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現在のスマートフォンで使っているLTE回線は、ウェブサイトの閲覧から動画視聴まで難なくできる高速回線です。しかしネットがつながらなくて困った経験はありませんか?
スマホがネットにつながらない原因はさまざまで、原因を知っておかなければ自分で対処するのは難しいです。ここでは、スマホのLTE回線がつながらない原因をランキング形式で紹介し、対処法を解説します。
ランキングで登場した方法だけでなく、マニアックな原因の対処法も紹介するので、常にLTE回線を快適に使いたい人は是非読んでみてくださいね。
LTEがつながらない原因ランキング
スマホのLTE回線がつながらない原因は数多くあります。全ての原因を知っておけば、自分で素早く対処できる可能性が高くなります。
考えられる原因はそこまで多くないので、ランキングの上位に位置する原因だけでなく可能性が低い原因も知っておきましょう。
※そもそもLTEとは何か、ということから理解していると、以下の記事もより理解しやすいですよ。詳細は以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
LTEとは?Wi-Fiや4G、3Gとの違いまでわかりやすく解説!第1位 契約しているデータ容量の上限に達してしまった
LTE回線がつながらない原因でもっとも多いのは、使用するデータ量の上限を超えたことによる速度制限です。docomoなどの携帯電話キャリアは、契約する料金プランによってネット通信で利用できる容量に上限を設定しています。
契約プランで設定されているデータ量の上限を超えると、通信速度が極端に遅くなり動画視聴はおろか、ウェブサイトの閲覧も難しくなります。
※LTEの速度制限の詳細は以下の記事でも解説しています。詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご参照ください。
LTEの速度制限を全て解明!解除の仕方や対策まで徹底解説!データ量を追加で購入すれば速度制限が解除される
携帯電話キャリアはデータ容量の上限に達した場合、データ容量を追加で購入することで速度制限が解除できます。追加で購入するデータ量は1GBあたり1,000円です。
データ容量が大きいプランに変更すれば、速度制限が回避できる
データ容量の上限を超えたことが原因の場合、自分の利用スタイルに今の契約プランが合っていないことを意味します。キャリアで契約しているプランを、よりデータ量が多いものに変更すると速度制限がかかる可能性が低くなります。
しかしデータ量の追加購入や、データ量が多いプランに変える方法は月々のスマホ代が高くなることがデメリット。スマホ代を高くしたくない人は、次の方法を活用すると良いでしょう。
Wi-Fi接続を活用しよう
スマホをWi-Fiに接続してネットをすると、携帯電話キャリアの回線を利用しないのでデータ量を消費しません。
自宅にWi-Fiがある人は、自宅でネットをするときは常時Wi-Fiにつないでおけば携帯電話キャリアのデータ量の上限に達する可能性が低くなります。
自宅にWi-Fiがない人は、飲食店などに設置されているWi-Fiスポットを活用すると良いでしょう。
もしくはこれからモバイルルーターを導入するのもおすすめです。今はモバイルルーターはかなり価格が安く、かつ速度も固定回線並みに速くて快適。詳細は以下の記事でも解説しているので、あわせてご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!第2位 端末に動作履歴が溜まり過ぎている
スマホ端末は電源をオフにしない限り、ネットの利用やアプリの動作の履歴が端末の中に溜まります。数週間から一ヶ月程度であれば、電源を切らなくても正常に作動します。
しかしスマホを電源を付けたまま何ヶ月も使い続けると、動作履歴が溜まってしまいLTEの通信ができなくなる場合があります。
再起動をすることで、利用履歴がクリアされLTE通信が利用できる
スマホの動作履歴は、端末を再起動すればクリアになります。ネットがつながりにくいときは、まず最初にスマホを再起動させてみましょう。
スマホの動作履歴が溜まるとネット通信だけでなく、本体の処理速度も影響します。一ヶ月に一度は端末を再起動させることをおすすめします。
第3位 誤ってLTE通信がOFFになっている
スマホを再起動させてもネットに接続できない場合、通信の設定を間違っている可能性があります。端末の設定アプリを起動してみましょう。
設定メニューにあるモバイルデータ通信がOFFになっていると、ネットが利用できません。
モバイルデータ通信がONになっていても、二行目の「通信のオプション」をタップすると4G(LTE通信の別名)だけがOFFになっている場合があります。念のため、確認しておきましょう。
※「通信のオプション」をタップすると4GのON/OFF設定が確認できます。
※4Gの設定は3種類。OFFになっていれば、切り替えを行いましょう。
海外旅行から帰ってきたときに、「機内モード」がONになったままでネット通信ができない事例も多くあります。
海外旅行から帰ってきたときは、機内モードがONのままではないか確認する習慣をつけましょう。
第4位 誤っておやすみモードがONになっている
iPhoneでよくある事例は、操作を誤って「おやすみモード」がONになってしまった場合です。下の写真にある三日月のマークが青色であれば、おやすみモードがONになっています。
※三日月のマークに色が付いていなければ、おやすみモードはOFFです。
※三日月のマークが青色になっていると、ネット通信ができません。
おやすみモードは、ネットの通信や電話の回線を遮断する機能です。三日月のマークが青色になっていることが確認できた場合は、三日月のマークをタップして色がない状態にしてください。
おやすみモードのON/OFFの切り替え画面は、メニュー画面を下からスワイプするだけで表示されます。
誤って知らない間にONになっていたという事例が多いので、覚えて損はないでしょう。
第5位 SIMカードの読み込みに不具合が起きている
スマホがSIMカードを上手く読み込んでいないことが原因でネットに接続できないことがあります。
SIMカードは利用する電話番号と回線情報をスマホに認識させる役割をしています。スマホがSIMカードを読み込まなければ、ネット通信ができません。
しかし、SIMカードの読み込み不具合が原因である可能性は低いです。端末の再起動や設定の確認を行っても問題が改善されないときに、SIMカードに原因があるのではないか考えましょう。
SIMカードを挿し直せば症状が改善できる
SIMカードが原因でネット通信ができない場合、SIMカードの挿し直しをすればネット通信が再びできるようになります。
※iPhoneや海外メーカのスマホは、SIMピンを使ってSIMトレイが取り出せます。
ほとんどのスマホは、本体の側面にSIMカードが挿入されています。
iPhoneや海外製のスマホは、SIMカードのトレイの穴にSIMピンを差し込まなければいけません。SIMピンがない場合は、クリップの先端などを使うといいでしょう。
SONYやSHARPなど国産メーカーのスマホは、SIMピンを使わずにSIMカードの挿し直しができます。
※SONYのXperia XZsは、手の爪でSIMトレイが取り出せます。
第6位 キャリアの通信エリア外で3Gしかつながらない
携帯電話キャリアのLTE回線は提供エリアが広くなったので、あまりない事例ですがLTEの通信エリア外のため3G回線しか使えないことがあります。山の中や、山沿いの地域でごく稀にあるパターンです。
キャリアが提供するホームアンテナを利用しよう
家の中でLTE回線がつながりにくい場合は、携帯電話キャリアが提供するホームアンテナを自宅に設置してみましょう。
携帯電話キャリアのdocomoとSoftBank、auは宅内に基地局からの電波を引き込むホームアンテナを無料で提供しています。
※SoftBankのホームアンテナ。
参考 ホームアンテナ3ソフトバンク 公式サイト 参考 auレピータau 公式サイト 参考 ドコモレピータ概要<br /> NTTドコモ 公式サイトなおホームアンテナは自宅だけでなく勤務先への設置も可能です。
外出先が提供エリア外だった場合、キャリアに要望を出すしかない
外出先がLTE回線が提供されていないエリアだった場合は、契約しているキャリアの電波の拡大を待つしかありません。携帯電話キャリアの3社は、電波の改善要望を受け付けています。
電波の改善がされない期間が長ければ、他のキャリアへの乗り換えを検討したほうがいいでしょう。
対処法を実践してもつながらない時の対処法
全ての対処法を行ってもLTEがつながらない場合はスマホ本体かSIMカード、もしくはキャリア側に原因があります。基本的な対処法で解決できないときのための、さらなる対処法も覚えておきましょう。
格安SIMは、契約会社によって特殊な速度制限がある
今、これを読んでいる人の中には格安SIMを使っている人もいるでしょう。格安SIMは、docomoなどの大手キャリアの回線を低価格で提供しています。
しかし、格安SIMの事業者によっては3日間に一定の通信量を消費すると速度制限がかかる場合があります。速度制限の条件になる通信量は事業者によって違いますが、3日間で500MBから3GBまでが振れ幅になっています。
また格安SIMは朝晩の通勤ラッシュと正午の時間帯は回線が混雑するため、瞬間的な速度制限がかかることもあります。
この制限はデータの追加購入やプランの変更では解除できません。速度制限がある格安SIMを契約している場合、速度制限がない格安SIMに乗り換えることをおすすめします。
もしくはモバイルルーター(WiMAXなど)と併用すると、高速で実質無制限で通信ができておすすめです。詳細は以下の記事で解説しているので、こちらもあわせてご参照ください。
お得すぎる!格安SIMとWiMAXを併用するべき5つの理由!SIMカードに不良があれば、キャリアが再発行してくれる
SIMカードの挿し直しをしてもLTE回線がつながらない場合、SIMカード自体に不具合があることが考えられます。SIMカードの挿し直しを行ってもネットがつながらない場合は、新しいSIMカードを発行してもらいましょう。
携帯電話の大手キャリアは、ショップでSIMカードの再発行手続きができます。人為的な不良でなければ、無料で再発行してくれるのでショップに相談してみるといいでしょう。
SIMカードに人為的な傷が入っているなどの場合は、3,000円の発行手数料が必要なので注意しましょう。
端末に原因がある可能性があり!メーカーに問いあわせてみよう
SIMカードを再発行して、通信設定も問題がない場合はスマホ本体が故障している可能性があります。また端末の初期不良でネットにつながらないパターンもあります。
全ての対処法を行い、SIMカードを再発行してもネットにつながらないときは、スマホ本体を購入した店舗に相談してみましょう。
iPhoneとAndroidスマホともに購入した店舗で相談はできますが、修理をしてもらう場合iPhoneはAppleが認定した修理店でなければ対応してくれないので注意しましょう。
Androidスマホは購入した店舗で修理受付が可能です。(店頭で修理作業をするわけではありません)
ホームアンテナを導入してもつながらない場合は、キャリアを乗り換えるべき
設定に問題がなく、端末やSIMカードにも異常がなく、自宅にホームアンテナまで導入しても症状が改善されなければ契約しているキャリアの乗り換えを視野に入れなければいけません。
SoftBankとauは、一部LTE回線が利用できない地域があります。docomoは人口が密集している都市部から、いわゆる田舎と呼ばれる地域まで手広く提供エリアを広げています。
もっとも安定して利用できるキャリアはdocomoですが、これはあくまで目安でしかありません。近所の人にどこの携帯電話キャリアを使っているのか聞いてみると、快適にネットがつながるキャリアが見えてくるでしょう。
まとめ
LTE回線がつながらない原因は大きく分けて5つです。
- 速度制限に引っかかった場合
- 設定に問題がある場合
- SIMカードに問題がある場合
- 本体に問題がある場合
- 契約しているキャリアに問題がある場合
まず最初に速度制限に引っかかっていないか確認しましょう。そしてプランの見直しをまずしましょう。
ただ今はモバイルルーターの価格はかなり安く実質無制限で高速の通信できるので、プランの見直しをするより圧倒的におすすめです。詳細は以下の記事でも解説しているので、あわせてご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!速度制限に引っかかっていない場合、設定を確認してください。設定に問題がなければ、SIMカードか本体に問題がある可能性が高いです。契約しているキャリアに問題がある可能性は極めて低いです。
キャリアの電波提供エリアなどは、全ての対処法を行っても改善できない場合の最終手段と思ってください。