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WiMAXなどのポケットWi-Fiが容量オーバーしたらどうなる?解決策を解説!

WiMAXをはじめしたポケットWi-Fiを使うときは容量オーバーに気をつけなければいけません。

容量をオーバーするとポケットWi-Fiの使い心地が著しく悪くなるからです。

容量オーバーすると起きる問題を把握して防止対策をしておきましょう。

ここでは、ポケットWi-Fiを使って容量オーバーすると起きる問題と解決策を解説していきます。

ポケットWi-Fiで容量がオーバーするとどうなるのか知りたい人はぜひご覧ください。

ポケットWi-Fiが容量オーバーすると起きる症状

オーバー

ポケットWi-Fiの容量オーバーが起きると、インターネットがほとんど使えない状態に陥ります。

通信速度が低下する

ポケットWi-Fiを使って容量オーバーが起きると、通信制限がかかり速度が遅くなります。

通信制限がかかったときの最大速度は契約しているポケットWi-Fiの事業者とプランで違います。

「契約サービス別の制限時の速度」
サービス制限時の最大速度
WiMAXギガ放題プラン:1Mbps
ライトプラン:128Kbps
ワイモバイルアドバンスモード利用時:1Mbps
アドレスモード未利用時:128Kbps
ドコモ128Kbs
ソフトバンク128Kbps
auWiMAX 2+ フラット for DATA EX:1Mbps
WiMAX 2+ フラット for DATA:128Kbps

128Kbpsは昔のガラケーと同じ速度で、スマホでのホームページ閲覧や動画視聴がまったくできません。

1Mbpsは「YouTubeの標準画質動画が再生できるレベル」とされていますが、あくまで最大速度なので実際に通信制限がかかるとホームページすら読み込めません。

注意

つまり、通信制限がかかるとインターネットが使えないわけです。

通信速度が制限される条件

容量オーバーによって通信速度が制限される条件は、利用しているポケットWi-Fiの事業者ごとに異なります。

下記の表をもとに、主要事業者のポケットWi-Fiに通信制限がかかる条件を見てみましょう。

「事業者別の通信制限の条件」
サービス通信制限の条件
WiMAXギガ放題プラン:3日間で10GB消費
ライトプラン:1ヶ月で7GB消費
ワイモバイルアドバンスモード利用時: 3日間で10GB消費
アドレスモード未利用時: 1ヶ月で7GB消費
ドコモ契約容量を使い切る
ソフトバンク契約容量を使い切る
auWiMAX 2+ フラット for DATA EX: 3日間で10GB消費
WiMAX 2+ フラット for DATA: 1ヶ月で7GB消費

WiMAXとauのポケットWi-Fi、ワイモバイルでは契約するプランで通信制限を受ける条件が違います。

1ヵ月に利用できるデータ量が無制限とされている以下のプランでは、3日で10GB消費すると通信制限がかかります。

  • WiMAXのギガ放題プラン
  • ワイモバイルのアドバンスモード
  • auのWiMAX 2+ フラット for DATA EX

その他のプランでは、決められた容量を1ヶ月で使い切ると通信制限がかかります。

決められた容量も契約している事業者とプランごとに変わります。

以下3つの事業者のプランは、1ヶ月で利用できる容量が7GBまでとなっています。

  • WiMAXのライトプラン
  • ワイモバイルのアドバンスモード未利用時
  • auのWiMAX 2+ フラット for DATA

ソフトバンクのポケットWi-Fiで1ヵ月に利用できる容量は基本7GBとなっています。

MEMO

ただし、スマホと容量を共有できる「データシェアプラス」を利用すると、スマホで契約しているプランによって利用できる容量が変わります。

ドコモのポケットWi-Fiは契約するプランで1ヶ月に利用できる容量が変わります。

通信制限がかかる期間も違う

通信制限がかかる期間も契約している事業者やプランごとに違います。

「事業者別の通信速度がかかる期間」
サービス通信制限がかかる期間
WiMAXギガ放題プラン:翌日の18時から深夜2時
ライトプラン:当月末まで
ワイモバイルアドバンスモード利用時:翌日の18時から深夜1時
アドレスモード未利用時:当月末まで
ドコモ当月末まで
ソフトバンク締め日まで
auWiMAX 2+ フラット for DATA EX: 翌日の18時から深夜2時
WiMAX 2+ フラット for DATA:当月末まで

1ヶ月に利用できるデータ量に上限がないプランを契約している場合、条件を満たした翌日の深夜になれば制限が解除されます。

1ヵ月に利用できる容量に上限があるプランを契約している場合、月末か締め日を過ぎなければ制限が解除されません。

なお、ソフトバンクの締め日は契約者ごとに違い、以下の3パターンのどれかです。

  1. 月末
  2. 20日
  3. 10日

ソフトバンクのポケットWi-Fiを使っている人は、ショップかサポート窓口で締め日がいつなのか聞いておきましょう。

ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルでは通信制限を解除できる

ドコモとソフトバンクでは、利用する容量を追加で購入して通信制限を解除できます。

追加容量の購入料金は1GBあたり1,000円となっています。

土橋亮太(著者)

ソフトバンクでは0.5GBを550円で購入することも可能です。

ワイモバイルでもアドバンスモードを利用せずに7GBを使い切った場合、追加で容量を購入すれば通信制限を解除できます。

追加で購入する容量の料金は500MBにつき500円です。

容量オーバーを防ぐための対策3つ

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ポケットWi-Fiの容量オーバーを防ぐ対策は少ないです。

しかし、対策を行えば容量オーバーを受ける頻度が低くなる可能性があります。

利用する容量に注意する

容量オーバーを防ぐためには、まず日頃から利用するデータ容量に気をつけてみましょう。

利用している容量をチェックしておけば、通信制限を受ける可能性が低くなります。

利用している容量のチェック方法はいくつかあります。

ポイント

もっともベターなのは、ポケットWi-Fiのタッチ画面で利用している容量を確認する方法です。

UQポケットWIFI

タッチパネルで利用しているデータ量をまめに確認すれば、通信制限を受ける前に利用する容量を抑えられます。

通信量制限機能を使う

通信量制限機能を使うのも1つの方法です。

通信量制限とは、自分が定めたデータ容量を仕様すればポケットWi-Fiの利用を制限できる機能です。

通信量制限機能を使えば、速度制限がかかる寸前に通信を停止できる

※通信量制限機能を使えば、速度制限がかかる寸前に通信を停止できます。

通信量制限機能がないポケットWi-Fiでも、通信制限がかかる寸前に通知をしてもらう機能を利用できます。

必要のないときは電源を切る

必要のないときにポケットWi-Fiの電源を切っておきましょう。

ポケットWi-Fiの電源を付けたままにすると、知らない間に容量を消費するときがあるからです。

注意

たとえば、スマホを接続したポケットWi-Fiの電源を付けたままにすると、アプリやOSの自動アップデートが行われて知らない間にデータ容量が消費されます。

インターネットを使わないときにポケットWi-Fiを切っておけば、自動アップデートよる容量消費を回避できます。

容量オーバーになるときが多い場合の対策5つ

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容量オーバーになる頻度が高いのであれば、プランを変更するか別のインターネット回線への乗り換えを検討してみましょう。

1ヵ月に利用するデータ量が50GB以下であれば、他のポケットWi-Fiへの乗り換えるも選択肢に入ります。

契約プランを変更する

WiMAXやワイモバイル、auのポケットWi-Fiを契約していて1ヶ月に利用できる容量が7GBまでになっている場合、料金プランの変更を考えてみましょう。

ポイント

WiMAXとワイモバイル、auでは1ヵ月に利用できる容量が無制限のプランへ変更すれば通信制限を受ける可能性を低くできます。

別の事業者のポケットWi-Fiに乗り換える

今利用しているポケットWi-Fiに通信制限がかかる頻度が高い場合、別の事業者が運営するポケットWi-Fiへの乗り換えを検討する必要があります。

ソフトバンクやドコモのポケットWi-Fiを利用して通信制限を頻繁に受ける場合、無制限プランを用意しているWiMAXやワイモバイル、auに乗り換えれば通信制限を受ける可能性が低くなります。

WiMAXやワイモバイル、auのポケットWi-Fiで無制限プランを使っているのに頻繁に通信制限を受けるのであれば、NEXTmobileへの乗り換えを考えてみる価値があります。

NEXTmobile

NEXTmobileには無制限プランがありません。

ですが、3日間で利用した容量が10GBになっても通信制限がかからず、1ヶ月に利用できる容量も20GBから50GBとなっています。

20GBプランや30GBにすれば無制限プランのポケットWi-Fiよりも月額料金が安くなります。

よって、WiMAXやワイモバイルで通信制限を受けている人にNEXTmobileはおすすめです。

「NEXTmobileの月額料金」
無線限プランのポケットWi-FiNEXTmobile
事業者月額料金プラン月額料金
WiMAX4,380円20GBプラン1~24ヶ月目:2,760円
25ヶ月目以降:3,695円
ワイモバイル30GBプラン1~24ヶ月目:3,490円
25ヶ月目以降:3,695円
au50GBプラン1~12ヶ月目:3,490円
13~24ヶ月目:4,880円
25ヶ月目以降:5,815円

50GBプランにすると月額料金が無制限プランのポケットWi-Fiより高くなりますが、3日で10GB消費するのが不安な人なら検討するだけでも損はありません。

SoftBank Airに乗り換える

自宅でWi-Fiを使う頻度が高いのであれば、SoftBank Airに乗り換えてみるのも悪くありません。

SoftBank Airは自宅のコンセントに差し込むだけでWi-Fiが使える据え置きルーターです。

SoftBank Air おうちのwifi

SoftBank Airは使い放題なうえに通信制限がかからないので、3日で10GB使わないように気をつけている人には魅力的なルーターといえます。

地域によっては夜に通信速度が遅くなる場合がありますが、それでも7Mbpsは出るのでホームページや動画を見るぐらいなら不便に感じません。

また、SoftBank Airを契約すれば他社の違約金を負担してくれるので、ポケットWi-Fiを契約するときの費用を心配する必要がありません。

光回線に乗り換える

自宅でWi-Fiを使う頻度が高い人にとっては、光回線への乗り換えも選択肢になります。

光回線は使い放題なので、どれだけインターネットを使っても通信制限がかかりません。

通信速度が遅くなることもないので、どの時間帯でも快適にWi-Fiを使いたい人におすすめです。

MEMO

光回線を契約するときは工事費が気になりますが、今はほとんどの事業者がキャンペーンで初期費用を0円にしてくれるので気にする必要はありません。

対象サービス利用時の容量カウント0のプランを使う

外で頻繁にスマホを使う人は、対象のホームページや動画サイトを見るときに容量がカウントされないスマホプランとの併用を検討してみましょう。

ソフトバンクはYouTubeやAbemaTVなどの動画やLINEやInstagramを利用したときの容量がカウントされない「ウルトラギガモンスタープラス」を展開しています。

動画・SNS放題

格安SIMのBIGLOBEモバイルだと、月額480円(データSIMでは月額980円)のエンタメフリーオプションがおすすめ。

YouTubeをはじめとした動画サイトを視聴するときの容量がカウントされなくなります。

上記のプランを活用すればポケットWi-Fiでインターネットを使う頻度が減るので、通信制限を受ける可能性を低くできます。

また、スマホでよくYouTubeなどの動画を見るのであれば、ポケットWi-Fiを解約して上記のプランを活用するのも1つの手です。

まとめ

ポケットWi-Fiを使って容量をオーバーすると、通信制限がかかりホームページすら見られなくなります。

容量オーバーを避ける方法は契約している事業者やプランで異なります。

無制限プランを契約している場合、3日間で消費する容量が10GBにならないように気をつけなければいけません。

1ヶ月に利用できる容量が制限されている事業者やプランを契約している場合、プランを変更するか別のポケットWi-Fiへ乗り換える必要があります。

消費する容量を気にしたくない人は、SoftBank Airか光回線への乗り換えを検討してみましょう。

YouTubeをはじめとした動画サイトを利用しても容量を消費しないスマホプランを利用してみるのもおすすめです。