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携帯電話ショップや家電量販店で購入したタブレットは、外出先でネットが使えることがメリットです。しかし、毎月通信料金を支払う必要があります。
タブレットでネットを使わなくなった、通信料金を節約したいなどの理由でタブレットの解約を考える人は多いでしょう。
しかし、解約したタブレットは何かしら使えないかと考えるのではないでしょうか?
タブレットは解約したあとも、条件を満たせる環境であれば契約しているときと同じ機能が利用できます。
そこで、ここでは解約したあとのタブレットの使い方と解約方法を詳しく解説します。
また、解約する前の注意点も紹介するので、タブレットの解約を考えている人は参考にしてくださいね。
目次
タブレットを解約するとできなくなることと、できること
よく携帯電話ショップや家電量販店で購入したタブレットは、解約すると使えなくなると思っている人が多く見受けられます。
しかし実際はそんなことはなく、ある方法を使えば引き続きタブレットでインターネットなどが利用できます。
タブレットの解約手続きは、あくまで通信に利用する回線の解約
携帯電話ショップや家電量販店で購入したタブレットは、docomoやSoftBankなどの携帯電話キャリアの回線を利用したネット通信ができる端末です。
そのため、携帯電話キャリアの回線の利用料金が毎月発生しています。解約手続きをすると、タブレットで携帯電話キャリアの回線が使えなくなります。
通信解約を解約してもWi-Fiに接続すれば通常通りネット通信ができる!
タブレットの解約は、あくまで「タブレットで利用している携帯電話キャリアの回線」を解約することを指します。
タブレットは解約すると、携帯電話キャリアの回線を利用したネット通信ができなくなるだけなので、端末にインストールしているアプリは引き続き利用できます。
そしてWi-Fiに接続すると、解約する前と同じようにネット通信が行えます。このWi-Fiの仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもご参照ください。
タブレットはWi-FiのみでSIMなしで使える?仕組みをわかりやすく解説!Wi-Fi環境がなくても、スマホのテザリングを活用できる!
解約したタブレットをWi-Fiがない場所でネットにつなぐ方法もあります。それはスマホに搭載されているテザリング機能です。
テザリングはスマホをモバイルWi-Fiルーターとして利用できる機能。
タブレットをスマホのテザリングで接続すれば、スマホが契約している回線でネットが利用できるわけです。
タブレットは解約すれば、通信料金が発生しない
「タブレットはWi-Fiに接続してネットを使うと、料金がかかるのではないか」という疑問を持つ人がいるでしょう。
結論から言えば、解約したタブレットでWi-Fiを利用しても料金は発生しません。Wi-Fiは光回線をはじめとしたインターネット回線を電波に変換したものです。
Wi-Fiへ接続しているときは、タブレットが持つ通信回線ではなくWi-Fiの大もととなる固定回線を使ってネット通信を行なっています。
タブレットがWi-Fiに接続している間は、タブレットが持つ回線を使わないので料金が発生しないわけですね。これはスマホのテザリングで接続する場合も同様です。
解約する前からタブレットを自宅のWi-Fiに接続している場合、解約してからも自宅ではWi-Fiを使えばネット通信が利用できます。
もしWi-Fi環境がなければ、新たに環境をつくればタブレットは使えますよ。これからWi-Fi環境をつくりたい方は、こちらの記事もご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!タブレットの解約方法!購入した店舗や事業者別の方法を解説!
タブレットの解約は、購入した店舗や回線事業者によって違います。
解約手続きに必要なものと条件
docomoとSoftBank、auで購入したタブレットは、それぞれのキャリアショップで解約手続きを行います。
手続きは基本的に契約者本人でなければ受付できず、また運転免許証や健康保険証などの身分証明書の提示が求められます。
身分証明書がないと手続きができないので、忘れずに持って行きましょう。
解約をするための手続き方法。手続きはショップだけ?
docomoなどの大手キャリアは電話窓口での解約手続きができないため、必ずショップに出向かなければいけません。
先ほど、解約手続きは本人でしか行えないと説明しました。しかし、契約者の家族であれば委任状を使って代理人が解約手続きを行えます。
契約者本人が時間がないなどの理由でショップに行けない場合は、委任状を使って家族の人に行ってもらいましょう。
携帯電話キャリアによって委任状のフォーマットは異なりますが、それぞれのキャリアショップで無料でもらえます。
また大手キャリアはホームページから委任状をダウンロードできます。委任状を使った代理人手続きは、以下のものが必要になるので忘れないようにしてください。
- 委任状 ※1
- 契約者本人の身分証明書
- 代理人の身分証明書 ※2
※2 契約者と代理人の住所が異なる場合、戸籍謄本もしくは戸籍抄本を提示し家族であることを証明しなければいけない。戸籍謄本と戸籍抄本は、発行後3ヶ月以内でないと有効にならない。
格安SIMで購入したタブレットは、オンラインや電話で解約できる!
格安SIMで購入したタブレットは店舗を出していない事業者が多いので、カスタマーセンターへの電話かオンラインで解約手続きができます。
事業者によって可能な解約方法は違うので、解約する前に事業者のホームページなどで確認しましょう。
またタブレットは契約しているSIMカードがデータ通信専用SIMなので、解約できる方法が音声通話SIMと異なる事業者もあります。
事業者 | 電話 | オンライン |
楽天モバイル | × | ◯ |
mineo | × | ◯ |
BIGLOBE SIM | ◯ | ◯ |
OCNモバイルONE | × | ◯ |
LINEモバイル | × | ◯ |
DMM mobile | × | ◯ |
タブレットを解約する前に知っておきたい注意点!契約解除料金は必要?!
タブレットを解約するときに注意したいことは、契約解除料金と分割支払いをしている端末代の残金です。
携帯電話ショップや家電量販店で購入したタブレットの回線契約は2〜3年契約となっており、更新月以外に解約すると決して安くない契約解除料金が請求されます。
基本的に契約解除料金が発生しない更新月に解約したほうが良いですが、状況によっては更新月を待たずに解約をしたほうが得な場合もあります。
キャリア別の契約解除料金、大手キャリアの場合
大手キャリアの3社は契約期間が2年間に設定されており、2年に一度の更新月以外に解約すると下記の契約解除料金が請求されます。
キャリア | 2年契約 |
docomo | 9,500円 |
SoftBank | 9,500円 |
au | 9,500円 |
更新月はタブレットを購入してから、大手キャリアの契約解除料金は基本的に一律に設定されています。
しかし、本体の分割支払いは2~3年になっています。本体の分割支払いについては、後ほど詳しく説明します。
キャリア別の契約解除料金、格安SIMの場合
通信料金が大手キャリアより安いことが特徴の格安SIM。格安SIMの回線をタブレットで使う場合、データ通信専用のSIMカードを利用します。
格安SIMのスマホ専用のSIMカードは最低利用期間があり、この期間内に解約すると契約解除料金が発生します。
しかし、格安SIMのデータ通信専用SIMカードは最低利用期間を設定していない事業者がほとんどです。
格安SIMで購入したタブレットはいつ解約しても問題がないと思って良いでしょう。ただ、一部の事業者は最低利用期間を定めている場合があるので注意しましょう。
更新月があまりにも先なら、解約したほうが得になる
大手キャリアから購入したタブレットは、更新月に解約すれば契約解除料金が発生しないことがわかりました。
しかし、場合によっては更新月を待たずに解約したほうが良い場合があります。それは更新月があまりにも先だった場合です。
たとえば毎月支払っているタブレットの通信料金が3,000円だったとします。契約解除料金が発生しない更新月が12ヶ月後だとしましょう。
更新月を待って解約すれば、契約解除料金の9,500円はなくなります。しかし、更新月までの12ヶ月間は毎月3,000円の通信料金を支払わなければいけません。
更新月までに支払う通信料金は合計で36,000円なので、更新月を待たずに解約したほうが金銭的にお得になります。
タブレットの通信料と更新月のタイミングによっては、すぐ解約したほうが費用が安くなるので、通信料と更新月を確認して計算してみましょう。
計算が難しいと感じれば、契約している事業者に問い合わせればベストな方法を教えてくれます。
端末の分割支払金の残りに注意
解約するときに請求されるお金は契約解除料金だけではありません。
携帯電話ショップや家電量販店で購入しやタブレットは、基本的に24~36回の分割で本体代金を支払うことを推奨しています。(もちろん、一括支払いも可能です)
以前まで、タブレットの分割支払い回数は24回でした。契約して2年後の更新月になれば本体の分割支払いは終わっているので、問題なく解約ができるわけです。
しかし、現在の大手キャリアは36回分割も推奨を始めています。36回分割を選択していると、購入して2年後の更新月になっても12ヶ月の本体分割が残ってしまうのです。
大手キャリアは分割支払いが残った状態で解約すると損になる?!
本体の分割が残った状態で解約した場合、残りの分割支払い金は引き続き毎月請求されます。
一見、「なら解約しても問題ないのでは?」と思うでしょう。しかし、大手キャリアは本体の分割と並行して割引が適用されています。
解約すると、この割引がなくなってしまうため、正規の料金で分割金を請求されてしまうのです。
しかし、先ほどの更新月を待たずに解約したほうが特になるのと同じで、状況によってはすぐに解約したほうが特になることもあります。
契約している事業者に、解約するベストなタイミングはいつなのか一度聞いてみると良いでしょう。
解約すると、本体の保証サービスも失効する
タブレットは解約すると、契約している事業者が提供する端末の保証サービスも同時に失効になります。
保証サービスは、タブレットの画面が割れた、もしくは正しく動作しなくなった際の修理代金が安くなるサービスです。
保証サービスが失効した状態でタブレットを修理に出すと、正規料金が請求されてしまいます。
また携帯電話ショップで購入したタブレットは、契約期間中はショップで修理を依頼できますが、解約するとメーカーに直接依頼しなければいけません。
タブレットを解約する前に、保証サービスがなくなっても問題がないかしっかり考えておきましょう。
なお液晶画面が割れた際の対処法は以下の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
タブレットの液晶画面が割れた!自分で直せるのか?対処法を解説!まとめ
タブレットの解約は「タブレットのネット通信を利用する回線を解約する」ということです。
そのため、タブレットを解約したあとも、Wi-Fi環境やスマホのテザリング機能があれば引き続きネット通信ができます。ネット通信を必要としないアプリも利用できます。
外出先などWi-Fi環境がない場所でタブレットを頻繁に使う人は、タブレット単体で通信できる回線があったほうが使い勝手が良いので、解約することはおすすめできません。
自宅をはじめとしたWi-Fi環境での利用ばかりの人は、解約したほうが通信費が節約できるので解約をしたほうが良いでしょう。
これから新たに別のWi-Fi環境を用意しようと思っている方は以下の記事もご参照ください。
家にインターネット環境がない人におすすめしたい接続方法はこれ!解約する際、更新月でなければ契約解除料金が請求されます。更新月を待たずに解約したほうが金銭的にお得になることもあるので、契約している事業者と相談したうえで決めてください。