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インターネットを契約するときに、必ず聞く言葉が「プロバイダ」。
プロバイダと聞いても何のために必要なものなのか、必ず必要なものなのか疑問に思う人が多いのでないでしょうか?
プロバイダはインターネットを使ううえで非常に大切な役割を担っていて、プロバイダによって重要なサービス面も変わってきます。
また契約する光回線ごとにプロバイダの仕組みも変わり、サービスごとにメリットとデメリットがあります。
そこで、ここではプロバイダの役割と仕組みをインターネットサービス別に解説します。
インターネットの仕組みがわからない人は、これを読んでから契約手続きをしていただけると幸いです。
プロバイダってどんなもの?言葉の意味から知ろう!
そもそもプロバイダとは、何をしてくれるものなのか知らない人がほとんどではないでしょうか?
まず「プロバイダ」という言葉から、どのようなサービスを行っている会社なのか知りましょう。
プロバイダは言葉通り、光回線から情報を提供する会社!
「プロバイダ(Provider)」とは、日本語で「提供者」や「提供会社」という言葉を意味しており、何らかの商品やサービスを提供している人や会社を指します。
また、インターネットで使うプロバイダの正式な呼び方は「インターネットサービスプロバイダ(Internet Service Provider)」となっており、インターネット接続で情報を提供する組織であること意味します。
要するにプロバイダとは、光回線を使ううえで情報の受け渡しをしてくれる会社なのです。
以前は、インターネットを契約するには回線とプロバイダを別々に契約する必要がありました。
しかし、現在はプロバイダを別で契約せずにネットが使えるサービスが増えていますが、そんなサービスにもプロバイダは存在しているのです。
これから、あらゆるサービスの解説も含めてプロバイダの仕組みを解説します。
プロバイダの仕組みと役割は、光回線の仕組みから知ろう!
インターネット回線はNTTのフレッツ光と電力会社のネットサービス、そして光コラボレーションの3種類があり、種類ごとにプロバイダの仕組みは異なります。
インターネットサービスごとの仕組みを見ながら、プロバイダの役割を見ていきましょう。
プロバイダは情報が光回線を通るための出入り口!
インターネットを使うには、まず自宅に光回線を引く必要があります。
多くの人は「インターネットは自宅に光回線を引けば使える」と思っていますが、それは間違った知識です。
光回線はインターネット上で情報を行き来させるための線路でしかありません。
情報が乗っている電車が自分の家に停車するには、駅が必要なのです。
プロバイダは、電車を停車させて情報を乗り降りさせるための駅と言える存在なので、必ず契約しなければいけません。
プロバイダを契約する仕組みは光回線のサービスごとに違い、それぞれにメリットとデメリットがあります。
フレッツ光はプロバイダ選択型!
インターネット回線の定番と言えるフレッツ光は、回線とは別にプロバイダの契約が必要なサービスの代表格です。
フレッツ光は回線料金だけでなくプロバイダ料金も必要となり、契約するプロバイダによって月額料金が変わります。
※フレッツ光東日本のホームページでは、もっとも安いプロバイダを選んだ場合の料金を記載しています。
フレッツ光東日本のホームページでは一番安いプロバイダを利用した場合の料金を記載しています。
しかし、プロバイダ料金の相場は1,000円前後になるので、画像の月額利用料合計よりも金額は高くなると思ったほうが良いでしょう。
※フレッツ光が推奨しているプロバイダ一覧。
ほとんどのプロバイダが500円よりはるかに高い月額料金であることがわかります。
フレッツ光を使う注意点は、プロバイダによって通信速度が違うこと
フレッツ光のプロバイダは多くの選択肢がありますが、プロバイダによって通信速度が違うので注意が必要です。
どこのプロバイダを契約しても、回線は同じフレッツ光を使っているのに通信速度が遅くなることが疑問に感じるのではないでしょうか?
プロバイダは光回線の基地局に通信を管理する装置を置いてます。
この管理装置のクオリティがプロバイダによって違うことが原因となり、通信速度に違いが起きているのです。
特に月額料金が安いプロバイダは、夜などの利用者が多く回線が混雑する時間帯に速度が大きく落ちる事例が多く見受けられます。
だからと言って月額料金が高いプロバイダを選んでも通信速度が遅いことがあり、フレッツ光の推奨プロバイダも全てが通信速度が速いわけではありません。
プロバイダを選ぶときは、ネットなどで口コミ評判を見て調べたほうがいいでしょう。
電力会社のネットサービスは、プロバイダがセットになっている!
フレッツ光とよく比較される電力会社のネットサービスは、プロバイダの契約を行わずににネットが利用できます。
プロバイダの契約手続きがないと、光回線だけ引いてネットが使えるサービスのように思えます。
しかし、実は電力会社のネットサービスは光回線とプロバイダをセットで契約しているのです。
たとえば関西電力のeo光の月額料金は、光回線とプロバイダの料金を込みにしてホームページに記載しています。
電力会社のネットサービスは、光回線の提供とプロバイダの両方を電力会社が行うので、契約手続きの手間が省けます。
電力会社のネットサービスは通信速度が安定している!
フレッツ光のようにプロバイダが選択できないと、通信速度が遅くないか心配になる人もいるのではないでしょうか?
しかし安心してください。
電力会社のネットサービスは、通信速度の評価がとても高いことで有名なのです。
eo光をもとに、実際に契約した人たちの口コミを見てみましょう。
回線速度比較
1枚目:eo光さらに早く
2枚目:Hi-Bit 光ギガ 深夜帯およそ88倍 pic.twitter.com/vJVLyR8iVr
— きぅこ (@Qkon11) 2017年8月10日
今朝開通したeo光だが、この時間でもすこぶる速くて快調。速度測定サイトで正確性には欠けるとはいえ70Mbps以上出る。昨日までの1~2Mbpsとは雲泥の差だ。フレッツは解約だな。
— yamaです(^^)/ (@yama_now) 2017年7月11日
eo光にネットが切り替わって回線速度が安定したな
— BlueKlein (@BlueKlein) 2017年7月4日
初めてインターネットを契約した人だけでなく、前に使っていたネットサービスが不満でeo光に乗り換えた人からも好評価を得ていることがわかりますね。
電力会社の唯一の欠点はプロバイダが選べないこと
電力会社のネットサービスは、フレッツ光のようにプロバイダが選択できないことが唯一の欠点です。
フレッツ光は通信速度が遅いなどの問題があれば、プロバイダだけを乗り換えれば問題が解消できます。
しかし電力会社のネットサービスで通信速度が遅いなどの問題がある場合、光回線とプロバイダの両方を他の会社に乗り換えなければいけません。
電力会社のネットサービスで問題が起きることは少ないですが、可能性がないとは言えない欠点です。
念のため、頭の片隅に置いておきましょう。
光コラボレーションは光回線とプロバイダがセットで契約できる!
プロバイダサービスを行っている会社などが、光回線とプロバイダの両方の提供を行うサービスを「光コラボレーション」(以下、光コラボ)と言います。
フレッツ光の定番プロバイダとして有名なOCNの光コラボ「OCN光」をもとに、具体的な仕組みを見てみましょう。
光コラボにはOCN光の他に、BIGLOBE光やSo-net光などフレッツ光の定番プロバイダによるサービスがあります。
名前だけを見るとプロバイダが独自の光回線を提供しているように見えます。
しかし、実際に利用するのはフレッツ光の光回線なのです。
「利用する回線がフレッツ光だったら、フレッツ光でプロバイダをOCNにするのと同じじゃないの?」
確かにそう思えますね。
しかし光コラボはフレッツ光と違い、プロバイダが光回線の提供事業者とプロバイダをセットで行うサービスなのです。
フレッツ光は光回線とプロバイダ料金が別々に請求されますが、光コラボは光回線とプロバイダの料金が一つにあわせて請求されることも特徴です。
光回線とプロバイダがセットになっているところは、電力会社のネットサービスと同じですね。
通信速度は担当プロバイダによって依存する
光コラボで使う回線はフレッツ光のものなので、回線のクオリティは非の打ち所がありません。
しかし、通信速度はサービスを提供するプロバイダのクオリティに依存します。
また通信速度が遅い光コラボに当たってしまうと、フレッツ光のようにプロバイダだけを乗り換えることができない欠点があります。
プロバイダの選択肢がなく、プロバイダだけを乗り換えられないことが最大の欠点
光コラボはフレッツ光のようにプロバイダを好きに選べない欠点があります。
OCN光に契約するとプロバイダはOCN、BIGLOBE光に契約するとプロバイダはBIGLOBEになります。
OCN光を契約してプロバイダをBIGLOBEにするということができません。
またOCN光から他の光コラボやフレッツ光に乗り換える場合、光回線も乗り換えなければいけません。
なので光コラボを契約するときは通信速度などによる不満が起きないか、前もって口コミ評判を調べる必要があります。
プロバイダの必要性を解説!どのサービスもプロバイダは必ず存在する!
プロバイダはインターネットのサービスごとに仕組みが違うことがわかりました。
サービスごとの仕組みをおさらいしながら、プロバイダの必要性の高さを知りましょう。
フレッツ光はプロバイダ契約が絶対に必要!
フレッツ光は自宅に回線だけを引き込んでも、別途プロバイダの契約をしなければネットが使えません。
またプロバイダごとに月額料金と通信速度が変わります。
フレッツ光のメリットはプロバイダの通信速度などに不満があっても、光回線を入れ替えずにプロバイダだけを乗り換えれば問題が解消できることです。
プロバイダ選びの自由度がもっとも高い回線は、フレッツ光と言えるでしょう。
プロバイダ契約手続きがないサービスも、実はプロバイダを契約している
電力会社のネットサービスと光コラボは、プロバイダへ契約手続きをせずにネットが使えるサービスです。
しかし電力会社と光コラボの月額料金は光回線とプロバイダの料金が込みになっており、光回線とプロバイダをセットで契約することになります。
電力会社のネットサービスと光コラボは別途プロバイダを契約する必要がなく、プロバイダ選びに悩む必要もないことがメリットです。
ただ、利用するプロバイダが指定されているので、自分の好きなプロバイダを選ぶことができません。
また通信速度が遅いなどの不満があるときは、光回線とプロバイダのどちらも乗り換えをしなければいけないことも欠点です。
どの回線を使うにしてもプロバイダは絶対に必要になる!
インターネットはプロバイダの契約手続きが必要ないサービスでも、指定プロバイダがネット回線から情報を提供しています。
よって、プロバイダがなければインターネットは使えないと思っていいでしょう。
どのインターネット回線を使うにしても、ネット回線から情報を提供するプロバイダがどこなのか調べ、口コミ評判を見てから契約をするべきです。
信頼性が高いプロバイダやサービス会社を知ろう!
快適なインターネットが使えるプロバイダと契約するには、信頼度が高いプロバイダを知ることが近道です。
知名度が高く、信頼度も高いプロバイダはどこなのか覚えましょう。
フレッツ光で安定のプロバイダはOCN!
フレッツ光は多くのプロバイダが選べますが、もっとも信頼度が高いプロバイダはOCNです。
OCNは光回線が主流になる前から、NTTが展開するネットサービスのプロバイダを行っています。
通信速度もおおむね安定しており、プロバイダ料金も評判は良好と言えるでしょう。
またOCNは先ほど紹介した通り、「OCN光」というサービス名で光コラボも展開しています。
光コラボならSoftBank光!指定プロバイダはYahoo!BBになる!
光コラボも多くのサービスがありますが、特にSoftBank光が信頼度を高めつつあります。
SoftBank光は通信速度がおおむね安定しており、夜なども速度が遅くなることは比較的少ないです。
通信速度が安定している理由は、SoftBank光が指定するプロバイダがYahoo!BBだからでしょう。
Yahoo!BBはフレッツ光のプロバイダとしても、通信速度が遅くなりにくいことで好評を得ています。
サービス開始当初はサポート窓口への電話がつながりにくいという問題がありましたが、現在は大幅に解消されています。
通信速度の安定さを求めるのであれば、電力会社のネットサービス!
プロバイダを選ばずに通信速度が安定したサービスを選びたいのであれば、電力会社によるネットサービスを選ぶことが一番の近道です。
電力会社のネットサービスは光回線とプロバイダがセットになっているだけでなく、通信速度の口コミ評判も高いのです。
なお、地方ごとにネットサービスの名前が違うので把握しておきましょう。
電力会社 | サービス名 |
中部電力 | コミュファ光 |
関西電力 | eo光 |
中国電力 | MEGAEGG |
四国電力 | Pikara |
九州電力 | BBIQ |
関東より北のエリアは電力会社のネットサービスがありません。
しかし、以前に関東電力で提供していた光回線を「auひかり」が引き継いでサービスを提供しています。
まとめ
インターネット回線はプロバイダの契約が必要ないサービスも、回線とプロバイダをセットで契約しています。
よって、インターネットはどの回線を使うにしてもプロバイダが絶対必要になります。
フレッツ光は自分の好きなプロバイダが選べますが、回線とは別に契約手続きが必要になります。
電力会社のネットサービスと光コラボは、光回線とプロバイダがセットで契約できるので手続きの手間を省けます。
しかし、回線を提供する側が指定したプロバイダしか利用できないので、通信速度などに問題がないか調べておきましょう。