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インターネット回線を提供するサービス会社のほとんどは、解約するときの違約金を設定しています。
違約金は10,000円以上の金額になることが多く、解約するときの大きな障害と思う人は多いのではないでしょうか?
しかし、違約金は必ず発生するわけではなく、契約の仕組みを知っておけばお金を負担せずに解約することができます。
また、状況によっては違約金が発生しない裏技もあるので、知っておいて損はありません。
そこで、ここではインターネット回線の違約金を紹介し、違約金を払わなくて済む方法を解説します。
これからインターネット回線を解約するか迷っている人は、参考にしてくださいね。
目次
解約金・違約金が発生する条件を知ろう!
毎月料金を払っているインターネット回線を解約するのに、違約金を支払わなければいけないことに納得できないという人は多いのではないでしょうか?
インターネット回線には違約金が発生する2つの条件があり、この2つの条件があることで毎月の利用料金が従来より安くなっています。
逆にこの2つの条件を受け入れなければ、毎月支払う利用料金は高くなってしまいます。
違約金が発生する条件は2つある!
インターネット回線を解約するときは、
- 最低利用期間を過ぎていない
- 更新月ではない
「最低利用期間」や「更新月」はよく聞く言葉ですが、どんな意味なのかは意外と知らないものです。
なので、この2つの言葉の意味を知ることからはじめましょう。
条件その1.最低利用期間が過ぎていない
今でこそ少なくなりましたが、以前の光回線サービスは最低利用期間を設けているところがほとんどでした。
最低利用期間は、「通常よりも◯ヶ月は月額料金を安くするので、最低でも○年は使ってくださいね」という意味のものです。
たとえば、関西電力のeo光は、契約してから12ヶ月間の料金を安くする代わりに、2年間の最低利用期間を設けています。
この場合、契約してから2年以内に解約すると、違約金が発生します。
条件その2.更新月ではない
現在の光回線サービスは、最低利用期間ではなく「契約期間」というものを設けているところが多くなりました。
契約期間とは最低利用期間とほぼ同じ意味で、光回線サービスを契約して使い続けなければいけない期間です。
契約期間は2年間に設定されていることが多く、2年間使うことを約束する代わりに、契約期間がないプランよりも料金が安くなります。
契約期間が2年の場合、これを2年契約と言います。
しかし、契約期間が設定されている場合、2年間が過ぎれば違約金が発生しないわけではありません。
たとえば、2年契約の場合は2年ごとに一ヶ月間の「更新月」があります。
「更新月」とは、契約中の光回線を続けて利用するか、それとも解約するのか選択できる月になっています。
なので、更新月であれば解約しても違約金が発生しません。
しかし、更新月に解約をしなかった場合は、2年の契約期間が自動的に更新となり、次の2年後の更新月までに解約すると違約金が発生します。
ちなみに、契約期間は2年になっていることが一般的ですが、今はサービス会社によっては3年や5年に設定されている契約プランも出てきています。
契約期間が長いプランを選ぶと、2年契約プランよりも月額料金がさらに安くなるというメリットがあります。
ADSLは違約金が発生しないが、プロバイダの違約金は必要
インターネット回線は光回線が主流になりましたが、現在もADSLを使っている人も多いでしょう。
また、光回線に乗り換えるために、今使っているADSLを解約しようか考えている人もいると思います。
ADSLは、基本的に最低利用期間や契約期間がないことがほとんどです。
なので、いつ解約をしても違約金は発生しません。
ただ、プロバイダの契約が必要なサービスを利用している場合、プロバイダの解約が必要になり、先ほど紹介した違約金が必要になります。
また、プロバイダの契約が必要ないADSLでも、サービスによっては契約期間などが設定されている場合があります。
「Yahoo!BB ADSL」は契約するプランによっては2年間の契約期間があり、この期間内に解約すると9,500円の違約金が発生します。
なので、ADSLでも必ず違約金が発生しないわけではないと思っておきましょう。
解約金・違約金の金額を知ろう!
インターネット回線の違約金は、以前なら10,000円前後が相場でした。
しかし、今はサービスや契約プランの種類が増えたことで、違約金の金額はさまざまになっています。
光回線の種類を知り、解約金の相場を表で知ろう!
インターネット回線には、
- NTTのフレッツ光
- 電力系光回線
- 光コラボ
この3種類のネット回線を解約したときに発生する違約金を見てみましょう。
回線種別 | NTT | 電力系光回線 | 光コラボ | |||||
事業者 | フレッツ光 | コミュファ光 | eo光 | MEGA EGG | Pikara | BBIQ | ソフトバンク光 | ドコモ光 |
解約金 | 10,000~ 30,000円 | 5,000~ 27,000円 | 10,000~ 30,000円 | 10,000~ 30,000円 | 10,000~ 35,000円 | 10,000~ 30,000円 | 9,500~ 15,000円 | 8,000~ 13,000円 |
※2017年10月現在の料金です。
どのネット回線も、違約金は10,000円~30,000円が振れ幅になっています。
ただ、その契約期間や最低利用期間が2年である場合、10,000円であることがほとんどです。
契約期間を3年や5年になっている場合は、利用した期間によって金額が変動することが多いです。
たとえば、フレッツ光西日本で「光もっと²割」を適用させた場合は、更新月を経過した1年目に解約すると30,000円の違約金が発生します。
なので、
- 契約期間が2年or最低利用期間が設定されている場合は10,000円
- 契約期間が3年以上の場合は、10,000円から30,000円
フレッツ光を解約する場合はプロバイダの解約も必要になる
今のインターネット回線は、回線とプロバイダがセット契約になっていることが基本です。
なので、解約するときも回線とプロバイダがセットで解約することになります。
しかし、フレッツ光は別でプロバイダの契約をするので、解約するときは回線とプロバイダを別々で解約する必要があります。
この場合、回線とプロバイダの違約金が別々で発生します。
違約金の金額は、プロバイダによってさまざまです。
主要プロバイダ 違約金一覧
プロバイダ | 違約金 |
@nifty | 3,000円 |
AsahiNet | 2,000円 |
BB.excite | 無し |
BIGLOBE | 5,000円 |
DTI | 680~11,412円 |
hi-ho | 10,000円 |
OCN | 5,000円 |
plala | 戸建て:10,000円 マンション:1,500円 |
So-net | 3,000~8,000円 |
WAKWAK | 5,250~10,500円 |
※2017年10月現在の料金です。
また、最低利用期間や契約期間の設定もプロバイダによって異なります。
解約金・違約金を払わなくていい方法を知ろう!
インターネット回線の違約金は、前半で説明した仕組みに沿って解約をすれば発生しないことが基本です。
なので、この仕組みに沿って解約するしか方法がないと思った人は多いでしょう。
しかし、解約を考えているときの状況によっては、別の方法を使うことで違約金を支払わなくてもよくなります。
解約金を支払わないための5つ方法
前半の「違約金が発生する条件」を見てなんとなく予想できた人もいると思いますが、違約金を支払う必要をなくすには、
- 最低利用期間が過ぎてから解約する
- 契約更新月に解約する
しかし、最低利用期間が過ぎていないときや更新月でない場合でも、他社への乗り換えや引っ越しをする場合は違約金を支払う必要をなくせる方法があります。
他社への乗り換えで解約する場合、解約金を負担してくれる業者を契約する
他のインターネット回線に乗り換えるために解約する場合、新しく契約するネット回線によっては違約金をキャッシュバックなどで負担してくれることがあります。
たとえば、ソフトバンク光は他社から乗り換えでの契約をした場合、他社の違約金を全て郵便為替によるキャッシュバックで負担してくれます。
ネット回線の乗り換えをするのであれば、今使っている回線の違約金を負担してくれるサービス会社を選ぶといいでしょう。
キャッシュバック特典がある窓口で乗り換える方法もある
また、キャッシュバック特典があるネット回線に乗り換えて、違約金の負担を減らすという方法もあります。
インターネット回線は家電量販店などで申し込むことが基本ですが、今はオンラインの代理店サイトで申し込む方法もあります。
オンラインの代理店サイトは、家電量販店で申し込むよりもお得になるキャッシュバックバック特典が用意されています。
今や、オンラインの代理店サイトは、今まで使っていたネット回線の違約金の負担を減らための活用法と言えます。
キャッシュバックが高額のお得な回線について詳しく知りたい方は、「光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!」の記事もあわせてご覧ください。
光回線のおすすめ4選!速度が速い料金も安い最適な回線を紹介!引っ越しをする場合は、解約せずに引っ越しサービスを利用する
もし、引っ越しをするときに新居でも同じインターネット回線を使うのであれば、別の手続きを行えば違約金を支払う必要がなくなります。
インターネット回線サービスのほとんどは、引っ越し先でも続けて利用できるように「移転手続き」ができるようになっています。
「移転手続き」を行えば、利用しているネット回線を引っ越し先で継続利用することになり、解約扱いにならないので違約金がかかりません。
ただ、全てのネット回線で「移転手続き」ができるわけではありません。
契約しているネット回線や引っ越しする先によっては「移転手続き」ができない場合があります。
関東地方のネット回線「NURO光」は「移転手続き」に対応していないので、引っ越しをする場合でも解約が必要になります。
また、電力系光回線は引っ越しする地域によってはサービスが提供されていないので、「移転手続き」ができないことがあります。
たとえば、中部電力のコミュファ光を利用している人が関西に地方に引っ越す場合は、移転手続きをすることができないわけです。
まとめ
インターネット回線を解約するときに違約金が発生する条件は、
- 最低利用期間が過ぎていない
- 更新月ではない
なので、最低利用期間が過ぎているか更新月であれば、解約しても違約金が発生しません。
また、最低利用期間や更新月がまだ先であっても、引っ越しや他社への乗り換えであれば、裏技を使って違約金の負担がなくすことができます。
自分の状況を見て、ここで紹介した違約金がかからないベストな方法を活用しましょう。