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快適にオンラインゲームを遊ぶためには回線選びが重要ですが、ルーター選びを忘れていませんか?
ラグを最小限にしてプレイするための環境を作るには、利用するルーターの品質も求められます。
ルーターを選ぶときのポイントはいくつかありますが、簡単な方法でオンラインゲーム向きの機種を見つけ出せますよ。
ここではオンラインゲームを快適にプレイできるルーターをランキング形式で5つご紹介します。
ルーターの選び方も解説するので、ぜひご覧ください。
オンラインゲームをプレイするためのルーターの選び方のポイント
オンラインゲームを快適にプレイするためのルーターを選ぶときは、LANポートや無線LANの対応規格がポイントになります。
IPv6接続機能が利用できるかも確認しておきたいところです。
WiFi接続を用いる場合は、電波が飛ぶ範囲もチェックしておきましょう。
前提知識:ラグを最小限にするなら有線接続を使いたい
インターネットへ接続する方法は有線とWiFiがありますが、ラグを最小限にするなら有線接続が推奨です。
有線で接続すればWiFiよりも通信状態の安定性を確保できるからです。
WiFiを使う場合はルーターとゲーム機との距離や、そばに電磁波を発する家電があるかで通信状態の良し悪しが変わるのでラグを最小限にできません。
有線だとルーターとの距離や周りに家電があるかの影響が出ないので、ラグを最小限にできます。
搭載されているLANポートの規格
オンラインゲームに適した接続方法は有線なので、ルーターを選ぶときは搭載されているLANポートの規格がポイントになります。
LANポートの規格は以下の3つあり、どれに対応しているかで通信状態の安定性が決まります。
規格 | 最大通信速度 |
1000BASE-T | 1Gbps |
100BASE-T | 100Mbps |
10BASE-T | 10Mbps |
オンラインゲームに適した規格は1000BASE-Tで、もっとも通信状態が安定します。
IPv6接続対応なのかは必須になってきている
オンラインゲームを快適にプレイできる環境を作るためは、以下2つのポイントも満たしておきたいところです。
- IPv6対応の光回線を利用する
- IPv6対応のルーターを利用する
IPv6はもともとIPアドレスの不足問題を解消するために普及が進んでいるプロトコルですが、IPoE方式を使えるメリットがあります。
IPoE方式では利用者が増加しても回線が混雑しないので、夜に速度が遅くなる心配がありません。
引用元: https://www.nttdocomo.co.jp/hikari/provider_list/docomo_net/ipv6/index.html
IPv6を利用すればどの時間帯でも快適なオンラインプレイができるというわけです。
IPv6対応の光回線は増えてきましたが、IPv6を使うには対応のルーターを使わなければいけません。
すべてのルーターがIPv6に対応しているわけではないので、しっかりと対応モデルを選びましょう。
今契約している回線がIPv6に非対応でも、今後環境をグレードアップさせる可能性を踏まえて対応ルーターを用意しておいたほうが賢明です。
WiFi接続を利用するなら対応の無線LAN規格
ゲーム機のルーターの距離が遠く、どうしてもWiFiでしかオンラインゲームができないのであれば対応の無線LAN規格を選び方のポイントにしましょう。
無線LAN規格にも5つの種類があります。
規格 | 最大通信速度 |
IEEE802.11ac | 866~1300Mbps |
IEEE802.11n | 300~450Mbps |
IEEE802.11a | 54Mbps |
IEEE802.11g | 54Mbps |
IEEE802.11b | 11Mbps |
もっともオンラインゲーム向きの規格はIEEE802.11acで、速度が速いうえにルーターとゲーム機との接続状態が安定しやすいです。
IEEE802.11acに非対応だとルーターとゲーム機の接続が途切れやすくなります。
WiFiを使うなら電波の飛距離も大事
WiFi接続でオンラインゲームをプレイするなら、Wi-Fiの発信範囲もチェックしておきましょう。
WiFiを飛ばせる範囲は無線LANルーターごとに違うからです。
WiFiを飛ばせる範囲の目安はAmazonの販売ページやメーカーの公式サイトなどに記載されています。
引用元: https://www.elecom.co.jp/products/WRC-X3000GS.html
中継器を置いてWiFiが飛ぶ範囲を広げる方法もありますが、ルーターを1台使うよりもラグが起きやすくなるのでオンラインゲームにはおすすめできません。
WiFi接続でオンラインゲームをプレイするなら、ゲーム機との距離に適したルーターを1台使うようにしましょう。
注意点1:LANケーブルの規格と形状もチェック
LANポートの規格が1000BASE-Tに対応したルーターを使ったからといって、必ず通信状態が安定するわけではありません。
LANケーブルの対応規格や形状もラグをなくすための重要な要素だからです。
ルーターを用意するときは利用するLANケーブルの種類も確認しましょう。
LANケーブルの規格にも6つの種類があり、最低でもCAT6以上のケーブルが必要です。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT5e | 100Mbps | 100MHz |
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
LANケーブルの形状も要チェックポイントです。
LANケーブルの形状はスタンダードとフラット、細型の3つがあります。
フラットと細型には家電からのノイズを拾って通信状態が低くなるデメリットがあるので、スタンダードを選びましょう。
スタンダードならノイズを拾う可能性を低くしてくれます。
Nintendo Switchやスマホでも有線接続は可能
Nintendo Switchやスマホ、タブレットはWi-Fiでしか接続できないと思われがちが、周辺機器を使えば有線接続ができるようになります。
Nintendo SwitchではDockとLANアダプターを使えば有線での接続も可能です。
Amazonや家電量販店ではさまざまなLANアダプターが販売されていますが、おすすめなのはHORI製です。
引用元:Amazon
HORIはゲーム機の周辺機器メーカーのなかでも大手で、プロゲーマーから愛用されるコントローラーなどを手がけています。
LANアダプターの性能も優秀なので、オンラインプレイをするためにアダプターを購入するときの有力候補といえます。
なお、Nintendo Switch Liteではハブスタンドが必要なので注意してください。
スマホやタブレットでも変換アダプターを使えば有線LANでのネット接続ができます。
販売価格は数千円と高くなく簡単に手に入ります。
有線LANアダプターを使って有線接続をすれば、フォートナイトやPUBGなどのバトルロイヤルゲームもより低遅延でプレイできるようになりますよ。
注意点2:WiMAXなどのモバイル回線用ルーターはラグが起きやすい
WiMAXやソフトバンクエアーなどのルーターはモバイル回線を利用するので、工事が必要なところに魅力を感じさせられますが、オンラインゲームをする人にはおすすめできません。
そもそもモバイル回線はPing値が不安定でラグが起きやすいからです。
とくにWiMAXは3日で10ギガの速度制限があるので、なおさらおすすめできません。
オンラインゲームではアップデートで1ギガから10ギガを消費することが多く、一度アップデートしただけで速度制限を受けるリスクも伴います。
オンラインゲームをプレイするなら光回線を契約して対応ルーターを使うのが基本となります。
オンラインゲームが快適にできるルーターランキング
ルーターにはさまざまな種類があるので、どれを選べばいいのかわからないですよね。
そこで先ほどご説明したポイントを押さえたルーターを5つ選出しました。
最大速度が1Gbps以上の高速回線を利用しているなら1位や2位のルーターがおすすめですが、状況次第では3位以降の機種も検討する価値があります。
1位 BuffaloのハイスペックモデルWSR-2533DHPL
あらゆる人におすすめできるのはBuffaloのWSR-2533DHPLです。
WSR-2533DHPLは1000BASE-T対応のLANポートが搭載されているので、有線接続でのオンラインプレイを快適にしてくれます。
無線LANでの最大通信速度が1,733MbpsなのでWiFi接続でのプレイも最大限快適にできる仕様で、NURO光などの1Gbps以上に対応の回線を契約している人にも向いています。
もともとの販売価格は13,200円と高額ですが、2019年11月時点では7,049円で購入できるので、最初に検討してみるべきルーターといえるでしょう。
2位 ELECOMのコスパ最良モデルWRC-2533GHBK2TA
コストパフォーマンスの良いゲーム向けルーターが欲しい人にはELECOMのWRC-2533GHBK2TAをチェックしてみましょう。
WRC-2533GHBK2TAは販売価格が6,010円となっていて、1位のルーターと比べて1,000円ほど安めですが、LANポートの対応規格は1000BASE-Tなので有線接続での通信品質は一級品です。
WiFi接続での最大通信速度も1733Mbpsなので、有線での接続ができない場合でも快適なプレイ環境の構築が見込めます。
3位 Buffaloのお手頃ルーターWSR-1166DHPL
BuffaloのWSR-1166DHPLは値段の安さを求めたい人向けのルーターです。
WSR-1166DHPLはLANポートの規格が1000BASE-Tのギガ対応なので有線接続での安定性は申し分ありません。Wi-Fi接続時の最大通信速度は866Mbpsですが、1Gbpsの光回線を契約している状態なら充分です。
注意するべきところはWiFiの発信範囲で、2位までの機種とは違って2階建ての戸建てと3LDKのマンションでの利用が推奨されています。
3階建ての戸建てや4LDKのマンションに住んでいる人は1位か2位のルーターを選びましょう。
4位 最大速度が100Mbpsになる集合住宅向けWRC-1167FEBK-S
光回線は最大通信速度が1Gbps以上ですが、集合住宅に住んでいる場合は導入されている配線方式によって100Mbpsのパターンもあります。
利用している回線の最大通信速度が100Mbpsであれば、1位から3位までのルーターは必要なくWRC-1167FEBK-Sが有力候補になります。
WRC-1167FEBK-SはLANポートの規格が100BASE-Tなので、回線の最大通信速度が100Mbpsの場合にピッタリです。
LANポートの規格が100BASE-Tである分、販売価格も2,680円なのも嬉しいところです。
5位 ASUSのゲーミングルーターASRock
販売価格が22,000円と高額ですが、最高のゲーミング環境を作りたいのであればASUSのASRockをチェックしてみましょう。
ASRockはオンラインゲームに特化したルーターで、ゲームのアプリケーションへ優先して帯域幅を確保する仕様となっています。
ゲーミングルーターのほとんどはIPv6に対応していませんが、ASRockはIPv6に対応している数少ない機種なので安定性もピカイチです。