光回線のおすすめ4選

プロバイダごとの違いは何なのか?決定的な違い7つ!

自宅でインターネットを使うには、光回線だけを契約すればいいと思いがちです。

しかし、実際は光回線だけでなくプロバイダの契約も必要と聞いて驚く人は多いのではないでしょうか?

契約するプロバイダの選択肢はとても多く、プロバイダによって違う点がいくつもあります。

快適にネットを使うためには、プロバイダにまつわる知識を持っていたほうがいいでしょう。

契約する光回線のサービスによっては、プロバイダの契約が必要ないこともあります。

しかしプロバイダの契約がないサービスを選ぶ場合も、プロバイダの知識が必要です。

そこで、ここではプロバイダごとに発生する違いを7つ詳しく解説します。

プロバイダのことが知りたい人や、インターネット会社の選び方がわからない人は参考にしてくださいね。

プロバイダって何?プロバイダの役割を知ろう!

ドコモ光プロバイダ

プロバイダはインターネットを使うために絶対に必要なものです。

また契約する光回線によって、プロバイダの契約する仕組みが違います。

プロバイダの契約を行わないサービスでも、実はプロバイダの契約を行っています。

まずはプロバイダの役割と、光回線の種類によるプロバイダの仕組みを知ることが大切です。

プロバイダはインターネットにつなぐ入り口!

多くの人は「家に光回線を引くだけでネットが使えるんじゃないの?」と思っているでしょう。

しかし、インターネットは自宅に光回線を引くだけでは利用できず、別途プロバイダの契約が必要です。

光回線は情報という電車を行き来させる線路と言える存在です。

電車を行き来させるには、電車を停車させる駅が必要ですよね。

プロバイダは情報という電車が停車するための駅の役割を担っており、インターネットの情報が出入りする場所と言えます。

フレッツ光2

プロバイダはインターネットを使ううえで、とても重要なものなのです。

インターネットサービスはプロバイダ選択型と一体型がある

インターネットサービスは回線と別にプロバイダの契約手続きが必要な「プロバイダ選択型」と、回線を契約すると自動的にプロバイダも契約することになる「プロバイダ一体型」の2種類があります。

インターネットは大きく分けて、NTTのフレッツ光と電力会社が運営する通称「電力系光回線」、そしてプロバイダが提供する光コラボレーションの3種類があります。

この種類によって「プロバイダ選択型」と「プロバイダ一体型」かが変わります。

ここで解説するプロバイダによる違いは、「プロバイダ選択型」のネットサービスで起きることです。

「プロバイダ選択型」と「プロバイダ一体型」の違いを、簡単に覚えておきましょう。

光回線の定番「フレッツ光」は別途プロバイダが必要

光回線の定番「フレッツ光」は、別途プロバイダの契約が必要なネットサービスです。

フレッツ光だけを契約してもネットが使えないので、注意しましょう。

フレッツ光プロバイダ

※NTTのフレッツ光はあらゆるプロバイダを選択できます。上記以外にも多くのプロバイダが選択できる。

フレッツ光のホームページに表記されている料金は、光回線の利用料金だけになっています。

別でプロバイダの料金が必要になります。

フレッツ光もっと割

フレッツ光はセットで契約できる提携プロバイダを用意していますが、他にも多くのプロバイダが選択できます。

ここで解説するプロバイダによる違いは、フレッツ光のような「プロバイダ選択型」のサービスで発生することがメインになります。

電力系の光回線は、光回線とプロバイダがセットになっている

各地方の電力会社が提供するネットサービスは、光回線とプロバイダ料金がセットなっていることが基本です。

たとえば関西電力のeo光の月額料金は、光回線とプロバイダの料金を合わせた金額を表記しています。

eoネット料金

※関西電力が展開するeo光の月額料金表。
電力会社のネットサービスはプロバイダ料金が込みの月額料金になっています。

電力会社のネットサービスは光回線と、決められたプロバイダをセットで契約することになります。

よって、電力会社のネットサービスはプロバイダによるサービスの違いがありません。

光コラボはプロバイダとセットになったサービス

現在、主流になりつつある光コラボも、光回線とプロバイダがセットになっています。

光コラボサービスのホームページに表記されている料金は、プロバイダ料も込みになっています。

SoftBank光の月額料金表

※SoftBank光の月額料金表。
フレッツ光の回線を提供していますが、月額料金はプロバイダ料が込みになっています。

電力系ネットサービスと同じように、光コラボも光回線と決められたプロバイダをセットで契約します。

なので、プロバイダによるサービスに違いが起きません。

プロバイダごとに何が変わる?違いを知ろう!

フレッツ光のような「プロバイダ選択型」のサービスは、契約できるプロバイダが多いためもっとも違いが起きやすいです。

「プロバイダ一体型」の光回線も、事業者によってプロバイダが決められているため、サービスの特徴がプロバイダに依存します。

どちらの光回線を契約するにしても、プロバイダによる違いを知っておいたほうがいいでしょう。

プロバイダによる違いは料金だけでなく、予想もしない点にも及びます。

プロバイダごとに料金が違う!

フレッツ光はあらゆるプロバイダを選択できますが月額料金は一律ではなく、プロバイダによってさまざまです。

フレッツ光 料金

プロバイダ選びは月々のネット代を左右するので、慎重に選んだほうが良いでしょう。

プロバイダ選びで料金が変わると聞くと、できるだけ安いプロバイダを選びたいと思うのではないでしょうか?

しかし、ただ単に月額料金が安いプロバイダを選べばいいわけではありません。

プロバイダごとに通信速度が違う!

光回線を使うネットサービスは、全ての事業者が最大で1Gbpsの下り速度を誇る高速回線です。

また、どこのプロバイダも「○○の光回線を使うから、高速でネット通信ができます!」とうたっています。

しかし、実際は契約するプロバイダによって通信速度に違いが出るのです。

なぜ、同じ回線を使っているのにプロバイダによって通信速度が違うのでしょうか?

これは、回線の基地局に設置しているプロバイダの管理装置にクオリティの差があることが原因です。

管理装置のクオリティが低いと、夜などネットを使う人が多い時間帯に通信速度が下がりやすくなります。

YouTubeなどの動画が読み込めないスピードになるプロバイダも珍しくありません。

月額料金が安いプロバイダは、通信速度が遅くなりやすい傾向があります。

管理装置のクオリティが高いと、どの時間帯でも安定したネット通信ができます。

月額料金の安さを推しだしていないプロバイダは、通信速度が優れているところが多いです。

しかし月額料金が高いプロバイダは、必ず通信速度が早いわけではありません。

プロバイダを契約する前に、ネット上の口コミをもとに速度が安定しているか調べておきましょう。

「ISP規制情報」というサイトを見れば、通信速度が遅くなりにくいプロバイダを知ることができます。

一度、見てみるといいでしょう。

ISP規制情報

サポート窓口の営業時間や、対応クオリティが違う!

インターネットサービスのサポートサービスは、プロバイダが行うことが基本です。

ネットの通信ができないときや、接続機器に不具合が起きたときはプロバイダが設けているサポート窓口に電話をすることになります。

サポート窓口の営業時間はプロバイダによって違うので、契約するときに確認しておきましょう。

中には、トラブルのカテゴリー別に窓口を用意しているプロバイダもあります。

OCNお問い合わせ

※OCNはトラブルのカテゴリーごとに窓口があり、営業時間も違う。

またサポート窓口にいるスタッフの対応は、プロバイダによって善し悪しが違います。

サポート体制が良くないプロバイダは、電話をかけて窓口につながるまで30分から1時間も待たされるうえに、スタッフの対応が悪くストレスが溜まってしまいます。

プロバイダを選ぶときは、ネット上にある口コミをもとにサポート体制が安心できるところを選びましょう。

プロバイダごとにポイントサービスや特典のあるなしが違う!

インターネットのプロバイダには、利用料金からポイントが貯まる事業者があります。

楽天ブロードバンドは、インターネット通販サイトの楽天市場で使える楽天ポイントを、BIGLOBEは電子マネーや航空マイルなどに交換できるポイントが毎月もらえます。

楽天ポイント

ビッグローブ特典

ポイントに使える商品やサービスは、プロバイダによって違います。

中にはポイントサービスがないプロバイダもあるので、自分がポイントサービスを魅力に感じるかどうかが選択の基準になるでしょう。

プロバイダごとにメールアドレスのドメインが違う!

プロバイダに契約するとメールアドレスが付与されますが、ドメインがプロバイダによって違います。

ドメインとは、メールアドレスの「@」から後ろのアドレス名のことです。

たとえばプロバイダをOCNにすると「XXX@ocn.ne.jp」、BIGLOBEにすると「XXX@biglobe.ne.jp」のような形式になります。

現在はプロバイダから付与されるメールアドレスよりも、Gmailなどのフリーメールを使う人が多くなりました。

なのでプロバイダによるメールアドレスの違いは、重視する人があまりいません。

プロバイダごとに利用できるメールアドレスの数が違う!

また、メールアドレスはプロバイダによって付与される個数が違います。

多いところだと5つ、少ないところだと1つだけとプロバイダによってさまざまです。

複数のメールアドレスを使い分けたい人は、メールアドレスが多く付与されるプロバイダを選んだほうがいいように思えます。

しかしGmailなどのフリーメールも、複数のアドレスを作ることができるので、プロバイダを選ぶ大きな基準にはならないでしょう。

プロバイダごとにホームページ作成で無料で使える容量が違う!

多くのプロバイダサービスは、自分のホームページを無料で作成できる容量を用意しています。

無料で利用できる容量は、プロバイダによってさまざまです。

Yahoo!BB

※Yahoo!BBは300MBまでの容量なら、無料でホームページが作成できる。

プロバイダが定めた容量よりも大きいホームページを作る場合、追加で月額料金が必要です。

ただ、現在はAmebaをはじめとしたBlogサービスを活用すれば、無料で自分のホームページが作成できます。

筆者の個人Blog

自分だけが作ったデザインのホームページを作らない限り、あまり必要性を感じません。

プロバイダごとに変わらないことはある?

契約するプロバイダによって変わることは非常に多くありますが、変わらないことは一つだけしかありません。

プロバイダ選択型は、どのプロバイダを選んでも使う回線は変わらない

プロバイダ選択型のネットサービスは、どこのプロバイダを契約しても利用する光回線は同じものになります。

しかし先ほど解説したように、同じ回線を使っていても契約するプロバイダによって通信速度が変わります。

プロバイダの多くは「○○の光回線を使うので、通信速度は安心です!」とうたっていますが、通信速度には注意が必要です。

まとめ

インターネットのプロバイダによる違いで、特に重要なものは月額料金と通信速度とサポート体制の3つです。

インターネットのプロバイダは、月額料金だけでなく通信速度にも影響を及ぼします。

多くの人は料金が安いプロバイダを選びがちです。

しかし料金の安さに釣られて契約したプロバイダが、使ってみると通信速度が遅いうえにサポート窓口の対応もひどいという事例は少なくありません。

契約してから快適に利用できるプロバイダを選ぶために、前もってネットなどから評判の良いプロバイダを調べておくと良いでしょう。