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Wi-Fiを使うときはSSIDをもとに設定を行います。
SSIDはWi-Fiの区別を付けるための名前といえます。
ESSIDもSSIDと同じ役割をしています。
ただ、BSSIDとSSIDの役割は違います。
ここでは、SSIDとは何か、ESSIDやBSSIDとの違いはあるのか解説していきます。
SSIDについて知りたい人はぜひご覧ください。
目次
SSIDとはWi-Fiに付けられた名前
SSIDとはWi-Fiの身分を表す名前の役割をしています。
Wi-Fiに接続するときはSSIDをもとに設定を行います。
SSIDとはWi-Fiの身分を証明する名前
SSIDとはWi-Fiに定められた識別子です。
電波は数値で識別されていないと混線が起きて通信障害を招いてしまいます。
Wi-Fiには他のWi-Fiや電波混線しないために、それぞれに異なる識別子が割り当てられていて、SSIDがないWi-Fiは存在しません。
わかりやすくいうと、SSIDとはさまざまなWi-Fiを区別するために付けられた名前というわけです。
Wi-FiにはSSIDが付いています。
無線LANルーターの側面や底面に貼られたシールには、発信するWi-FiのSSIDが書かれています。
SSIDの数値は無線LANルーターごとに違い、自分で設定しない限り他のルーターと同じSSIDにはできません。
SSIDは設定時に利用する
SSIDはデバイスをWi-Fiに接続するときにチェックが必須な数値です。
また、シールに書かれた暗号キーもチェックしてください。
Wi-Fiに接続するときは、設置した無線LANルーターのシールに書かれたSSIDを設定画面で選びます。
次の画面で無線LANルーターのシールに書かれたパスワードを入力すれば設定は完了です。
シールに書かれていないSSIDを選んでも、パスワードがわからないので接続できません。
SSIDとESSID・ESSID AOSSとの違い
ESSIDはSSIDと同じ役割をしています。
ただ、ESSID AOSSの仕組みはSSIDと異なっています。
役割はSSIDと同じ
ESSIDとはSSIDと同じで、Wi-Fiの身分を証明する名前です。
厳密にはESSIDはSSIDの進化形にあたる識別子ですが、使われる用途は変わらないのでSSIDと同じものと考えていいでしょう。
ESSID AOSSはAOSS方式で利用するWi-Fiの名前
Buffaloの無線LANルーターを使っていると、「ESSID AOSS」という言葉を耳にするときがあります。
ESSID AOSSとは、Buffaloのルーター独自のAOSS機能を使うときに利用するSSIDです。
Buffaloの無線LANルーターで利用できるAOSS機能とは、AOSSボタンを押すだけでデバイスをWi-Fiに接続できる優れものです。
(デバイスに設定ツールをインストールしてAOSSボタンを押す必要もあります)
AOSS機能を使えば、デバイスの設定画面でSSIDを選んだりパスワードを入力する必要がありません。
しかし、AOSS機能で接続するSSIDはどうなっているのか気になりますよね?
AOSS機能を使って接続するWi-Fiには、ESSID AOSSとしての数値が割り振られています。
ESSID AOSSはAOSS機能を使って接続するWi-FiのSSIDです。
といっても、数値はルーターのシールに書いてあるSSIDと同じ場合がほとんどです。
SSIDとBSSIDとの違い
BSSIDはデバイスの身分を表す数値で、Wi-Fiの身分を表すSSIDと真逆の役割をしています。
BSSIDは端末を識別するための数値
BSSIDとは、ルーターがWi-Fiに接続した端末を識別するための数値です。
といわれても、よくわからないですよね?
BSSIDを理解するために、BSSIDを学校に例えてみましょう。
小学校や中学校に通っているときに、全員に出席番号が割り振られていた記憶がありますよね?
BSSIDは出席番号のようなもので、ルーターがWi-Fiに接続したデバイスの身分を知るために割り振られています。
といっても、BSSIDはルーターが割り振るわけではなく、あらかじめメーカーが製品に割り当てています。
(厳密には、デバイスに内蔵されたネットワークアダプタに割り振られています)
Wi-Fiに接続するときはBSSIDを一切使いません。
しかし、無線LANルーターに接続しているデバイスを特定するためにBSSIDを確認することがあるので、方法を知る価値はあります。
BSSIDを確認する方法
BSSIDの数値は、無線LANルーターの設定ツールかデバイスの設定アプリで確認できます。
無線LANルーターの設定ツールでは、メニュー画面で「設定/接続情報」を選択して「DHCPクライアント一覧」に進めば確認できます。
なお、BSSIDの数値はMACアドレスとして記載されています。
現在のBSSIDはMACアドレスとして割り振られているからです。
ただ、ルーターの設定画面では、どのデバイス別にBSSIDの数値がどうなっているのかすぐにわかりません。
デバイスごとのBSSIDを確認するときは、デバイスの設定アプリを使う必要があります。
BSSIDの確認する手順はスマホかパソコンかで異なります。
iPhoneでは設定アプリを起動して「一般」をタップして「情報」に進み、「Wi-Fiアドレス」で確認できる数値がBSSIDになります。
Androidのスマホでは設定アプリを開き「端末情報」をタップして、「端末の状態」を選ぶとWi-Fi MACアドレスとして記載されたBSSIDを確認できます。
Windowsのパソコンでは以下の手順でBSSIDを確認できます。
- 設定アプリを開く
- 「Wi-Fi」を選択する
- 「ハードウェアのプロパティ」を選択する
上記の手順で進み「物理アドレス(MAC)」として表示されている数値がBSSIDです。
AppleのパソコンでBSSIDを確認するときは、最初に左上のリンゴマークをクリックして「このMacについて」を選択します。
次に表示される画面で「詳しい情報…」をクリックします。
次の画面で左側のメニューで「ネットワーク」を選択して、右側のメニューをAirMacにあわせれば、MACアドレスとして表記されたBSSIDを確認できます。
まとめ
SSIDとは無線LANルーターが発信するWi-Fiの名前です。
Wi-Fiにはそれぞれ異なるSSIDが割り振られています。
ESSIDという用語もありますが、SSIDとほとんど同じ役割をしています。
BSSIDはデバイスを識別するための数値で、あらかじめメーカーがデバイスに割り振りっています。
ただ、BSSIDはWi-Fiに接続するときに使わないので、基本的に確認する必要はありません。