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PUBGモバイルのプレイ中にラグでストレスを感じた経験はありませんか?
PUBGをプレイしているときにラグが起きる原因はさまざまで、状況にあった方法での対処が必要です。
簡単な方法でラグを解消できる場合も多いですが、あらゆる改善策を知っておいて損はありません。
ここではPUBGモバイルでラグが起きる5つの原因と、快適なプレイをするための対処法や対策を解説します。
PUBGモバイルはもちろん、他のゲームをプレイしている人も必見の内容が盛りだくさんです。
PUBGモバイルでの「ラグい」の意味
PUBGモバイルの「ラグい」状態は以下のどちらか、もしくは両方を指します。
- 画面をタッチしてから反応するまでに遅延を感じる
- ゲームの動きが遅くなる、カクつく
PUBGモバイルのオンラインプレイでは必ずタッチしてから反応するまでに遅延を感じますが、通常であれば気になるほどのレベルではありません。
タッチしてからの反応があきらかに遅いとラグが起きている状態です。
ゲームの動きが遅く、マリオの水中ステージにいるような状態も「ラグい」と呼びます。
上記の状態が続くと思うような操作ができずストレスを感じてしまいます。
PUBGモバイルがラグくなる原因5つ
PUBGモバイルのプレイ中にラグが発生する原因は以下5つのどれかです。
- ルーターやデバイスの不具合
- WiFiの接続状態が悪くなっている
- 回線やプロバイダ側の速度低下
- 回線やプロバイダでの通信障害
- デバイスのスペック不足
利用している通信機器ではなく回線やプロバイダが原因であるパターンも珍しくありません。
ルーターやスマホ、タブレットの不具合
可能性が高い原因はルーターなどの周辺機器やデバイスで起きている不具合です。
ルーターには通信を行うほどアクセスログが記録されるようになっています。
ですが、溜まり過ぎると不具合を起こす原因になります。
光回線を利用している場合、ONU(回線終端装置)にもアクセスログが溜まり不具合を起こす可能性が高まります。
WiMAXやポケットWi-Fiを利用しているのであれば、ルーターの温度が上がりすぎて通信状態が悪くなっている可能性もあるので注意しなければいけません。
モバイルルーターは熱を帯びやすいので、PUBGなどの高負荷がかかるオンラインゲームをプレイすると熱くなりすぎて正常な動作をしなくなります。
有線でスマホやタブレットをネットにつないでいる場合、LANケーブルの断線も考えられるので念のためにチェックしておきたいところです。
スマホやタブレットにアクセスログが蓄積されて不具合が起き、ラグを招く場合もあるので要注意です。
スマホやタブレットではプレイ中の負荷による発熱で不具合を起こすパターンも珍しくありません。
WiFiの接続状態が不安定
WiFiを使ってネットにつないでいる場合、Wi-Fiの接続状態が不安定になっている可能性があります。
デバイスとルーターの距離が遠いか、近くに電子レンジやテレビなどの家電があるとWiFiの通信状態が悪くなりラグが起きる原因になります。
ルーターがWiFiを飛ばせる範囲には上限があるので、離れた部屋でゲーム機やスマホを使おうとすると通信速度や接続状態が悪くなりやすいです。
ゲーム機やスマホのメニュー画面に表示される奥義マークの点滅線が一つでも少ないと、WiFiの通信状態が良くありません。
電子レンジやテレビが発する電磁波はWiFiと干渉して通信を不安定にさせる要素なので注意しなければいけません。
ルーターとの距離や側に家電がある状況は通信状態を悪化させる原因になりやすいです。
回線やプロバイダの速度低下
利用しているネット回線の速度低下も考えられる原因です。
何度もラグが起きるのであれば通信速度が遅くなっていないか確認してみてください。
通信速度が遅くなっていないかは「Speedtest」のサイトで計測すれば一目でわかります。
参考記事のタイトルとURLを入力してください引用元: https://www.speedtest.net/
ラグが起きるときに確認したいのは「PING」と「DOWNLOAD」の2つです。
PINGは回線の応答速度、いわゆる「画面をタップしてからPUBGモバイルが反応するまでのスピード」です。
PINGは通信状態の安定性を指すもので、数値が低いほどラグが起きにくいです。
PUBGモバイルをプレイするなら1ケタから20msにおさめておきたいところ。
DOWNLOADはネット上でウェブサイトや動画を読み込むスピードで、数値が高いほど良いです。
PINGが20msをはるかに超えて、DOWNLOADの速度が5Mbpsを下回るのであれば回線は不安定な状態です。
今やほとんどのネット回線では高速通信ができますが、速度の安定性は種類ごとに異なります。
もっとも安定感があるのは光回線ですが、契約プロバイダや利用している接続方式によっては不安定になるので注意しなければいけません(光回線の速度を安定させる条件は後ほどご説明します)。
PUBGモバイルをプレイしている最中にラグを起こしやすいのはWiMAXやポケットWiFiなどのモバイル回線です。
モバイル回線で利用する電波は細かな天候や周辺に建物があるかで安定しやすさが変わるので、速度が変わりやすくラグを招きやすいです。
契約回線・プロバイダで発生している通信障害
可能性は低いですが契約している回線やプロバイダで通信障害が起きているとも考えられます。
通信障害が起きると速度の低下や接続不良が起き、PUBGモバイルでラグが起きるだけでなくプレイ自体ができなくなる場合もあります。
スマホ・タブレットのスペック不足
こちらも考えにくいですが、利用しているスマホやタブレットのスペックが低いことが原因になっている場合もあり得ます。
現在販売されているほとんどのスマホやタブレットは高スペックで、PUBGモバイルのような3Dゲームをなんなく動作させられますが、古い機種を利用していると性能不足が原因でラグが起きる可能性があります。
数万円ほどの値段が安いタブレットもスペックが低いので、PUBGモバイルをプレイするときにラグを起こしがちです。
PUBGモバイルのラグを解消・改善する対処法
PUBGモバイルのラグをなくす方法はいくつもあり、意外と簡単に解消できる可能性も低くありません。
定番はスマホやルーターの再起動
最初に試してほしい対処法はルーターやデバイスの再起動です。
ルーターやスマホで発生する不具合はアクセスログの蓄積による高負荷ですが、再起動をするとすべてのログが消去されて正常に作動するようになります。
再起動をしてラグが解消されるパターンは多いです。
再起動はモバイルルーターやデバイスの発熱による不具合を解消する方法にもなるので、困ったらとりあえず再起動と考えましょう。
冷却用具でスマホやタブレットの発熱を抑える
スマホやタブレットの発熱もラグの原因なので、冷却対策もしておきたいところです。
モバイル端末でできる発熱対策は以下の2つです。
- バックグラウンドで起動中のアプリを終了させる
- 冷却ファン付のグリップコントローラーを使う
見落としがちなのはバックグラウンドで起動しているアプリです。
iPhoneやスマホ、タブレットのアプリはホーム画面に戻るだけでは終了せず、完全に閉じるにはマルチタスク画面などで終了しなければいけません。
マルチタスク画面などで使わないアプリを終了させておかないとバックグラウンドで起動した状態となり、プレイ中に余分な負荷がかかって発熱に拍車をかけてしまいます。
なので、PUBGモバイルで起きるラグを最小限にするために、使わないアプリは完全終了させておきましょう。
iPhone8より以前やiPadでアプリを完全終了させる手順は以下の通りです。
- ホームボタンを2回押す
- マルチタスク画面でプレイ中に使わないアプリをタップしたまま上へスワイプする
iPhone X以降やiPad Proでは以下の手順でアプリを完全終了させられます。
- ホーム画面の下部から上にスワイプする
- マルチタスク画面で使わないアプリをタップしたま上へスワイプする
Androidでは以下の手順でアプリを完全に終了できます。
- ホーム画面の下部にあるナビゲーションバーの一番右(マルチタスクメニュー)をタップ
- 終了させたいアプリをタップしたまま左右のどちらかへスワイプする
PUBGモバイルをプレイする前にマルチタスクメニューを表示して画面下にある「全アプリ終了」をタップする方法もあります。
iPhoneやスマホでプレイする場合、冷却ファンが付いたグリップコントローラーを使うのも一つの手です。
グリップコントローラーは冷却ファンで端末の温度を下げてくれるので、ラグが起きる可能性を低くするめの役に立ちます。
グリップがあるので操作性も良くなるうえに1,000円代からで買えるので、お試し感覚で購入できます。
接続方法をWiFiから有線に切り替える
接続方法をWiFiから有線に切り替えるのは通信速度を安定させるために打って付けの方法です。
通信速度の安定感はWiFiと有線とでかなり違うからです。
WiFiはルーターとの距離や周りに家電があるかで電波の良し悪しが変わりやすいので、通信状態が安定せずラグを最小限にできません。
有線接続はルーターとの距離や周りに家電があるかの影響を受けないので、速度とPing値のどちらも安定して限りなくラグのない環境を構築する方法といえます。
iPhoneやスマホ、タブレットはWiFiがメインの接続方式の端末ですが、変換アダプターを使えば有線でオンラインプレイができるようになります。
有線接続へ切り替える場合は、利用するLANケーブルを良いものにしておきましょう。
LANケーブルには以下6種類の規格があり、ラグを最小限にするならCAT6以上を使うのが理想です。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT5e | 100Mbps | 100MHz |
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
ラグをなくすためにはLANケーブルの形状にもこだわりましょう。
LANケーブルの形状にはスタンダードと極細、フラットの3種類があり、ラグを最小限にするにはスタンダードが向いています。
極細やフラットは周辺の家電からノイズを拾いやすいので、オンラインゲームをする人にはおすすめできません。
もっと性能が良い無線LANルーターを使う
ルーターから離れた場所でPUBGモバイルをプレイするためにどうしてもWiFiで接続したいのであれば、より性能の良いルーターへの買い換えを考えてみましょう。
Wi-Fiを飛ばせる範囲はルーターごとに違います。
2階でPUBGモバイルをプレイしているときにラグが起きるのであれば、3階建て向けのルーターを使うといった感じの買い換えが必要です。
中継器を使ってWiFiの発信範囲を広げる方法もありますが、ルーターを1台だけ使う場合と比べて通信状態が安定しにくいのでのラグを防ぐ目的としては活用できません。
違う周波数帯のWiFiに接続する
メニュー画面に表示される扇マークのすべての線が点灯しているのにラグが起きるのであれば、利用するWiFiの周波数帯を別のものに変えてみましょう。
WiFiの周波数帯には2.4GHzと5GHzの2つがあります。
2.4GHzは生活家電でも用いられているので、電子レンジやテレビの電磁波と干渉して通信状態が不安定になってラグを起こしがちです。
5GHzは生活家電では用いられていないので、電子レンジやテレビの電磁波とは干渉せずラグが発生する可能性が低い周波数帯です。
ほとんどのルーターは2.4GHzと5GHz両方のWiFiを発信していて、接続設定をするときのSSIDの選択画面でどちらの周波数帯を使うかを決められます。
SSIDによる周波数帯の判別は以下の表を参考にしてください。
パターン | 周波数帯 |
SSIDの語尾が2G | 2.4GHz |
SSIDの語尾が5G | 5GHz |
SSIDに「G」が含まれている | 2.4GHz |
SSIDに「A」が含まれている | 5GHz |
周波数帯を切り替える手順は以下の通りです。
- 設定アプリを起動
- 「Wi-Fi」を選択
- ネットワーク一覧のなかから5GHzのSSIDを選択
- パスワードを入力
SSIDは利用しているルーターの側面や底面に貼られているシールを見ればわかります。
引用元: https://www.buffalo.jp/support/faq/detail/16052.html
モバイル回線を利用している場合は光回線に乗り換える
WiMAXやポケットWiFiなどのモバイル回線を使ってPUBGをプレイしている人は、光回線への乗り換えを検討しなければいけません。
モバイル回線はオンラインゲームに向いていないからです。
先ほどご説明した通り、モバイル回線では細かな天候の変化やまわりに建物があるかで電波の届きやすさが変わりやすいのでラグを起こしがちです。
光回線は天気や建物環境による影響を受けないので、導入すれば快適にPUBGモバイルをプレイできるようになります。
オンラインゲームに向いている光回線は後ほどご紹介します。
IPv6オプションを利用する(IPv6対応の光回線へ乗り換える)
光回線を利用しているのにラグが起きるのであれば、IPv6オプション(プロバイダによってはオプション名がV6プラス)の利用が対処法になります。
IPv6オプションはもともとIPアドレスの不足を解消するために普及が進められているプロトコルですが、IPoE方式でインターネットに接続できるメリットがあります。
IPoE方式では利用者の増加による混雑が起きない回線経路を経由して、どの時間帯でも通信速度とPing値が安定します。
引用元: https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/docomo_net/ipv6/index.html
IPv6オプションを利用しないと混雑が生じやすいPPPoE方式で接続するので、夜に速度やPing値が低下してラグが起きやすくなります。
IPv6オプションを利用するには対応回線やプロバイダとの契約と対応ルーターの利用が必要です。
なので、IPv6オプションを利用する際は、まず契約回線やプロバイダ、ルーターが対応しているかを確認してみましょう。
IPv6オプションの設定方法は簡単で、対応回線やプロバイダを契約してONUに対応ルーターをつなぐだけです。
契約回線やプロバイダがIPv6へ未対応でも、今はお金をかけずに対応の他社へ乗り換えられます。
オンラインゲームを快適にプレイするのであれば、以下の3つがおすすめです。
- NURO光
- auひかり
- ドコモ光
上記の3種類の回線は速度の評価が優秀で、オンラインゲーマーからの支持も得ています。
工事費も無料かからないうえに、代理店を経由して乗り換えれば契約している回線の違約金を相殺できるほどのキャッシュバックがもらえるので費用も気になりません。
ただ、ドコモ光はプロバイダをGMOとくとくBBにしないとV6プラスが利用できないので注意しましょう。
NURO光ではソフトバンク、auひかりではau、ドコモ光ではドコモのスマホ代が500円から1,000円安くなるセット割が受けられます。
セット割は家族全員のスマホに適用できるので、利用料金の安さも良好です。
注意点としてNURO光とauひかりは提供エリアが限られているところです。
自宅が提供エリアではない場合を想定して他の回線も候補に入れておきましょう。
ソフトバンクユーザーがNURO光を契約できない場合、セット割が受けられるソフトバンク光が候補になります。
ソフトバンク光では光BBユニットをレンタルすればIPv6高速ハイブリッドを利用できるので、ソフトバンクユーザーにとっては魅力的な回線になります。
auユーザーがauひかりを契約できない場合、セット割が適用できIPv6オプションを利用できるビッグローブ光が代替候補です。
契約回線・プロバイダに通信障害が発生していないか確認する
念のために、契約中の回線やプロバイダに通信障害が起きていないかも見ておきましょう。
通信障害が起きているかは契約している事業者の公式サイトで確認できます。
通信障害が起きている場合、復旧するのを待つしか手段はありません。
スマホやタブレットの買い換えも検討要素
速度を測定しても回線やプロバイダに問題はなく、ルーターなどの周辺機器にも問題がなければ利用しているスマホやタブレットのスペックが原因の可能性があるので買い換えも視野に入れておきましょう。
あまりにも古い機種や販売価格が安いスマホやタブレットはPUBGモバイルなどの高解像度がグラフィックの処理に追いつけないので、オンラインゲームに向いた端末は必須です。