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これから自宅に光回線を引こうと思い、必要な機器を調べていると「光コンセント」という言葉を聞くことがあります。
光コンセントはインターネットを使うための通信機器を光ファイバーにつなげる差し込み口となり、光回線を使うには絶対に必要になります。
ただ光コンセントについては誤った知識に認識している人が多く見受けられます。
その中でも、「光コンセントはもともと住居に設置されている」と思っている人が多く見受けられます。また光コンセントがない場合、どこに設置すればいいのか疑問に思う人もいるでしょう。
そこで、ここでは光コンセントがない場合の光回線を導入する流れを解説します。これから自宅に光回線を引こうと思っている人は、参考にしてくださいね。
そもそも光コンセントが何かよくわからない方は、光コンセントとは何かの記事もあわせてご覧ください。
光コンセントとは？あるかどうか確認方法も解説！目次
光コンセントがない場合の流れ
インターネットに接続するにはONUなどの接続機器が必要ですが、ONUを光ファイバーに接続するための差し込み口になる「光コンセント」も必要になります。
光コンセントという言葉を聞くと、電気のコンセントと同じようにもともと住居に備え付けられているイメージがあります。しかし、実際は住居にもともと光コンセントが設置されているわけではありません。
光回線は、自宅に光コンセントがなくても使うことができます。光コンセントは自宅に光回線を引き込む宅内工事の際に設置されるものです。光回線を引いたことがない住居は、光コンセントが設置されていることはありません。
光コンセントがある住居は賃貸がほとんどで、以前に入居していた人が光コンセントを撤去せずに退去した物件だけに設置されています。（光コンセントがある場合の話は以下の記事をご参照ください。）
光コンセントがある場合は工事不要？工事費用はどうなる？詳しく解説！しかし光コンセントが設置されていない場合、一から自宅に光回線を引き込まなければいけません。ただ基本的に光回線を使う場合は、光コンセントが設置されていないパターンで導入することがほとんどです。
光コンセント･光回線を導入する申し込みと工事の内容
自宅に光コンセントが設置されていない場合に光回線を導入する方法は、従来の光回線を導入するパターンと全く同じ流れです。
なので光コンセントがなくても何か特別な手続きや作業をする必要はありません。光回線の導入する流れを見てみましょう。
光コンセント･光回線を導入する手順
自宅に光コンセントがない場合の光回線を導入する手順は
- 利用したい光回線サービスを申し込む
- 光コンセントと光回線を導入する宅内工事が入る
- 光回線の業者から届いた機器を接続する
- インターネットの接続設定をする
この4つが主な行程になります。
手順1.利用したい光回線サービスを申し込む
光回線はサービス会社に契約の申し込みをしなければ何も始まりません。まず利用したい光回線サービスに契約する申し込み手続きをしましょう。
申し込みは家電量販店などの店頭の他にサービス会社の電話窓口、そしてサービス会社のホームページから申し込みができます。
今これを読んでいる人は光回線を導入する流れがわからなくて不安になっている人が多いと思うので、店頭やサービス会社の電話窓口で申し込むといいでしょう。
インターネットの知識が豊富なスタッフが、どんな疑問にも答えてくれます。
なおNTTのフレッツ光を利用する場合、別途プロバイダを契約しなければネットを使うことができません。フレッツ光を使う場合は、プロバイダの契約をし忘れないよう気をつけましょう。
おすすめの光回線については、下記の「光回線のおすすめ4選！速度が速い料金も安い最適な回線を紹介！」の記事で紹介しているのであわせてご覧ください。
光回線のおすすめ4選！速度が速い料金も安い最適な回線を紹介！手順2.光コンセントと光回線を導入する宅内工事が入る
光回線サービスの契約申し込みが完了すると、およそ2週間以降に自宅へ光ファイバーを引き込む宅内工事で作業員が訪問します。
光コンセントの設置は、この宅内工事で行ってくれます。宅内工事の内容は、戸建てとマンションで少し異なります。戸建ての場合、電柱から直接光ファイバーを自宅に引き込みます。
引っ張ってきた光ファイバーは、基本的に電話回線の配管を通して光コンセントを設置する場所の壁内まで引き込みます。
戸建ての場合は光コンセントが設置される場所は電話のモジュラージャックがあるところにになります。しかし申告すれば別の場所に光コンセントを設置してもらうこともできます。
マンションの場合は事前に引っ張っている光ファイバーを全戸に分配しており、すでに壁の中に入っている通信ケーブルを宅内に引き込みます。（場合によっては戸建てと似た形式で光ファイバーを引き込みます）
マンションは通信を分配するケーブルを電話のモジュラージャックに近い場所まで引っ張っているので、マンションも電話のモジュラージャックに近い場所に光コンセントを設置することが多いです。
光コンセントを設置する場所は、戸建てとマンションともに電話のモジュラージャックの近くになることが基本と思っておきましょう。
手順3.光回線の業者から届いた機器を接続する
光ファイバーを自宅の壁内に引き込み、光コンセントの設置が終われば光回線のサービス会社から送付された通信機器の接続を行いましょう。
光回線に契約すると、宅内工事が入るまでに
- ONU
- 電源アダプター
- 光配線コード
- LANケーブル
- 電話線
の計5つの機器を送ってくれます。（ONUと光配線コードは工事の業者が持ってきてくれることもあります）
まず光配線コードを使ってONUを光コンセントに接続します。自宅に光コンセントがない場合、ONUの接続までは工事業者が行なってくれることがほとんどです。
しかし今後機材トラブルなどで契約者が取り外しを行う可能性があるので、念のため覚えておきましょう。
光回線によるネット通信をWi-Fiで使うには、自分で無線LANルーターを用意してLANケーブルでONUに接続します。（無線LANルーターの選び方は以下の記事をご参照ください。）
Wi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ！おすすめを安さや人気度ごとに紹介！ちなみに無線LANルーターは契約する回線業者から有料でレンタルすることができます。また無線LANルーター機能が内臓されているONUを提供する回線業者もあるので、配線周りを散らかしたくない人は活用するといいでしょう。
手順4.インターネットの接続設定をする
通信機器の接続をしたあとは、最後にインターネットへの接続設定を行います。ただ接続設定は契約する回線の業者によって必要な場合とそうでない場合があります。
インターネットの接続方法と聞くと、パソコンなどで行う難しいイメージがあります。しかし現在はWi-Fiを用意すればスマホから簡単に設定ができるようになっています。
また回線の業者は何通りかの設定方法を記載した説明書を送付してくれるので、もっとも簡単な方法で設定するといいでしょう。
どうしても接続の設定に自信がないのであれば、光回線の業者は有料のサポートサービスを提供しているので活用してみるといいでしょう。
光コンセントの設置場所はどうすればいいのか？
先ほども説明しましたが、光コンセントの設置場所は戸建てとマンションともに電話のモジュラージャックの近くになることが基本です。
自宅の壁に設置される光コンセントは、写真のように電話のモジュラージャックや電気のコンセントも一体になった「一体型タイプ」になります。
戸建ての場合はONUを置く場所変えたいなどの理由で、光コンセントを設置する場所を変えることができます。
このような理由の場合、光ファイバーを通す配管がエアコンのダクトなどになるため、光コンセントの形は写真の「分離型タイプ」になります。
マンションの場合、すでに通信を分配するケーブルを壁内に通しているため、光コンセントの場所を変えることができません。
しかし何かしらの事情で戸建てと同じ宅内工事を行う場合は、エアコンのダクトから光ファイバーを通すため、電話のモジュラージャックから遠い場所に光コンセントが設置される可能性があります。
マンションで戸建てと同じ宅内工事を行う場合でも、光ファイバーを通す配管が限られるため、光コンセントを設置する場所を変えることは難しいでしょう。
光コンセントと光回線を設置するには費用が必要
自宅に光コンセントが設置されていない場合、光回線を導入する工事は見ての通り大がかりなものになります。宅内工事を行うには18,000円から24,000円の費用がかかります。金額を見ると高いと感じますよね？
しかし契約する業者によっては割引やキャッシュバックなどで工事費の負担が実質0円になることがあります。なので初期費用を安く抑えられる回線業者を探してみることをおすすめします。
費用を抑えられて、かつ高速な回線は以下の記事で紹介しているので、こちらもあわせてご参照ください。
光回線のおすすめ4選！速度が速い料金も安い最適な回線を紹介！まとめ
光コンセントはもともと住居に設置されていることがほとんどなく、光回線を導入する宅内工事を行うときにはじめて設置されます。なので自宅に光コンセントがないからと言って光回線が使えないわけではありません。
ただ光コンセントがない場合は光回線を導入する費用が高くなります。初期費用をできるだけ安く抑えたい人は、宅内工事の費用を安くするキャンペーンがある業者を選ぶといいでしょう。