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光回線でインターネットを使ううえで、必ず必要なものと言えば何を思い浮かべるでしょうか? 多くの人はONU(モデム)やルーターなどを思い浮かべるでしょう。
しかし、ONUやルーターの他にも光回線でネット使うために欠かせないアイテムがあります。それは、「光コンセント」です。
光コンセントはONUなどを光ファイバーに接続するための差し込み口となり、自宅に光回線を導入する工事の際に壁に貼り付けられます。
しかし、住居によってはすでに光コンセントが設置されていることがあります。この光コンセントがすでに設置されていると、従来よりも簡単なうえに低コストで光回線が使える可能性があります。
そこで、ここでは自宅に光コンセントがある場合に光回線を導入する方法を詳しく解説します。光コンセントがあった場合の工事内容や費用が気になる人は、参考にしてくださいね。
そもそも光コンセントについてよくわからない方は、「光コンセントとは?あるかどうか確認方法も解説!」の記事もあわせてご覧ください。
光コンセントとは?あるかどうか確認方法も解説!目次
光コンセントがある場合の工事の必要性
「光コンセント」はモデムなどの機器と比べると知名度が低いパーツで、設置されていることで生じるメリットを知っている人は多くありません。
しかし自宅に光コンセントがあると思った以上に、光回線を低コストで導入できる可能性があります。光コンセントが担う役割を知れば、光コンセントが家にあることはとても運が良いことだと思えます。
光コンセントがあれば回線の導入工事が入らない可能性が高い
光コンセントとは、自宅に引いた光ファイバーとネット通信を行うONUをつなげるためのパネルです。
自宅に引く工事では、壁に光コンセントの設置を必ず行います。
ですので壁に光コンセントがあればすでに自宅へ光ファイバーが引かれている可能性が高いと言えます。
自宅に光コンセントがあれば、
- 自宅に光ファイバーを引く工事が必要ない
- 光回線を導入する費用が安くなる
このようなメリットをもたらしてくれる可能性があります。
光コンセントがあった場合の導入費用
光回線のインターネットを使うには、店頭などで申し込みをしてから光ファイバーを自宅に引く宅内工事が必要になります。
宅内工事は戸建てで40~90分、マンションで30分程度の時間がかかり、費用も18,000円から24,000円と決して安くありません。(一般的な工事の内容は、フレッツ光の工事の記事をご参照ください。)
フレッツ光の工事内容を全解説!工事時間は遅いと悪評が多い?!しかし自宅に光コンセントがあれば自宅に光ファイバーが引かれている可能性があります。
もしすでに光ファイバーが引かれていれば導入工事が必要なく、回線業者の基地局で開通工事をしてもらうだけでネットが使えるようになり、費用も2,000円ほどに収まります。すでに光コンセントがあれば、とても運が良いと言えますね。
光コンセントがあっても、使える光回線サービスの種類は限りがある
しかし、自宅に光コンセントがあるからといって、全ての光回線サービスが導入工事なしで使えるわけではありません。
光回線には「NTTのフレッツ光」と「電力会社の光回線」の2種類があり、どちらかの光ファイバーが引かれているかで宅内工事を行わずに利用できる光回線サービスが違います。
なので、NTTと電力会社の光回線サービスの窓口に電話して、どちらの種類の光ファイバーが自宅に引かれているか確認する必要があります。
電力会社の光ファイバーを引いている場合、利用できる光回線サービスは1社だけに限られます。
しかし、フレッツの光ファイバーが自宅に引かれている場合は、NTTのフレッツ光の他に「光コラボ」と呼ばれるサービスを選ぶこともできます。
「光コラボ」と呼ばれるサービスには多くの種類があるので、NTTの光ファイバーが自宅に引かれていれば、契約できる光回線サービスの選択肢が一気に広がります。
安くて速い快適な回線は以下の記事で紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!光コンセントがあっても回線の導入工事が必要なことも
ただ、自宅に光コンセントがあるからと言って、宅内工事をせずにNTTか電力会社の光回線サービスが利用できるとは限りません。
あまり見ることはない事例ですが、光コンセントが設置されていても光ファイバーは撤去されていることがあるからです。
光コンセントがあれば光ファイバーも自宅に引いてあることがほとんどですが、念のため光ファイバーが撤去されている可能性もあると思っておきましょう。
光コンセントがある場合に光回線を導入する流れ
自宅に光コンセントがあり、光ファイバーも引かれていれば従来よりも簡単かつ安いコストで光回線のインターネットを使うことができます。
しかし前もって注意点を解消しておかなければ、思いもよらぬトラブルに遭ってしまいます。トラブルに遭わないために、光コンセントがある場合に光回線を導入する手順を知っておきましょう。
光コンセントがある場合に光回線を導入する手順
光コンセントがある場合に光回線を導入する手順は、
- 自宅に引かれている光回線の種類を確認する
- 自宅に引かれている光回線のサービス会社を契約する
- 自宅に届いた接続機器を光コンセントにつなげる
- インターネットの接続設定をする
この4つの行程となっています。
手順1.自宅に引かれている光回線の種類を確認する
先ほど説明したように光回線は2つの種類があり、自宅に光コンセントがあっても引かれている光ファイバーの種類によって利用できるサービス会社が違います。
なので、自宅に光コンセントがあることが確認できれば、NTTと電力会社の光回線サービスの窓口に電話をして宅内工事をせずに利用できるのか聞いてみましょう。
NTTと電力会社の光ファイバーは、それぞれ利用できる光回線のサービスが違います。下記の表を参考にしてください。
回線種類 | 利用可能サービス | |
NTT | フレッツ光、光コラボ ※光コラボは複数の種類あり | |
電力系光回線 | 関東より北の地域 | auひかり |
中部電力エリア | コミュファ光 | |
関西電力エリア | eo光 | |
中国電力エリア | MEGAEGG | |
四国電力エリア | Pikara | |
九州電力エリア | BBIQ | |
沖縄 | auひかりちゅら |
なおNTTは東日本と西日本で問い合わせする窓口が違い、電力系の光回線は地域によって利用できるサービスと窓口が違います。
自宅にある光ファイバーの種類を確認せずに自分が使いたいサービス会社を契約すると、「光コンセントがあるのに回線の導入工事が入って費用が請求された!」というトラブルが起きてしまいます。
光コンセントがあっても、光ファイバーの種類は必ず確認しておきましょう。
手順2.自宅に引かれている光回線のサービス会社を契約する
宅内工事をせずに光回線が利用できるサービス会社がどこかわかれば、そのサービスへ契約手続きを行いましょう。
光回線のサービスは家電量販店などの店頭で申し込むことが基本ですが、サービス会社の電話窓口でも申し込みが可能です。
自宅に引かれている光ファイバーを確認するときに、一緒に申し込んでもいいでしょう。
なおNTTのフレッツ光は別でプロバイダを契約しなければネットが利用できません。フレッツ光を利用する場合は、プロバイダの契約も忘れずに行ってください。
※光コンセントがあっても、工事をすれば別の回線を契約できます。NURO光のような工事費無料の回線もあり速度も速いので、他の回線も検討することをおすすめします。
詳しくは「光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!」の記事をご覧ください。
光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!手順3.自宅に届いた接続機器を光コンセントにつなげる
宅内工事を行わずに光回線が利用できるサービス会社に申し込むと、ONUなどのネットに接続する機器が届きます。(ONUをご存知でない方は、以下の記事をご参照ください。)
光回線のONUとは?Wi-Fiルーターやモデムとの違いは?自分で購入できる?光配線コードを使ってONUを光コンセントに接続しましょう。(※光コンセントがない場合は宅内工事の際に業者が行なってくれますが、光コンセントがすでにある場合は自分で接続を行います)
Wi-Fiを使うのであれば、LANケーブルを使って無線LANルーターをONUに接続しましょう。また光回線の業者によっては無線LANルーターの機能があるONUを提供しています。
手順4.インターネットの接続設定をする
必要な機器を全てつなげたあとは、インターネットへの接続設定を行いましょう。インターネットの接続設定は、利用する光回線の業者によって必要有無が違います。
さらに接続の設定方法も業者によって違うので、送付される設定方法の書類を見ながら行ってください。以前はパソコンがなければ接続設定ができませんでしたが、現在は用意したWi-Fiに接続すればスマホから簡単に行うことができます。
接続の設定に必要なIDやパスワードは、光回線の業者やプロバイダから送られてきた用紙に記載されています。用紙を見ながら正確に行ってください。
ネット回線の開通日に注意しよう
自宅に光コンセントがあり、光ファイバーも引かれていても注意するべき点が1つあります。それは「ネット回線の開通日」です。
光コンセントと光ファイバーが自宅にあれば、光回線のサービス会社に申し込みをした日からネットが使えると思いがちです。
しかし光コンセントと光ファイバーが自宅にある場合でも、光回線の事業者が基地局で開通工事をしなければネット回線が開通しません。
申し込みをしてから開通するまで数週間はかかると思っておきましょう。なお開通日はサービスを申し込んだ日か、もしくは申し込んでから数日後にサービス会社が教えてくれます。
すぐにネット回線を使いたいなら、モバイルルーターがおすすめです。モバイルルーターなら最短で翌日にはネットを使えます。詳細は以下の記事で解説しているので、あわせてご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!まとめ
自宅に光コンセントがあれば、
- 宅内工事を行わずに光回線が利用できる
- 工事費用が大幅に安くなる
この2つのメリットがあります。
光回線を導入するデメリットは宅内工事が必要なことと、工事費が高いことなので、自宅に光コンセントがあればとても幸運だと言えるでしょう。
しかし、自宅に光コンセントがあっても全ての光回線サービスが使えるとは限りません。光コンセントを見つけた場合、どの業者の光ファイバーが自宅に引かれているのか確認することからはじめましょう。
また光コンセントがあった場合でも、申し込みをした即日から光回線のインターネットが使えるわけではないので注意してくださいね。
すぐにネット回線を使いたいなら、モバイルルーターを契約しましょう。(詳細は以下の記事をご参照ください。)
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!