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Wi-Fiのつながりが悪いと感じたときは、電波が混線している可能性があります。
集合住宅や外でWi-Fiを使うと、高い確率で混線が起きて使いづらくなるので注意しなければいけません。
ここでは、Wi-Fiの混線が起きる原因と解消する方法を解説しています。
自分のWi-Fiが使いづらいと感じている人はぜひご覧ください。
Wi-Fiの混線とはどんな状態なのか
Wi-Fiの混線とは、一体どんな状態なのでしょうか?
Wi-Fiの混線は、一言でいうと電波に障害が起きてインターネットが利用できなくなる症状です。
Wi-Fiが混線しやすい場所は意外と多いので、どんな原因で発生するのか知っておく必要があります。
Wi-Fiの混線は複数のWi-Fiが干渉している状態
Wi-Fiの混線とは、複数のWi-Fiが干渉して起きる一種の通信障害です。
インターネット回線を無線化したWi-Fiは他の電波と干渉しやすい弱点があります。
1つの場所で複数のWi-Fiが飛んでいるとお互いが干渉して通信状態が不安定になるのです。
Wi-Fiの混線が起こると通信速度が低下し、最悪の場合だとインターネットが使えなくなります。
Wi-Fiが混線しやすい場所3つ
Wi-Fiの混線は以下3つの場所で発生する可能性が高いです。
集合住宅
マンションやアパートなどの集合住宅は、隣近所の人が使っているWi-Fiも飛んでいるので混線が起きるやすいです。
上と下にも他の部屋があると、よりWi-Fiが混線する可能性が高いです。
カフェや商業施設
モバイルルーターを持ち出して外でWi-Fiを使う場合、カフェや商業施設でWi-Fiが混線する恐れがあります。
カフェや商業施設は複数のフリーWi-Fiが飛んでいるからです。
また、フリーWi-Fiに接続する場合も、他の人がモバイルルーターを持ち込んだりスマホのテザリング機能を使うと混線が発生する恐れがあります。
駅の周辺や繁華街
モバイルルーターやフリーWi-Fiを利用する場合、駅の周辺や繁華街も混線が起きやすい場所の1つとして認識しなければいけません。
駅の周辺や繁華街もいろんな店に設置されているフリーWi-Fiの電波が飛び交っているからです。
また、通行する人が多いので、モバイルルーターの電波が入り込んで混線する恐れもあります。
複数の無線LANルーターを置くと混線しやすくなる
自宅でWi-Fiを利用する場合、2台以上の無線LANルーターを置くとWi-Fiが混線する原因になります。
無線LANルーターを2台以上置くと、飛び交うWi-Fiの数が増えて干渉するリスクが高くなるからです。
ですので、自宅でWi-Fiを使うときは、設置する無線LANルーターを1台だけにしましょう。
Wi-Fiの混線状況を確認する4つの方法
Wi-Fiが混線しているかは、4つの方法で確認できます。
点灯している扇マークの曲線の数を見る
Wi-Fiのつながりが悪いと感じたときは、デバイスの画面に表示されている扇マークを確認してみましょう。
扇マークは接続しているWi-Fiの強度を知るバロメーターになります。
無線LANルーターの近くにいて点灯されている扇マークの曲線が1つでも少ないと、Wi-Fiが混線して通信状態が不安定になっている可能性があります。
無線LANルーターから離れた場所にいて点灯している曲線が少なければ、デバイスとルーターの距離に問題があるのでWi-Fiが混線しているとは考えにくいです。
デバイスの設定画面を見る
無線LANルーターから近い場所にいるのに点灯している扇マークの曲線が少なければ、Wi-Fiの設定画面を開いてみましょう。
Wi-Fiの設定画面を開くと、近隣に飛んでいるWi-FiのSSIDが表示されます。
設定画面を開いて自分が利用していないWi-FiのSSIDが表示されると、自分のWi-Fiが隣近所の人が使っているWi-Fiと干渉して混線が起きている可能性があります。
設定画面を開いて自分が使っているWi-FiのSSIDしか表示されなければ、他の原因でWi-Fiのつながりが悪くなっています。
パソコン用のアプリNetSpotを使う
上級者向けの方法ですが、パソコンで「NetSpot」というアプリを使えばWi-Fiの混線状況が調べられます。
NetSpotを使えば他のWi-Fiが飛んでいる場所や、自分が利用しているWi-Fiの状態を調べられます。
ただ、NetSpotを活用するには慣れが必要なので、パソコン操作に自信がない人にはおすすめできません。
AndroidならWifi Analyzerを使う
Androidのスマホやタブレットでは、「Wifi Analyzer」というアプリを使う方法があります。
Wifi Analyzerはグラフで利用しているWi-Fiの強度がわかるアプリです。
Wi-Fiの感度が弱い場合は推奨するチャンネル数を教えてくれるので、後で紹介する混線が起きたときの対処にも役立ちます。
Wi-Fiの混線状況がわかるiOS向けアプリはない
2018年11月現在、iPhoneやiPadに向けのWi-Fiの混線状況がわかるアプリは展開されていません。
iPhoneやiPadでWi-Fiが混線しているかを調べるときは、扇マークや設定画面を見なければいけません。
Wi-Fiの混線を解消する2つの対策
Wi-Fiの混線を解消する方法は固定回線で1つ、モバイルルーターで2つあります。
無線LANのチャンネル数を変える
Wi-Fiが混線しているときは、利用しているWi-Fiのチャンネル数を変えてみましょう。
Wi-Fiが混線する原因は複数の電波が飛んでいるだけでなく、お互いのWi-Fiのチャンネル数が同じ点にもあるからです。
無線LANルーターやモバイルルーターは、Wi-Fiに接続するデバイスにチャンネルを割り振っています。
利用しているルーターの専用ツールで振り分けられるチャンネル数の振り幅を変更すれば、他のWi-Fiと干渉するリスクを軽減できます。
指定できるチャンネル数は選択肢が多いですが、2.4GHzでは12か13、5GHzでは100以上に指定すれば他の電波と干渉する可能性が低くなります。
また、先ほど紹介したNetSpotやWi-Fi Analyzeで推奨されたチャンネル数を見れば、よりスムーズに設定できます。
モバイルルーターならBluetooth接続に切り替える
外でモバイルルーターを使ってWi-Fiのつながりが悪いと感じたときは、接続方式をBluetoothに切り替えてみましょう。
Y!mobileのポケットWi-FiとWiMAXのモバイルルーターは、Wi-FiだけでなくBluetoothでもスマホやタブレットから接続できます。
接続方式をBluetoothに切り替えると、利用する電波が変わるので混線するリスクが低くなります。
Bluetooth接続への切り替えはスマホのテザリング機能でも活用できます。
家電の電磁波と干渉している可能性もあり
自宅でWi-Fiを利用している場合、無線LANルーターをテレビや電子レンジの近くに置いていないか確認してみましょう。
テレビや電子レンジは作動させると電磁波を発して、無線LANルーターが飛ばすWi-Fiを遮ってしまいます。
無線LANルーターをテレビや電子レンジの近くに置いていると、確実にWi-Fiが電磁波に遮られてしまいます。
無線LANルーターをテレビや電子レンジから遠ざければ、電磁波に遮られる可能性が低くなります。
隣近所からWi-Fiが飛んでいなくても、他の家電の電磁波の影響でWi-Fiが不安定になる事例は珍しくないので覚えておいて損はありません。
まとめ
Wi-Fiの混線とは、他のWi-Fiと干渉して自分のWi-Fiが不安定になる状態を指します。
集合住宅や外出先は他のWi-Fiがいくつも飛び交っているので、Wi-Fiの混線が発生しやすいです。
Wi-Fiが混線してつながりが悪くなったときは、無線LANルーターの専用ツールを使ってチャンネル数を切り替えれば問題を解消できます。
モバイルルーターを使っている場合、接続方式をBluetoothへ切り替えてみるといいでしょう。