光回線のおすすめ4選

インターネット(光回線)のモデムはなしでもOK?ルーターとの違いまで解説!

光回線のネットサービスを使うには、あらゆる周辺機器を接続しなければいけません。

しかし、どの機器がどのような役割をしているのかわからないですよね。

またコンセント付近に設置する機器の数を減らすために、必要ないものを削りたい人もいるでしょう。

しかし、知識がないまま削る機器を判断するのは危険です。

インターネットで使う周辺機器はそれぞれ重要な役割を担っていますが、その中でモデムと呼ばれる機器はもっとも重要な役割を果たしています。

ただ、頭の中でモデムとルーターが混同してしまっている人が多いでしょう。

そこで、ここではインターネットを使ううえでのモデムの役割を詳しく解説します。

ルーターとの違いも説明するので、周辺機器の役割に疑問を感じている人は参考にしてくださいね。

インターネットのモデムが担う役割

LANケーブルと配線

インターネットで利用するモデムは軽視されがちですが、光回線の仕組みを見ると非常に重要な役割を果たしています。

また光回線でのモデムという言葉には若干の誤解があります。

この誤解を解くとともに、インターネットを使ううえでモデムが担っている役割を知りましょう。

モデムは回線から受信するアナログ信号をデジタルに変換する機器

モデムとは、もともとアナログ電話の回線(以下、アナログ回線)でネット通信をするADSLで利用する機器を指します。(ADSLをご存知でない方は、以下の記事をご参照ください。)

ADSLとは?病気?仕組みを簡単にわかりやすく解説!

モデムはアナログ回線から受信する信号をデジタルに変換し、パソコンやゲーム機などのデバイスへLANケーブルをつなぐことでネットが使えるようにしています。

図で表すと、このような形です。

フレッツ接続方法

ちなみにADSLの場合は、モデムの他にスプリッタも使います。

光回線ではONUがモデムとしての役割を果たしている

光回線でインターネットを使う場合、先ほどのモデムを使う必要がありません。

これだけ聞くと「光回線はモデム無しでネットが使えるんだ」と思うでしょう。

しかし光回線は、モデムの代わりにONUと呼ばれる回線終端装置を使います。

ONU※フレッツ光で利用するONU。

ONUは光回線のインターネットをさまざまなデバイスで使うために、光回線から受信する光の信号をデジタルに変換させる機器です。

フレッツ接続機器※光回線の仕組みを表した図。ADSLにあったスプリッタは必要ありません。

仕組み自体はモデムとほぼ同じなのと、モデムという名前が浸透していることが理由でONUもモデムと呼ばれるようになりました。

インターネットの契約窓口でも、モデムと呼ぶことが多いです。(ONUは何となく言いにくい言葉ですからね…)

ONUについては以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

光回線のONUとは?Wi-Fiルーターやモデムとの違いは?自分で購入できる?

モデムとルーターの違い

モデムとルーターは形がよく似ているので、同じものと思われがちです。

しかし、実際は機能や役割が全く違うものになっています。

ルーターの機能を見てみると、モデムとの違いががはっきりとわかります。

モデムとルーターは一体型のものがあるので、同じものと誤解されやすい

モデムとルーターは同じものと思っている人が多く見受けられます。

しかし、本来モデムとルーターは全く別の役割を担う機器なのです。

同じものと誤解されるようになったのは、モデムとルーターが一体型になっている機器が普及したことが理由でしょう。

フレッツ接続機器2

しかし、もともとモデムとルーターは別々の役割を担っています。

モデムは光回線から受信する信号をデジタルに変換するための機器に過ぎません。

インターネットを快適に使うには、ルーターは必需品と言えるアイテムなのです。

モデムは複数のデバイスをネットに接続するための機器

1台のパソコンだけでインターネットを使うのであれば、LANケーブルでモデムとパソコンをつなげば問題ありません。

しかしスマホやタブレットが普及した今は、ネットを使うデバイスがパソコン1台だけという人はほとんどいないのではないでしょうか?

モデムはLANケーブルの差し込み口が一つありませんが、ルーターはLANケーブルの差し込み口が複数あるので、同時にネットに接続できるデバイスの台数を広げてくれます。

複数のデバイスで同時にネット接続するには、ルーターは必須と言えるでしょう。

ルーターには有線と無線の2種類がある

バッファロールーター

ルーターには有線と無線の2種類があり、Wi-Fi通信を利用するスマホやタブレットが普及した今は無線ルーターが主流になっています。

有線、無線ともにネットに接続台数を増やすにはルーターを購入することが必要です。(無線LANルーターの選び方の詳細は以下の記事をご参照ください。)

Wi-FiルーターWi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ!おすすめを安さや人気度ごとに紹介!

しかし契約する光回線のサービスによっては、ルーターを買う必要がなくなります。

フレッツ光の一体型ONUは、無線LANルーターの機能がある

契約しているインターネットの事業者によっては、無線LANルーターを用意せずにWi-Fiを使う方法があります。

たとえばNTTのフレッツ光は、月額100円で無線LANカードをレンタルしてONUに差し込めば、ネット回線をWi-Fiに変換できます。

フレッツWi-Fi

フレッツ光以外の事業者も、このようなサービスを提供しています。

自宅でWi-Fiを使うためにインターネットを導入する人にはおすすめのサービスです。

またサービス会社によってはルーターと一体型のモデムがあるということを、覚えておいて損はないでしょう。

ちなみに光回線のおすすめのサービス会社は以下の記事で紹介しています。興味のある方はこちらも目を通してみてください。

光回線のおすすめに圧倒される男光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!

モデムは本当に必要なのか?インターネットの仕組みから解説

モデムの役割と、モデムとルーターの違いはわかりました。

しかし、本当にモデムが必要なのか疑問に思う人がいるでしょう。

インターネットの仕組みを知れば、モデムの必要性がよくわかります。

モデムはネットをするために必要不可欠なもの

これから自宅にインターネットを引く場合、光回線を使う人がほとんどでしょう。

光回線は工事を行うと、自宅の壁に写真のような光回線に接続するコンセントが設置されます。

このコンセントを見ると、パソコンや無線ルーターから直接LANケーブルを接続すればネットが使えるように思えます。

しかし、このコンセントは光コードの端子でなければ差し込みができないようになっており、光コードが接続できる機器はモデムだけなのです。

光コードとLANケーブルを見比べてみると、端子が全く違うことがわかります。

LANケーブル※一見、同じようなケーブルに見えますが、端子をよく見てみると全く違うことがわかります。

これを見ると、そもそもモデム無しでインターネットは使えないことがわかるでしょう。

また光回線から受信する信号は、モデムを通してデジタル信号に変換しなければパソコンやルーターに回線を共有できません。

モデムは光回線から送られてくる情報を、パソコンやスマホで見るために変換してくれる重要な機器なのです。

ルーターには回線の信号を変換できない

コンセント付近に複数の機器を置くと見映えが悪いので、ルーターだけを設置したいと考える人は多いでしょう。

しかしルーターには光回線の信号を変換する機能がありません。ルーターはモデムありきで利用する機器と言えます。

これらのことから、インターネットはモデムが無ければ利用できないサービスであることがわかります。

ただモデムはルーターと違い、光回線を契約すると必ずサービス会社が貸し出しをしてくれるので、機器の購入費用がかかりません。

2台置きをしたくない人は、ルーター機能付きモデムが使える業者を選ぼう

どうしてもコンセント付近に複数の機器を置きたくない人は、ルーターと一体型になったモデムがレンタルできるサービス会社を選びましょう。

先ほども解説しましたが、光回線は多くの回線事業者やプロバイダが無線ルーター機能があるモデムをレンタルで提供しています。

eoネット※フレッツ光のライバル的存在と言われるNURO光などの光回線も、無線ルーター機能があるモデムを貸し出しています。

無線ルーター機能付きモデムのレンタルは、無線ルーターを買う必要がないうえに費用も大幅に安く抑えることができます。

無線ルーターの購入費用がネックに感じる人は、無線ルーター機能付きモデムの提供があるNURO光などのサービス会社がおすすめです。

NURO光について詳しく知りたい方は、「NURO光の口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!」の記事もあわせてご覧ください。

NUROの爆速に驚く男NURO光の口コミ・評判を徹底分析!良い回線なのか実態を調査!

モデムを設置する必要がないネットサービス

光回線はモデムが必要になるネットサービスですが、モデムが必要ないネットサービスも存在します。

ただ、専用のルーターだけは必ず必要になるので注意しましょう。

無料でネットが利用できる賃貸マンションはモデムが必要ない

賃貸マンションは、一部無料で光回線のインターネットを提供しているところがあります。

無料でインターネットが利用できる物件は、壁にLANケーブルが差し込めるパネルがあります。

LANケーブルでパソコンから無線ルーターを接続するだけでネットが使えるので、複数の機器を設置する必要がありません。

モバイル用の電波を使うネット回線はモデム要らずでネットができる

携帯電話キャリアのソフトバンクが提供するSoftBank Airは、モデムを設置せずに専用のWi-Fiルーターを置くだけでネットが使えます。

softbankエアー

WiMAXやY!mobileが提供しているモバイルWi-Fiルーターも、持ち運び型のルーターだけでネットが利用できます。

モデムを設置することが面倒な人は、このようなサービスを利用するのも一つの手です。

しかし、この2つの方法はモバイル用の電波を使うので、回線速度が光回線に比べて劣ります。

光回線ほどの速度が必要ない人の選択肢と思いましょう。ただモバイルルーターは最近かなり速度が速くなり光回線と変わらなくなっています。

ですのでモバイルルーターは実は相当なネットのハードユーザーでない限りはおすすめです。おすすめの理由の詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はあわせてご参照ください。

ネット環境構築方法を知り驚く男家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!

まとめ

モデムは光回線から受信する信号を、さまざまなデバイスで利用できるようにデジタル信号に変換する重要な役割を担っています。

ルーターだけではネットを使うことができないので、モデムは光回線を使ううえで必ず必要なものと言えるでしょう。

インターネットを使うにはモデムとルーターの2つが必要になりますが、サービス会社が展開している一体型モデムを使えばルーターを用意する必要がありません。

もっとも使いやすいと感じるモデムをレンタルできるサービス会社を選ぶと良いでしょう。

これから光回線を契約しようと思っている方は、以下の記事で質の高いサービス会社を厳選して紹介しているので、こちらもあわせてご参照ください。

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