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日頃から利用するWi-Fiルーターは必ず熱を帯びる機械ですが、ときにはあまりにも高温になり故障しないか心配になる場合があります。
Wi-Fiルーターがあまりにも高温になったときは置き場所を確認するべきですが、少しの発熱も気になる人は他の対処法を試さなければいけません。
ここでは、Wi-Fiルーターが熱いときの原因と対策を紹介します。
Wi-Fiルーターの温度を下げたい人はぜひご覧ください。
Wi-Fiルーターが熱くなる症状はよくないのか?
結論からいうと、Wi-Fiルーターが熱くなる症状は大きな問題ではありません。
しかし、あまりにも熱くなると正常に動作しなくなるので注意が必要です。
Wi-Fiルーターは必ず熱くなる機械
Wi-Fiルーターが熱くなる症状は必ず起きます。
また、Wi-Fiルーターに限らず、テレビや冷蔵庫などの日頃から動作し続ける家電は必ず熱を帯びます。
ほとんどの家電は、動作すると負荷がかかるからです。
Wi-Fiルーターは常に動作させ続ける機器なので、インターネットを利用しないときでもある程度の熱を帯びます。
インターネットを利用すると本格的に負荷がかかるので、発熱は避けられません。
といっても、Wi-Fiルーターの置き場所を間違えない限りは、発熱が起きても問題ありません。
モバイル型でバッテリー不良ではない限り火事の危険はない
Wi-Fiルーターの熱が原因で火事が起きる可能性はほとんどないと思っていいでしょう。
万が一、Wi-Fiルーターの熱が原因で火事が起きると、PL法に違反したとしてメーカー側にすべての損害を補償する義務が生じるからです。
PL法とは、Wi-Fiルーターなどの家電が抱える欠陥でユーザーに損害が被った場合に、メーカー側の責任が発生する法律です。
わざわざ熱を帯びて火災が発生する危険があるWi-Fiルーターをメーカーが販売するなんて、常識の範囲で考えるとあり得ないですよね?
ただ、モバイル型のWi-Fiルーターを利用している場合、バッテリーの不良で爆発して家事になる可能性が0とはいえません。
Wi-Fiルーターのバッテリーが爆発した事例は見かけませんが、スマートフォンのバッテリーが爆発したパターンがあるからです。
参考 燃える! Galaxy Note9「ハンドバッグの中で発火」アメリカで訴訟@niftyニュースもとからWi-Fiルーターに内蔵されている正規のバッテリーを利用していれば可能性は高くありません。
ですが、自分で購入した非正規のバッテリーを使っていると爆発するかもしれないので注意してください。
熱くなりすぎると動作不良が起きる
Wi-Fiルーターが必要以上の熱を帯びると、動作不良が起きて通信速度が低下したり、インターネットにつながらなくなる問題が起きます。
普通にインターネットを使っていれば動作不良が起きるほどの発熱はしません。
ですが、今の状況が後で紹介する原因に当てはまるとWi-Fiルーターが熱を帯びすぎて動作不良が起きてしまいます。
今の環境にWi-Fiルーターの動作不良が起きる要素がないか確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターが熱くなる原因4つ
Wi-Fiルーターが熱くなる原因は大きく分けて4つあります。
インターネット通信による負荷
Wi-Fiルーターが発熱する原因は、インターネット通信を利用して負荷がかかることです。
Wi-Fiルーターに接続したスマホやパソコンでインターネットを利用すると、ルーターに負荷がかかり発熱します。
発熱の度合いはデータ通信の量で変わり、一気に大容量の通信を行うとルーターの温度が熱くなります。
といっても、インターネットを利用しただけの発熱では不具合が起きにくいので、気にするほどの原因ではありません。
周りの気温の吸収
Wi-Fiルーターが高温になる原因でもっとも多いのが気温の吸収です。
炎天下による高温が続く夏は、Wi-Fiルーターが外の気温まで吸収して高温になりがちです。
また、直射日光が当たる場所にWi-Fiルーターを置いてある場合も、高温になってしまいます。
Wi-Fiルーターが炎天下や直射日光による熱を吸収すると、必要以上に高温になり動作に不具合が起きてしまいます。
炎天下や直射日光の熱による動作不良はスマホでも起こり得ます。
※直射日光による熱を吸収して動作しなくなったiPhoneの画面。
炎天下や直射日光の熱は、Wi-Fiルーターに限らず家電の大敵と思っておきましょう。
周りの機械が発する熱の吸収
Wi-Fiルーターは炎天下や直射日光による熱だけでなく、まわりの家電の熱も吸収します。
モデムやテレビから近い場所にWi-Fiルーターを置くと、熱を吸収して機器の温度が必要以上に高くなってしまいます。
また、棚のなかにWi-Fiルーターを置くと、本体が発した熱がこもってルーターの温度がさらに上がってしまいます。
モバイルルーターならバッテリーの不良の可能性も
先ほども離しましたが、モバイル型のWi-Fiルーターを利用している場合、バッテリーの不良で基準以上の発熱が起きる可能性があります。
正規のバッテリーを使っていれば不安に感じるほどの発熱は起きませんが、非正規のバッテリーを使っている場合は注意が必要です。
Wi-Fiルーターが熱くなったときの対策7つ
Wi-Fiルーターの発熱を避ける方法はいくつもありますが、炎天下や直射日光の熱を吸収しない対策をしておけば問題ありません。
若干の発熱すら気になる人は、他の方法も併用してください。
涼しい場所に置く
Wi-Fiルーターの発熱を避ける基本的な対策は、涼しい場所にルーターを設置することです。
インターネットを使うぐらいではWi-Fiルーターに致命的な発熱は起きませんが、気温が高い場所に置くと動作不良が起きるほどルーターが熱くなります。
ですので、高温になりにくい場所にWi-Fiルーターを置きましょう。
直射日光が当たらない場所に置く
また、直射日光が当たらない場所に置く点も徹底しなければいけません。
どれだけ部屋を涼しくしても、Wi-Fiルーターに直射日光が当たると本体の熱が上昇してしまうからです。
Wi-Fiルーターを置くときは、常に日陰になる場所を選びましょう。
冷却スタンドを使う
少しでもWi-Fiルーターの発熱が気になる人には、冷却スタンドの活用がおすすめです。
冷却スタンドとは、Wi-Fiルーターの下に置いて温度の上昇を抑えてくれる優れものです。
値段も高くなく1,000円ほどで買えるので、もっとも効果的で手を出しやすい対処法といえます。
冷却シートを使う
パソコンやスマホ用の冷却シートを使ってみるのも1つの方法です。
Wi-Fiルーター用の冷却シートは販売されていませんが、パソコンやスマホの冷却シートでも十分活用できます。
パソコンやスマホも負荷がかかるとWi-Fiルーターと同じぐらいに熱くなるからです。
スマホ用なら500円前後、パソコン用なら3,000円ほどで買えるので、お試しで使ってみるのもいいでしょう。
ヒートシンクを活用する
冷却スタンドやシートの他に、ヒートシンクを使う方法もあります。
ヒートシンクとは、家電に貼り付けて本体の熱を逃がしてくれる優れものです。
さらに、販売価格も500円代からと安く、利用者からの評判も良好です。
いつも使ってるポータブルwifiルーターが激アツだったので廃棄PCからもぎ取ってきたcpu用ヒートシンクをつけたところ人肌程度で安定しました
有能 pic.twitter.com/ec3tS0eLW9— 蓮(暗幕の中の人:The Guy in the Blackout Curtain)@日本語勉強中 (@PDSKLN) 2018年8月4日
ただ、Wi-Fiルーターにヒートシンクを付けると、見たにスマートさがなくなるのが難点です。
ルーターに10円玉を貼り付ける
対策用品を買うのが面倒な場合、Wi-Fiルーターに10円玉を貼る方法を試してみましょう。
銅で作られている10円玉は熱伝導効果があるので、貼り付けるとWi-Fiルーターの熱を吸収して逃がしてくれます。
ただ、10円玉1枚だけだと効果が出ないので、Wi-Fiルーターには何枚もの10円玉を貼り付ける必要があります。
Wi-Fiルーターの横に扇風機を置く
Wi-Fiルーターの横に扇風機を置いて風を送る、もしくはWi-Fiルーターを扇風機の横に置く方法も1つです。
扇風機をそばに置けば、発熱したWi-Fiルーターの温度を和らげられます。
ただ、扇風機の風には冷却効果がないので、冷却スタンドや冷却シートを使うほどWi-Fiルーターの温度は下がりません。
風でWi-Fiルーターの温度を下げたいなら、エアコンやクーラーを活用したほうがいいでしょう。
モバイルルーターでは非正規のバッテリーを使わない
外でモバイルWi-Fiルーターを活用する場合、正規のバッテリーを使いましょう。
先ほども説明しましたが、モバイルWi-Fiルーターで非正規のバッテリーを使うと、必要以上の発熱や爆発の原因になってしまいます。
モバイルWi-Fiルーターのバッテリーを交換するときは、必ず公式の窓口で正規品を提供してもらいましょう。
おすすめできない水を使った対処法
Wi-Fiルーターを水に濡らしてタオルで拭いたり、Wi-Fiルーターの近くに氷水を入れた袋を置く人を見かけますが、正直いっておすすめできません。
Wi-Fiルーターに水気が入ると故障してしまうからです。
また、TwitterではWi-Fiルーターに冷えピタを貼るという声が挙がっていますが、たいして効果はないので活用しないようにしてください。
保冷剤も結露でルーターが水濡れする恐れあり
クーラーボックスなどで活用する保冷剤でWi-Fiルーターの温度を下げようと考える人もいるかもしれません。
しかし、保冷剤で発生する結露でWi-Fiルーターが水濡れして故障してしまう可能性があるので、他の方法を試すべきです。
まとめ
Wi-Fiルーターは必ず発熱する機械ですが、炎天下や直射日光の熱を吸収してしまうと必要以上に高温になり、不具合が起きてしまいます。
Wi-Fiルーターを使うときは、炎天下や直射日光の影響を受けない涼しい場所に置きましょう。
少しでもWi-Fiルーターの発熱が気になる人は、冷却スタンドや冷却シートを用意するだけで問題を改善できます。
低コストでWi-Fiルーターの発熱を避けたい場合は、500円代から購入できるヒートシンクもおすすめです。
濡れタオルでルーターを拭いたり、氷水を入れた袋でルーターを冷やそうと考える人がいます。
こういう行為は、水濡れでルーターが故障するリスクがあるので他の方法を試しましょう。