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ADSLを長い間に使い続けていると、突然インターネットに接続できないトラブルが発生します。
ADSLでインターネットが利用できない原因はいくつかありますが、その中でもモデムの故障による接続不良を多く見かけます。
モデムが故障したかは意外と簡単な方法で確認でき、対処法も難しくありません。
ここでは、ADSLモデムが故障したかを確認する方法と、交換する手順を解説します。
ADSLのモデムが故障したと感じている人は、対処法を知る参考に読んでみてくださいね。
※そもそもADSLとは何か、というところから知りたい方は、まず以下の記事からご参照ください。
ADSLとは?病気?仕組みを簡単にわかりやすく解説!目次
ADSLモデムが故障したのか確認する方法
ADSLモデムが故障したかは、端末を見て簡単に確認することができます。
ADSLモデムが故障したかはランプを見ればすぐにわかる
ADSLモデムには、以下6種類のランプが装備されています。
- 電源ランプ
- ADSLランプ
- INITランプ
- LANランプ
- TESTランプ
- アラームランプ
①のランプは電源が入っているかを表すものなので、コンセントが差し込まれていない限り消灯することはありません。
故障で電源が入らなくなることもありますが、それほど多い事例ではありません。
②~⑤は通信状態を表すランプなので、モデムを再起動するか、他の対処法を行えばインターネットに接続できるようになります。
モデムの故障とすぐに断定できるのは、⑥のランプが点滅している場合です。
⑥のアラームランプは端末のハードウェア状態を表していて、点滅しているとハードウェアが故障していることになります。
⑥のランプが点滅しているは、基本的にモデムが故障していると考えてください。
⑥のランプが点灯している場合は、モデムを再起動させればインターネットに接続できるようになります。
ADSLモデムが故障する原因は経年劣化か初期不良
ADSLモデムが故障する原因は、使い続けたことによる経年劣化か初期不良であることが基本です。
モデムは消耗品なので、ADSLを長年使っていると劣化して故障することがあります。
契約して間もない段階でモデムのアラームランプが点滅する場合は、初期不良による故障しか考えられません。
雷の影響で故障することも
モデムの故障は経年劣化や初期不良だけでなく、雷が原因の場合もあります。
インターネットで利用するモデムやパソコンは、雷で発生する過電流を受けて故障することがあります。
雷による過電流は、一般家庭にある電気の配線を通ってモデムやパソコンに損傷を及ぼすわけです。
過電流は落雷に限らず空中で雷がなった場合でも発生します。
そのため、雷が鳴りそうな天候のときは、なるべくモデムやパソコンのコンセントを抜いてるほうが無難です。
雷が鳴っているときでもインターネットを利用したい場合は、雷ガードが付いているコンセントを利用することをおすすめします。
ADSLのモデムが故障していない場合の立ち回り方法
ADSLではモデムだけでなく、スプリッタやモジュラーケーブルなど複数の機材を利用します。
そのため、モデム以外の機器に不具合が発生してインターネットへ接続できない場合もあります。
モデムが故障していない場合にインターネットが利用できない原因と、その対処法を見てみましょう。
スプリッタが故障している可能性がある
ADSLではスプリッタとモデムを使って、アナログ回線の周波数帯をインターネットで利用できる数値に変換します。
つまり、モデムとスプリッタの2つを接続することでADSLが利用できるわけです。
モデムが故障していない場合でも、スプリッタに不具合が起きているとインターネットに接続することができません。
スプリッタに不具合があるときは、モジュラージャックに差し直して再起動すると症状を解消できることがあります。
再起動しても症状が改善できない場合は、スプリッタを交換したほうがいいでしょう。
契約している事業者からスプリッタをレンタルしている場合、交換は基本的に無料で行ってくれます。
自分でスプリッタを購入している場合、新しいものを用意するしかありません。
モジュラーケーブルに不具合が起きている
スプリッタをモジュラージャックに接続しているケーブルは、あまりにも長いとノイズを拾ってインターネットに接続できなくなるか、通信速度が遅くなることがあります。
ケーブルの長さが原因でインターネット通信が不安定な場合、短いケーブルに交換することで症状が改善します。
LANケーブルに問題がある
LANケーブルも形状によってノイズに対する強さが違います。
収納がしやすいことで人気があるフラットタイプは線が薄くなっているので、ノイズを拾いやすい弱点があり、インターネット通信が不安定になりがちです。
また、ケーブルの形状が丸くても線が細いと、ノイズによる影響を受けやすくなります。
線がフラットや細いLANケーブルを利用している場合、線が丸く太めのものに入れ替えるとインターネット通信の安定性が高まります。
回線がノイズを拾っている
ADSLは最大50Mbpsの下り速度に対応していますが、電磁波によるノイズを受けやすい弱点があるので、通信速度の安定性は高いと言えません。(速度の詳細は以下の記事をご参照ください。)
ADSLの回線速度平均は遅い?速度測定した実測をチェック!最悪の場合、ノイズを拾ってインターネットがつながらなくなることもあります。
電磁波が発生する要因はさまざまで、身近なものだと電子レンジなどの家電製品から電磁波を拾いことがあります。
自宅にある家電製品が原因であれば、設置場所をスプリッタやモデムから離れた場所にすれば問題を解決できます。
しかし、回線の近くに鉄道があるとノイズを回避できないので、他の回線に乗り換えない限り問題を解決することができません。
ADSLのモデムが故障していた場合の立ち回り方法
ADSLモデムが故障していた場合は、交換するしか方法がないと考えるべきです。
しかし、アラームランプが点滅している場合、交換をする前に試してみる価値がある最終手段があります。
アラームランプが点滅していても、モデムを初期化するとインターネットに接続できるようになるかもしれません。
モデムの初期化はINITボタンを押すか、ブラウザから設定画面で行うことができます。
ブラウザの設定画面はアクセスするまで手間がかかるので、INITボタンを使うことをおすすめします。
INITボタンはモデムの背面に付いています。
※②がINITボタン
INITボタンを5秒以上遅続けて、前面にある全てのランプが点滅すれば初期化は完了です。
モデムを初期化してインターネットが利用できるようになれば、わざわざ交換をする必要はありません。
ADSLモデムを交換する方法
ADSLのモデムは、導入した方法によって交換する方法が異なります。
ADSLを契約したときのことを思い出しながら、どのような方法で交換できるのか見てみましょう。
事業者からモデムをレンタルしているなら基本的に無料で交換できる
契約している回線の事業者からモデムをレンタルしている場合、基本的に無料で交換してもらうことができます。
ただ、モデムを交換してもらえるのは、故障と認定された場合に限ります。
故障と認定されない場合は他に原因があると判断されるので、事業者側が他の対処法を試みて症状の改善できるかを検証してくれます。
交換してもらったモデムを接続した後は、契約している事業者によって設定が必要になる場合があります。
たとえば、フレッツでADSLを契約している場合、パソコンの設定画面でプロバイダから発行されたユーザー名とパスワードを入力しなければいけません。
モデムを交換する際の設定が必要かは契約している事業者によって異なります。
契約事業者にモデムの交換申請をする際に、再設定が必要になるか聞いておきましょう。
中古でモデムを買う方法もあるがリスクが伴う
契約した当時にモデムを自分で購入している場合、自分で新しい端末を用意するか、事業者からレンタルするかの方法を選ぶことができます。
ただ、自分で新しいモデムを用意することはおすすめできません。
ADSLのモデムは新品で購入すると、15,000円から30,000円程と高額な費用が必要になるからです。
Amazonやネットオークションでは中古のモデムを1,000円から5,000円前後と安価で購入できますが、早い段階に経年劣化で故障する恐れがあります。
画像引用元:amazonで「ADSL モデム」と検索した場合の画面。
また、市販されているモデムは契約している事業者のADSL回線で動作するかの保証がされていないので、正規品をレンタルするよりもリスクが高いと言わざるを得ません。
今からモデムを交換してADSLを使い続けるなら、できるだけ事業者から新しいものをレンタルしたほうがいいでしょう。
ADSLモデムに関する問い合わせ先
ADSLのモデムが故障したと感じたときは、契約している事業者に問いあわせても対処法が見えてきます。
モデムについての問い合わせは基本的に統一されていますが、契約しているプロバイダによっては窓口が異なる場合があります。
ADSLのモデムの調子が悪いときや交換を申請する際は、フレッツの電話窓口に問い合わせることが基本です。
以下の窓口に問いあわせて症状を申告すれば、モデムが故障したかの診断をしてくれます。
フレッツ ADSL問い合わせ窓口 |
東日本:0120-000-113 西日本:0120-248-995 |
モデムをレンタルしている場合、上記の窓口で交換申請の受付もしてくれます。
ただ、契約しているプロバイダによっては、問い合わせる窓口が異なる場合があります。
Yahoo!BB ADSLを契約している場合、モデムについての問い合わせ窓口はYahoo!BBになります。
基本はフレッツが受付窓口になりますが、念のためプロバイダによって窓口が変わると思っておきましょう。
ADSLモデムの故障を機に他の回線への乗り換えがおすすめ
ADSLモデムが故障したときの立ち回り方法を書き記してきましたが、正直なことを言うとADSLを使い続けることはおすすめできません。
現在提供されているWebサイトのほとんどは、ADSLよりも通信速度が優れた回線に向けて作られているからです。
モデムを交換しても回線がADSLのままでは、インターネットが快適に利用できるとは言えません。
なので、モデムが故障したときは、これを機に光回線への乗り換えをおすすめします。光回線にはADSLよりも優れた3つのポイントがあります。
光回線への乗り換えがおすすめできる理由
ADSLを使い続けるよりも光回線への乗り換えたほうが良い理由は、
- インターネット通信の速度と安定製が大幅に向上する
- ネット代が安くなる可能性がある
- 乗り換え費用がかからない
インターネット通信の速度と安定性が大幅に向上する
ADSLは最大50Mbpsの下り速度に対応していますが、先ほど説明したように電磁波によるノイズを受けて通信状態が不安定になりデメリットがあります。
さらに、自宅とNTTの基地局との距離が遠いと、実効速度が10Mbps以下になります。
光回線は最大1Gbps以上の速度に対応しているうえに、ノイズを拾わないデジタル方式なので、ADSLよりも通信が安定しています。
NURO 光 の光回線であれば2Gbpsの速度に対応しているため、ADSLと比べ物にならないくらい速いです。(NURO光の速度の詳細は以下の記事をご参照ください。) NURO光の速度平均は遅い?回線速度の実態を暴露します!光回線に乗り換えれば、どのような状況でもあらゆるWebサイトが快適に見られるようになるわけです。
ネット代が安くなる可能性がある
光回線の性能がどれほど高いとわかっていても、月額料金が高いと思って乗り換えできない人は多いのではないでしょうか?
しかし、ADSLと光回線の月額料金には大きな差がありません。下記の表でADSLと光回線の利用料金を比べてみましょう。
「Yahoo!BB ADSLと人気光回線の月額料金比較表」
サービス | 戸建て | マンション | |
Yahoo!BB ADSL | 電話加入権有り | 8M:3,128円 12M:3,528円 50M:3,928円 50MRevo:4,228円 | |
電話加入権無し | 8M:4,720円 12M:5,120円 50M:5,520円 50MRevo:5,820円 | ||
ソフトバンク光 | 5,200円 | 3,800円 | |
ドコモ光 | タイプA:5,200円 タイプB:5,400円 | タイプA:4,000円 タイプB:4,200円 | |
auひかり | 【従来型】 1年目:5,100円 2年目:5,000円 3年目以降:4,900円 【auひかりホームV5ギガ】 1年目:5,100円 2年目:5,000円 3年目:4,900円 4年目以降:5,400円 【auひかりホームX10ギガ】 1年目:5,880円 2年目:5,780円 3年目:5,680円 4年目以降:6,180円 | 3,400~5,000円 | |
NURO光 | 4,743円 | 4,743円 (NURO光 for マンションが利用できれば1,900~2,500円) |
現在の光回線は戸建てでも月額5,000円前後で使うことができ、マンションでは利用料金が4,000円代になります。
ADSLは3,000円代から利用することができますが、電話加入権を持っていて通信速度が遅いプランに加入しないと料金は安くなりません。
さらに、スマホ代が500円から2,000円安くなるauひかりなどの光回線サービスが増えています。スマホとのセット割引を駆使すれば、ADSLよりも安い料金で光回線が利用できます。
ADSLの利用料金が安いという時代は終わりつつあると言っていいでしょう。
auひかりが気になる方はauひかりの公式サイトもあわせてご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)
詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
auひかりの口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!なおNURO光は上記の回線のなかでもっとも月額料金が安く、しかもスマホとのセット割引もある素晴らしい回線です。
NURO光が気になる方はNURO 光 の公式サイトもあわせてご参照ください。(以下のボタンリンクからもご覧になれます。)
詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
NURO光の口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!乗り換え費用がかからない
ADSLから光回線に乗り換えるときは、導入費用が心配になりますよね?
確かに、光回線を導入するには最低でも15,000円の工事費がかかり、高い場合は40,000円と高額になることもあります。
「ADSL・光回線 工事費用比較表」
サービス | 戸建て | マンション |
ソフトバンク光 | 24,000円 | 24,000円 |
ドコモ光 | 18,000円 | 15,000円 |
auひかり | 37,500円 | 30,000円 |
NURO光 | 40,000円 | 40,000円 |
しかし、光回線の工事費は分割で支払うことができ、割引やキャッシュバックで実質的な負担を0にしてくれる事業者がほとんどです。
上記の表に記載している光回線サービスは、全てキャッシュバックか割引キャンペーンで工事費を実質無料にしてくれます。
ADSLに光回線に乗り換える際は、工事費を心配する必要がないと思っていいでしょう。
以下の記事ではあらゆる光回線を徹底的に比較して、質が高く安く高速な回線を厳選しました。回線選びで失敗したくない方は、こちらの記事もあわせてご参照ください。
光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!