金額でインターネットが無制限で使えるプランです。ライトプランは、消費したデータ量によって料金が変動するプランです。
一見、ライトプランのほうがお得なように見えますが、定額サービスと比べるとリスクしかありません。ライトプランを利用してお得になった事例はほとんどないので、定額サービスを選んだほうが無難と思うべきでしょう。
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