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日頃から当たり前のように使っているWi-Fiですが、ウイルスに感染する危険はないのか気になりますよね?
Wi-Fiに接続してインターネットを使うときは、あらゆる角度からウイルスに狙われるので注意しなければいけません。
ここでは、Wi-Fiを使っているときにウイルスに感染する仕組みと対策を詳しく解説していきます。
ウイルスに備えたい人はぜひご覧ください。
目次
Wi-Fiでウイルスに感染するのか
Wi-Fiでインターネットに接続する場合でもウイルスに感染するリスクは付きまといます。
また、ウイルスに感染する可能性はWi-Fiの使い方で変わるので、注意しなければいけません。
自宅の無線LANルーターがウイルスに感染して被害が広がるケースもあります。
フリーWi-Fiを利用するとウイルスに感染する恐れが
もっともウイルスに感染する可能性が高い状況は、カフェや商業施設でフリーWi-Fiに接続しているときです。
フリーWi-Fiは不特定多数の人が使うので、同じネットワークに接続している人間からウイルスを送信される恐れがあります。
アプリをインストールして感染する
インストールしたアプリにウイルスが仕込まれていたパターンも珍しくありません。
とくに、Androidのアプリを提供するGoogle Play Storeは配信する際の審査が緩いです。
マイナーなアプリをインストールするとウイルスに感染する危険があります。
審査が厳しいといわれるApp Storeでさえもマルウェアが含まれていたアプリが流通した前例があります。
知名度が低いアプリをインストールするときは注意しなければいけません。
ルーターもウイルスに感染する
自宅のWi-Fiを使うときも安心はできません。
自宅に設置している無線LANルーターがハッカーに攻撃されてウイルスに感染し、Wi-Fiに接続しているスマホやパソコンに被害が及ぶ場合があるからです。
スマホやパソコンにOSが内蔵されているように、無線LANルーターにもファームウェアが内蔵されています。
無線LANルーターがウイルスに感染するとファームウェアが正常に動作しなくなり、後で紹介する被害を受けてしまいます。
ホームページを見て感染する場合も
ハッカーからの攻撃を受けなくても、不審なホームページにアクセスしてウイルスに感染する可能性もあります。
とくに、海外サーバーのアダルトサイトなどを見てウイルスに感染した事例は後を絶ちません。
ウイルスに感染するとよくないのか
結論からいって、デバイスや無線LANルーターがウイルスに感染する事態は避けるべきです。
ウイルスに感染すると甚大な被害を受けるからです。
具体的にどのような被害を受けるのか見てみましょう。
ウイルスに感染すると個人情報が盗まれる
ウイルスの送信者は他人の個人情報をターゲットにしていて、感染すると自分の住所や電話番号が流出してしまいます。
また、スマホの電話帳に保存している友人の情報までバレてしまいます。
金銭被害に遭う恐れも
ウイルスに感染して自分のクレジットカード情報が盗まれて、金銭被害が発生するパターンも珍しくありません。
クレジットカード情報が盗まれると悪用されて、カード会社から身に覚えのない高額の請求をされてしまいます。
デバイスが乗っ取られる
自分のスマホやパソコンがウイルスの送信者に遠隔で操作され、保存していたデータが消される場合もあります。
また、自分のSNSアカウントが乗っ取られて悪用されるパターンも多いです。
最悪の場合だと、自分のデバイスが壊されてしまいます。
偽サイトに誘導される場合も
ルーターがウイルスに感染すると、偽のサイトに誘導されてクレジットカードや銀行口座の情報が盗まれて金銭被害が発生してしまいます。
オンラインで銀行の手続きをしようと思ったときに偽のサイトに誘導される。
その後、自分の口座番号やサイトのログインID・パスワードを知られてお金が盗まれる、という事例はよく見かけます。
ウイルスに感染しているかチェックする方法
ウイルスに感染したときの挙動はさまざまなので、あらゆる方法を使って感染したかを確認しなければいけません。
ウイルスに感染したときの症状を知ろう
最初にデバイスやルーターがウイルスに感染したときの挙動を知りましょう。
デバイスが以下の挙動をするとウイルスに感染している可能性があります。
- 再起動を繰り返す
- デバイスが頻繁にフリーズする
- 動作が遅い
上記の挙動をしていなくてもウイルスに感染している可能性があるので、他の方法も試してください。
パソコンでは無料のウイルススキャンを使ってみる
パソコンがウイルスに感染していないか確認する場合、セキュリティソフトの制作会社が提供しているオンラインウイルススキャンを使ってみましょう。
以下の4社はウイルススキャンを無料で提供しています。
上記のスキャンを使ってウイルスが検出されれば、後で紹介する方法で対処してください。
スマホではセキュリティソフトの導入がおすすめ
スマホがウイルスに感染したかを知りたい場合は、セキュリティソフトをインストールしましょう。
セキュリティソフトのスキャン機能を使えば、ウイルスに感染しているかがわかります。
ただ、無料のセキュリティソフトをインストールするとスマホの動作が重くなる恐れがあるので有料ソフトがおすすめです。
スマホではSNSにログインできるか確認する
スマホを利用している場合、SNSにログインできるのかも確かめておきましょう。
ウイルスに感染してスマホが乗っ取られると、SNSのログインIDとパスワードが変えられる可能性が高いからです。
自分のSNSアカウントにログインできなければ、スマホがウイルスに感染して乗っ取られているかもと思ってください。
ウイルスに感染したときの対処法
デバイスやルーターがウイルスに感染したときは、以下のどれかの方法で対処してください。
セキュリティソフトで駆除する
スマホやパソコンがウイルスに感染したときは、セキュリティソフトを使って対処するのが一般的です。
セキュリティソフトがあればデバイスに侵入したウイルスをすぐ駆除してくれるからです。
また、セキュリティソフトを使えば大事なデータを残しておけるので、他の対処法よりも安心して活用できます。
デバイスの初期化
セキュリティソフトを入れたくない、入れられない場合はデバイスを初期化させてください。
初期化させればデバイスの状態がリセットされるのでウイルスが駆除されます。
しかし、初期化すると保存したデータがすべてなくなるので、前もってバックアップを取っておきましょう。
ルーターがウイルスに感染したときは初期化するしかない
無線LANルーターはセキュリティソフトをインストールできないアイテムです。
よって、ウイルスに感染したときは初期化させるしかありません。
初期化させる方法は無線LANルーターの種類ごとに違うので、説明書を読むかメーカーに問い合わせてください。
Wi-Fi経由でウイルスに感染しないための対策5つ
Wi-Fiを経由したウイルス感染を防ぐ対策は5つあり、すべて行うのが好ましいです。
デバイスにセキュリティソフトを入れる
スマホやパソコンをウイルスから守りたいのなら、セキュリティソフトの導入は最低限の必要事項です。
セキュリティソフトはウイルスを検知して駆除するだけでなく、デバイスに近寄ってくるウイルスをブロックしてくれるからです。
ただ、常にセキュリティソフトを最新バージョンにしておかないと、新種のウイルスをスルーしてしまう恐れがあります。
セキュリティを導入してからは、定期的なアップデートを欠かさず行ってください。
常にOSを最新バージョンにする
デバイスに内蔵されているOSを常に最新バージョンにしておくのも重要なウイルス対策です。
ウイルスに感染するときは、OSに生じる脆弱性が狙われるからです。
スマホやパソコンのOSに脆弱性が発見されると新バージョンが配信され、脆弱性がカバーされます。
OSのバージョンを古いままにするとハッカーが見つけた脆弱性が残ったままになりウイルスに感染するリスクが高まります。
OSのバージョンは定期的にアップデートしてウイルスに狙われる脆弱性をなくしてください。
ルーターのファームウェアが最新バージョンか確認する
無線LANルーターをウイルスに感染させないためには、ファームウェアのバージョンが最新の状態なのか調べておきましょう。
無線LANルーターを動作させるファームウェアにも、脆弱性が発見される場合があるからです。
脆弱性が発見されるとルーターがウイルスに感染する恐れがあるので、メーカーは新しいバージョンのファームウェアを提供します。
ファームウェアのバージョンが古いと、脆弱性を狙ったウイルスに感染してしまいます。
ファームウェアのバージョンアップ方法は無線LANルーターの種類ごとに違います。
説明書を見るかメーカーのサポート窓口問い合わせて確認してください。
ルーターの設定ツールへのログインパスワードを変える
無線LANルーターの設定ツールにログインする際に入力するパスワードも変えておきましょう。
設定ツールは無線LANルーターを買った時点でパスワードロックがされています。
しかし、初期状態でのログインIDとパスワードは一律になっているので簡単にバレてしまいます。
※筆者が利用している無線LANルーターは、ユーザー名とパスワードの初期値が「user」になっていました。
ログインIDとパスワードがハッカーにバレると、ルーターが乗っ取られて偽サイトに誘導されるなどの被害を受けます。
なので、設定ツールへのログインパスワードは必ず変えておきましょう。
最新の暗号化方式に対応した無線LANルーターを使う
古い無線LANルーターを利用している場合、ウイルス感染を防ぐために買い替えを検討しなければいけません。
古い無線LANルーターは暗号化の規格も古く、セキュリティの安全性が低いからです。
無線LANルーターの暗号化規格には以下の3種類があります。
安全にWi-Fiを使うためにはAESかTKIPに対応している必要があります。
- AES
- TKIP
- WEP
WEPにしか対応していない無線LANルーターを使っていると、近くにいる人から簡単にパスワードを知られて自分のWi-Fiがタダ乗りされてしまいます。
なので、ルーターがWEPにしか対応していなければ、早急にAESやTKIPに対応したルーターに買い替えてください。
無線LANルーターが対応している暗号化の規格は、側面や底面に貼られているシールを見れば確認できます。
シールにAESやTKIPの文字が記載されていなければWEPにしか対応していません。
まとめ
Wi-Fiに接続しているときは、あらゆる経路でウイルスに感染する恐れがあります。
無線LANルーターがウイルスに感染するパターンも珍しくありません。
ウイルスに感染してしまうと自分の個人情報が漏れるだけでなく金銭被害も受ける恐れがあるので、絶対に対策をしてください。
ウイルス感染を防ぐにはセキュリティソフトの導入が必須です。
また、デバイスのOSと無線LANルーターのファームウェアを最新のバージョンにしておきましょう。