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Wi-Fi付きSDカードとは?仕組み・使い方をわかりやすく解説

Wi-Fiを飛ばせる機器は無線LANルーターだけではありません。

今ではSDカードもWi-Fiを飛ばすことができ、デバイス間でデータを送受信する際に役に立ちます。

ただ、人によってはWi-Fi付きSDカードがなくても問題ありません。

Wi-Fi付きSDカードの購入する際は、自分の環境に必要なのかよく考えましょう。

ここでは、Wi-Fi付きSDカードはどのような用途で使えるのかをご紹介します。

Wi-Fi付きSDカードの導入を検討している人は是非ご覧ください。

Wi-Fi付きSDカードの仕組み

SDカード

Wi-Fi付きSDカードはインターネットに接続するアイテムではなく、デバイス間でデータを共有するために活用できるツールです。

購入する前にWi-Fi付きSDカードの趣旨を知ったうえで、自分に必要なのか判断しましょう。

Wi-Fi付きSDカードではWi-Fiでデータ共有ができる

Wi-Fi付きSDカードとは、名前の通り無線LANルーターのようにWi-Fiを飛ばせるSDカードです。

SDカードがWi-Fiを飛ばして何か意味があるのかと疑問に思うのではないでしょうか?

ポイント

Wi-Fi付きのSDカードには、他のデバイスへ簡単にデータを転送できるメリットがあります。

Wi-Fi付きのSDカード 他のデバイスへ簡単にデータを転送できる

そもそもWi-Fiとはインターネットの回線を無線に変えた電波であることが一般的な定義です。

ですので、Wi-Fiを使って複数の端末で画像や動画、音楽の共有もできます。

SDカードのWi-Fiに接続してもネットは使えない

SDカードが発信するWi-Fiはインターネット回線への接続はできません。

注意

つまり、Wi-Fi付きSDカードをスマホやパソコンに差し込んでもインターネットを使えないわけです。

Wi-Fi付きSDカードは、あくまでもWi-Fiを経由して複数の端末でデータを共有するためのアイテムと覚えてください。

無線LANの子機として使えるSDカードもある

Wi-Fi付きSDカードを使ってデータを転送する際は、他のデバイスを回線の無いSDカードのWi-Fiに接続します。

ですので、データの送受信が終わるまでインターネットが使えなくなります。

MEMO

しかし、無線LANの子機として使えるSDカードを利用すれば、インターネット接続を維持したままでデータ転送を行えます。

無線LANの子機として使えるSDカードのメリット

無線LANの子機として使えるSDカードは多くないので、探そうとすると苦労する可能性が高いです。

ただ、データを転送する間にインターネット上で作業をしたい人にはおすすめです。

Wi-Fi付きSDカードを使う目的

SDカード

Wi-Fi付きSDカードではあらゆるデータを他のデバイスに転送できます。

ですが、主にカメラで撮った写真を転送する際に利用することが多いです。

また、SDカードが利用できるパソコンと、SDカードが利用できないスマホを持っている場合のデータ移行にも役立ちます。

メインの目的はデジカメで撮影した写真や動画の転送

SDカードが使えないiPhoneやiPadを持っていると、Wi-Fi付きSDカードがあればカメラから写真が転送できるので機能性が向上します。

カメラで撮影した写真をiPhoneに移す場合、1度データをパソコンに移してメールなどで送る必要がありました。

カメラにWi-Fi付きSDカードを差し込めば、パソコンを介さずにiPhoneに写真や動画を転送できます。

他の人が持っている端末にもデータを転送できるので、カメラで撮影した写真をその場で友人と共有することもできます。

ただ、無線LAN機能が付いたカメラを持っていれば何も使わずに他の端末へデータを転送できるので、わざわざWi-Fi付きのSDカードを持つ必要がありません。

カメラに無線LAN機能があれば、Wi-Fi付きのSDカードを使わなくても他のデバイスにデータを移せるからです。

無線LAN機能付カメラのメリット

MEMO

Wi-Fi付きSDカードは基本的に無線LAN機能がないカメラを持っている場合に必要なアイテムと考えてください。

パソコンからスマホへのデータ転送もできる

Wi-Fi付きSDカードでは、パソコンに差し込んでパソコンに保存しているデータをWi-Fi経由でスマホに転送することもできます。

パソコンからスマホにデータを転送するならメールを使えばいいと考える人も多いと思うので、カメラで利用する際のおまけ機能として認識して頂ければ…。

音楽データの共有も可能

Wi-Fi付きSDカードでは、写真や動画だけでなく音楽データも転送ができます。

例えば、パソコンに取り込んである音楽データをWi-Fi付きSDカードにコピーして、iPhoneやiPadに転送できます。

音楽データをパソコンからiPhoneに移すときはiTunesを使いますが、方法は簡単とは言えません。

パソコンからWi-Fi付きSDカードへの音楽データの移行はiTunesよりも簡単で、Wi-Fi付きSDカードからiPhoneへのデータ移行も難しくありません。

iPhoneに移行したい音楽データがパソコンにあっても方法が難しいと感じる人は、Wi-Fi付きSDカードの購入を検討してみるといいでしょう。

注意

ただ、月額配信サービスでダウンロードした音楽データは移行できないので注意してください。

ドライブレコーダーの録画映像をスマホで見れる

車上荒らしや危険運転手の対策に必要となったドライブレコーダー。

Wi-Fiに対応していないドライブレコーダーにWi-Fi付きSDカードを差し込むと、録画した映像をスマホやタブレットで確認することができます。

ドライブレコーダーの映像をスマホで見られるようにしておくと、事故が起きた際の警察や相手とのやり取りに役立ちます。

Wi-Fi付きSDカードを使う方法

SDカード

Wi-Fi付きSDカードを使う方法は簡単ですが、利用する機器が対応しているか注意しなければいけません。

利用する機器が対応さえしていれば、Wi-Fi付きSDカードを簡単に利用できます。

Wi-Fi付きSDカードが利用できるデバイスなのか注意

物理的にSDカードが差し込める機械があれば必ずWi-Fi付きSDカードが付けるわけではありません。

SDカードには以下の3種類があり、利用する機械がどれに対応しているかでWi-Fi付きSDカードを利用できるかが変わります。

  1. SDカード
  2. SDHCカード
  3. SDXCカード

上記3種類の違いについて詳しく説明すると話が長くなるうえに話が脱線するので割愛しますね。

ポイント

簡潔にまとめるとSDXCとSDHCカードは性能が高く、SDカードは3つの中で性能がもっとも劣っています。

SDHCカードに対応している機械はSDカードにも対応していて、SDXCカードに対応している機械はSDHCとSDカードにも対応しています。

SDカードにしか対応していない機器では、SDHCとSDXCカードが利用できません。

2018年がWi-Fi付きSDカードはほとんどがSDHC以上になっているので、持っている機械が最低でもSDHCカードに対応していなければいけません。

最近のデジタル家電はSDXCカードに対応しているので問題はないと思います。

注意

ですが、万が一機器がSDカードにしか対応していない場合は実質的にWi-Fi付きSDカードが使えないので注意してください。

また、機械が対応しているSDカードの容量にも注意しなければいけません。

注意

保存容量が32GBまでのSDカードに対応していない機器を持っている場合、64GBのWi-Fi付きカードを買っても利用できません。

Wi-Fi付きSDカードを購入する際は、自分が持っているデジタル家電が対応しているSDカードの種類を必ず確認してください。

デバイスをSDカードのWi-Fiに接続してアプリかブラウザを起動

カメラなどの機器にWi-Fi付きSDカードを差し込み、撮影した写真や動画をスマホに転送する場合は、最初にスマホの設定画面でWi-Fiに接続します。

スマホをSDカードのWi-Fiに接続した後は、ブラウザを起動するか、専用アプリを起動します。

Wi-Fi付きSDカードを使ったデータをスマホに転送する際は、ブラウザか専用アプリで操作します。

Flash Air アプリ スマホへ写真を転送

画像引用元:App Storeより。

※東芝のWi-Fi付きSDカードFlash Airを使って、カードに保存したデータをアプリでスマホに転送する際の画面。

ブラウザを使ってデータを転送する場合、ブラウザを起動すれば専用ツールが自動的に表示されます。

パソコンやドライブレコーダーでWi-Fi付きSDカードを利用する場合も、基本的な流れは同じです。

なお、購入したSDカードの種類によっては、Wi-Fi機能のON/OFFを手動で操作する必要があります。

利用する前は、取り扱い説明書を見てWi-Fi機能の利用方法を確認しておきましょう。

おすすめのWi-Fi付きSDカード3選

SDカードをおすすめする男性

東芝のFlash Air

保存可能容量販売価格
16GB2,950円
32GB3,380円

※並行輸入品の価格です。

SDカードの販売メーカーは海外であることが多いですが、Flash Airは数少ない国産メーカーのWi-Fi付きSDカードです。

Flash Airでは複数のデバイスと同時接続ができるので、周りの人たちとのデータ共有を難なくこなせます。

無線LANの子機としても動いてくれるので、データ転送をする際にインターネット接続切る必要もありません。

データの転送速度もピカイチなので、スムーズに写真や動画の送受信が行えるでしょう。

値段が安い輸入品を購入すると国内でのサポートが受けられなくなりますが、東芝製のSDカードは公式サイトなどで利用マニュアルが見られるので安心です。

Eyefi Mobi Pro 32GB

販売価格:12,980円

Eyefi社が販売するWi-Fi付きSDカードは、多くのカメラ利用者から特に高い評価を得ていました。

Eyefi社のWi-Fi付きSDカードの人気が高い理由は、国内の幅広い種類のカメラに対応している点と専用アプリの簡易性にあります。

ただ、Eyefi社は既に事業を売却していて、販売されている製品の価格は高騰している点がネックです。

スペック面は先ほど紹介した東芝のFlash Airとほぼ一緒なので、コレクターでない限りはEyefi社のWi-Fi付きSDカードにこだわる必要はありません。

OSEI ez share 16GB

保存可能容量販売価格
8GB2,730円
16GB2,870円
32GB3,485円

値段の安さを求めるなら、OSEI製のWi-Fi付きSDカードがおすすめです。

OSEI製のWi-Fi付きSDカードは2,730円からで購入できるのでお手軽さは秀逸です。

Amazonではアプリの使い勝手が良くないとの声が挙がっていますが、慣れればさほど問題にはなりません。

ただ、使い勝手の良さを完璧に求めるなら、東芝製のFlash Airを選びましょう。

まとめ

Wi-Fi付きSDカードは主にカメラで撮影した写真をスマホやタブレットに転送するためのアイテムです。

ドライブレコーダーに差し込んで、録画した映像をスマホで確認することもできます。

ただ、既にWi-Fiに対応したカメラやドライブレコーダーを持っている場合、Wi-Fi付きSDカードを買う意味はありません。

自分の状況で必要なのか考えたうえで、Wi-Fi付きSDカードを購入するべきか決めましょう。