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フレッツ光はオプションサービスとして、光ポータブルを提供しています。
公式サイトで光ポータブルのサービス内容を見ると、外出先でのインターネット利用が快適になりそうな気がしてきます。
光ポータブルには機能面にあらゆるメリットがあります。
ですが、インターネットに接続するまでの道のりが長いデメリットもあるので、ハードルが低いサービスとは言えません。
ここでは、フレッツ光が展開する光ポータブルのサービス内容を解説します。
光ポータブルを利用しようと考えている人は、参考にご覧ください。
目次
フレッツ光のモバイルルーター光ポータブルについての基本知識を知ろう!
フレッツ光の光ポータブルは利用できる人が限られるのでハードルは高いサービスですが、機能が充実しているのであらゆる場面で活躍してくれます。
光ポータブルとはモバイルルーターのレンタルサービス
フレッツ光の光ポータブルは、モバイルWi-Fiルーターをレンタルできるサービスです。
ご存知の方も多いと思いますが、モバイルWi-Fiルーターとは自宅だけでなく外でもWi-Fiが利用できる通信端末です。
モバイルWi-Fiルーターは持ち運べるメリットしか無いイメージがありますが、フレッツ光でレンタルできる端末には多く機能が備わっています。
フレッツ光の光ポータブルが持つ特徴6つ
フレッツ光の光ポータブルには、メリットとなる特徴が6つあります。
LTE対応だからどこでも高速通信が利用できる
光ポータブルで利用するモバイルWi-FiルーターはLTEに対応しているので、どのような場所にいても快適なインターネット通信が利用できます。(LTEの詳細は以下の記事で解説しています。)
LTEとは?Wi-Fiや4G、3Gとの違いまでわかりやすく解説!対応速度も最大100Mbpsなので、理論上は電波が弱い場所でない限りホームページや動画を難なく読み込みこんでくれます。
SIMフリー端末だから好きな事業者の回線が利用できる
光ポータブルが貸し出している端末はSIMフリーモデルなので、どのキャリアの回線も利用できる強みがあります。
大手キャリアだけでなく格安SIMでも利用できるので、安い通信費でモバイルWi-Fiルーターを使いたい人にとって光ポータブルは魅力的なサービスです。
後ほど説明しますが、端末の利用料金が安く、市販のSIMフリールーターを買うよりもコストの負担が抑えられるメリットもあります。
端末のサイズが小さく軽いから持ち運びが楽
光ポータブルは端末のサイズが小さいうえに重量も120gと軽いので、鞄の中だけでなくポケットにも入れられる持ち運びやすさがあります。
バッテリーの持続時間が長いからモバイルバッテリーいらず
光ポータブルのモバイルWi-Fiルーターは、
- 連続通信時間:8時間
- 連続待受時間:200時間
と長いので、外出先でバッテリーが切れる心配はほとんどありません。
万が一バッテリーが切れても、モバイルバッテリーで充電をすることができます。
モバイルバッテリー機能を使ってスマホの充電ができる
光ポータブルでレンタルできるモバイルWi-Fiルーターにはモバイルバッテリーの機能があるので、ケーブル1つでスマホを充電することもできます。
いつも外出先でスマホのバッテリーが少なくなる人にとって、光ポータブルのルーターは強い味方になってくれるでしょう。
クレードルを使えば自宅のフレッツ光回線をWi-Fiに変換できる
光ポータブルでレンタルする端末には無線LANルーター機能もあり、クレードルを利用すれば自宅のフレッツ光回線をWi-Fiに変換することができます。
光ポータブルをレンタルすれば、わざわざ家電量販店などで無線LANルーターを買う必要が無くなります。
スペック面に不安を感じるデメリットもある
光ポータブルは外出先での使い勝手が良いうえに自宅でも活用できるので、メリットがとても多いサービスと言えます。
しかし、光ポータブルは以下4つのデメリットも抱えています。
- 回線は別で契約が必要
- 最大速度の数値
- 対応しているWi-Fi規格
- 海外での利用は保証していない
光ポータブルは端末だけをレンタルで提供するサービスなので、インターネットに接続するために必要なLTE回線は別で契約しなければいけません。
また、契約できるLTE回線の事業者は携帯電話キャリアや格安SIMが中心なので、インターネットの利用量に上限があります。
光ポータブルでLTE回線を利用した際の下り速度は最大100Mbpsとなっています。
WiMAXやY!mobileのポケットWi-Fiは下り速度は110Mbpsから708Mbpsなので、光ポータブルは他社と比べて劣ってしまいます。
Wi-Fiの対応規格が古く光回線をWi-Fiに変換した際の下り速度は300Mbpsとなってしまうので、クオリティが高いフレッツ光のクオリティを活かし切ることができません。(フレッツ光の速度の詳細は以下の記事をご参照ください。)
フレッツ光の速度平均は?回線速度は遅いのか実態を暴露します!さらに、SIMフリー端末でありながら外国での動作保証はされていないので、海外旅行のお供として連れて行くことができません。
光ポータブルを使う手順
光ポータブルのモバイルWi-Fiルーターは、他社のポケットWi-Fiと比べると利用するまでの手順が複雑になっています。
手順その1.通信事業者でSIMカードを契約する
先ほども説明しましたが、光ポータブルはWiMAXなどと違って端末のみのレンタルサービスなので、最初に携帯電話キャリアなどでSIMカードを契約します。
契約できるSIMカードにはいくつかの種類がありますが、光ポータブルではmicro SIMしか利用できないので注意が必要です。
手順その2.端末にSIMカードを差し込み
回線の契約が完了すれば、受け取ったSIMカードを端末に挿入します。
光ポータブルの端末では背面のカバーを外すとSIMカードが差し込めるようになっています。
手順その3.設定をする
WiMAXやY!mobileのポケットWi-Fiは、端末が届いてからスマホやタブレット側とWi-Fi接続をすれば利用できるようになります。
光ポータブルでは、さまざまな接続設定をしなければいけません。
まず、光ポータブルの端末を起動してから、スマホやパソコン側でWi-Fi接続を行います。
Wi-Fi接続を行ったら、デバイス側のブラウザを起動し設定ツールにアクセスします。
設定ツールでは、契約した回線事業者の接続設定を行います。
より詳細な設定方法は光ポータブルの公式サイトに記載されているので、あわせて参考にしてください。
参考 光ポータブルLTEをLTE/3G回線に接続する光ポータブルの公式サイト公式サイトで設定方法を見ると、多くの人は端末が届いてから設定を完了させるまでの手間が多いと感じると思います。
光ポータブルはサービスが終了している?エリアによって違う!
光ポータブルはフレッツ光が以前から提供しているサービスですが、利用できるかは住んでいる地域によって異なります。
フレッツの光ポータブルはサービスが終了したという噂が出回っています。
実際は東日本エリアでは2017年5月31日に光ポータブルの提供が終了しています、西日本は今もサービスを提供しています。
ただ、西日本でも3G回線対応のモバイルWi-Fiルーターは貸し出しを終了しています。
今から3G回線を利用する人はほとんどいないと思いますが、念のため覚えておきましょう。
光ポータブルの利用料金
公式サイトを見ると光ポータブルの利用料金はとても安いと感じます。しかし、別途で通信量が必要になります。
公式サイトに表記されている月額は端末のレンタル料金のみ
公式サイトでは光ポータブルの月額が300円と記載されていますが、これはあくまでも端末のレンタル料のみなので、通信量は別でかかります。
回線の利用料はSIMカードの契約先で変わる
回線の利用料金は、契約する通信事業者やプランによって変わります。
光ポータブルはSIMフリーなので、国内であればどの事業者の回線も利用できます。
しかし、全ての通信事業者でSIMカードだけを契約できるわけではありません。
大手キャリアではドコモとauがSIMカードのみの契約を受け付けていますが、ソフトバンクはモバイルWi-Fiルーター用のSIMカード単体契約受付は行っていません。
また、WiMAXやY!mobileもモバイルWi-Fiルーター用のSIMカードだけを契約することができません。
上記のことを踏まえて、通信費を見てみましょう。
ドコモの料金をもとにすると、大手キャリアの回線で光ポータブルを利用した場合の通信費は
- 1GB:4,300円
- 30GB:9,400円
と高額です。
プラン | ベーシック パック | 定額 |
月額 料金 | 1GBまで:4,300円 3GBまで:5,400円 5GBまで:6,400円 20GBまで:8,400円 | 20GB:7,400円 30GB:9,400円 |
BIGLOBEモバイルをもとに格安SIMの月額料金を見ると、大手キャリアと比べて通信費が安い印象を受けます。
といっても、大容量の30ギガプランは月額が6,750円と高めです。
プラン | 月額料金 |
3ギガプラン | 900円 |
6ギガプラン | 1,450円 |
12ギガプラン | 2,700円 |
20ギガプラン | 4,500円 |
30ギガプラン | 6,750円 |
光ポータブルではフレッツ光経由で格安SIMのプランを契約することができます。
利用できるデータ量がプランによって定められていますが、月額料金は大手キャリアよりはるかに安めです。
中にはデータ量の制限がないプランがありますが、通信速度が500Kbpsと非常に遅いのでおすすめできません。
プロバイダとプラン | 月額料金 | 利用可能な データ量 |
BIGLOBE モバイル3ギガプラン | 900円 | 3GB/月 |
OCNモバイルONE | 900円 | 110MB/日 |
InfoSphere モバイルライトプラン for「フレッツ」(W) LTEバリュー1タイプ | 1,886円 | 6GB/月 |
InfoSphere モバイルライトプラン for「フレッツ」(W) LTEバリュー3タイプ | 2,458円 | 6GB/月 |
InfoSphere モバイルライトプラン for「フレッツ」(W) LTE | 1,686円 | 制限無し |
@モバイルくん LTE ぴったりプラン for フレッツ | 1,810円 | 5GB/月 |
@モバイルくん LTEあんしんプラン for フレッツ | 3,619円 | 10GB/月 |
ノーバス@mobile お手軽LTEデータプラン 3GB | 1,150円 | 3GB/月 |
ノーバス@mobile お手軽LTEデータプラン 7GB | 2,870円 | 7GB/月 |
光ポータブルの口コミ・評判は微妙?SIMカードで速度が違う?
実際に光ポータブルを利用した人からの口コミを見ると、ネガティブな意見が目立つ印象を受けます。
不満を感じるポイントは、通信速度をはじめとした機能性が中心となっています。
通信速度は契約する事業者によって変わる
光ポータブルは利用者が少ないせいか、通信速度にまつわる口コミはあまり寄せられていません。
しかし、通信速度が遅い事例を目にします。
ぷららモバイルLTE無制限プランのSIMが来たのでiPad2と光ポータブルLTEにて測定。 pic.twitter.com/ZEk7TlkJui
— arichin (@arichin48) 2014年9月3日
光ポータブルの通信速度が遅くなる理由は、契約する回線の事業者にあります。
格安SIMの回線を利用する場合、事業者によって通信速度が大きく変わります。
大手キャリアの回線を利用すれば速度は安定します。
ですが、格安SIMは昼の12時から13時、夜のゴールデンタイムに回線が混雑してホームページや動画の読み込みが遅くなることが珍しくありません。
格安SIMの中にも通信速度の安定性が高い事業者はありますが、そんなサービスを見つけるだけでも時間がかかってしまいます。
無線LANルーターとしての機能は微妙
光ポータブルでは自宅の光回線をWi-Fiに変換することができますが、Wi-Fiを発信できる範囲が広くないことで不満を感じる恐れがあります。
NTTからレンタルしてた光ポータブルがゴミ化したので、ルーター(市販品)を最強にしてやった! そしたら、いちばん奥の部屋まで電波飛んだ‼︎ pic.twitter.com/961tJ3TUUg
— あいばくりす (@chrisaiba) 2018年5月1日
3階建ての戸建てや4LDKのマンションでは全ての部屋にWi-Fiが届かないことは確実なので、家電量販店などで無線LANルーターを買ったほうが無難です。
無線LANルーターの選び方はこちらの記事で解説しているので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
Wi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ!おすすめを安さや人気度ごとに紹介!光ポータブルの代わりになるサービス2つ
光ポータブルは一見使い勝手が良いモバイルWi-Fiルーターのように感じます。
ですが、インターネットに接続するまでの手間が面倒なうえに、通信速度を安定させるハードルも高めです。
そのため、光ポータブルよりも他社でポケットWi-Fiを契約したほうが無難ですが、どの事業者で契約すればいいのかわからないですよね?
ポケットWi-Fiと言えばWiMAXやY!mobileが思い浮かびますが、今はレンタルで端末を提供している事業者も存在しています。
モバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスは料金が安いうえに、光ポータブルのように接続設定が複雑ではないので、使い勝手が非常に優れています。
レンタルサービスとして人気のFUJI Wi-Fi
光ポータブルの代わりとしておすすめなのは、FUJI Wi-Fiです。
FUJI Wi-Fiは2016年の現れたモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスで、容量が大きいプランでも安く利用できることが魅力です。
特におすすめのプランは「WiMAX2+ with au4G/LTEプラン」で、本来なら月額4,380円のギガ放題プランを2,980円という格安料金で利用することができます。
プラン | 月額料金 |
4G/LTEいつも 快適プラン (無制限) | 6,000円 |
200ギガプラン | 4,800円 |
100ギガプラン | 3,800円 |
50ギガプラン | 3,100円 |
25ギガプラン | 2,500円 |
10ギガプラン | 2,300円 |
WiMAX2+ with au4G/ LTEプラン | 2,980円 |
WiMAX2+ with au4G/ LTEプラン 〔月々割〕プラン | 980円 (契約時に 39,800円の 支払いが 必要) |
そこまで利用量が多くない人に向けても10ギガプランなどを用意している点が嬉しいですね。
格安料金でポケットWi-Fiが利用できるNEXT mobile
NEXTmobileもモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスの1つです。利用する回線はソフトバンクのものなので、通信速度は申し分ありません。
NEXTmobileの強みは、20GBや30GBを格安SIMより安い料金で利用できることです。
格安SIMで30GBを利用すると月額が6,000円ほどになりますが、NEXTmobileなら3,490円で済みます。
プラン | 月額料金 |
20GBプラン | 2,760円 |
30GBプラン | 3,490円 |
50GBプラン | 4,880円 |
ただ、料金はFUJI Wi-Fiよりも高めなので、あくまで選択肢として認識したほうがいいでしょう。
ほかにもモバイルWi-Fiルーターのレンタルサービスはあります。以下の記事でも紹介しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
WiMAXの1ヶ月,1週間の短期契約!安いプラン・プロバイダは?まとめ
光ポータブルは方法次第で安い料金でモバイルWi-Fiルーターを利用できるサービスです。ただし、通信速度が速い事業者探しや接続設定が面倒なデメリットがあります。
特に、回線の事業者選びを間違えると、通信速度がとても遅くなってしまいます。モバイルWi-Fiルーターをレンタルするなら、通信速度が速く設定が簡単なFUJI Wi-FiやNEXTmobileを契約したほうがいいでしょう。
モバイルWi-Fiルーターをこれから契約してしまうのも一つの手です。とくにWiMAXは回線の速度も速く、料金もリーズナルブルで非常におすすめです。
おすすめの理由は以下の記事でも解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!