光回線のおすすめ4選

無線LANを使う時やってはいけないこと5つ!絶対に注意!

スマートフォンやタブレットが普及したことで、インターネットを使うときは無線LANを通すことが一般的になりました。

無線LANはケーブルをつながずにネットが使えるものなので、とても便利なものと感じている人は少なくありません。

しかし、無線LANを使うときに、やってはいけないことが多くあります。

やってはいけないことを知らないと、通信速度が遅くなったりセキュリティに不安を抱える危険があります。

これらの危険を回避するために、無線LANを使うときにやってはいけないことを知っておかなければいけません。

ここでは、無線LANを使う時にやってはいけないことを5つ紹介します。

無線LANを日常的に使っている人は、これを読んでリスクを回避してくださいね。

無線LANを使うときにやってはいけないこと5つ

LAN

無線LANはスマホやタブレットなどで簡単に使えるものですが、それが故に危険を伴うリスクも付きまといます。

このリスクにはさまざまなものがあって、通信速度に影響するものや、セキュリティ上の脅威になるものがあります。

さまざまなリスクを避けるために、やってはいけないことを知っておきましょう。

その1.値段が安いという理由で無線LANルーターを選んではいけない

無線LANルーターを購入するときは、多くの人が値段の安さで選ぼうと思うのではないでしょうか?

しかし、値段の安さだけで無線LANルーターを選ぶことはおすすめできません。

無線LANルーターはどれも同じではなく、種類によって性能が大きく違います。

無線LANルーターの種類一覧表

値段が安い無線LANルーターは対応している通信速度が遅く、Wi-Fiの電波が飛ばせる範囲が狭いものがとても多いです。

どれだけ通信速度が速い光回線サービスを使っていても、無線LANルーターの性能が低いと快適にネットを使うことができなくなります。

無線LANルーターの性能は、値段の高さと比例してクオリティが高くなります。

しかし、値段が高い無線LANルーターならどれでも良いというわけでもありません。

無線LANルーターは人によって見合った種類が違うので、自分に合ったものを選ぶことがベストな方法です。

自分に見合った無線LANルーターを選ぶには、

  • 電波を発信できる範囲
  • 対応の通信速度
  • Wi-Fiの規格

この3つがポイントになります。

これらのポイントを押さえておけば、自分に合った無線LANルーターが見つかるでしょう。

無線LANルーターの選び方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご参照ください。

Wi-FiルーターWi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ!おすすめを安さや人気度ごとに紹介!

その2.設置場所を適当に決めてはいけない

無線LANのルーター

自分に合った無線LANルーターが購入できても、設置する場所を適当に決めては意味がありません。

無線LANルーターの性能をフルに発揮させるには、設置場所も大切なのです。

ベストな設置場所を知るには、設置してはいけない場所を知ることが大切です。

無線LANルーターは、

  • 部屋の隅っこ
  • 窓際
  • 電子機器の近く

この4つの場所に置いてしまうと、性能が落ちてしまいます。

部屋の隅っこは電波が届く範囲が狭くなる

無線LANルーターは360度の方向にWi-Fiを飛ばすようになっています。

そのため、部屋の隅に置いてしまうと、自宅の中にWi-Fiが発信される範囲が半分になってしまいます。

かといって、自宅のど真ん中に無線LANルーターを置くことは難しいと思います。

ですので、できるだけ隅っこには置かないようにするといいでしょう。

どうしても隅っこにこだわる場合は、中継器も利用すると電波を保つことができるのでおすすめです。(中継器の詳細は以下の記事をご参照ください。)

Wi-Fiの中継器Wi-Fi/無線LAN中継器とは?効果はあるか子機との違いまで解説!

窓際も電波の届く範囲が狭くなる

窓際も無線LANルーターを置いてはいけない場所の1つです。

理屈は部屋の隅と同じで、Wi-Fiが届く範囲が半分になってしまうことが理由です。

床に置くと上方向への電波が届く範囲が狭まる

無線LANルーターは横方向だけでなく、上下の360度の方向へ向けてもWi-Fiを発信しています。

無線LANルーターが上下360度にも電波を飛ばしている図

そのため、床に置くとWi-Fiが届く上下方向の範囲が半分になってしまいます。

無線LANルーターを置くときは、床よりも高いテーブルや棚を選ぶようにしましょう。

電子機器の近くだと通信障害が起きてしまう

もう一つ、意外と見落としがちなポイントがあります。

それは無線LANルーターが、電子レンジやコードレス電話など電子機器の近くに置くと通信障害を起こしやすくなることです。

電子レンジやコードレス電話は、無線LANルーターが発する電波と同じ周波数帯となる2.4GHzの電磁波を発生させています。

そのため、無線LANルーターを電子機器の近くに置くと複数の電磁波が干渉してしまい、通信が途切れたり速度が遅くなってしまいます。

周波数帯が5GHz帯の電波を使えばこの問題が避けられる可能性はあります。

しかし、確実に解消できるとは言えないので、電子機器の近くには無線LANルーターを置かないほうが無難でしょう。

水槽の近くや無線LANルーターが隠れる場所もNG

水槽

無線LANルーターが発信するWi-Fiの電波は、水に反射されて強度が弱くなる欠点もあります。

そのため、魚を飼育している場合は、無線LANルーターを水槽の近くに置かないようにしなければいけません。

壁になる障害物があっても電波が弱くなるので、無線LANルーターを隠れないような場所に置くことも大切になります。

電波の弱さが気になっている方は、以下の記事も参考にしてみてください。

無線LANルーターWi-Fi/無線LANが弱い場合の対策!届かない部屋や2階などに届かせる方法を伝授!

その3.複数の無線LANルーターを近い場所には置かない

あまり多い事例ではありませんが、複数の無線LANルーターを近い場所に置くのも良いとは言えません。

2つ以上の無線LANルーターを同じ場所に置くと、それぞれの電波が干渉して通信障害が発生するからです。

たとえば、自宅の無線LANルーターが置いてある場所でモバイルWi-Fiルーターを使うと、通信障害が起きて速度が遅くなる恐れがあります。

このような状況の場合は、モバイルWi-Fiルーターの電源を切って無線LANルーターが発信するWi-Fiを使う必要があります。

自宅に固定回線を引いていてモバイルWi-Fiルーターも使っている、という人は覚えておきましょう。

その4.無線LANの暗号化は解除してはいけない

無線LANルーターが発信するWi-Fiは暗号化をされているので、利用するときはデバイス側でパスワードの入力が必要です。

wifiの電波状況

しかし、パスワードの入力が面倒だと感じる場合は、無線LANルーターの設定ツールなどで暗号化を解除することができます。

パスワードを入力する必要がなくなると、自宅のWi-Fiが簡単に使えるようになります。

そうなると利便性が高くなるように見えますが、これには大きなリスクがあるのでおすすめできません。

「タダ乗り」の危険性

暗号化を解除するリスクとは、Wi-Fiの電波が「タダ乗り」されてしまうことです。

「タダ乗り」は他人のWi-Fiを無断で使うことで、暗号化をしておかなければ自分のWi-Fiを他の人に「タダ乗り」されてしまうわけです。

自分のWi-Fiが他人に使われると思うと、気持ちが良いものではないでしょう。

「タダ乗り」はマンションなどの集合住宅でされることが多いです。

隣の家に住んでいる人が自分のWi-Fiを「タダ乗り」で使っていたという事例は珍しくありません。

「タダ乗り」をすることには、ほとんどの人が「違法性がある」と思うでしょう。

しかし、東京地裁は「タダ乗り」を巡る裁判で無罪判決を出しています。

参考 「ただ乗り」は無罪 不正アクセスで懲役8年毎日新聞公式サイト

この判決には多くの人が疑問を感じています。

東京地裁曰く、「タダ乗りは通信の秘密を知るための手段・方法に過ぎないので、通信の秘密に抵触しない」という理屈のようです。

ただ、総務省は「タダ乗り」を違法と解釈しています。

参考 無線LAN「ただ乗り」無罪 総務省「違法の場合も」毎日新聞公式サイト

とても複雑な話ですが、無罪か有罪のどちらになるにしても「タダ乗り」をされることは気持ちが良いものではありません。

このリスクを低くするためにも、無線LANルーターの暗号化は解除しないほうがいいです。

「タダ乗り」されると個人情報・クレジットカード情報が盗まれる可能性も

「タダ乗り」をされた場合、自分のネット回線が勝手に使われるだけではなく、自分が行ったネット通信の内容を全て見られてしまいます。

自宅で「タダ乗り」された場合のイラスト

「タダ乗り」をされてネット通信の内容を見られてしまうと、個人情報やクレジットカードの情報まで盗まれてしまいます。

「タダ乗り」で個人情報を盗まれた場合のイラスト

盗まれたクレジットカードの情報をもとに不正利用をされたケースは増加しているので、暗号化を解除する行為はリスクでしかありません。

なお、「タダ乗り」をしてネット通信の内容を盗み取ることは違法になります。

「タダ乗り」をすること自体には違法性がないと東京地裁は判断していますが、今後法整備がされる可能性は0ではありません。

そのため、「タダ乗り」はしない・させないと思うべきでしょう。

その5.無料の無線LANはセキュリティ対策なしで使ってはいけない

無線LANはパスワードによる暗号化を施していても、解読されて「タダ乗り」される可能性があります。

このリスクを考えると、設定するパスワードは複雑なものにしなければいけません。

「タダ乗り」され情報を悪質利用された場合のイラスト

しかし、パスワードを複雑なものしたからと言って、「タダ乗り」をされる可能性は0にはなりません。

「タダ乗り」をされる可能性を限りなく0にするには、セキュリティソフトを使って対策することも必要になります。

現在のセキュリティソフトは、ウイルスだけでなく「タダ乗り」による不正アクセスも監視してくれます。

実際にセキュリティソフトを使ってみると、膨大な数の不正アクセスがあることがわかります。

筆者が利用している無線LANルーターも、1日で400以上の不正アクセスがありました。

セキュリティソフト「マカフィー」の無線LAN不正アクセス検出結果

※セキュリティソフト「マカフィー」で無線LANの不正アクセスを検出した結果。

幸いセキュリティソフトを使う前はネット上でクレジットカード情報を入力していませんでした。ですので、運良くトラブルを避けることができました。

しかし、セキュリティソフトの利用が遅ければ大事に至っていたと思うと、背筋が凍り付きます。

この事例があることを考えると、セキュリティソフトは使ったほうが良いと言わざるを得ません。

現在のセキュリティソフトはパソコンだけでなくスマホでも使えるものがありますし、無料で利用できるものもあります。

有料でも金額は高くないので、個人情報やクレジットカードを盗まれるぐらいならセキュリティソフトを使ったほうがいいでしょう。

おすすめは有名な「ウイルスバスター」です。定番的なソフトなのでもっとも安心して使えます。詳細はウイルスバスターの公式サイトをご参照ください。

>>ウイルスバスターの公式サイトはこちら

もしタブレットを使っているなら、以下の記事でセキュリティ対策を解説しています。こちらも参考にしてみてください。

ウイルス感染する?タブレットのセキュリティ対策は必要なのか解説!

まとめ

無線LANはLANケーブルを使わずにネットが利用できる便利なものですが、やってはいけないことが多くあります。

無線LANはルーターを置く場所で電波の強さが変わり、通信速度が大きく影響します。

自宅の隅や窓際に置くと電波が届く範囲が狭くなり、電子機器の近くに置くと電波が干渉してしまいます。

無線LANルーターを置くときは、電波が届く範囲が広くなり電子機器が近くにない場所を選びましょう。

場所に縛られたくないという方は、モバイルルーターの導入を考えてもいいでしょう。

エリア内であればどこでも電波は届きますし、月額料金も今はかなり安いので家のネット環境としてもおすすめです。(詳細は以下の記事をご参照ください。)

ネット環境構築方法を知り驚く男家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!

そして何よりもまず無線LANルーターが発信する電波が、パスワードで暗号化されていることが基本になります。

そして、これを解除してしまうと「タダ乗り」されてしまう危険性が高まります。

「タダ乗り」をされてしまうと、自分の情報が盗まれてしまうので大きなトラブルになりかねません。

無線LANルーターの暗号化は、解除しないほうが無難です。

暗号化をしていても解読されて「タダ乗り」される恐れがあるので、なるべくセキュリティソフトも使ったほうがいいでしょう。

これらのポイントをしっかり押さえて、無線LANを安全に使えるようにしてくださいね。