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オンラインゲームをプレイするときにどれだけの通信速度が必要なのか気になりませんか?
オンラインゲームで遊ぶときに必要な通信速度は意外と速くありませんが、Ping値の速さが求められます。
Ping値が優れたインターネット回線は限られているので、回線を選ぶときはしっかりと検討したいところです。
ここではオンラインゲームに必要な通信速度を上りと下り、Pingに分けて解説していきます。
快適にオンラインゲームができる環境を作りたい人は参考にしてくださいね。
オンラインゲームで遊ぶときの通信の仕組み
オンラインゲームの通信方式は意外とシンプルなので仕組みを理解するのは簡単ですが、必要な通信速度は3種類あります。
必要な通信速度の種類を知っておくと、快適にプレイできる環境の作り方を理解しやすくなります。
ゲーム機器とネット回線、専用サーバーを介して通信を行う
オンラインゲームでは以下の3つで通信が成り立っています。
- ゲーム機やスマホ、タブレット
- インターネット回線
- ゲームメーカー側のサーバー
ゲーム機やスマホ、タブレットはゲームの動作、ネット回線はオンライン対戦や協力プレイでの通信を行う役割をしています。
ゲームメーカーが用意するサーバーはプレイヤーが要求する動作(ボタンを押すときの反応)や、対戦や協力プレイでの他のプレイヤーとのマッチングを行っています。
つまり、オンラインゲームは端末と回線、メーカー側のサーバーがあってはじめてプレイできるわけです。
どれか一つにでも不具合が起きると、オンラインゲームを快適にプレイするのは困難になります。
ストリーミング形式のゲームサービスも開始している
オンラインゲームをプレイするときはゲーム機やPCでゲームを起動して基本動作をさせるのが一般的ですが、今はStadiaやPS nowなどのストリーミング形式でゲームの起動と動作をさせるサービスも登場しています。
ストリーミング形式ではゲーム機やスマホなどの端末ではなく、運営元が提供するサーバーがゲームを動作させます。
ストリーミング形式では端末はサーバーが動作させるゲームの画面をネット回線経由で映し出す役割だけをします。
必要な速度は3種類
オンラインゲームに必要な通信速度は以下の3つあります。
- 下り速度
- 上り速度
- Ping値
下り速度は動画やウェブサイトのデータを読み込むときに必要なもので、オンラインゲームでは自分がボタンを押してから反応する動作や相手の操作を受信する際に用いられます。
上り速度はLINEのメッセージやメールの送信、動画のアップロードに必要で、オンラインゲームでは自分がボタンを押してゲーム上での動作を要求するために使います。
Ping値とは回線が応答するスピードを指します。
わかりやすく説明すると、ウェブサイトや動画の閲覧を要求してからデータの読み込みがはじまるまでのスピードです。
オンラインゲームではボタンを押してからゲームが反応するまでの速度がPing値と考えるといいでしょう。
オンラインゲームに必要な通信速度
オンラインゲームをプレイする際に必要な下りと上りの速度はさほど速くありませんが、Ping値はかなり重要視されます。
従来の形式なら下りと上りは5Mbps以上も出ていれば充分
ゲーム機やスマホでオンラインゲームを動作させる場合、必要な通信速度は下りと上りともに5Mbps以上です。
端末がゲームを動作させる状況では、必要な通信は自分と相手のボタン操作による要求データだけになるからです。
ボタン操作による動作の要求はそれほど通信量を消費しないので、数十Mbps以上もの速度は求められません。
ストリーミング形式なら12Mbps以上は欲しいところ
先ほどご紹介したStadiaやPS nowなどのストリーミング形式でオンラインゲームをプレイする場合、より速い通信速度が必要になります。
ストリーミング形式ではサーバーから動作するゲームのデータを読み込まなければいけないからです。
すでに日本でサービスを開始しているPS nowは12Mbps以上の通信速度を必要としています。
今後はより通信速度の速さが求められるサービスの登場も考えられるので、ストリーミング形式の活用を考えているなら高速通信ができる回線を用意しておきましょう。
Ping値は1ケタ、最低でも10~20msにしておきたい
快適にオンラインゲームをするためには、通信速度だけでなくPing値の速さも大切です。
Ping値が遅いとボタンを押してからゲームが反応するまでの感覚にラグ(遅延)が発生するからです。
Ping値はボタンを押してからの反応だけでなく、ゲームの動作がカクつかないかも左右するポイントなので重要視しなければいけません。
Ping値は通信速度と違って数値が低いほど良いとされていて、理想は1ケタ、最低でも10~20msまでにはしておきたいところです。
20msを超えると数フレーム単位での遅延が起き、FPSやTPS、格闘ゲームでの勝敗を左右する要因になってしまいます。
オンラインゲームで推奨されている通信速度
さまざまなメーカーがオンラインゲームで推奨している通信速度はかなり曖昧で、公式サイトにはどれほどのスピードが必要なのかが記載されていません。
どのような回線が必要なのかは記載されていますが、先ほどご説明した通り。
ほとんどのゲームはブロードバンド環境推奨としている
あらゆるメーカーはオンライン対戦や協力プレイができるゲームをするためにブローバンド通信環境を必要としています。
ブロードバンド通信環境とは主に以下の3種類の回線のどれかを利用している状況を指します。
- 光回線
- ADSL
- WiMAX・ポケットWiFiなどのモバイル回線(ホームルーター含む)
とはいっても、上記のどの回線を使っていてもいいわけではありません。
ADSLは自宅と基地局までの距離で通信速度とPing値が左右されるうえに、家電から発せられるノイズを拾って通信状態が不安定になるパターンが起きがちなのでオンラインゲームには向いていません。
WiMAXなどのモバイル回線は通信速度こそ速いですが、電波の状態が変動しやすくPing値が安定しないので、快適にできるゲームは限られます。
光回線では光ファイバーのケーブルを使うので通信速度とPing値どちらの安定性も高く、あらゆるオンラインゲームに適しています。
プレイするゲームの種類で光回線とモバイル回線のどちらが良いかが決まる
オンラインゲームを快適に遊べる通信環境は光回線かモバイル回線の2択になるわけですが、どのようなオンラインゲームをプレイしたいかでどちらを使うべきかが変わります。
フォートナイトや荒野行動などのFPS・TPSや鉄拳7などの格闘ゲームではフレーム単位で遅延を削減したいので、通信速度とPing値のどちらも速い光回線が適しています。
モバイル回線はPing値こそ不安定ですが、麻雀やカードゲームなどでは速度だけが重要なので、アクションゲーム以外に向いています。
とはいえ、モバイル回線は電波の状況次第でテーブルゲームのオンラインプレイすら困難になるので、光回線を使うのが基本と考えてください。
理想的な通信速度のネット環境を作る方法
どのゲーム機やデバイスでオンラインゲームをプレイする場合でも、見あった回線環境が必要です。
回線環境が整っていないとラグが起きて快適なプレイができないので、必要な回線や周辺機器は把握しておきたいところです。
FPSやTPS、格闘ゲームをするなら光回線と有線接続を
インターネット回線にはいろいろな種類がありますが、オンラインゲームをプレイするなら光回線を使うのが望ましいです。
対戦型のオンラインゲームで遊ぶには通信速度とPing値の速さが重要になるからです。
WiMAXやソフトバンクエアーなどのモバイル回線は工事をせずに利用できるうえに通信速度が速いので手を出したくなりますが、Ping値が遅くなりやすいデメリットがあります。
Ping値とは回線の応答速度で、ボタンを押してからゲームが反応するまでのスピードを指します。
Ping値は1ケタ、最低でも10~20msであるのが理想で、20msを超えると遅延を感じて快適なプレイができません。
とくにバトルロイヤルや格闘ゲームでプレイする場合は、Ping値が遅いと遅延を感じやすくなります。
Ping値があまりにも遅いと、カードゲームや麻雀などでも反応が遅くなるのでモバイル回線は選択肢に入れないようにしましょう。
光回線ならPing値が20ms以内にしてくれるので、オンラインゲームをするための基本の選択肢となります。
光回線にはさまざまな種類がありますが、オンラインゲームに向いているサービスは以下の3つです。
- NURO光
- auひかり
- ドコモ光(プロバイダはGMOとくとくBB)
NURO光
引用元: https://www.nuro.jp/hikari/
NURO光は最大2Gbpsもの速度に対応した高速回線です。
従来の光回線は最大通信速度が1Gbpsだったので、オンラインゲーマー以外からの支持を得ています。
最大速度が2Gbpsだと初期費用が高くないか不安に感じますが、NURO光では工事費が実質無料なので安心して契約できます。
ソフトバンクユーザーなら「おうち割光セット」を適用でき、スマホ1台につき毎月500円か1,000円の割引が入るので料金の安さも良好です。
ただ、NURO光は関東・東海・関西、福岡と佐賀でしか提供されていないうえに、対象エリアに住んでいても利用できない可能性があるので注意してください。
NURO光の提供エリアが狭いデメリットを踏まえると、他の回線も選択肢に入れておきましょう。
ソフトバンクユーザーならソフトバンク光、他社のスマホユーザーなら後でご紹介するauひかりとドコモ光がおすすめです。
auひかり
引用元: https://www.au.com/internet/
auひかりは最大通信速度が1Gbpsではありますが、実効速度の評価が高いのでオンラインゲーマーから支持されている回線の一つとなっています。
auひかりは最大速度が1Gbpsの光回線のなかでは実効速度の評判がとくに良いサービスで、オンラインゲームをプレイしたい人から人気です。
工事費実質無料キャンペーンが受けられるので初期費用の負担がなく、auのスマホユーザーなら「auスマートバリュー」の割引が受けられるのでコストの安さでもおすすめです。
ドコモ光(プロバイダはGMOとくとくBB)
引用元: https://gmobb.jp/service/docomohikari/
ドコモのスマホを使っているのであればドコモ光も選択肢に入れておきたいところです。
ドコモ光ではプロバイダをGMOとくとくBBにすることでV6プラスを利用でき、オンラインゲームに適した通信速度を維持できます。
ドコモユーザーにドコモ光をおすすめする理由は「光セット割」で、スマホへ割引が入り実質利用料金が安くなります。
工事費無料やキャッシュバック、dポイントプレゼントといった特典も用意されているので、ドコモユーザーの人は検討してみるといいでしょう。
ルーターやLANケーブルの規格にもこだわろう
光回線と有線接続の利用に加えて、ルーターやLANケーブルの性能も快適にオンラインゲームをプレイできるかを左右するポイントです。
ルーターやLANケーブルは種類ごとに性能が違います。
ルーターに搭載されているLANポートは以下の3種類あり、1000BASE-T対応のポートが付いたルーターを使いたいところです。
規格 | 最大通信速度 |
1000BASE-T | 1Gbps |
100BASE-T | 100Mbps |
10BASE-T | 10Mbps |
LANケーブルの種類も以下の6つあり、最低でもCAT6以上にしておくのが理想です。
規格 | 最大通信速度 | 伝送帯域 |
CAT8 | 40Gbps | 2000MHz |
CAT7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT5e | 100Mbps | 100MHz |
CAT5 | 100Mbps | 100MHz |
さらにLANケーブルには形状もスタンダードとフラット、細型の3つがあります。
フラットと細型には家電からのノイズを拾って通信状態が低くなるデメリットがあるので、スタンダードを選びましょう。
スタンダードならノイズを拾う可能性を低くしてくれます。
どうしてもWiFi接続でオンラインゲームを遊びたい人は、対応の無線LAN規格をチェックしてルーターを選びましょう。
無線LANの規格は5種類あり、IEEE802.11acに対応したルーターを使うのが望ましいです。
規格 | 最大通信速度 |
IEEE802.11ac | 866~1300Mbps |
IEEE802.11n | 300~450Mbps |
IEEE802.11a | 54Mbps |
IEEE802.11g | 54Mbps |
IEEE802.11b | 11Mbps |
SwitchではDockとアダプターを使って有線接続ができる
Nintendo Switchは基本的にWiFi接続がメインのゲーム機ですが、DockとLANアダプターを使えば有線での接続も可能です。
Amazonや家電量販店ではさまざまなLANアダプターが販売されていますが、おすすめなのはHORI製です。
引用元:Amazon
HORIはゲーム機の周辺機器メーカーのなかでも大手で、プロゲーマーから愛用されるコントローラーを手がけています。
LANアダプターの性能も優秀なので、オンラインプレイをするためにアダプターを使うのなら最有力候補といえます。
なお、Nintendo Switch Liteではハブスタンドが必要なので注意してください。
スマホやタブレットでも有線接続ができる
スマホやタブレットでも変換アダプターを使えば有線LANでのネット接続が可能になります。
販売価格は数千円と安価なので、思ったよりも簡単に手に入ります。
有線LANアダプターを使って有線接続をできるようにすれば、フォートナイトやPUBGなどのバトルロイヤルゲームもより低遅延でプレイできるようになりますよ。