光回線のおすすめ4選

Wi-Fiが雨や強風の時に繋がらないのは本当か?天気の影響について検証!

雨や強風が発生するとWi-Fiのつながりが悪く感じるときがあります。

Wi-Fiのつながりやすさが雨や強風で左右されるのかは、利用している回線の種類ごとに異なります。

利用している回線によっては別の原因も考えられるので注意しなければいけません。

ここでは、雨や強風の影響でWi-Fiのつながりやすさが変わるのか解説しています。

天気が悪い日にWi-Fiの使い心地が悪いと感じている人はぜひご覧ください。

Wi-Fiは雨や強風のときにつながりにくいのか

雨

Wi-Fiは、実際のところ雨や強風の際つながりにくくなるのでしょうか。

ポイント

雨や強風でWi-Fiのつながりやすさが左右されるのかは、利用している回線の種類で違います。

光回線を使っていない限り、雨や強風が発生するとWi-Fiのつながりやすさが落ちると考えるべきです。

光回線は基本的に影響なし

光回線を利用している場合、よほどの大規模災害につながる雨や強風が起きない限りWi-Fiがつながりが悪くなることはありません。

光回線は天候による影響を受けないケーブルだからです。

注意

ただ、契約しているプロバイダによっては、雨や強風が間接的な原因となってWi-Fiの通信速度に影響を与える場合があります。

雨や強風がWi-Fiのつながりやすさを左右する間接的な原因になるパターンは後で紹介します。

ケーブルテレビの回線は影響が出やすい

ケーブルテレビ会社のネット回線はただでさえ評判がイマイチで、雨や強風が起きるとより使い心地が悪くなるようです。

通信速度が遅くなるだけでなく、インターネットへの接続すらできなくなる事例は珍しくありません。

ただ、ケーブルテレビ会社が提供するネット回線が光ファイバーであれば天候でWi-Fiのつながりやすさは左右されません。

(光回線でインターネット通信を提供しているケーブルテレビ会社は意外と多いです)

モバイルルーターは雨や風の影響を受けやすい

WiMAXやワイモバイルのモバイルルーターは雨や風による影響をもっとも受けやすい回線を利用します。

なので、天候が悪いときの使い心地がイマイチと感じている人を頻繁に見かけます。

下り速度が5Mbpsを下回ってホームページの読み込みすらできなくなった人もいます。

利用する場所によっては雨が降っても不満を感じない場合があります。

ですが、天候が悪くなるとモバイルルーターの通信速度はある程度落ちると思ったほうがいいでしょう。

据え置きルーターも影響を受ける

据え置きルーターのSoftbank Airも、利用者からの口コミを見る限り雨による影響を受けやすい傾向があります。

といっても、雨が降ったり風が強いときに必ず使いづらくなるとは限りません。

土橋亮太(著者)

筆者もSoftbank Airユーザーの1人ですが、雨が降って使いづらいと感じるときは少ないです。

日頃から通信速度を測定していると、雨が降るかで下り速度に20Mbpsほどの違いが出ます。

しかし、晴れているときに70Mbps以上の速度が出るので問題にはなりません。

ただ、地域によっては天気が良くても夜に下り速度が7Mbpsまで落ちることがあり、雨が降ると5Mbpsまで数値が下がり高画質動画の読み込みが遅くなる場合があります。

雨や強風でWi-Fiがつながりにくくなる理由

雨 家

雨や強風でWi-Fiがつながりにくくなる原因は利用している回線で違います。

回線の種類ごとに雨や強風でWi-Fiのつながりが悪くなる原因を見てみましょう。

光回線では設備の破損が原因

光回線を利用している場合は雨や風でWi-Fiのつながりが悪くなる可能性は低いといえます。

ですが、あまりにも規模が大きい雨や強風が起きると光ファイバーが断線してインターネットが利用できなくなってしまいます。

また、基地局が被害を受けて通信障害が起きる場合もあります。

記憶に新しい平成30年7月豪雨が発生した当時は、中国と四国地方で光回線の基地局が被害を受けて利用できない事態になりました。

MEMO

雨が降って自宅でネットをする人が増えたせいで、サーバーで混雑が起きて原因でWi-Fiのつながりが悪く感じる場合もあります。

光回線は最大1Gbpsまでの速度に対応していますが、契約しているプロバイダの品質が悪ければ利用者が多い時間帯にサーバーが混雑して通信状態が不安定になる場合があります。

ですので、夜に通信速度が低下しやすいのであれば、プロバイダに問題がないかも確認する必要があります。

ケーブルテレビ会社のネット回線は線に問題がある

ケーブルテレビ会社のネット回線を利用している場合、雨や風による影響を受ける原因は線そのものにあります。

ケーブルテレビ会社は同軸ケーブルでインターネット通信を提供しています。

ですが、ノイズを拾いやすいうえに物理的な圧に弱い欠点があり、雨や強風で揺れるだけで通信速度が遅くなってしまいます。

モバイル・据え置きルーターは電波が雨や風で電波が遮られる

モバイルルーターや据え置きルーターでは、基地局から発信される電波を利用してインターネット通信を行います。

しかし、電波は種類を問わず水に弱い欠点があり、大雨が降ると強度が弱くなってしまいます。

とくに、WiMAXの電波は障害物に弱い特徴があり、雨が降るとつながりが悪くなります。

電波がプラチナバンドに対応していれば雨が降ってもつながりが安定しますが、WiMAXは対応していません。

モバイル・据え置きルーターでは基地局で障害が起きている場合も

また、モバイルルーターや据え置きルーターでは、台風で基地局が被災して通信障害が発生したせいでつながりが悪くなる場合もあります。

土橋亮太(著者)

筆者が利用しているSoftbank Airでは、基地局が台風による被害を受けて半日利用できななかった事例があります。

台風が来てモバイルルーターや据え置きルーターのつながりが悪いと感じたときは、契約している事業者に通信障害が起きていないか聞いてみましょう。

雨や強風でWi-Fiがつながりにくいときの対処法5つ

ひらめき ポイント

雨や強風でWi-Fiがつながりにくいと感じたときは、利用している回線の種類で変わります。

また、光回線を利用している場合は雨や強風が根本的な原因ではなく、接続方式や契約している事業者の見直しが必要かもしれません。

光回線では通信障害情報の確認を

光回線を利用している場合、光ファイバーが断線するか基地局が雨や強風で被災しない限りWi-Fiのつながりが悪くなりません。

ですので、光回線を利用していてWi-Fiのつながりが悪いと感じたときは、契約している回線の事業者やプロバイダに障害が起きていないか確認してみましょう。

障害が起きている場合、復旧されるのを待つしかありません。

夜に通信速度が低下していないかも調べてみよう

回線やプロバイダに障害が起きていなければ、夜に通信速度が低下する頻度は高くないか確認してみましょう。

夜に通信速度が低下する頻度が高い場合、契約しているプロバイダのクオリティに問題があります。

プロバイダのクオリティに問題がある場合にできる対処法は以下2つのどちらです。

  • 接続方式をIPv6に切り替える
  • 光回線サービスかプロバイダを乗り換える
ポイント

夜に通信速度が遅い場合、接続方式をIPv6に切り替えれば問題を解決できる可能性が高いです。

IPv6が回線上で混雑しない経路を通る方式なので、利用者が増えても通信速度が落ちません。

回線混雑

※IPv6の仕組みのイメージ。

接続方式をIPv6に切り替えれば、天候が悪くて自宅でネットを使う人が増えても通信速度が安定するわけです。

注意

ただ、すべてのプロバイダでIPv6に対応しているわけではありません。

契約しているプロバイダがIPv6に対応していなければ、プロバイダを変えるか他の光回線サービスに乗り換えるしかありません。

ケーブルテレビのネット回線を使っているなら光回線への乗り換えが吉

ケーブルテレビ会社のネット回線を利用している場合、光回線への乗り換えを強くおすすめします。

注意

ケーブルテレビ会社のネット回線として利用する同軸ケーブルは、雨や風に弱いからです。

他の家電が発する電磁波を拾いやすい欠点もあるので、天気が良いときでも通信状態が安定しません。

ですので、ケーブルテレビのネット回線をもとにWi-Fiを使っていて、機能性が悪いと感じた場合は光回線への乗り換えを検討してみましょう。

モバイル・据え置きルーターでは設置場所を変えてみる

雨や強風でモバイルルーターや据え置きルーターのつながりが悪いと感じたときは設置場所を変えてみましょう。

モバイルルーターや据え置きルーターで利用する電波は、雨や強風で遮られるからです。

MEMO

ルーターを窓際に置けば、雨や強風が起きている状態でも電波の受信レベルがいくらか高くなります。

WiMAXではLTEオプションを利用する方法も

WiMAXのモバイルルーターを利用している場合、LTEオプションを活用してみるのも1つの方法です。

LTEオプションはプラチナバンドに対応したauのLTE回線を使うので、雨や強風が起きている状態でも受信レベルを高くできます。

注意

しかし、LTEオプションを使って消費したデータ量が7GBに達すると月末まで速度が制限されるので、必要がないときは使わないようにしてください。

まとめ

雨や強風でWi-Fiがつながりにくくなるかは、利用している回線の種類で異なります。

光回線を利用している場合、光ファイバーが断線するか基地局が災害で被災しない限りWi-Fiのつながりは悪くなりません。

使い心地が悪いと感じたときは通信障害が起きていないか確認してみましょう。

契約しているプロバイダによっては、悪天候を理由に自宅でネットを使う人が増えて通信速度が低下する場合があります。

接続方式をIPv6に切り替えるかプロバイを乗り換える方法を視野に入れてください。

モバイルルーターや据え置きルーターで利用する電波は、雨が降ると遮られてしまいます。

ですので、雨や強風でモバイルルーターや据え置きルーターの使い心地が悪いと感じたときは置き場所を変えてみましょう。