光回線のおすすめ4選

LTEの速度制限を全て解明!解除の仕方や対策まで徹底解説!

スマホでネットをしているときに、速度が遅くなって困った経験がある人は多いでしょう。

また速度制限があることを聞いて、スマホでネットを使うことに慎重になっている人もいるでしょう。

携帯電話キャリアは、大手と格安SIMともに速度制限がかかる条件が設けられています。

住宅などに引く固定回線は早い速度でネットが使い放題なのに、スマホは速度が制限されるのはおかしいと感じるのではないでしょうか?

速度制限を回避するには、どのような対策をすればいいか悩んでいる人も多いでしょう。

そこで、ここではスマホで利用するLTE回線の速度制限の理由から原因を詳しく解説します。

携帯電話キャリアごとの速度制限の条件から、速度が制限されないための対処方も紹介するので、スマホでネットを使いまくりたい人は是非読んでみてください。

目次

LTEの速度制限について知ろう!

顔認証でロック解除した

LTE回線はキャリアによって速度が違いますが、スマホでウェブサイトの閲覧から動画視聴まで快適におこなえる回線です。

さらにキャリアのLTE回線は日々クオリティを向上しているので、通信速度のクオリティが上がりつつあります。

対応機種を使って最新規格の電波が提供されている場所にいれば、下記の最大速度でネット通信ができるでしょう。

キャリア下り最大速度
docomo788Mbps
SoftBank350Mbps
Au590Mbps

対応機種でない場合や、最新規格の電波が飛んでいない場所でもおおむね100~200Mbpsの速度で快適にネット通信が行えます。

しかし全ての携帯電話キャリアは、LTE回線を使ったネットの通信量が多い人や、一定の条件を満たした人へ通信速度を制限しています。

速度制限がかけられると、通信速度が128Kbpsに落ちてしまい快適なネット通信ができません。

128Kbpsはガラケーと同じ速度なので動画視聴はおろか、ウェブサイトを読み込むスピードもとても遅くなります。

LTEの速度制限の理由。キャリア側は使い放題にしたくてもできない理由がある?

住宅で使う光回線は1Gbpsの高速通信で使い放題なのに、LTE回線は速度が制限がされることに疑問を感じる人は多いでしょう。

確かにどこでも高速でネットができるLTEが使い放題になれば嬉しいですよね。

LTE回線を提供するキャリア側は、LTE回線を使い放題で提供したくてもできない事情があります。

LTEの速度制限は回線の混雑をなくすために設定している

よくLTEの速度制限は、キャリア側が通信料金を回収したいためと思われがちです。

確かにLTEの電波を提供するキャリアは、電波を発信する電波塔を数多く持っているように思えますよね。

しかし、

もし現在のキャリアが持つ電波塔の数でLTE回線を使い放題にすると、サーバーがパンクしてしまい全ての人がネットに接続できなくなる騒ぎになります。

LTE回線を提供する電波塔の数はまだまだ発展途上の段階です。

キャリア側は限られた電波塔の数で、全てのスマホユーザーが快適にネットを使えるために速度制限という規制を設けているのです。

電波塔の数を増やすにも莫大なコストがかかるので、スマホのネット通信が無制限になる日はまだまだ遠いでしょう。

速度制限がかけられる条件を携帯電話キャリアの仕組みから知ろう!

携帯電話キャリアは、契約するプランによって速度制限がかかる条件を設定しています。

速度制限がかかる条件は、速度が制限されないようにする目安とも言えます。

携帯電話キャリアのプランの仕組みを知ろう

携帯電話キャリアは、毎月ネットで通信できるデータ量をプラン別に設定しています。

用意されているデータ量はキャリアによって違いますが、金額は3社とも同じになっています。

プランDocomoSoftBankau
1GB2,900円2,900円
2GB3,500円3,500円3,500円
3GB4,200円
5GB5,000円5,000円5,000円
20GB6,000円6,000円6,000円
30GB8,000円8,000円8,000円

上記の契約しているプランで設定されているデータ量の上限に達すると、速度制限がかけられます。

一度、速度が制限されるとキャリアが定めた締め日を過ぎなければ制限は解除されません。

データ量の上限以外にも速度制限がかけられる条件がある

速度が制限される条件は、契約しているプランのデータ量の上限だけではありません。

キャリアによっては、3日間で一定のデータ量を消費すると翌日に速度が制限されることがあります。

キャリア別の条件を見てみましょう。

キャリア対象プラン制限対象
docomo無し無し
SoftBankLTEフラット(7GB)3日間で3GB以上を
利用すると、翌日6時
からの24時間は
速度が制限される。
au全てのプラン3日間で6GB 以上を
利用すると、翌日の
13時から24時間は
速度が制限される。

docomoは以前に3日間で1GBを利用すると翌日に速度が制限されましたが、2014年12月に撤廃しています。

SoftBankはLTEフラットのみ3日間で3GBを利用した際に速度が制限されます。

しかし現在LTEフラットは旧プランという扱いをされているので、利用している人は少なくなっています。

auは未だに全てのプランが3日間で6GBまでと、キャリアの中ではもっとも規制が厳しめです。

おそらく、速度制限を緩くすることで全体の通信速度が落ちるデメリットを嫌ったのでしょう。

格安SIMはデータ容量が余っていても速度制限がかかる?

散らばったSIMカード

ここを読んでいる人の中で、格安SIMを使っている人もいるでしょう。

格安SIMはdocomoの電波を安い料金で提供している事業者がほとんどです。

しかしdocomoの回線を利用する格安SIMは、3日間に一定のデータ量を使うと翌日に速度を制限する事業者があります。

docomo回線が使える格安SIMは、3日間で一定のデータ量を使うと速度が遅くなる?

3日間のデータ量の上限はサービス会社によって違いますが、500MBから3GBが上限であることが多いです。

格安SIMが提供するdocomoの回線は、あくまで借り物です。

なので、電波を提供できるデータ量が純粋なdocomo回線よりも限られているため規制が設けられているのでしょう。

格安SIMは速度制限の条件を満たしていなくても速度が遅くなる?

格安SIMは大手キャリアと違い、契約しているプランや3日間で使用できるデータ量の上限に達していなくても速度が遅くなることがあります。

これも先ほどと同じ理由で、格安SIMが提供するdocomo回線は借り物のため提供できるデータ量に限りがあるためです。

しかし、これはサービスを提供する事業者がユーザー別に速度を調整している帯域制限と呼び、速度制限とは呼びません。

朝夕の通勤ラッシュや正午、夜などはネットを使う人が多くなり回線が混雑して速度が遅くなります。

速度制限がかけられているか確認する方法を知ろう!

通信速度が遅く感じたときは「速度制限がかかったのかな?」と考えますが、実際に速度制限がかかったのか確認する方法を知らない人は多いのではないでしょうか?

速度制限がかかったかどうかは、簡単な方法で確認できます。

また、速度制限がかかる前に通知してくれるキャリアがほとんどです。

キャリアが速度制限をかけるユーザーへの通知の仕方も覚えておきましょう。

キャリアのマイページで確認しよう!

docomoやSoftBankなどの大手キャリアは、オンラインのマイページで速度制限がかかっているか確認できます。

ここではSoftBankの「My SoftBank」をもとに、確認する方法を解説します。

マイページへのログインは、利用している携帯電話番号とパスワードの入力が必要です。

My SoftBank

パスワードがわからない場合は、契約したときに設定した個人情報保護用の暗証番号があればオンライン上でパスワードを教えてくれます。

暗証番号がわからない場合は、契約しているキャリアのショップで再発行手続きを行ってください。

ログインすると、マイページのメニュー画面が表示されます。

「データ量」のボタンをタップしましょう。

メニュー画面

「データ量」をタップすると、利用しているデータ量の確認画面が表示されます。

「ステータス」が通常速度になっていると速度制限はかかっておらず、「低速モード」と表示されていれば速度制限がかかっています。

メニュー画面2

このページは、速度制限を解除するときにも利用できます。

利用方法は後ほど詳しく解説します。

キャリアによってマイページで確認する手順は若干違いますが、基本的にこの手順とほぼ同じなので覚えて損はないでしょう。

また格安SIMもほとんどのサービス会社が、同じサービスを提供しているので活用してください。

キャリアのアプリを使えば、速度制限と残りのデータ量の確認が簡単にできる!

携帯電話のキャリアはマイページだけでなく、専用のアプリでも速度制限がかかっているか確認できます。

docomoは「My docomo」アプリで、

My docomoアプリ

SoftBankは「My SoftBank」アプリで、

My SoftBankアプリ

auは「My au」アプリをインストールすれば、アプリをタップするだけで速度制限がかけられているかすぐ確認できます。

My auアプリ

キャリアの専用アプリもマイページと同じように、携帯電話番号とパスワードを入力してログインが必要です。

なお格安SIMもほとんどのサービス会社が専用アプリを提供しています。

データ量の上限に達するとメールがくる

見落とす人が多いですが、キャリアはデータ量の上限に達するとSMSで速度制限がかかったことを教えてくれます。

SMS通知

現在はSMSを使わない人が多いので、速度制限の通知メールが来ても流しがちです。

よく速度制限をかけられる人は、SMSを気にするといいでしょう。

速度制限がかかる前にもメールがくる

データ容量の残りが一定の量になったときにも、キャリアからメールが送付されます。

メール通知

基本的に残りのデータ量が200MBになれば、写真のような文面で通知がされます。

契約しているキャリアやプランによっては残りの容量が3GBになったときも、メールで通知してくれます。

速度が制限されるまでのデータ容量を確認する際にも活用できるでしょう。

LTEの速度制限を解除する方法!プラン変更は制限が解除できない?

LTEの速度制限は、かかった原因によって解除ができるか否かが変わります。

原因別の対処方法と注意点を知っておきましょう。

すぐに解除をするには、データ容量を追加で購入しなければいけない

大手キャリアは3社とも速度制限がかかると、ネット通信で利用するデータ量を追加で購入しなければいけません。

追加で購入できるデータ量は0.5GBと1GBの2通りがあります。

購入価格は0.5GBが550円、1GBが1,000円となっており、1GBのほうがややお得と言えるでしょう。

データ量の追加購入は、キャリアが提供するマイページのデータ量確認画面で行えます。

マイページ

速度制限がかかったときに、キャリアから送られてきたSMSに記載しているURLからも追加購入ができます。

キャリアから来たURL

また、追加購入するデータ量は速度制限がかかる前に予約をすることも可能です。

前もって予約をしておけば、データ量の上限に達してもデータ量を自動で購入できるので、速度制限がかかることがありません。

プランの変更をしても速度制限が解除されないので注意!

速度が制限されると、プランを大きな容量に変更すればすれば速度制限が解除できるイメージがあります。

しかし、携帯電話キャリアのプラン変更は翌月に反映されるので、すぐに制限が解除されるわけではないので注意しましょう。

3日間のデータ量が上限に達すると、制限が解除されることを待つしかない

SoftBankやau、一部の格安SIMにある3日間で一定のデータ量を使ったときの速度制限は、データ量を追加購入しても制限が解除されません。

なので、速度制限がかからないように3日間でデータ量が上限に達しないように気をつけなければいけません。

格安SIMの帯域制限は自分では解除できない

格安SIMで回線が混雑するときに発生する速度低下は、「速度制限」ではなく「帯域制限」になるので通信速度を自分では改善できません。

帯域制限を避けるには、大手キャリアでスマホを使うことが最善の方法です。

しかし月額料金が安い格安SIMを使いたい人は、帯域制限が緩いサービス会社探すと良いでしょう。

速度制限がかからないようにする対策を知ろう!

速度制限がかからない方法の一つは、制限がかけられたときにデータ量を追加で購入することです。

しかしデータ量を追加購入してばかりでは、コストがかさんでしまいます。

現在の携帯電話キャリアは、速度制限が頻繁にかかる人向けのプランを展開しています。

また自宅や飲食店に設置されている「あるもの」を上手く活用すれば、速度制限がかかる可能性が低くできるでしょう。

自分が使うデータ量に見合ったプランに契約しよう!

速度制限を回避するには、キャリアで契約するプランを自分に見合ったものにすることが大切です。

たとえば7GBの容量を使う人が、5GBのプランを契約しては意味がないですよね?

自分がいつも消費しているデータ量を、キャリアのマイページなどで確認してプランを見直してみましょう。

今の大手キャリアは、20GBや30GBの大きな容量が利用できるプランを以前より安い料金で提供しています。

5GBを利用してデータ量を追加で購入するよりも安いです。

5GBで3GB
を追加購入
20GB

(追加購入無し)

30GB

(追加購入無し)

月額料金5,000円6,000円8,000円
追加購入金3,000円
合計8,000円6,000円8,000円

現在は5GBを利用して3GBを追加で購入した金額で、30GBプランが利用できます。

Wi-Fiを活用すればデータ量が節約でき、速度制限が回避しやすくなる!

WiFiの標識

スマホでネットに接続するには、キャリアのLTE回線を使う方法と端末をWi-Fiに接続する方法の2つがあります。

Wi-Fiはスマホで固定回線を通してネットを使う方法なので、キャリアのLTE回線を利用しません。

なのでWi-Fiに接続している間はデータ量を消費しないので、速度制限がかかる可能性が低くなるのです。

自宅にネット環境があれば、家の中でWi-Fiを活用しよう!

自宅にネットを引いている場合、無線LANルーターを設置してWi-Fiがある状態にしましょう。

そうすることで、自宅にいる間はスマホをWi-Fiに接続してネットが利用できます。

無線LANルーター

スマホユーザーは自宅でネットを使うことが多いので、自宅にWi-Fiがあればデータ量が大幅に節約できる場合が多いです。

飲食店やショッピング施設のWi-Fiスポットを活用しよう!

Wi-Fiは自宅だけでなく、さまざまな飲食点やショッピング施設にも設置されています。

Wi-Fiスポット

設置されているWi-Fiの種類はさまざまですが、簡単な登録作業をすれば無料で使えるものばかりです。

Wi-Fiスポットを見つけたときは、積極的に活用することをおすすめします。

外でネット利用が多ければ、モバイルWi-Fiルーターを使おう!

自宅よりも外出先でネットを使うことが多い人は、モバイル型のWi-Fiルーターを持つことがおすすめです。

モバイル型のWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターはスマホと違い、ネットが使い放題になるサービス会社があります。

3日間で一定のデータ量を使うと速度制限がかけられますが、制限されたときの速度は携帯電話のキャリアに比べて緩いので活用しやすいでしょう。

まとめ

LTE回線の速度が制限される原因は2種類あります。

  • 契約しているプランで設定されているデータ量の上限に達した場合
  • 3日間で一定のデータ量を利用した場合

どちらもWi-Fiを上手く活用すれば、速度が制限される可能性が低くなります。

また、大手キャリアは20GB以上の容量が使えるプランも値段が安くなっています。

速度が制限されることが多い人は、プランを見直してみるのもいいでしょう。

格安SIMはこの原因の他に、帯域制限による速度低下が起きることがあります。

この場合は、大手キャリアに乗り換えるか、帯域制限が緩い格安SIMに乗り換えるべきでしょう。

自分がスマホを使っている状況を冷静に確認して、もっとも適切な対処方を行いましょう。