光回線のおすすめ4選

光電話のアナログ戻しとは?費用・料金から手順、工事内容まで全て解説!

利用している光回線サービスを解約するときや、他社のサービスへ乗り換えるときは電話番号を残すために「アナログ戻しが必要になる」と言われることがあります。

「アナログ戻し」と言われても、何のことなのかわからない人がほとんどではないでしょうか?

光回線サービスを解約するときに利用している電話番号を残すには、必ずアナログ戻しをしなければいけません。

アナログ戻しは流れさえ知っておけばスムーズに行うことができますが、ある条件を満たしている必要があります。

ここでは、光電話のアナログ戻しについて紹介し、手続きの流れから費用まで詳しく解説します。

光回線を解約してからも今の電話番号を残したいと考えている人は是非ご覧ください。

アナログ戻しとはひかり電話の番号をアナログ回線で使うこと

電話

契約している光回線を解約するときや、利用する光回線サービスを乗り換えるときにアナログ戻しは必要な手続きになります。

光電話を利用している人だとアナログ戻しは必要不可欠なので、どのような手続きなのか仕組みを知っておきましょう。

アナログ戻しとは光電話からアナログ電話に戻すこと

アナログ戻しとは名前の通り、利用している電話回線をアナログに戻す手続きを指します。

固定電話はアナログ回線で使うことが一般的でしたが、今は光回線で通話する「光電話」を利用している人が多いのではないでしょうか?

注意

アナログ戻しの手続きは、光電話を解約する際に電話番号を残すために必ずしなければいけません。

アナログ戻しをせずに光電話を解約してしまうと番号が消滅してしまうからです。

光電話を解約して同じ番号を使い続けるためにアナログ回線の手続きは必須と考えてください。

※そもそも光電話とは、ということについては以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて目を通してみてください。

光電話とは?メリット9つとデメリット6つをわかりやすく解説!

アナログ戻しをするには電話加入権を所有している必要がある

電話を光回線からアナログ回線に戻すには、NTTの電話加入権を持っていることが条件です。

電話加入権を持っていないと、どのような状況でも電話番号を引き継ぐことができません。

といっても、人によっては自分が電話加入権を持っているかわからないと思います。

簡単に説明すると、電話番号が光回線を使う前から利用しているものであれば、電話加入権を持っていることになります。

光回線を使う前に利用している番号は、NTTの加入電話を契約する際に発行したものだからです。

インターネット回線を契約する際に番号を発行している場合、電話加入権を持っていない可能性が高いです。

もちろん、インターネット回線を契約する際に電話加入権を購入している可能性があるので、一概に持っていないとは言い切れません。

電話加入権を持っているかは、最後に紹介する窓口に連絡をすれば確認することができます。

アナログ戻しが必要になる場面は2つ

アナログ戻しの手続きは、主に以下の状況でしなければいけません。

光電話からアナログ電話に戻るとき

契約している光回線を契約する際に電話を光からアナログに移行する際、アナログ戻しの手続きが必須になります。

光電話はデジタル方式でアナログとは異なるからです。

光電話からアナログ電話に移行するには、どの光回線サービスを解約する場合でもアナログ戻しをする必要があります。

光コラボから他社の光コラボ・光回線サービスへ乗り換えるとき

利用している光コラボを解約して他社の光コラボや光回線サービスへ乗り換える際、光電話を使うことになったとしてもアナログ戻しをしなければいけません。

電話番号を光電話に移行すると加入権は休止扱いになるからです。

注意

加入権が休止している状態で光コラボから他社の回線に乗り換えると、番号が消滅してしまい2度と復活させられなくなります。

光コラボから他の回線に乗り換える際、同じ電話番号を使い続けるためにはアナログ戻しが必要と思っておきましょう。

※そもそも光コラボとは、ということについては以下の記事で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

光コラボとは何か?メリット5つとデメリット6つをわかりやすく解説!

東日本では光電話に移行して5年経過するとアナログ戻しができなくなる

電話加入権を持っている記憶があったとしても、東日本では光電話に移行してから10年が経過しているとアナログ戻しをすることができません。

光電話に移行すると電話加入権は休止状態になり、そこから10年経つと加入権そのものが無くなってしまうからです。

加入権が無くなると、アナログ戻しを使って電話番号を残すこともできなくなってしまいます。

なお、西日本では光電話に移行してから何年経っても加入権を消滅しません。

アナログ戻しをせずに電話番号を引き継げる場面

光電話を使っている場合でも、特定の事業者で光回線サービスを利用していて対象のサービスに乗り換えるときは、アナログ戻しをせずに番号を残すことができます。

フレッツ光から光コラボへの乗り換えならアナログ戻し不要

フレッツ光から光コラボへ乗り換える場合、やるべきことは自宅のネット環境を変えずに契約事業者を変えるだけ。

なので、同じ電話番号を使い続けることができ、電話加入権も必要ありません。

MEMO

また、光コラボ以外の事業者に乗り換える場合でも、対象サービスであればアナログ戻しをせずに同じ電話番号を使いことができます。

仕組みの詳細は以下の記事で解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

光コラボにしたら電話番号は変わる?戻すこと引き継ぐことはできるか解説!

電話加入権を持っていて電力系光回線から他社へ乗り換えるとき

電話加入権を持っていてeo光やコミュファ光といった電力系光回線を契約している状態だとどうでしょうか。

この場合も、他社の光回線に乗り換える際はアナログ戻しをせずに同じ電話番号を使い続けることができます。

電話加入権を持っていないと、電力系光回線から他社のサービスに乗り換える際に電話番号を引き継ぐことができません。

(電力系光回線とは電力会社のグループ会社が運営するサービスのことを指します)

アナログ戻しをするメリットとデメリット

まる ばつ

アナログ戻しをするには電話加入権を持ってなければいけない条件があるので、全ての人ができるわけではありません。

しかし、アナログ戻しができる環境なら、光回線サービスを何度乗り換えても電話番号について悩むことが無くなります。

手続きに手間はかかりますが、アナログ戻しができる環境はとても得なことなのです。

最大のメリットは電話番号を引き継げること

アナログ戻しをする最大のメリットは、今使っている番号を残し続けられることです。

利用している光回線を乗り換えるときは、固定電話の番号変更が何かとネックになります。

ポイント

しかし、電話加入権を持っていれば、アナログ戻しをすることで同じ番号をあらゆる回線事業者で使うことができます。

アナログ戻しができる環境には、どこの光回線サービスに乗り換えても電話番号が変わらない安心感があるわけです。

電話加入権を持っていれば、アナログ戻しを使うことで半永久的に電話番号が変わらないと考えていいでしょう。

電話番号を変えたくない方は、以下の記事でも電話番号について解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

光電話の電話番号を変えたくない場合の対処法!引き継ぎできるか解説!

デメリットは手続きの手間が多いこと

アナログ戻しは電話番号を変えないために必ず行わなければいけない手続きですが、立ち会い工事が必要なので何かと面倒です。

また、工事費もかかるので、手続きをする際の出費も少なからず負担になってしまいます。

この後に紹介する手順を見ると、アナログ戻しをするまでの道のりが険しいものと感じるはずです。

アナログ戻しをする手順

チェックリスト

アナログ戻しを活用して固定電話の番号を残すには何かと手間がかかりますが、手続きの流れはそれほど難しくありません。

工事日に立ち会えるようにしておけば、それほど苦労することはないでしょう。

手順その1.NTTの窓口に電話をかける

アナログ戻しをするには、最初にNTTの電話窓口に連絡して申請をしなければいけません。

「アナログ戻しをする=電話をNTTのアナログ回線に戻す」ということだからです。

注意

他社の光回線サービスに乗り換える場合、移行先となる事業者に連絡してもアナログ戻しはできないので注意してください。

手順その2.アナログ戻しの工事をしてもらう

アナログ戻しをするためには、自宅で業者に配線工事をしてもらわなければいけません。

工事日はNTTの電話窓口にアナログ戻しの申請をする際に決めることができ、最短で翌日以降にしてもらうことができます。

申し込みが殺到しているときでも、2週間後に工事をしてもらえることがほとんどです。

ただ、工事の際には契約者かその家族の立ち会いが必要なので、スケジュールが空けられる日を指定しておきましょう。

アナログ戻しの工事は自宅の配線環境によって内容が変わりますが、30分から1時間程で終わります。

アナログ戻しで行う工事の内容

作業員

アナログ戻しをする際に行う工事の内容もそれほど難しいものではなく、作業員に任せておけばあっという間に終わります。

また、内容を見るといつかしてもらった工事と似たような内容なので、それほど不安にはならないはずです。

アナログ戻しの工事は光回線を導入する工事とよく似ています。

電柱から自宅にアナログの電話線を引き込み、その線に電話機をつなぐ流れになります。

(立ち合い工事)アナログの電話線 自宅 引き込み

マンションではすでにアナログの電話線を共有スペースに導入して全戸に分配されていることが多いです。

なので、工事では壁の中から宅内に分配されたアナログ回線を引き込んで電話機を引き込むことが基本パターンになります。

アナログの電話線が残ってある場合の工事は?

ただ、この工事内容はアナログの電話線を撤去している場合のパターンです。

自宅にアナログの電話線が残ってあると、NTTの局舎側で交換機の工事をして電話機の通信ができるかを確認するだけで終わります。

アナログ戻しをする際にかかる料金

電卓とお金

アナログ戻しをする際は工事が必要になるので、ある程度の費用が請求されます。

請求される費用は自宅の環境で異なるので一概にいくらとは言えませんが、相場となる振れ幅は知ることができます。

アナログ戻しの費用は2,000円から10,000円が振れ幅

アナログ戻しをする際に請求される工事費の振れ幅は2,000円から10,000円程と広くなっていて、行う工事の内容で変わります。

電柱から自宅にアナログの電話線を引き込む必要があると、工事費はほぼ確実に10,000円前後になります。

自宅にアナログの電話線が残っていてNTTの局舎で交換機の工事をしてもらうだけで済めば、工事費は2,000円に収まります。

ただ、状態が悪いと新しい線を引き込むことになるので、自宅にアナログの電話線が残っていても必ず2,000円に収まるわけではありません。

ネット回線の乗り換え先次第ではアナログ戻しの費用負担を無くせる

アナログ戻しの工事費用は決して安くないので、値段を見て「今の環境で電話を使い続けたほうがいいのでは?」と思った人は多いのではないでしょうか?

しかし、他社の光回線に乗り換える場合、移行するサービス次第ではアナログ戻しをする際の費用を実質無料にできます。

他社の違約金や回線撤去費用をキャッシュバックで無料にしてくれるソフトバンク光は、アナログ戻しの際に請求される費用も全て負担してくれます。

他社からの乗り換えで違約金・撤去工事費満額還元(ソフトバンク)

※ソフトバンク光の「あんしん乗り換えキャンペーン」はアナログ戻しの費用まで負担してくれます。

詳細はソフトバンク光の公式サイトをご参照ください。

ポイント

他の光回線サービスも代理店で申し込めば、キャッシュバックをもらってアナログ戻しの費用に充てることができます。

他の光回線サービスに乗り換える際にアナログ戻しを行うときは、なるべくキャンペーンが充実している事業者を選ぶといいでしょう。

アナログ戻しをするベストなタイミング

指さす男性

利用している電話番号を残すには、アナログ戻しをするタイミングがとても重要になります。

タイミングを間違えてしまうと電話番号が消滅してしまうので、正しい手続き方法を知っておきましょう。

光電話を解約する前がアナログ戻しをするベストタイミング

アナログ戻しをするときは、必ず光電話を解約する前に申し込みをしなければいけません。

先に光電話を解約してしまうと、電話番号が消滅して2度と使うことができなくなるからです。

ポイント

間違っても先に光電話を解約せず、最初にアナログ戻しの手続きをするようにしてください。

他社の光回線に乗り換える場合、なるべくアナログ戻しをしてから申し込もう

他社の光回線に乗り換えるときは今使っている回線を解約せず、先に移行先のサービスを契約することが基本です。

しかし、この場合でも、なるべく最初にアナログ戻しを完了させてから移行先のサービスを契約するべきです。

先にアナログ戻しをしておかないと、移行先のサービスを契約して後に電話番号に引き継ぎ申請をしなければいけないからです。

移行先のサービスを契約してから電話番号の引き継ぎ手続きをするのは意外と面倒なので、前もってアナログ戻しをしておきましょう。

先にアナログ戻しをしておくと、移行先となるサービスの契約手続きがスムーズに行えます。

なお質の高い速い回線は以下の記事で厳選して紹介しています。

これから回線を契約しようと思っている方は、以下の記事も参考にしてみてください。

光回線のおすすめに圧倒される男光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!

アナログ戻しをする際の問い合わせ窓口

電話をかける男性

アナログ戻しをする際はNTTに申請をしなければいけませんが、住んでいるエリアによって連絡する窓口が異なります。

スムーズに手続きをするために、正しい問い合わせ先を知っておきましょう。

アナログ戻しの手続きをする際は、最初にNTTの電話窓口への申請が必要になります。

MEMO

ただ、連絡する窓口の電話番号は、東日本か西日本のどちらに住んでいるかで異なります。

東日本と西日本の問い合わせ窓口は以下の通りです。

エリア東日本西日本
電話番号0120-1161160120-116-000
営業時間午前9時~午後5時午前9時~午後5時

メールやオンラインではアナログ戻しの手続きができないので、忙しい人は電話で手続きをすることが面倒だと感じるかもしれません。

ただ、上記の窓口は土日や祝日も営業しているので、忙しい人でも合間を見つけて連絡できるようになっています。

上記の窓口はアナログ戻しについて詳しく知りたいときの問い合わせ窓口でもあるので、気になることを聞きたい場合でも気軽に連絡できます。

まとめ

アナログ戻しは光電話を解約する際に電話番号を残す手続きで、これを駆使すれば光回線を何度乗り換えても同じ番号を使うことができます。

しかし、電話加入権を持っていないとアナログ戻しをすることができません。

電話加入権を持っている記憶があっても、光電話に移行してから10年経っているとアナログ戻しができないので注意が必要です。

アナログ戻しができたとしても工事が入るので2,000円から10,000円ほどの費用がかかります。

ですが、他社の光回線サービスに乗り換えるときはキャンペーン特典を受ければ出費を抑えることができます。

他社に乗り換える際にアナログ戻しをするときは、費用による負担を無くせるほどの特典が用意されている光回線サービスを選びましょう。

なお質が高くて速い安い回線は以下の記事で厳選して紹介しています。

これから回線を契約しようと思っている方は、以下の記事も参考にしてみてください。

光回線のおすすめに圧倒される男光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!