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インターネットを使うときに「未接続(PPPoE相手無応答)」の状態になると、どのように対処すればいいのか困りますよね。
未接続(PPPoE相手無応答)になる原因は5つと少ないので、試す対処法の数が少なく手間はかかりません。
どれが原因であるかはインターネット回線を契約してからどれほどの期間が経っているかで変わるので、状況にあった対処法を試してみましょう。
ここでは「未接続(PPPoE相手無応答)」になる原因を5つご紹介し、正しい対処法を詳しく解説していきます。
インターネットにつながらなくて困っている人はぜひ参考にしてください。
目次
「未接続(PPPoE相手無応答)」になる原因
インターネットを使おうとして未接続(PPPoE相手無応答)になる主な原因は5つです。
- 周辺機器やデバイスの不具合
- 接続設定を間違っている
- ルーターのモード切り替えに間違えがある
- 周辺機器が故障している
- 通信障害が起きている
インターネット回線を契約してからどれほどの期間が経っているかで可能性のある原因はどれかが変わってきます。
周辺機器やデバイスの不具合
インターネット回線を契約してから数ヶ月経っている場合、最初に可能性があると考えられるのは周辺機器やデバイスの不具合です。
ONUやホームゲートウェイは電源を切らずに稼働させる周辺機器ですが、使い続けるとインターネットに接続できない原因となる不具合を起こす場合があります。
スマホやタブレットなどの電源を切る機会がないデバイスも、電源を付けている状態が長期間続くと通信状態を不安定にさせる不具合を起こしがちです。
接続設定を間違っている
インターネット回線を契約して間もない段階で未接続(PPPoE相手無応答)となる場合、最初に行った接続設定を間違っているか、設定ができていない可能性が考えられます。
インターネット回線を契約するときは基本的に初期設定を行う必要がありますが、細かい数値の入力作業を行うので間違いを起こしがちです。
うっかり初期設定をするのを忘れてしまうパターンもあり得ます。
ルーターのモード切り替えに間違えがある
可能性は高くないですが、誤ってルーターのモードを間違って設定している場合もあります。
無線LANルーターでは3つのモード切り替えが可能ですが、そのうち2つはルーターとして機能しなくなるモードです。
モードはルーターのツマミを触れば簡単に切り替えられるので、掃除をするときに何かの拍子で誤ったモードに切り替わっている可能性は0ではありません。
周辺機器が故障している
最悪の場合、利用している周辺機器が故障している場合もあります。
周辺機器の無線LANルーターやONUは消耗品なので、長年使い続けるほど経年劣化で故障する可能性が高くなります。
インターネット回線を使いはじめて間もない段階でも、初期不良でルーターやONUが故障する場合があります。
インターネット回線を契約してからの期間に関係なく、周辺機器が故障している可能性もあると考えてください。
通信障害が起きている
可能性は高くありませんが、契約している回線やプロバイダに通信障害が起きて未接続(PPPoE相手無応答)の状態に陥る可能性も考えられます。
回線事業者やプロバイダがメンテナンスを行って未接続になる場合もあります。
「未接続(PPPoE相手無応答)」になった場合の対処法
先ほどご紹介した原因を踏まえると、未接続(PPPoE相手無応答)になったときの対処法は5つです。
- 周辺機器やデバイスを再起動させてみる
- 接続設定を確認・やり直してみる
- ルーターのモードを確認・切り替えをする
- 周辺機器のランプの状態を確認する
- 通信障害が起きていないか確認する
周辺機器やデバイスを再起動させてみる
未接続(PPPoE相手無応答)になった場合、最初に周辺機器やデバイスの再起動を試してみましょう。
インターネットに未接続になる原因は、周辺機器やデバイスの不具合である場合が多いからです。
ルーターやデバイスの不具合は再起動をさせれば解消できるので、突然インターネットに接続できなくなったときの定番の対処法といえます。
周辺機器を再起動させるときは最初にONU(ホームゲートウェイ)の電源を付けて、次に無線LANルーターの電源を付けてください。
先に無線LANルーターの電源を付けてしまうと、再起動をしても通信状態が正常になりません。
周辺機器を再起動するときは、電源を付ける機器の順番に気をつけましょう。
接続設定を確認・やり直してみる
インターネット回線を契約して間もない場合、接続設定の確認かやり直しを試してみましょう。
接続設定の確認はルーターの設定ツールで可能です。
手順はルーターの機種ごとに若干異なりますが、基本的な流れは同じです。
Buffaloのルーターを例にすると手順は以下の通りです。
- ルーターに接続しているデバイスのブラウザを使って設定ツールを起動する
- ユーザー名に「admin」、パスワードに設定済みの管理者パスワードを入力してログイン
- メニュー画面で「詳細設定」を押す
- 「PPPoE設定」を押す
- ユーザー名などが記載されているかを確認
ユーザー名などが記載されていない場合、PPPoE設定の登録が必要です。
PPPoEが入力されている場合は他の原因も考えられますが、念のためにルーターを初期化してPPPoEの設定登録をしておくのも良いいいでしょう。
ビッグローブ光を例としたPPPoE設定の登録方法をご紹介します。
基本的な流れはどの回線やプロバイダも同じです。
- ルーターに接続しているデバイスのブラウザを起動
- URL欄に回線事業者指定の数値を入力してアクセス
- 機器設定用パスワードの初期設定画面で任意のパスワードを作成して「設定」を押す
- メッセージが表示されたら「OK」を押す
- ユーザー名とパスワードの入力画面でユーザー名に「user」、パスワードに作成した機器設定用パスワードを入力
- 設定ウィザードの画面でプロバイダから発行されたユーザー名とパスワードを入力して「設定」を押す
- 接続設定画面で「UPnP優先」のボックスにチェックが入っているのを確認して「メインセッション」を押す
- メインセッションの画面で「IPアドレスの自動取得」の欄で「IPアドレスの自動取得」を選択し、「サーバから割り当てられたアドレス」の欄にある「使用する」をチェックして「設定」を押す
上記の設定が完了すれば、IPv4のみでの通信が可能になります。
PPPoE設定を入力するときはプロバイダIDとパスワードの入力が必要なので、契約した当時にもらった書類を側に用意しておきましょう。
ルーターのモードを確認・切り替えをする
インターネット回線を契約してから数ヶ月以上経っている人は、ルーターが誤ったモードに切り替わっていないかも確認してみましょう。
ルーターのモードは裏側のツマミで簡単に変えられるので、掃除したときに何かの拍子でツマミに当たって誤ったモードに切り替わってしまう場合があります。
ルーターのモードには3つの種類があります。
- ROUTER
- AP
- WB
ツマミがROUTERにあわせてあれば問題ありません。
ですが、他の位置にあわせてある場合はルーターのとしての機能しかくなり未接続(PPPoE相手無応答)になる原因になります。
ちなみに、ツマミをAPにあわせるとWi-Fiを発信する機器として機能するアクセスポイントモード、WBにあわせると有線LANのハブとしてのみ機能するブリッジモードになります。
ツマミがAPやWBにあわせている状態だとルーターがルーターとして機能しなくなるので、ROUTERモードに切り替えてください。
周辺機器の状態を確認する
不具合や設定の間違いが確認できない場合、周辺機器の故障が故障している可能性があるので状態を確認しておく必要が出てきます。
コンセントを差しているにもかかわらず無線LANルーターのランプが消灯していると、故障している可能性が高いので、メーカーに連絡するか買い換えの必要性があります。
契約している回線の事業者から無線LANルーターをレンタルしている場合、ランプの点灯状況を確認してみましょう。
フレッツ光や光コラボでホームゲートウェイをレンタルしている場合、アラームランプが点灯していると故障している可能性があります。
アラームランプが点灯している場合、すぐに契約回線のサポート窓口に連絡して相談しましょう。
ONUと無線LANルーターをつなぐLANケーブルが抜けているパターンも稀にあるので、しっかりつながっているか確認してください。
通信障害が起きていないか確認する
契約回線やプロバイダに通信障害が起きていないかも確認してみましょう。
通信障害が起きているかは、契約している回線やプロバイダの公式サイトで確認できます。
通信障害が起きている場合、復旧されるのを待つぐらいしか方法はないので気長に待ちましょう。
メンテナンス中で未接続(PPPoE相手無応答)になっている場合もあるので、公式サイトを見るときはメンテナンスが行われていないかも要チェックです。
レアケース:パソコンのIPv4設定が無効になっているかの確認も
かなり珍しいパターンですが、Windowsのパソコンで未接続(PPPoE相手無応答)になる場合、IPv4接続が無効になっている可能性があります。
Windowsでは稀にOSをアップデートするとIPv4接続が無効になる場合があります。
IPv4接続が無効になっているかと有効設定は以下の手順で行えます。
- コントロールパネルを開く
- 「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリックする
- 接続中のネットワーク名をクリックする
- プロパティをクリックする
- 表示されたウィンドウで「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv4)」からチェックを外れているのが確認できればチェックを入れる
- OKをクリック
「インターネット プロトコル バージョン 6(TCP/IPv4)」にチェックが入っていれば問題ありません。