光回線のおすすめ4選

Wi-Fiに繋いでも通信制限かかる?かからないのか分かりやすく解説!

スマホでインターネットを使うときは、通信制限というデメリットが必ず付きまとってきます。

通信制限を受けたことがある人の多くは、「2度とかけられたくない」と思ったのではないでしょうか?

通信制限はスマホユーザーにとって天敵と言えるほどの存在で、1度受けると締め日が過ぎるまでホームページすら見ることが難しくなります。

通信制限に悩まされている人は、「Wi-Fi」を使えば快適にスマホを使えるようになります。

Wi-Fiは利用する回線そのものが違うので、これを使えば通信制限を気にする必要が無くなります。

ここでは、スマホユーザーの救世主とも言えるWi-Fiについて、仕組みから詳しく解説します。

通信制限に苦しんでいるスマホユーザーの人は、是非参考にしてください。 

Wi-Fiの基本的な仕組みと知識を知ろう!

ノートパソコンとスマホ

スマホを使っていて通信制限に悩む人にとって、Wi-Fiは救世主と言える大きな存在と言えます。

通信制限に悩まされている人なら、Wi-Fiの仕組みを見て「使ってみたい」と感じるはずです。

スマホの通信制限の仕組みをおさらいしよう

Wi-Fiの仕組みを知る前に、なぜスマホに通信制限がかかるのかを知っておく必要があります。

スマホでは携帯電話キャリアが提供するLTE回線を使ってインターネットに接続します。

LTEは最大100Mbps以上の高速通信が可能な回線ですが、1ヶ月に利用できるデータ量は契約する料金プランごとに上限があります。

1ヶ月の間にデータの消費量が上限に達すると、締め日が過ぎるまで通信速度が最大128Kbpsに制限されてしまい、ホームページすら見ることが厳しくなります。

よく「通信制限を受けないためにデータ量の上限を高くしたい」と考える人を見かけます。

注意

通信制限を受けないために、データ量の上限を高くすることは間違いではありません。

しかし、データ量の上限を高くすると、それに比例して毎月支払うスマホの利用料金も高くなります。

キャリア別データ定額パックの利用料金
容量ドコモソフトバンクau
1GB2,900円2,900円
2GB3,500円3,500円3,500円
3GB4,200円
5GB5,000円5,000円5,000円
20GB6,000円6,000円6,000円
30GB8,000円8,000円
50GB7,000円

※別途、通話基本料とWeb基本料がかかります。

データ量の上限を高くしたいけど通信料金の値上がりをネックに感じ、ずっとプランを変えられない人は少なくありません。

Wi-Fiは固定回線を無線にした電波

スマホの通信制限に悩まされている人にとって、Wi-Fiは非常に心強い助け船になってくれます。

「Wi-Fiを使えば通信制限がかからない」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

スマホは携帯電話キャリアのLTE回線だけでなく、Wi-Fiを使ってインターネットに接続することもできる端末です。

スマホ wifi 接続

※スマホをWi-Fiに接続すると、画面の上部に扇形のマークが表示されます(右側の写真がWi-Fi接続時)。

Wi-Fiとは、自宅に導入しているインターネット回線を無線の電波に変換したものです。

wifiの利用イメージ

※Wi-Fiの利用イメージ。

Wi-Fiに接続すればLTE回線ではなく固定回線でインターネットを利用するので、携帯電話キャリアで契約しているデータ量を消費することがありません。

Wi-Fiを使えば通信制限がかからない理由は大もとの回線にあり

なぜ固定回線を引いてWi-Fiを発信すれば通信制限がかからないのでしょうか?

その理由は固定回線のサービス形態にあります。

ポイント

自宅に導入できる固定回線はデータ量に上限がない使い放題のサービスなので、通信制限という概念がありません。

固定回線を引いて自宅にWi-Fiを飛ばせば、少なくとも自宅では通信制限を受けないわけです。

自宅に固定回線があるのにスマホが通信制限を受けているのなら勿体ないので、是非Wi-Fiを使ってみてください。

Wi-Fiを使うには無線LANルーターが必要

すでに自宅にインターネット回線を引いていても、Wi-Fiを使うには無線LANルーターを用意する必要があります。

無線LANルーターは、自宅にあるインターネット回線の通信をWi-Fiに変換してくれる機器です。

BUFFALO WiFi 無線LAN ルーター

無線LANルーターはほとんどの回線事業者がレンタルで提供しているので、Wi-Fiを使いたいと思ったらサポート窓口に連絡して「Wi-Fiを使いたい」と相談してみましょう。

また、無線LANルーターはAmazonや家電量販店でも購入することができます。

固定回線が無くてもWi-Fiが使える方法がある

基本的にWi-Fiを使うには、自宅にインターネット回線が無ければいけません。

しかし、自宅にインターネット回線が無い場合でもWi-Fiを使う方法があります。

WiMAXやY!mobileが販売しているモバイルWi-Fiルーターは、自宅にインターネット回線を引かずにWi-Fiが使える代表的なサービスです。

WIMAX ルーター

MEMO

モバイルWi-Fiルーターは端末を購入するだけでWi-Fiが使えるので、もっとも手軽に通信制限から逃れられる方法と言えます。

また、端末を自宅のコンセントに差し込むだけでWi-Fiが使える据え置きWi-Fiルーターを用意する方法もあります。

softbank air

※据え置きWi-Fiルーターとして人気が高いソフトバンクエアー。

モバイルWi-Fiルーターと据え置きWi-Fiルーターは、インターネット回線として利用する電波をWi-Fiに変換しています。

モバイルWi-Fiルーターと据え置きWi-Fiルーターではどちらもデータ量に上限がない回線を使うので、スマホをこれらの端末に接続すれば通信制限を受けることはありません。

しかし、場合によっては、モバイルや据え置きWi-Fiルーターが通信制限を受けることがあります。

モバイル・据え置きWi-Fiルーターが通信制限を受ける原因は後で詳しく説明します。

Wi-Fiの利用料金は大もとの回線で異なる

Wi-Fiは通信制限を受けない便利なものですが、使うには毎月お金を支払わなければいけません。

Wi-Fiの利用料金は、大もとになる回線の種類で変わります。

自宅に固定回線を引いてWi-Fiを使うと戸建てで5,000円から6,000円、マンションで3,500円から4,500円の月額料金がかかります。

モバイルWi-Fiルーターと据え置きWi-Fiルーターを契約すると、毎月4,000円代の利用料金を支払うことになります。

Wi-Fiの利用料金
種類利用料金
固定回線戸建て:5,000~6,000円/月
マンション:3,500~4,500円/月
モバイルWi-Fiルーター4,000~4,380円/月
据え置きWi-Fiルーター4,000~4,880円/月

といっても、すでに固定回線を契約している人は、今と変わらない料金を支払うので特に問題にはなりません。

ポイント

固定回線を導入していない場合、Wi-Fiに上記の料金を支払う価値を見出せるかがポイントになります。

外出先のWi-Fiスポットを使うという方法もある

あまりおすすめはできませんが、外出先の飲食店などで見かける「Wi-Fiスポット」を活用する方法もあります。

wifiスポット

Wi-Fiスポットとは、ソフトバンクやauなどの通信事業者が全国各地の飲食店や商業施設に設置しているサービスで、無料でスマホをWi-Fiに接続できるメリットがあります。

無料でWi-Fiが利用できるところは魅力ですが、Wi-Fiスポットだけを活用することはおすすめできません。

注意

Wi-Fiスポットは設置されている場所でしか利用できず、携帯電話キャリアで契約しているデータ量を消費する機会のほうが多くなるからです。

また、Wi-Fiスポットは暗号化されていないものが多くセキュリティ面に不安もあるので、利用中に第三者から自分の情報を抜き取られる恐れがあります。

Wi-Fiを使うなら、自宅にインターネット回線を導入して無線LANルーターを設置するか、モバイルや据え置きのWi-Fiルーターを使ったほうがいいでしょう。

Wi-Fiにつないでも制限がかかる2つの原因を一挙紹介!

なぜか考える男性

Wi-Fiに接続すると使い放題のインターネット回線を利用することになるので、基本的に通信制限はかからなくなります。

しかし、場合によってはWi-Fiが通信制限を受けることがあります。

通信制限を避けるためにWi-Fiを使おうと考えている人は、快適にインターネットを使うために速度が遅くなる条件を知っておきましょう。

原因その1.プロバイダが帯域制限をかけている

自宅に光回線を引いてWi-Fiを使っているのに、通信制限がかかるほど回線速度が遅いと感じた事例は少なくありません。

光回線では最大1Gbpsの高速通信が可能なので、通信制限がかかったように速度が遅いと混乱してしまいます。

光回線によるWi-Fiを使っているのに通信速度が遅くなる原因は、プロバイダによる帯域制限にあります。

光回線の通信速度はプロバイダが提供するサーバーで大きく変わります。

評価が高いプロバイダを契約すれば、どんな時間帯でも通信速度が安定します。

しかし、評価が低いプロバイダは利用者が多い時間にサーバーが混雑しやすいので、帯域制限がかけられ通信速度が急激に遅くなります。

ポイント

一概に固定回線といっても契約するプロバイダによって帯域制限がかけられるので、できるだけ通信速度に規制がかからない事業者を選ばなければいけません。

原因その2.3日間で10GBを消費した

モバイルWi-Fiルーターを使っていると、Wi-Fiを使っているにも関わらず通信制限を受けることが多いです。

WiMAXやY!mobileのモバイルWi-Fiルーターは好きなだけWi-Fiが使える端末です。

しかし、3日間で利用したデータ量が10GB以上になると翌日の夕方から深夜まで通信制限がかかるように設定されています。

通信制限がかかってしまうと回線速度が最大1Mbpsになるので、動画やホームページをスムーズに読み込むことができません。

また、WiMAXが販売している据え置きWi-Fiルーターも、3日間で10GB以上利用すると通信制限がかかります。

ソフトバンクの据え置きWi-Fiルーターであるソフトバンクエアーには、通信制限がかかる条件がありませんが、夜の20時から深夜1時までの回線速度が遅くなります。

といっても、通信制限と感じるほど速度が遅くなるわけではなく、スムーズにホームページや動画を読み込むことができます。

MEMO

通信制限によるリスクを考えると、工事をせずにWi-Fiを使う場合はなるべくソフトバンクエアーを契約したほうがいいでしょう。

通信制限を受けないためにできる対策を覚えよう!

指さす男性

スマホを使っている人が通信制限を受けないためにできる対策は、意外と多くあります。

ただ、料金面を考えるとWi-Fiを利用したほうが無難であることが多いです。

自宅でスマホを使うことが多いなら固定回線が必須

家でスマホを使うことが多くて通信制限を受けている場合、固定回線を引いてWi-Fiを利用することをおすすめします。

家でスマホを使うことがほとんどであれば、自宅をWi-Fi環境にするだけで通信制限がかからなくなるからです。

また、多くのスマホユーザーは家でインターネットを使うことがもっとも多い傾向にあります。

なので、自宅にWi-Fiを飛ばすだけで通信制限がかからなくなる可能性は高いと言えます。

パソコンのネット利用時間とモバイルのネット利用時間の推移

※総務省が調査した2016年のインターネット利用時間の推移調査のグラフ。

ただ、固定回線を導入するには工事をしてもらう必要があるので、手続きが面倒だと感じる人は少なくないと思います。

工事が面倒だと感じる人は、据え置きのWi-Fiルーターを自宅に設置しましょう。

ソフトバンクの据え置きWi-Fiルーターであるソフトバンクエアーは通信制限がかかる条件がないので、自宅を固定回線に近いWi-Fi環境にすることができます。

固定回線を契約する際は帯域制限が無いサービスを選ぼう

ただ、Wi-Fiを使うために固定回線を導入からと言って、どんな事業者と契約してもいいわけではありません。

先ほども説明した通り、固定回線の通信速度は契約するプロバイダによって大きく変わるからです。

評判が悪いプロバイダを選ぶと、通信制限がかかるほど回線速度が遅くなってしまいます。

ポイント

固定回線を契約するときは、利用者から高く評価されているプロバイダを選びましょう。

すでに契約している固定回線の通信速度が遅いと感じている場合、別のプロバイダへ乗り換えることが基本です。

ただ、契約しているプロバイダによっては、接続方式を「iPv6」に切り替えると通信速度が速くなることがあります。

外出先での利用が多い人はモバイルWi-Fiルーターの利用がおすすめ

これを読んでいる人の中には、「家よりも外でスマホを使うことが多い」という人もいるのではないでしょうか?

スマホを利用する場所が外ばかりになる人は、持ち歩きができるモバイルWi-Fiルーターを持てば通信制限がかかる可能性を大幅に低くできます。

3日間で10GBを消費すると通信制限がかかるデメリットはありますが、丸1日に渡って動画を見続けない限り10GBを使い切ることはありません。

容量が大きいスマホプランを契約する

ドコモをはじめとした携帯電話キャリアは20GB以上の大容量プランを展開しているので、スマホの料金プランを変えるのも通信制限を受けないための対策の1つです。

ただ、スマホの料金プランを変えたところでネットが使い放題になるわけではないので、通信制限がかからないように利用したデータ量を気にしなければいけません。

完全に通信制限がかからないようにするなら、できるだけ自宅に固定回線を引いたほうがいいでしょう。

料金面で考えると固定回線の導入がおすすめ

通信制限を受けないための対策は、まとめると以下4つがあります。

  • 固定回線を引いて自宅にWi-Fiがある環境にする
  • 据え置きWi-Fiルーターを設置する
  • モバイルWi-Fiルーターを契約する
  • スマホの料金プランを変える

4つも方法があると、どの対策を行うべきなのか迷いますよね。

ですが、もっともおすすめできるのは固定回線を導入することです。

固定回線は導入工事が必要なので、初期費用が高いイメージを持たれがちです。

確かに、自宅に固定回線を導入するときは、最低でも15,000円の工事費を請求されるものです。

ポイント

しかし、今はキャンペーンで工事費を無料にしてくれる固定回線サービスが増えたので、初期費用を気にする必要はありません。

通信速度の評価が高いNURO光は、割引キャンペーンで工事費を実質無料にしてくれるうえに、代理店で申し込めば30,000円以上のキャッシュバックまでもらえます。

NURO光正規代理店

NURO光のようなキャンペーンを実施しているサービスは意外と多く存在しているので、今は固定回線を契約する際に初期費用がかかる時代ではありません。

ポイント

固定回線をおすすめする理由は、セット割引が受けられることにもあります。

現在の固定回線には、セット割引が適用してスマホ代を安くしてくれるサービスがいくつか存在しています。

たとえば、ソフトバンクユーザーがNURO光やソフトバンク光を利用すると「おうち割光セット」が適用されて、スマホ代を500円から1,000円安くしてくれます。

ドコモ光やauひかりも自社のスマホユーザーに向けてセット割引を提供しているので、下手にWi-Fiルーターを契約するよりもお得です。

まとめ

Wi-Fiは使い放題の固定回線を電波に変換したものなので、これをスマホに接続すれば通信制限を受けることはありません。

ただ、固定回線を契約する際に選んだプロバイダ次第では、通信制限を受けたときと同じレベルの速度になってしまいます。

自宅に固定回線を引いてWi-Fiを使う際は、プロバイダ選びに注意しましょう。

工事をする必要がないことで人気が高いモバイルWi-Fiルーターも魅力的です。

しかし、3日間で10GB以上利用すると通信制限がかかるので、外出先でスマホを使うことが多い人でないとおすすめできません。

Wi-Fi環境を作る際は、なるべく自宅に固定回線を引いたほうがいいでしょう。