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簡単にWi-Fi環境を作れるFONルーターですが、使い続けているとネットがつながらない問題に直面するときがあります。
FONルーターを使ってネットのつながりが悪いときは、いろいろな対処法を試す必要があります。
ここでは、FONルーターがつながらないときの原因と対処法を解説していきます。
利用しているFONルーターの調子が悪いと感じている人はぜひご覧ください。
目次
FONルーターがつながらない原因と対処法7つ
FONルーターを使っていてネットのつながりが悪くなる原因は7つあります。
原因別の対処法を見てみましょう。
FONルーターの不具合
FONルーターがつながらなくなる原因でもっとも多いのが不具合です。
FONルーターに限らず、無線LANルーターは電源を切らずに使い続けるとサーバーへのアクセスログが溜まり動作が不安定になります。
不具合の場合、再起動をさせればアクセスログが消去されて動作が安定するようになります。
再起動させてもつながらない場合は初期化を試してみましょう。
FONルーターの初期化は以下の手順で行えます。
- FONルーターにつないでいるLANケーブルと電源コードを外す
- FONルータールーターの設定ボタンを押したまま電源コードをつなぐ
- ボタンを押したまま30秒間待つ
設定ボタンの位置は新モデルと旧モデルで異なり、新モデルは底面の左上に、旧モデルは裏面の左側にあります。
ONUの不具合
FONルーターを接続しているONUにもサーバーへのアクセスログが溜まるので、電源を切らずに使い続けると不具合を起こす可能性が出てきます。
なので、Wi-Fiのつながりが悪くなったときはONUも再起動させてみましょう。
ONUを再起動させるときはFONルーターの電源も切って、先にONUの電源を付けてください。
FONルーターの電源を付けた後にONUを起動させると、正常にインターネットに接続できないので注意してください。
デバイス側の不具合
スマホではネットが使えないのにタブレットは問題がないときは、FONルーターやONUではなくデバイス側に不具合が起きている可能性が高いです。
スマホやパソコンも電源を切らずに使っているとログが溜まり動作が不安定になります。
蓄積されたログが原因で起きる問題はさまざまですが、Wi-Fiに接続してネットが使えなくなるパターンは珍しくありません。
といっても、デバイス側の不具合の原因のときも、再起動させれば動作ログが消えて正常な状態に戻ります。
LANケーブルの故障
再起動してもインターネットが利用できない場合、FONルーターとLANケーブルをつなぐLANケーブルの故障が考えられます。
LANケーブルは消耗品で、経年劣化で故障するからです。
なので、インターネットにつながらないときは、FONルーターとONUをつなぐLANケーブルを変えてみましょう。
FONルーターから離れた場所にいる
2階などの離れた部屋でWi-Fiがつながりにくいと感じる場合は、FONルーターとの距離が原因だと考えられます。
FONルーターがWi-Fiを発信できる範囲には限りがあり、ルーターから離れるほど電波強度が弱くなり通信状態が悪くなります。
ルーターとの距離が原因の場合、中継器を導入して対処するのが一般的です。
しかし、FONルーターは中継器と連携できない仕様となっています。
ルーターから離れた場所で電波が弱いと感じたときは別の製品に買い替えるしかありません。
設定に誤りがある
FONルーターを置いてすぐの段階でインターネットがつながらない場合、設定に間違えがないか確認してみましょう。
FONルーターはONUにつなぐだけでWi-Fi通信が利用できる優れものです。
しかし、契約している回線の種類によってはスマホやパソコンで設定をする必要があります。
設定が必要な場合の手順はこちらの記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
ソフトバンクFONルーターとは?速度は遅いか評判はどうか全て解説!インターネット回線を契約して間もなければONUを設置した時点での設定が間違っている可能性があります。
契約している事業者が提供するツールで設定内容を見直してみてください。
回線やプロバイダに通信障害が起きている
FONルーターやONUの状態に問題がなく、設定にも間違いがなければ回線やプロバイダに通信障害が起きている可能性があります。
契約先の公式サイトを見るかサポート窓口に連絡してみましょう。
通信障害が起きている場合、復旧されるのを待つしかありません。
FONルーターが故障したかを確認する方法
最悪の場合、FONルーターが故障している場合もあります。
故障したかを確認する方法も知っておきましょう。
電源が入るのか確認する
FONルーターに電源が入らなければ確実に故障しています。
FONルーターが故障したか気になる人は、最初に電源が入るのか確認してみましょう。
対処法を試しても改善できない場合はONUの状態も確認する
FONルーターに電源が入っていても、先ほど紹介した対処法をすべて試して効果がでなければ故障している可能性が高いです。
ただ、最後にONUが故障したかも確認しておきましょう。
ONUの故障であれば、FONルーターを修理する必要がなくなります。
ONUが故障しているかはランプを見て確認できます。
搭載されているランプの種類はONUの種類ごとに異なりますが、以下の挙動をしていると故障している可能性が高いです。
契約している回線事業者のサポート窓口に相談してください。
- アラームランプが点灯している
- 認証ランプが消灯している
- 光回線ランプが橙色に点灯している
- 電源ランプが赤色に点灯している
ONUが故障していれば、契約者の過失でない限り無償で交換してくれます。
FONルーターが故障したときの立ち回り方法
FONルーターが故障したときの対処法は利用しているモデルによって変わります。
場合によっては買い替える必要があるので、自分の状況を確認しましょう。
修理をしてもらう
FONルーターが壊れたときは、以下の窓口に連絡して修理を依頼するのが基本です。
窓口種別 | 電話番号 | 受付時間 |
ソフトバンクFonサポート窓口 | 0800-222-8888 | 平日:10時~19時 土日祝:10時~17時 年中無休 |
フォン・ジャパン電話サポート窓口 | 0570-036-688 | 10時~12時 13時~17時 土日祝は休み |
ソフトバンクで手に入れたFONルーターが壊れたときはソフトバンクFonサポート窓口へ。
その他の方法で手に入れたFONルーターが壊れたときはフォン・ジャパン電話サポート窓口に連絡します。
違うルーターに買い替える
ただ、FONルーターの修理日はソフトバンクとメーカーのどちらの公式サイトにも記載されていません。
無線LANルーターの修理日は5,000円ほどが相場ですが、5,000円も払えば新しいルーターに買い替えられます。
なので、修理を依頼するときは費用を確認して、新しい無線LANルーターを買い替えるべきか判断してください。
旧モデルのFONルーターは2年以上経つと修理できない
旧モデルのFONルーターは購入してから2年以上経っていると修理や交換がしてもらえないので、故障すると別のルーターに買い替えるしかありません。
FONルーターを買い替えるときは、利用しているモデルが新型か旧型か確認しておきましょう。
アンテナが付いていないモデルが新型、アンテナが付いているモデルが旧型です。
※左が新モデル、右が旧モデルです。
FONルーターを買い替えるときに選ぶべきアイテム
FONルーターを買い替えるときは、どんなモデルを選べばいいか迷いますよね?
快適にWi-Fiを使うのなら、FONルーター以外のモデルがおすすめです。
新しいFONルーターへの買い替えはおすすめできない
FONルーターから別のルーターに買い替える場合、新しいFONルーターを選ぶのはおすすめできません。
FONルーターは新モデルであっても性能が良くないからです。
新モデルのFONルーターは最大866Mbpsの速度が出せますが、IPv6に対応していません。
IPv6は混雑しない回線経路を利用する接続方式なので、ネットを使う人が増える夜でも通信速度を安定させるためには対応が必須です。
市販の無線LANルーターならIPv6対応モデルがありふれているので、FONルーターよりも安定した通信状態でWi-Fiを利用できます。
ルーターを買うときはIEEE802.11ac対応モデルがおすすめ
市販のルーターを買うときは、対応している無線LAN規格がIEEE802.11acなのかの確認が必須です。
IEEE802.11acに対応しているかで通信速度が激変するからです。
下記の表を見ればわかりますが、ルーターがIEEE802.11acに対応していないとWi-Fiの通信速度が著しく遅くなります。
無線LAN規格 | 最大速度 |
IEEE802.11ac | 433~1,300Mbps |
IEEE802.11a | 54Mbps |
IEEE802.11b | 11Mbps |
IEEE802.11g | 54Mbps |
IEEE802.11n | 150~450Mbps |
市販の無線LANルーターに買い替えるときは、必ずIEEE802.11acに対応したモデルを選びましょう。
FONルーターを処分する2通りの方法
いらなくなったFONルーターを処分する方法は2通りあります。
ゴミとして処分する場合は自治体の決まりに注意
FONルーターを処分するときは、インターネットの周辺機器は小型家電に該当する点を知っておかなければいけません。
小型家電に該当すると普通にゴミとは処分方法が変わるからです。
小型家電の廃棄方法は住んでいる地域の自治体ごとに異なるので、処分する前に確認をする必要があります。
ちなみに、今は役所などに設置されている回収ボックスに入れて小型家電を廃棄できる地域が増えてきています。
リサイクルショップに買い取ってもらう方法も
廃棄方法の確認が面倒だと思っても、最寄りのリサイクルショップに買い取ってもらう方法もあります。
FONルーターの買取価格は1,000円未満が相場ですが、新しい無線LANルーターへの少しは買い替え費用の足しになります。
ただ、電源が付かない故障したFONルーターは買い取ってもらえない可能性が高いので注意してください。
処分する前にリセットをしておこう
どちらの方法でFONルーターを処分する場合も、初期化をしておきましょう。
FONルーターには契約しているプロバイダのユーザー名とパスワードが保存されている可能性があるからです。
ユーザー名とパスワードが保存されたままのFONルーターを処分すると、利用しているプロバイダ契約が悪用されたり、自分の個人情報が盗まれる恐れがあります。
なので、FONルーターを処分するときは必ず初期化してください。
まとめ
FONルーターを使っていてネットがつながらなくなる原因は以下7つのどれかです。
- FONルーターの不具合
- ONUの不具合
- デバイス側の不具合
- LANケーブルの故障
- FONルーターから離れた場所にいる
- 設定に誤りがある
- 回線やプロバイダに通信障害が起きている
FONルーターやONUの不具合が原因でネットがつながらないパターンは多く、再起動をさせれば問題を解決できる可能性が高いです。
デバイス側の不具合が原因のときも、再起動させれば問題を解決できます。
周辺機器やデバイスを再起動させてもつながらない場合は、他の原因が考えられます。
LANケーブルの状態やFONルーターとの距離、設定に問題がないか確認してみましょう。
回線やプロバイダに通信障害が起きていないかも必須の確認事項です。
FONルーターが故障している場合もあります。
故障している場合は、新しい無線LANルーターに買い替えましょう。