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テレビの大画面でYouTubeの動画が見られたらいいなと思いませんか?
テレビでYouTubeを見る方法は何種類もあるので、意外とすぐに実現できる理想ですが、自分にあった方法を選ぶ必要があります。
インターネット回線の品質も求められるので、ネット環境も万全にしておきたいところです。
ここではYouTubeをテレビで見る簡単な方法をランキング形式にご紹介します。
テレビでYouTubeを見るために必要なインターネット回線についても解説するので、ぜひご覧ください。
目次
YouTubeをテレビで見る仕組み
YouTubeをテレビで見るには自宅にインターネットへ接続できる環境があるのが前提ですが、他にも必要な機器があります。
用意する機器はさまざまで、自分の環境にあったものが選べます。
テレビでYouTubeを見る方法は3つ
テレビでYouTubeを見る方法は大きく分けると以下の3つです。
- インターネット接続が可能なスマートテレビを利用する
- テレビにAndroidTV対応のスマートボックスかChromecast・AppleTVなどを接続する
- インターネットへ接続可能なスマホやiPhoneの画面をテレビに映す(パソコンも可能)
①はインターネット接続に対応したテレビでYouTubeを見る方法で、対応テレビを用意するだけで済むシンプルなものです。
②はインターネット接続に対応していないテレビでもYouTubeの視聴を可能にできる方法で、テレビにつなぐ機器がインターネットへ接続する役割をしてくれます。
③の方法ではスマホやiPhoneで利用している大手キャリアのLTE回線があれば、テレビでのYouTube視聴ができるようになります。
ですが、速度制限によるリスクが高いので固定回線を使うのが理想です。
テレビでYouTubeを見るために必要なインターネット回線
テレビでYouTubeを見るためにはインターネット回線が利用できるのが前提ですが、利用する回線の種類には注意しなければいけません。
インターネット回線には以下4つの種類があります。
- 光回線
- ホームルーター
- モバイルルーター(ポケットWi-Fi)
- スマホ用のLTE回線
テレビでYouTubeを見るのであれば光回線を利用するのが望ましいです。
光回線はもっとも通信速度が速く、速度も安定しやすいからです。
4種類の回線の最大通信速度を比較してみます。
回線種別 | 最大通信速度 |
光回線 | 1Gbps以上 |
ホームルーター | 867Mbps |
モバイルルーター | 867Mbps |
スマホ用のLTE回線 | 225Mbps |
理論上の最大通信速度で比較しただけでも光回線は最速で、なかには2Gbpsや10Gbpsまでの高速通信を実現しているサービスもあります。
ホームルーターやモバイルルーター、LTE回線もテレビでのYouTube視聴に可能な品質を持ちあわせていますが、4K画質の動画は再生できない欠点があります。
4Kに対応しているYouTubeの動画はまだ少ないですが、今後は対応動画が増えるので光回線を使っておきたいところです。
光回線を使うべき理由は速度制限の有無にあります。
光回線はデータ容量に上限がない使い放題ですが、他の回線では種類ごとに速度制限が設けられています。
回線の種類ごとの速度制限の内容をまとめました。
回線種別 | 速度制限に該当する条件 | 制限時の通信速度 | 速度制限がかかる時間 |
光回線 | 速度制限なし | – | – |
ホームルーター | ソフトバンクエアー:基本的になしだが、夜に速度規制あり WiMAX:直近の3日で10ギガの消費 | ソフトバンクエアー:5~7Mbps WiMAX:1Mbps | ソフトバンクエアー:毎日夜20時から深夜1時まで WiMAX:直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
モバイルルーター | 直近の3日で10ギガの消費 | 1Mbps | 直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
スマホ用のLTE回線 | 契約プランで決められているデータ容量の使い切り | 最大128Kbps | 月末まで |
スマホやタブレット、パソコンからであれば速度制限がかかったホームルーターやモバイルルーターでもYouTubeの動画を視聴できます。
しかし、テレビの大画面で見ようとすると再生が止まりやすくなります。
テレビサイズでYouTubeの動画を見ると、消費するデータ容量が大きくなりやすいからです。
スマホ用のLTE回線の速度制限は特に厄介で、受けるとYahoo!ニュースなどのホームページすら見られなくなるうえに、月末まで通信速度が低速になります。
以上の要素を踏まえると、テレビ画面でYouTubeを見るには光回線が必要と考えたほうがいいでしょう。
YouTubeをテレビで見る簡単な方法ランキング
先ほどYouTubeで動画を見る方法は大きく分けると3つとご説明しましたが、より詳細に方法を分けると4つに分類できます。
手が出しやすいものから順番にランキングにして、テレビでYouTubeを見る4つの方法をご紹介します。
1位 Android TV・Choromecast・Apple TVを活用する
インターネット接続に対応していないテレビを利用していると仮定して、一番手っ取り早い方法はAndroidTV対応スマートボックス(以下、AndroidTV)やChromecast、AppleTVなどの機器を使う方法です。
AndroidTVなどの接続機器は4K画質対応機器なので、テレビでYouTubeを見るにはもっとも打って付けのアイテムといえます。
設定こそ必要ではありますが接続方法は簡単で、テレビのHDMI端子につなぐだけです。
最も使いやすいのはAndroid TV対応のスマートボックスやChoromecastです。
AndroidTV対応スマートボックスやChoromecastはApple TVよりも販売価格が安く手を出しやすいからです。
テレビでのYouTube視聴を可能にする機器の販売価格をまとめました。
製品種別 | 販売価格 |
AndroidTV対応スマートボックス(Timmery h96 max) | 6,957円 |
Chromecast | 1,998円 |
Fire TV Stick | 4,980円 |
Fire TV Stick 4K | 6,980円 |
AppleTV HD(32GBのみ) | 16,441円 |
AppleTV 4K(32GB) | 20,606円 |
AppleTV 4K(64GB) | 22,689円 |
※2019年9月時点でのAmazonでの販売価格です。
AppleTVと比べるとAndroidTVやChromecastの販売価格は遙かに安めなのです。
ネット動画を再生するときの画質も充分高いので、テレビでYouTubeを見るならAndroidTVやChromecastが主な選択肢と考えましょう。
Fire TV Stickも販売価格は安めですが、以前にYouTubeなどのGoogleアプリが使えなくなった前歴があるので現時点では勢いでの購入は避けるべきです(2019年7月からはYouTubeアプリの利用が可能になっています)。
設定の簡単さで選択肢をさらに絞るとおすすめはAndroidTVです。
AndroidTVの接続設定はとても簡単なのです。
AndroidTVをインターネットに接続するときは、最初にテレビのHDMI端子につないでから画面にメニューを表示させ、リモコン操作で下部にある「ネットワーク設定」を選びましょう。
次の画面でいつも利用しているWi-Fiへ接続すれば、インターネットへの接続設定は完了です。
AndroidTVでは有線接続も可能です。
インターネットへの接続が完了すれば、メニュー画面からYouTubeアプリを選ぶだけです。
Chromecastは初期設定が複雑なので、簡単にテレビでYouTubeを見られる環境を作るならAndroidTVがおすすめです。
テレビにつなぐ機器を選ぶときは、対応しているインターネットへの接続方式にも注意しておきましょう。
ほとんどの機器はWi-Fi接続に対応していますが、有線接続の対応しているのはAndroidTVとAppleTVのみです。
製品種別 | 対応接続有無 |
AndroidTV対応スマートボックス | Wi-Fi・有線 |
Chromecast | Wi-Fiのみ |
Fire TV Stick | Wi-Fiのみ |
AppleTV | Wi-Fi・有線 |
基本的にテレビでのYouTube視聴を可能にする機器を使うにはWi-Fi環境が必要だと考えておきましょう。
2位 変換アダプターとHDMIケーブルでスマホやタブレットをテレビにつなぐ
より簡単にテレビでYouTubeを見たいのであれば、変換アダプターか変換ケーブル、HDMIケーブルを使ってスマホやタブレットをテレビに接続する方法がおすすめです。
Amazonなどの通販サイトを見てみると、スマホやiPhoneをテレビのHDMI端子に接続できる変換アダプターや変換ケーブルが販売されていて、1,500円から2,000円ほどで購入できます。
上記のアイテムを使えば、テレビにつなぐだけで大画面でのYouTube視聴ができるようになります。
ただ、スマホ向けの画質の動画をテレビに映すだけなので、4K動画の視聴はできません。
4K対応のYouTube動画をテレビで見たいのであれば、先ほどご紹介したAndroidTVなどを使ったほうがいいでしょう。
パソコンを使っている場合、HDMIケーブルでパソコンとテレビをつなぐ方法もあります。
パソコンでは機種によっては4K動画の再生ができるので、スマホやタブレットをテレビにつなぐよりもおすすめです。
3位 スマートテレビを利用する
スマートテレビを利用する方法はテレビ向けの画質でYouTubeを見ることができるので、機能性で考えると魅力的な方法ではあります。
しかし、手間やコストを考えると一概におすすめはできません。
新居への引越しなどの事情が伴わない限り、スマートテレビを購入するとテレビの買い換えという形になるからです。
利用しているテレビが古いモデルでない場合、スマートテレビへの買い換えは手間と感じる可能性が高いです。
スマートテレビの販売価格はピンキリですが、HD画質対応モデルですら最低でも25,000円ほどかかります。
4K動画対応モデルになると、5万円から10万円以上も費やさないといけません。
ただ、設定方法は簡単で、先ほどご紹介したAndroidTVとほとんど同じ要領(AndroidTV内蔵テレビもある)なのでテレビの買い換え時期であれば検討するべき選択肢です。
4位 スマホやiPhoneの画面をWi-Fi対応テレビにミラーリングさせる
スマホやiPhoneの画面をWi-Fi接続対応のテレビにミラーリングする方法もありますが、優先順位は最も低めです。
ミラーリングができる環境があるなら、テレビに接続している機器を使うだけでYouTubeが見られるからです。
スマホの画面のミラーリングは以下の状況下で可能です。
- テレビ側にAndroidTVやChromecast、AppleTV などを接続している
- AndroidTV内蔵のテレビを利用している
AndroidTVやChromecastがある状況ではミラーリングを使わずにテレビでYouTubeが見られるので、わざわざスマホやiPhoneの画面をテレビに映し出す必要がありません。
設定方法も面倒なので、基本的にミラーリングは選択肢に入らないと考えましょう。