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iPhoneやスマホは、Wi-Fiに接続すれば固定回線でインターネットができます。
さらに、通話までWi-Fiで利用できる優れものですが、無料で利用するには条件があるので注意しなければいけません。
ここではWi-Fiで通話を無料で利用する方法を紹介しているので、スマホの通話を便利かつお得に使いたい人はぜひご覧ください。
目次
通話はWi-Fiのみでできるのか
日本の通信事業者を契約してiPhoneやスマホを持つ場合、通話は電話専用の回線でしか利用できません。
しかし、インターネット回線を使う電話機能を使えば、Wi-Fiだけでの通話が可能です。
Wi-Fiのみで通話する条件はアプリや機能を使うこと
iPhoneやスマホで通話するときは、標準装備されている電話機能を使うことが一般的です。
日本の携帯キャリアを契約している場合、標準の通話機能は電話用の回線でしか利用できません。
しかし、専用のアプリを使えばインターネット回線で電話使えるので、Wi-Fiのみの通話が可能になります。
Wi-Fiのみで通話ができるアプリは後で紹介するので、ぜひご覧ください。
海外の通信事業者ではWi-Fiでも一般通話ができる
対象の海外通信事業者を契約すると、設定画面から「Wi-Fi通話」をONにしてWi-Fiで一般の通話が利用できます。
(iPhoneでは「Wi-Fi Calling」をONにします)
今後、日本でもWi-Fi Callingが利用できる可能性は0ではありませんが、今のところドコモ・ソフトバンク・auともに予定はしていません。
Wi-Fiのみで通話する方法3つ
Wi-Fiだけで通話を利用する方法は3つありますが、料金が必要になるのかはどの方法を使うかで変わります。
LINEやSkypeなどの通話アプリを使う
もっともおすすめのWi-Fiで通話を利用する方法は、LINEやSkypeなどの通話アプリを使うことです。
LINEやSkypeはインターネット回線で電話機能を使うアプリなので、スマホにインストールすればWi-Fiを使って無料で通話が利用できます。
ビデオ通話も利用できるので、単身赴任中に子供の顔が見たい人にもおすすめです。
ただ、無料で通話を利用するには、相手も同じアプリを使っていなければいけません。
一部のアプリではアプリを使っていない人との通話ができますが、利用料金がかかります。
相手がいる国 | 通話料金 |
日本国内 | 固定電話:3円/1分 携帯電話:14円/1分 |
アメリカ | 1円/1分 |
中国 | 1円1分 |
Wi-Fiのみで通話ができるアプリはいろいろな種類があります。
その中でももっとも利用者が多いLINEやSkypeがおすすめです。
FaceTimeやハングアウトを使う
最初から端末に内蔵されているiPhoneのFaceTimeやAndroidのハングアウトは、インターネット回線での通話が利用できるアプリなのでWi-Fiのみでの通話に対応しています。
FaceTimeやハングアウトは携帯キャリアの電話回線を使わないので、同じアプリを使っている相手との通話なら料金は一切かかりません。
ただ、一般の番号へ電話をかけると、契約している携帯キャリアが定めた通話料が発生します。
ビデオ通話にも対応しているので、機能性は文句なしです。
ただ、FaceTimeはiPhone同士でしか利用できない機能なので注意が必要です。
ハングアウトはAndroidとiPhoneのどちらでも利用できます。
(iPhoneでハングアウトを利用する場合、App Storeでのダウンロードが必要です)
050の電話番号を取得する
Wi-Fiだけで通話をしたい場合、050ではじまる電話番号を取得するのも1つの手です。
050で始まる番号はIP電話として利用できるものです。
IP電話はインターネット回線を利用するものなので、Wi-Fiのみでの通話が利用できる使用になっています。
さらに、固定電話との通話ができるので、機能性は一般の電話と変わりません。
IP電話の番号は固定回線を契約しなければ発行できないのが一般的でした。
しかし、今はスマホにアプリを入れれば簡単に発行できます。
画像引用元:App Storeより。
ただ、IP電話としての扱いになると通話料金が発生してしまいます。
利用するアプリによっては、数百円の基本料金も支払わなければいけません。
相手先の電話 | 通話料金 |
050 plus同士 | 無料 |
固定電話 | 8.64円/3分 |
携帯電話 | 17.28円/1分 |
国際電話 | アメリカ:9分/1分 中国:29円/1分 |
※050plusを利用した場合の通話料金です。
コストがかかる時点で通話アプリと比べてお得さは感じられないですよね?
利用料金をスマホ代と合算することもできず、別でプリペイド式の前払いかかクレジットカード支払いで精算しなければ利用できません。
Wi-Fiのみで通話するメリットとデメリット
Wi-Fiだけでの通話には、さまざまなメリットとデメリットがあります。
人によってメリットとデメリットのどちらを強く受けるかが変わるので、良し悪しを把握しておきましょう。
メリット6つ
Wi-Fiだけで通話をすると、最大で6つのメリットが受けられます。
人によってメリットが受けられる数は変わりますが、機能性の良さは感じられるはずです。
携帯キャリアのデータ通信を利用しない
従来の電話機能を使ってもデータ通信は行いません。
しかし、Wi-Fiがない状態でFaceTimeやハングアウトのビデオ通話を利用すると、データ量を消費して通信制限を受けるリスクが高くなります。
スマホをWi-Fiに接続した状態でFaceTimeやハングアウト、LINEやSkypeで通話を利用すると、固定回線でデータ通信を行います。
そうすれば、携帯キャリアのデータ量はせず通信制限を受ける心配がなくなります。
通話アプリはタブレットやパソコンとの連携もできる
通話アプリのLINEやSkypeでは、自分のアカウントをタブレットやパソコンとも連携できます。
iPhoneやスマホで利用しているLINEやSkypeのアカウントを他の端末と連携すると、タブレットやパソコンでもWi-Fiを利用した通話が行えます。
※タブレットとパソコンでLINEを連携させるイメージ。
通話だけでなくメッセージ機能も使えるうえに、ExcelやWordで作成したファイルの送受信まで行えます。
タブレットやパソコンと連携させられる点は、Wi-Fiのみで通話ができるアプリならではのメリットです。
高音質な通話ができる
Wi-Fiで電話をすると、高音質で通話ができるメリットも受けられます。
ただ、携帯キャリアが提供する電話回線もクオリティが向上しているので、音質に差はなくってきています。
アプリなら海外でも安価で通話ができる
相手が同じアプリを利用していることが前提ですが、海外への旅行や出張の際に現地でWi-Fiに接続して通話アプリを利用すれば、相手がどの国にいても無料で通話ができます。
Wi-Fiがない時代は通話を利用すると高額な国際電話料金が請求されたので、画期的なメリットですよね。
国際電話の料金が安い
LINEやスカイプの通話アプリを使って海外へ電話をかける場合、相手が同じアプリを使っていない、もしくは固定電話だとWi-Fiに接続していても国際電話の料金が発生します。
しかし、LINEやスカイプで国際電話を利用すると、携帯キャリアの電話回線よりも料金が安くなります。
国 | LINE Out | Skype | ドコモ |
アメリカ | 1円/1分 | 月額350円で無制限通話が可能 | 8時~19時:34円/30秒 19時~8時:31円/30秒 |
中国 | 1円/1分 | 1円/1分 | 8時~19時:57円/30秒 19時~8時:49円/30秒 |
韓国 | 固定電話:2円/1分 携帯電話:3円/1分 | 1円1分(月額850円を払えば無制限通話が可能) | 8時~19時:57円/30秒 19時~8時:49円/30秒 |
上記の表をご覧ください。
LINEやSkypeで国際電話を利用すれば、通話料金がドコモと比べて半額以下になります。
LINEとSkypeは海外にいる友だちの固定電話と通話したい人にとってお得で便利なアプリといえるでしょう。
解約した端末でも通話ができる
FaceTimeやハングアウト、LINEやSkypeなどのアプリでの通話は、Wi-Fiに接続できれば解約したiPhoneやスマホでも利用できます。
解約したiPhoneやスマホは、Wi-FiにつなげばSIMカードがなくても利用できます。
詳しい内容は以下の記事で説明していますので、気になる方は一度読んでみてください。
iPhone/スマホはSIMカードなしでもWi-Fiがあれば使える?仕組みをわかりやすく解説!解約してSIMカードがないiPhoneやスマホでも、Wi-Fiに接続して通話アプリをインストールすれば通話が利用できるので、予備端末として残しておけます。
ただ、一部のアプリでは新しいスマホにアカウントを引き継いだ場合、解約した端末では通話ができなくなります。
(アカウントを新しいスマホから解約したスマホに移行すれば、また通話が利用できるようになります)
デメリット3つ
Wi-Fiのみで通話を使う方法には料金と機能性のどちらにもメリットがあります。
しかし、人によってはデメリットを受ける恐れがあるので注意しなければいけません。
通話ができる場所が限られてしまう
Wi-Fiだけで通話をする最大のデメリットは、利用できる場所が限定されてしまう点です。
当たり前の話ですが、Wi-Fiだけで通話をするためには、Wi-Fiが飛んでいる場所にいなければいけません。
自宅だけで通話をするなら問題ではありませんが、外でも通話をしたい人だと使い勝手が悪く感じてしまいます。
Wi-Fiがなくても携帯キャリアの4G回線を使えば通話アプリや050番号での通話はできますが、データ量を消費するので機能性の良さが落ちてしまいます。
同じアプリの利用者同士でしか無料通話ができない
先ほども触れていますが、Wi-Fiでアプリを使って通話をするには、相手も同じアプリを使っていなければいけません。
周りに通話アプリを入れている人がいなければ、自分の端末に通話アプリを入れても意味がありません。
ほとんどのスマホユーザーにLINEが浸透した今となっては、周りに通話アプリを利用している人がいない可能性は低くなりましたが、念のため気をつけておきましょう。
端末にかかる負荷が大きい
アプリを利用して通話をすると、携帯電話キャリアの回線を使って通話するよりも端末に負荷がかかります。
アプリではインターネット回線を使って通話をするからです。
iPhoneやスマホはインターネット通信を行うと負荷がかかり、機器としての寿命が短くなります。
高音質通話が可能なアプリで通話を行うと、端末にかかる負荷はさらに大きくなります。
充電しながら通話アプリを利用すると、端末が熱くなるほど負荷がかかります。
スマホにかかる負荷をなくすのは不可能ですが、少しでも寿命を長くするために、充電しながら通話アプリを利用する行為は控えましょう。
Wi-Fiのみで海外で通話する方法2つ
旅行や出張で海外に行ったときにWi-Fiだけで通話する方法は2つに限られます。
また、インターネット回線だけで通話するアプリだけを使う必要があります。
最初にWi-Fiで通話ができるアプリをインストールしておく
海外でWi-Fiのみで通話をするときは、最初にスマホへLINEやSkypeをインストールしておく必要があります。
LINEとSkypeはインターネット回線だけで通話を利用するアプリだからです。
FaceTimeやハングアウトを使って海外で通話をすると、Wi-Fiにつないでも国際電話の料金が請求されるので利用は控えましょう。
海外でWi-Fiのみで通話する方法は2つ
インターネット回線で通話ができるアプリをスマホにインストールすれば、下記のどちらかの方法でWi-Fiに接続しましょう。
- 現地でWi-Fiスポットを使う
- 海外用のモバイルルーターをレンタルする
現地のWi-Fiスポットを使えば無料で通話ができますが、Wi-Fiスポットがない場所では何もできない欠点があります。
海外用のモバイルルーターをレンタル料金こそかかりますが、常にWi-Fiに接続した状態にできるので、どこでも通話が利用できるメリットがあります。
渡航先でWi-Fiスポットが見つからない事例は珍しくないので、できれば海外用のモバイルルーターをレンタルしておきましょう。
ちなみに、SIMフリーのモバイルルーターを持っている場合、海外用のプリペイドSIMカードを購入しておく方法もあります。
まとめ
iPhoneやスマホに通話機能が利用できるアプリをインストールしておけば、Wi-Fiだけで通話が行えます。
しかし、相手が同じアプリを利用していないと通話料金がかかります。
LINEが日常的な連絡ツールとして浸透した今は利用料金がかかる心配をする必要がなくなりましたが、念のため気をつけてください。