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VDSL方式の光回線でWi-Fiを使いたいと思っても、どの無線LANルーターを選べばいいのかわからないですよね?
VDSL方式は従来の光回線と比べて最大速度が遅いので無線LANルーターのスペックが軽視されがちです。
しかし、ある接続方式に対応していないと通信速度の低下を招きます。
VDSL方式の仕組みをもとに、正しい無線LANルーターの選び方を知っておきましょう。
ここではVDSL方式で利用する場合におすすめの無線LANルーター3つをご紹介します。
無線LANルーターの選び方や接続方法も解説するので、ぜひご覧ください。
VDSL方式での無線LANルーターの必要性
従来の光回線と同じようにVDSL方式でもWi-Fiが利用できますが、対応の周辺機器を用意しなければいけません。
VDSL方式でWi-Fiを使うなら無線LANルーターが必須
VDSL方式でWi-Fiを使うには、必ず無線LANルーターを用意しなければいけません。
VDSL方式を契約しただけでは有線接続しか利用できないからです。
VDSL方式を契約するときは宅内にモデムが設置されますが、モデムは電話線から受信するアナログ信号をデジタルに変換する役割しか担っていません。
VDSL方式でWi-Fiを利用するには、モデムに無線LANルーターをつなぐ必要があります。
無線LANルーターを用意する方法は2つ
VDSL方式で利用する無線LANルーターは、以下のどちらかの方法で用意できます。
- 契約している回線事業者からレンタルする
- 市販の無線LANルーターを購入する
ほとんどの回線事業者は月額200円から500円で無線LANルーターをレンタルで提供しています。
回線事業者が貸し出している無線LANルーターは標準的なスペックなので、3LDKほどのマンションに住んでいれば快適なWi-Fi環境を構築できます。
月額料金を払い続けたくない人は、市販の無線LANルーターの購入を検討してみましょう。
市販の無線LANルーターの値段は高くないので、1~2年ほどのレンタルした場合の料金と相当するお金があれば、標準的なスペックのモデルが手に入ります。
VDSL方式での無線LANルーターの選び方
VDSL方式で利用する無線LANルーターを選ぶときは、以下4つのポイントをチェックしてください。
- IPv6対応モデルなのか
- Wi-Fiの発信範囲はどれぐらいなのか
- 11acに対応しているか
- 同時接続できるデバイスの台数
上記のポイントをチェックしておけば、快適なWi-Fi環境を構築できます。
IPv6対応モデルが必須
VDSL方式に限らず、光回線を契約してWi-Fiを利用する際はIPv6に対応した無線LANルーターを用意してください。
IPv6とは新たなインターネットの接続方式で、混雑しない回線経路を利用して通信速度を安定させられるメリットがあります。
VDSL方式の最大速度は100Mbpsとなっていて従来の光回線よりも品質が劣るので、通信速度を安定させるにはIPv6の利用が必須です。
IPv6に対応していない無線LANルーターを利用すると、夜などの利用者が増える時間に通信速度が低下してしまいます。
回線事業者がレンタルで提供している無線LANルーターはIPv6に対応していますが、市販で購入する際は対応有無をチェックしてください。
Wi-Fiの発信範囲も要チェック
無線LANルーターを用意するときは、モデルごとのWi-Fiの発信範囲もチェックしましょう。
Wi-Fiを発信できる範囲は無線LANルーターの種類ごとに違います。
回線事業者が貸し出している無線LANルーターは3LDKまでの広さに対応しています。
市販の製品を購入する場合はWi-Fiの発信範囲がどれほどなのか確認しておきましょう。
Wi-Fiの発信範囲はメーカーの公式サイトや製品のパッケージで確認できます。
Amazonで購入する場合も、商品紹介ページにWi-Fiの発信範囲が記載されています。
802.11acに対応しているか
無線LANルーターを用意するときは、802.11ac対応モデルを選びましょう。
Wi-Fiの規格には以下の5種類があり、どれに対応しているかで最大通信速度が異なります。
規格 | 最大通信速度 |
802.11ac | 1,300Mbps/867Mbps/433Mbps |
802.11a | 54Mbps |
802.11b | 11Mbps |
802.11g | 54Mbps |
802.11n | 450Mbps/300Mbps/150Mbps |
※802.11acと802.11nの最大通信速度は機種ごとに異なります。
最大100Mbpsまでの速度が出せるVDSL方式の品質を活かすには、802.11acに対応した無線LANルーターが必要です。
最大通信速度だけで判断すると802.11nでも問題ありません。
ですが、802.11acに対応していたほうが無線LANルーターとデバイスの接続状態が安定します。
同時にWi-Fiへ接続できるデバイスの台数
無線LANルーターは種類ごとに同時接続できるデバイスの台数が異なります。
10台以上のデバイスを同時接続できる無線LANルーターはいくつもありますが、3台から5台しか同時接続できないモデルは未だに珍しくありません。
1人暮らしをしているのなら同時接続台数を確認する必要はありません。
ですが、2人以上でクラしているのであれば全員が同時にWi-Fiを使える無線LANルーターが必要です。
VDSL方式で有線接続も使う場合はLANポートの規格も要確認
VDSL方式で有線接続も利用するのであれば、LANポートの規格もチェックしておきましょう。
LANポートの規格には以下の4種類があります。
最大100Mbpsまでの速度が出せるVDSL方式のクオリティを活かすには、100BASE-Tに対応している無線LANルーターが必要です。
規格 | 最大通信速度 |
10GBASE-T | 10Gbps |
1000BASE-T | 1Gbps |
100BASE-T | 100Mbps |
10BASE-T | 10Mbps |
番外:VDSL方式ではLANケーブルの形状も要チェック
VDSL方式でWi-Fiを使う場合は、モデムと無線LANルーターをつなぐLANケーブルの形状も大切なポイントになります。
VDSL方式で使われる電話線は電気線からのノイズに弱いからです。
ノイズに弱い形状のLANケーブルを利用すると通信状態の不安定さに拍車をかけるので、VDSLに向いている形のケーブルを選びましょう。
LANケーブルの形状には以下の3種類があり、VDSL方式で利用するならスタンダードタイプがおすすめです。
①スタンダードタイプ
②極細タイプ
③フラットタイプ
スタンダードタイプは電磁波によるノイズに強いので、VDSL方式特有の通信状態が不安定になる症状を軽減できます。
極細タイプとフラットタイプはノイズによる影響を受けやすいので、VDSL方式での利用はおすすめできません。
VDSL方式でのおすすめの無線LANルーター
市販の無線LANルーターにはいくつもの種類があるので、購入するときはどれを選べばいいか悩みますよね。
そんな悩みを解決するために、VDSL方式におすすめの無線LANルーター3つをまとめました。
もっともベターなモデルはBuffalo製のWHR-1166DHP4
VDSL方式でWi-Fiを利用する場合、Buffalo製のWHR-1166DHP4がもっともおすすめです。
WHR-1166DHP4ではIPv6接続が可能で802.11acに対応しているうえに、3LDKまでのマンションであれば十分にWi-Fiを行き届かせてくれます。
販売価格も4,980円と手頃なのも嬉しいポイントです。
広い家ならハイスペックルーターのWXR-1751DHP2
4LDKの広い家に住んでいる人には、Buffalo製のハイスペックモデルWXR-1751DHP2がおすすめです。
WXR-1751DHP2には可動式アンテナが付いているので、4LDKの広いマンションでもWi-Fiが行き届きます。
もちろん802.11acに対応しているので、スペック面も申し分ありません。
最大で18台までの同時接続が可能なので、家族の人数が多い人にも向いています。
オンラインゲームで遊ぶならゲーミングルーターのRT-AC88U
オンラインゲームで遊びたい人は、ASUS製のゲーミングルーターRT-AC88Uを検討してみましょう。
RT-AC88Uは高価な部類の無線LANルーターですが、ネットワークゲームの通信優先度を高くするAdaptive QoS機能が備わっています。
なので、VDSL方式を契約する状況でも快適な環境を構築してくれます。
最大2,167Mbpsまでの速度に対応しているので、より優れた回線へ乗り換える場合にも活用できます。
VDSL方式での無線LANルーターの接続・設定方法
VDSL方式で無線LANルーターを利用する方法は簡単なので誰でもできます。
無線ルーターをモデムにつなぐ
VDSL方式でWi-Fiを使うときは、最初に無線LANルーターをモデムに接続しましょう。
接続するときはLANケーブルをモデムのLAN端子と、無線LANルーターのWAN/LAN端子(Internet端子の場合あり)に差し込んでください。
※モデムと無線LANルーターの接続イメージ。
接続をしたら無線LANルーターの電源を付けて設定に進みます。
接続設定をする
無線LANルーターの電源を付ければ、デバイスをWi-Fiに接続しましょう。
デバイスをWi-Fiに接続するときは以下の手順で設定を行います。
- 無線LANルーターに貼られているシールを見てSSIDとパスワードを確認する
- Wi-Fiに接続したいデバイスのWi-Fi設定画面を開き、確認したSSIDを選択する
- タッチパネルで確認したパスワードを入力する
すでにVDSL方式を契約した際に設定をしているのであれば、デバイスをWi-Fiに接続した時点で設定が完了する場合があります。
VDSL方式の契約と同時に無線LANルーターを設置する場合は、Wi-Fiに接続したデバイスから設定を行ってください。
デバイスから設定を行うときは、設置する無線LANルーターの専用ツールを利用します。
ツールを使う方法はデバイスごとに違い、スマホやタブレットでは専用アプリで、パソコンではブラウザで所定の数値を入力してツールを起動します。
ツールを起動すればインターネットの接続設定画面を開き、プロバイダから発行されたユーザーIDとパスワードを入力してください。
ユーザーIDとパスワードはVDSL方式を契約したときに送付された書類に記載されています。
以上で無線LANルーターの設定は完了です。