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ほとんどの光回線サービスでは、Wi-Fiを使うための無線LANルーターをレンタルすることができます。光コラボレーションの1つ、DMM光も無線LANルーターをレンタルで提供しています。
無線LANルーターを購入するにはそれなりのお金が必要になりますが、DMM光からレンタルすれば安い月額料金で使うことができます。性能も安定しているので、多くの人が快適にWi-Fiを使うことができるでしょう。
しかし、DMM光が貸し出している無線LANルーターは、全ての人におすすめというわけではありません。人によっては、市販の無線LANルーターを買ったほうがいい場合もあります。
ここでは、DMM光のWi-Fiルーターレンタルについて解説します。DMM光を契約してWi-Fiを使いたいと思っている人は、参考にしてくださいね。
目次
DMM光でのWi-Fiルーターレンタルについて知ろう
DMM光はWi-Fiを飛ばす無線LANルーターを、安い料金で貸し出しています。レンタルで提供している無線LANルーターは安定した性能を持っているので、快適にネットを使うことができます。
しかし、全ての人に向いているわけではないので、注意点も知っておきましょう。
DMM光ではWi-Fiルーターをレンタルすることができる
インターネット回線を引いてWiFiを使うには、無線LANルーターを接続する必要があります。
無線LANルーターは家電量販店などで購入することが一般的ですが、購入するにはある程度の費用を用意しなければいけません。無線LANルーターは種類によって値段がさまざまですが安くても5,000円前後、高いものだと20,000円と高額になることもあります。
家電量販店で無線LANルーターの金額を見て、購入することをためらう方も珍しくありません。しかし、DMM光は無線LANルーターを安い金額でレンタル提供しています。
DMM光のWi-Fiルーターレンタルは料金が安い
DMM光は無線LANルーターを300円でレンタルすることができます。
| 機器 | 月額料金 |
| ギガプラン対応 無線LANルーター （NTT東日本エリアのみ） | 300円 |
| ホームゲートウェイ | 200円 |
| 無線LAN付き ホームゲートウェイ | 300円 |
利用料金が安いと「性能が良くないのではないかと？」と不安に思ってしまいますが、レンタルで提供されている機種は悪いものではありません。DMM光は貸し出している無線LANルーターの性能を公表していません。
しかし、光コラボがレンタルで提供している無線LANルーターは、フレッツ光と同じものであることがほとんどです。
フレッツ光が貸し出している無線LANルーターは、最新のWi-Fi規格「IEEE802.11ac」に対応しています。Wi-Fiを利用したときの通信速度も最大866Mbpsなので、快適にネットを使うことができるでしょう。
DMM光の通信速度は最大1Gbpsなので、この数値を見るとレンタルする無線LANルーターの性能が低いと感じる人もいるでしょう。
しかし、2018年1月現在の時点では、どれだけハイスペックなスマホでも最大速度は800Mbps程度なので、そこまで問題ではありません。
Wi-Fiが飛ぶ範囲もそれなりに広く、2階建ての戸建てや3LDKのマンションであれば十分活用できます。ただ、3階建ての戸建てや4LDK以上のマンションだとWi-Fiが届き切りません。
このような住居に住んでいる場合、無線LANルーターをレンタルしても中継器を使う必要があります。
「中継器を用意するだけでいいのか」と簡単に考えた人もいると思います。しかし、中継器を購入するときはレンタルした無線LANルーターに対応した機種を選ばなければいけません。
ある程度の知識があればスムーズに対応機種を選ぶことができますが、知識に自信がない初心者の人はレンタルを選択する方が賢明でしょう。
中継器の選び方については、以下の記事で解説しているのでこちらも参考にしてみてください。
Wi-Fi/無線LAN中継器の選び方のポイント8つ！おすすめも比較して紹介！DMM光からWi-Fiルーターをレンタルする以外の方法
DMM光のネット回線をもとにWi-Fiを使うには、無線LANルーターをレンタルする他にも方法があります。他の方法には、DMM光が貸し出している無線LANルーターにはないメリットがあります。
自分で無線LANルーターを購入する
先ほども説明しましたが、Wi-Fiを使うための一般的な方法は無線LANルーターを購入することです。自分で無線LANルーターを購入するということは、「状況に見合った性能の機種を使える」メリットがあります。
無線LANルーターは機種によって性能がさまざまなので、レンタルする機種のクオリティに不満がある人には有効な選択肢と言えるでしょう。
ただ、自分で無線LANルーターを購入するときは、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
自分で無線LANルーターを購入するときのポイント
無線LANルーターを購入するときは、快適にネットを使うために知っておくべきポイントがあります。
そのポイントは、
- 対応速度
- Wi-Fiの電波が届く範囲
- 対応している無線LAN規格
- V6プラスの対応有無
この4つです。
快適にネットを使うなら対応速度が速い機種を選ぶ
BuffaloやELECOMなどのホームページを見るとわかりますが、無線LANルーターは機種によって対応している通信速度が違います。値段の安さだけで選ぶと、DMM光からレンタルする機種よりも通信速度が遅くなってしまいます。
Wi-Fiが届く範囲が自宅に見合っているものを選ぶ
無線LANルーターは、機種によってWi-Fiの飛ぶ範囲が大きく違います。2階建てや3LDKまでのマンションであれば、DMM光が貸し出している無線LANルーターでも十分対応できます。
ですので、自分で購入する必要性はさほどありません。これよりも広い住居に住んでいるなら、自分で無線LANルーターを購入したほうがいいでしょう。
市販の無線LANルーターには、DMM光が貸し出しているものよりもWi-Fiが飛ぶ範囲が広いものがいくつもあります。3階建ての戸建てや4LDKのマンションのような広い家に住んでいる人なら、市販で購入したほうが満足できる可能性は高いです。
対応する無線LAN規格がIEEE802.11acのものを選ぶ
無線LANルーターは機種によって対応しているWi-Fiの規格が違います。対応する規格が古いと、DMM光の回線が持つ最大1Gbpsの通信速度を活かすことができません。
無線LANルーターを購入するときは、最新の規格である「IEEE802.11ac」に対応している機種を選ぶことが必要です。この規格に対応していれば、DMM光のクオリティを活かすことができます。
V6プラスに対応している機種を選ぶ
DMM光は最新の接続方式である「V6プラス」に対応しています。「V6プラス」を活用すれば、DMM光は通信速度が安定する光回線サービスになります。
「V6プラス」を使わなければ通信速度が遅くなってしまうので、快適にネットをすることができません。「V6プラス」を使うには、この接続方式に対応した無線LANルーターを購入する必要があります。
無線LANルーターを購入するときは、「V6プラス」に対応しているかも注意しましょう。
有線接続を使うならLANポートの規格も気にしておこう
ポイントには挙げていませんが、有線接続も使うのならLANポートの規格も注意しなければいけません。LANポートにも規格があって、これによって対応速度が変わります。
LANポートの規格が「1000BASE-T」であれば、最大1GbpsのDMM光回線を速度を活かすことができます。規格が「100BASE-T」になると最大速度が100Mbpsになるので、DMM光の回線を活かすことができません。
Wi-Fiの性能が優れていてもLANポートの規格が低いものは珍しくないので、有線接続も使いたい人は注意してください。
無線LANルーターの選び方は以下の記事でも解説しているので、より詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
Wi-Fi/無線LANルーターの選び方のポイント7つ！おすすめを安さや人気度ごとに紹介！WiMAXのWi-Fiルーターで光回線を無線化する
WiMAXのWi-Fiルーターを持っていれば、クレードルを使うことでDMM光の回線をWi-Fiにすることができます。
一見、便利そうに思える方法ですが、この方法には落とし穴があります。WiMAXのWi-Fiルーターの通信速度は最大で440～708Mbpsなので、DMM光の回線をフルに活かせるものではありません。
「V6プラス」にも対応していないので、快適にネットが使えると言い切ることもできません。そのため、メインの方法とは思わないようにしましょう。
ただそもそもDMM光よりもWiMAXを契約する方が実はおすすめです。今はWiMAXは速度も速く料金もかなりリーズナブルで誰にでもおすすめできます。
それでいてルーターを別に用意したりする必要も一切ありません。おすすめの理由は以下の記事でも解説しているので、興味のある方はこちらの記事もあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ！Wi-FiルーターはDMM光からレンタルするか他の方法で使うかどっちが良い？
無線LANルーターをDMM光からレンタルするか、市販で購入するかは人それぞれのタイプによって違ってきます。
どのようなタイプの人がどちらの方法で用意するべきなのか、自分のタイプを考えながら見てみましょう。
通信速度を安定させるならホームゲートウェイが必須
まず、DMM光でWi-Fiを使う場合、どのような方法で無線LANルーターを導入するにしてもホームゲートウェイのレンタルが必須です。
DMM光は接続方式を「V6プラス」にしないと、通信速度を安定させることができません。「V6プラス」を使うには、ホームゲートウェイを使うことが必須になります。
この「V6プラス」を使わないと通信速度が低下する可能性が高いので、ホームゲートウェイのレンタルはほぼ必須と考えるべきでしょう。
ホームゲートウェイをご存知でない方は、以下の記事で詳細を解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。
ホームゲートウェイとは？ONUや無線LANルーターとの違いまで解説！料金の安さを求めるならDMM光からのレンタルがおすすめ
無線LANルーターを導入するコストを安くしたい人は、DMM光からレンタルして使うことをおすすめします。無線LANルーターを購入すると、5,000円から20,000円の費用が必要です。
決して安いとは言えない金額なので、負担に感じる人は少なくないですよね？ DMM光では数百円という安い料金で無線LANルーターをレンタルすることができます。
利用料金が安いからと言って性能が低いわけではないので、この方法でネットを快適に使うことができるでしょう。Wi-Fiが飛ぶ範囲もそれなりに広いので、2階建ての戸建てや3LDKのマンションまでの広さであれば問題ありません。
こだわりが強い人は自分で無線LANルーターを用意したほうが良い？
通信速度の速さやWi-Fiが飛ぶ範囲をより広くしたい人なら、無線LANルーターを市販購入することをおすすめします。DMM光でレンタルできる無線LANルーターは性能が高くなっています。
ですが、3階建ての戸建てや4LDKのマンションはどうしてもWi-Fiが届かない場所ができてしまいます。
市販の無線LANルーターには電波が届く範囲がより広いものがあるので、大きい住居に住んでいる人でも満足できる機種が見つかります。対応速度もより速い機種が見つかるので、通信速度にとことんこだわりたい人も満足できる選択肢になるでしょう。
まとめ
DMM光では数百円という安価な料金で、無線LANルーターをレンタルすることができます。レンタルで提供されている無線LANルーターは性能が悪くないので、多くの人が満足して使うことができるでしょう。
しかし、Wi-Fiが飛ぶ範囲には限りがあるので、3階建ての戸建てや4LDKのマンションに住んでいる人は満足することができません。広い住居に住んでいる人は、市販でハイスペックの無線LANルーターを購入したほうがいいでしょう。
通信速度の速さにこだわりたい人も、市販の無線LANルーターがおすすめです。
ただ、どのような方法で無線LANルーターを使うにしても、「V6プラス」を利用するためにホームゲートウェイのレンタルが必須です。
無線LANルーターも「V6プラス」に対応した機種を用意する必要があります。DMM光からレンタルできる無線LANルーターは対応済みなので問題ありませんが、市販で購入するときは対応機種を選ぶようにしてください。
それよりもそもそもDMM光を契約するのでなく、モバイルルーターを契約する方が今は家の回線としても快適に使えるのでおすすめです。
料金もかなり安いうえに、今は速度も光回線並みに使えます。ルーターの用意も必要なく、工事も必要なく、非常に使いやすいですよ。
詳細は以下の記事でまとめているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ！