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スマートフォンを持っていて必ず付いてくるリスクは落下したときの画面割れです。スマホはガラケーと違い画面が常にむき出しにになっているため、いつ画面が割れてもおかしくありません。
これはタブレットにも同じことが言えますし、タブレットはスマホ以上に画面の面積が大きいため、スマホ以上に画面が割れるリスクが高いと言えます。
タブレットは頑丈に見えますが、実はスマホ以上に割れやすいという弱点を持っているのです。
すでにタブレットを割ってしまい、途方に暮れている人もいるのではないでしょうか? そこで、この記事ではタブレットの液晶画面が割れたときの対処法を詳しく解説します。
タブレットの液晶画面が割れた!これって直せるの?
タブレットの画面が割れるのは非常にショッキングなことです。このショッキングな気持ちを癒やすために、タブレットを直すことはできるのでしょうか?
タブレットは基本は自分で修理できない
タブレットの液晶画面が割れてしまうと、誰もが「自分で直すことはできないだろうか?」と考えるでしょう。自分で割れた液晶画面を直せると、今後いつ壊しても問題ですからね。
しかし結論から言えばタブレットの液晶画面はよほどの専門スキルを持っていない限り自分で直すことはできません。タブレットの内部構造は非常に複雑になっています。
基板からケーブルを通して液晶画面に情報を送る仕組みですが、液晶パネルを取り外す際にケーブルの断線や基板の破損など二次災害を起こす可能性も高いです。場合によっては半田ごてなど細かい作業になることも。
なのでタブレットの修理は、ある程度の専門スキルがない限り自分で行うことはおすすめできません。また自分で修理した場合はメーカー保証の対象外になるので、全くおすすめできません。
タブレットの画面が割れたときの対処法はバックアップ
液晶画面が割れてしまった場合にすぐ行わなければいけないことは、タブレットに保存しているデータのバックアップです。
なぜバックアップが必要なのでしょうか?
メーカーが定めた正規の修理店に依頼すると、端末が初期化された状態で返ってきます。個人情報保護法により、修理を行う前に端末を初期化することが義務づけられているからです。
一度修理に出すとデータは消えてしまうので、修理に出す前にバックアップが不可欠になるわけですね。常日頃からバックアップを取っているのなら問題ありませんが、取っていない場合は早急にデータを取り出しましょう。
液晶画面が割れても操作ができるのであれば、操作できるうちに行ってください。画面割れは操作が可能であっても、いつヒビが広がって操作できなくなるかわかりません。
AndroidタブレットはSDカードへ、iPadであればiCloudやiTunesを使いましょう。一部ではUSBメモリも使えるものもあるので、こちらでもいいでしょう。(USBメモリの使用については、以下の記事をご参照ください。)
タブレットでUSBメモリは接続し使えるの?機能を詳しく解説!画面タッチが反応しない故障だった場合の対処法
液晶画面割れは、酷い場合は画面操作が行えないこともあります。こうなると、タッチ操作でのバックアップはできません。
しかしAndroidタブレットは写真のような変換ケーブルを通してマウスを接続すれば、マウス操作でバックアップ作業が行えます。
iPadの場合は変換ケーブルを利用してもマウス操作ができません。しかしiPadをパソコンに接続できるのであれば、パソコンにバックアップアプリを入れておけば写真や動画などを取り出すことができます。
PhoneRescue 参考 PhoneRescue
iPadやiPhoneの写真や動画をパソコンに取り込めるソフトです。Androidタブレットで、マウスすら認識しない故障になった際も利用できます。
データの取り出し以外にシステムクラッシュになったiOSシステムの復元も可能です。iPad専用であれば「iPhoneデータ復元」も選択肢の一つでしょう。
iPhoneデータ復元 参考 iPhoneデータ復元
破損したiPadのデータを取り出すのであれば、こちらで十分です。これでタブレットの中にあるデータの救出は安心ですね。
タブレットを修理に出す方法
先ほども説明しましたが、タブレットは画面が割れてしまうと専門スキルがない限り修理に出すしかありません。
タブレットはiPadと、Androidタブレットの2種類に分かれます。この種類によって修理に出す手続き方法が違います。また携帯電話ショップで購入したか否かによっても異なります。
(この種類の違いについては、詳しくは「タブレットとiPadの違いは何かわかりやすく解説!」の記事をご覧ください。)
8分でわかる!タブレットとiPadの違いは何かわかりやすく解説!タブレットを修理に出す際の注意点。修理はなるべくメーカーへ
まずタブレットを修理に出す前に、肝に銘じておかなければいけないことがあります。タブレットの修理はなるべく直接メーカーへ、もしくはメーカーが定めた正規プロバイダへ出した方が良いということです。
今はタブレット、スマホともにメーカー公認の修理受付店舗以外に、非公式の修理店が増えてきました。地方に在住の方は、遠くのメーカー公認店舗に行く手間がなく重宝するかもしれません。
しかし、非公式の修理店はメーカー保証が対象外となってしまいます。非公式の修理店で修理を行ったあとに何かしら不具合が発生した場合、Appleはその端末の修理を行ってくれません。
なのでタブレットの修理は、なるべく正規店で行うことをおすすめします。どうしても非公式の修理店で修理する場合は、修理後の保証を行う店舗を選びましょう。
たとえば全国に店舗をかまえる「スマートドクタープロ」は信頼度が高いと評判です。
参考 スマートドクタープロiPadの修理はAppleが定めた正規プロバイダに出すか、郵送の2通り
iPadおよびiPhoneはApple Store以外の販売店で修理受付を行っていません。Apple製品の修理は基本、Appleが定めた正規プロバイダ店舗に依頼することになります。
基本的に店頭修理であれば即日対応してくれますが、混雑状況次第では修理した端末の引き渡しが翌日になることも考えられます。店舗に修理依頼する場合、なるべく午前中に出向くべきでしょう。
正規プロバイダ店舗はAppleの公式サイトから確認できます。
参考 Appleの公式サイト正規プロバイダ店舗が自宅から遠い方も、別の方法があります。Appleはオンライン、もしくはカスタマーセンターへの電話で修理の申込みができます。
申し込みが完了すると、配送業者が故障したタブレットを回収しに来てくれるので、地方在住の方はこの方法を使うと良いでしょう。
iPadは保証に加入していれば、ラッキー
iPadを修理に出すといっても、iPadの画面割れ修理は決して安い値段ではありません。iPadの修理金額一覧を見てみると、修理代金の高さがわかります。
iPad mini iPad mini 2 | 22,800 円 |
iPad iPad 2 iPad Air iPad (第5世代) | 28,800 円 |
iPad (第3世代)iPad (第4世代)iPad mini 3iPad mini 4iPad Air 2 | 34,400 円 |
iPad Pro (9.7インチ) | 41,800 円 |
iPad Pro (10.5インチ) | 49,800 円 |
iPad Pro (12.9インチ)iPad Pro (12.9インチ、 第2世代) | 66,800 円 |
しかしiPadの購入時に「Apple Care+for iPad」に加入している場合、修理代金は大幅に安くなります。
この Apple Care+for iPadはAppleによるメーカー保証期間が2年間になります(通常は1年間)。メーカー保証の2年間の間、iPadの修理が4,074円の料金で2回まで受けることができるのです。
Apple Careへの加入有無は正規プロバイダ店舗で確認することができます。加入していたらラッキーと感じるのではないでしょうか?
Androidタブレットの修理は、購入店舗かメーカーへ
AndroidタブレットはiPadと違い、購入した店舗で修理の申し込みが行えることが特徴。家電量販店などで購入した場合は、まず購入した店舗へ問いあわせてみましょう。
またAndroidタブレットを販売するメーカーは、メーカー自体が修理受付を行っています。Appleのように配送業者が端末を回収することも。保証内容はメーカーによってさまざまなので、要問い合わせです。
携帯電話ショップで購入したAndroidタブレットは、キャリアショップで申し込みが必要
今や携帯電話ショップはあらゆるAndroidタブレットを販売しています。携帯電話ショップで購入したタブレットはメーカーではなく、キャリアショップへ修理を依頼しなければいけません。
たとえばdocomoで購入したタブレットは、全国のdocomoショップへ修理依頼をするという形です。
また購入時に携帯電話会社が提供する保証サービスに加入している場合、修理代金は保証が適用された値段になります。
携帯電話会社の保証サービスは修理内容によって修理代金の80~100%までの金額を負担してくれます。保証に入っていない場合の修理金額はメーカーにもよりますが、2~4万円が相場と言えるでしょう。
iPadも携帯電話ショップで購入した場合は、キャリアが提供する保障サービスに加入することはできますが、修理はAppleが定めた店舗にしか依頼できません。
また修理代金もAppleへ一括で支払ってから、キャリアショップで保証による補填手続きを行う必要があるため面倒です。
タブレットを買い換えするとしたら
保証が適用されない場合、タブレットの修理代金は下手すると新品が1台買える値段になります。具体的に、タブレットを買い換えると、どれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
現在のタブレット価格
現在、販売されている主要タブレットの料金を表でまとめました。さきほど説明した修理代金に近い金額のモデルも確認できますね。
Apple | 9.7インチiPad | 37,800~63,800円 |
10.5インチiPad Pro | 69,800~117,800円 | |
12.9インチiPad Pro | 86,800~134,800円 | |
ASUS | ZenPad 3S 10 | 44,800円 |
ZenPad 3 8.0 | 36,800円 | |
ZenPad 8 | 20,186円 | |
ZenPad 7.0 | 21,800円 | |
HUAWEI | Media Pad T3 10 (LTEモデル) | 22,800円 |
Media Pad T1 7.0(LTEモデル) | 12,980円 | |
Media Pad T2 8 PRO(LTEモデル) | 22,800円 |
この中からメーカー別におすすめタブレットを紹介しましょう。
Apple 9.7インチiPad
iPadの中でもっとも安い値段で購入できるモデルです。iPad Proはペンや専用キーボードに対応していますが、基本的な動作速度はこの9.7インチiPadとあまり変わりません。タブレットを仕事で使う人でない限り、こちらのモデルで十分でしょう。
ASUS ZenPad 3S 10
ASUSの9.7インチタブレット。鮮明な2Kディスプレイだけでなく、デュアルスピーカーで臨場感のある音を体感できます。動画視聴には打って付けの1台ですね。
HUAWEI Media Pad T3 10
携帯電話ショップで人気を博しているAndroidタブレットと言えば、HUAWEIです。背面の高品質なアルミニウムボディは、iPadを彷彿とさせる高級感を漂わせています。
ASUSとHUAWEIは、Appleと比べてコストパフォーマンスが高いモデルが多いことも嬉しいポイントです。7~8インチのコンパクトモデルも理想に見合った機種に出会える可能性が高いと言えるでしょう。
もしタブレットをできる限り安く買いたい方は、「タブレットを安く手に入れる方法」の記事もあわせてご覧ください。
タブレットを安く手に入れる方法5つと安く使う方法6つを暴露!まとめ
タブレットの画面を修理するには高い修理費用が必要になります。修理費用を節約するために自分で修理を行いたいと思いますが、メーカー保証が無効になるなどのリスクがあるので、おすすめできません。
現在、使っている機種を継続して使い続けたいのであれば、正規ルートで修理するべきでしょう。
また修理費用は一度見積もりを出してくれるメーカーもあるので、修理費用と新しいタブレットの販売金額を見比べて、修理か買い換えのどちらにするか考えるのもいいでしょう。
修理をしないで買い替えをするなら、壊れたタブレットは廃棄になります。廃棄のやり方については以下の記事で解説しているので、こちらもあわせてご参照ください。
タブレットを廃棄する正しい手順をわかりやすく解説!注意点も解説!