光回線のおすすめ4選

OCN光とドコモ光の決定的な違い7つ!どっちがいいか比較!

現在のインターネットは、回線とプロバイダがセットになったサービスが人気を集めています。

回線とプロバイダがセットになったサービスには多くの種類がありますが、その中でも知名度が高いOCN光が魅力的に見える人は多いのではないでしょうか?

しかし、ドコモ光も人気を集めているので気になりますよね?

ドコモ光とOCN光にはどちらもサービスの質が高いという共通点がありますが、どちらを選ぶかの基準になる相違点も多く存在しています。

そこで、ここではOCN光とドコモ光の違い7つを紹介し、どちらを選んだほうがいいのか解説します。

OCN光とドコモ光のどちらを契約すればいいのかわからない人は、参考に読んでみてくださいね。

ドコモ光とOCN光の共通点5つを知ろう!

5

ドコモ光とOCN光には、意外にも5つの共通点があります。

5つの共通点を見ると、どちらもクオリティが高いサービスであることがわかります。

共通点その1.利用する回線が同じ

ドコモ光とOCN光は、どちらもフレッツ光の回線でインターネットを提供しています。

ご存知の人も多いと思いますが、フレッツ光はNTTが提供する信頼度が高い回線です。

なので、フレッツ光の回線を利用するドコモ光とOCN光は、どちらもクオリティが高いサービスだと言えます。

共通点その2.対応している通信速度が同じ

フレッツ光の回線は最大で1Gbpsの通信速度に対応しています。

ドコモ光とOCN光はフレッツ光の回線を利用するので、どちらも最大1Gbpsの通信速度に対応しています。

しかし、ドコモ光とOCN光は、実際に出る通信速度に違いがあります。

実効速度の違いについては、後で詳しく説明します。

共通点その3.サービスの提供エリアが同じ

日本地図

ドコモ光とOCN光はどちらもフレッツ光の回線を利用するので、

フレッツ光のサービス提供エリア=ドコモ光とOCN光のサービス提供エリア

ということになります。

フレッツ光のエリア確認ページで提供可能と表示されれば、ドコモ光とOCN光のどちらも契約できるので、下記のページで調べてみましょう。

フレッツ光 サービス提供エリア確認ページ

エリアURL
東日本https://flets.com/app2/cao/prefselect/index/
西日本https://flets-w.com/service/next/area/

共通点その4.工事が必要になる条件が同じ

ドコモ光とOCN光は、どちらも新規で契約するには回線の導入工事が必要です。

工事で行われる作業の内容は、どちらのサービスを選んでも変わりません。

戸建てで利用する場合、電柱から自宅に光ファイバーを引いてから、宅内に光コンセントとホームゲートウェイが設置されます。

フレッツ光 開通工事の流れ 戸建て

マンションでは予め住居に光ファイバーが引かれていることが多いです。

よって、壁の中から宅内に通信ケーブルを引っ張り、光コンセントとホームゲートウェイが設置されることがほとんどです。

フレッツ光 開通工事の流れ マンション

フレッツ光から乗り換える場合は、どちらのサービスを選んでも回線を続けて利用するので、工事をする必要がありません。

ただ、フレッツ光で品目が古い「プレミアム」を利用していると、工事が必要になることがあります。

共通点その5.スマホ代が安くなるセット割引がある

ドコモ光とOCN光には、どちらにもスマホ代が安くなるセット割引があります。

しかし、割引が受けられるスマホのキャリアには条件があり、割引される金額にも大きな違いがあります。

セット割引の内容はどちらのサービスを選ぶかの大きな基準になるので、後半でしっかり把握しておきましょう。

ドコモ光とOCN光の違い7つを知ろう!

7

ドコモ光とOCN光には多くの共通点がありますが、サービスを選ぶポイントになる相違点も7つあります。

違いをしっかり把握して、どちらのサービスが優れているのかを考えてみましょう。

違いその1.サービスの提供元が違う

ドコモ光とOCN光はどちらも利用する回線の種類が同じものになっていますが、サービスの提供元が全く異なります。

ドコモ光では、名前の通りドコモがサービスの提供元になり、OCN光もOCNがサービスの提供元になります。

サービスの提供元が違うと、利用料金の支払い先や問い合わせるサポート窓口も変わります。

ドコモ光ではドコモが、OCN光ではOCNが利用料金の支払い先とサポート窓口になり、フレッツ光を運営するNTTに連絡することはほとんどありません。

違いその2.プロバイダの選択可否が違う

ドコモ光とOCN光は、どちらも回線とプロバイダがセット契約になっている通称「光コラボレーション」サービスです。

光コラボは利用するプロバイダが事業者から指定されていることが基本ですが、ドコモ光では対象の事業者であれば好きなプロバイダを選ぶことができます。

OCN光では利用するプロバイダがOCNに指定されているので、他の事業者を選ぶことができません。

違いその3.月額料金が違う

お金

ドコモ光とOCN光には、月額料金の値段にも違いがあります。

ドコモ光の料金プランにはタイプAとタイプBの2種類があり、それぞれの月額料金は下記の値段になっています。

ドコモ光 月額料金

住居タイプタイプAタイプB
戸建てタイプ5,200円5,400円
マンションタイプ4,000円4,200円

料金プランは選んだプロバイダで決まるので、下の表を参考にしてください。

ドコモ光 利用可能プロバイダ

タイプ利用可能プロバイダ
タイプAドコモnet、plala、So-net、
GMOとくとくBB、DTI、
Tigers-net.com、BIGLOBE、excite、
andline、Ic-net、U-Pa!、@nifty、
エディオンネット、SYNAPSE、
TiKiTiKi、Rakutenブロードバンド、
hi-ho、COARA、@ネスク、SIS
タイプB@TCOM、OCN、TNC、AsahiNet、
WAKWAK、@ちゃんぷるネット

OCN光の料金プランには標準契約と2年契約の2種類がありますが、値段が安い2年契約に加入することがほとんどです。

OCN光 月額料金

住居タイプ標準契約2年契約
戸建て6,200円5,100円
マンション4,700円3,600円

ドコモ光とOCN光の月額料金をまとめた表で見比べてみましょう。

ドコモ光・OCN光 月額料金比較表

サービス戸建てマンション
ドコモ光タイプA:5,200円

タイプB:5,400円

タイプA:4,000円

タイプB:4,200円

OCN光標準契約:6,200円

2年契約:5,100円

標準契約:4,700円

2年契約:3,600円

戸建てとマンションともに、2年契約に加入すればOCN光のほうが安いという結果ですね。

ただ、セット割引を受けることができれば話は変わってくるので、月額料金だけで判断してはいけません。

違いその4.セット割引の内容が違う

セット割引

ドコモ光とOCN光には、どちらにもスマホ代が安くなるセット割引があります。

ドコモ光では、ドコモのスマホ代が安くなる「光セット割」を受けることができます。

割引される金額はスマホ側の契約プランで変わりますが、スマホ代が最大で3,500円安くなります。

光セット割 割引金額一覧 シェアパックを利用している場合

プランマンション
タイプ
戸建て
タイプ
ウルトラシェア
パック100
(100GB)
3500円3200円
ウルトラシェア
パック50
(50GB)
2900円2500円
ウルトラシェア
パック30
(30GB)
2500円2000円
シェアパック
15(15GB)
1800円1800円
シェアパック
10(10GB)
1200円1200円
シェアパック5
(5GB)
800円800円

※シェアパックを利用している場合、割引は親回線が受けることになります。

光セット割 割引金額一覧 利用しているスマホが1台の場合

プランマンション
タイプ
戸建て
タイプ
ウルトラデータ
LLパック(30GB)
1,600円1,100円
ウルトラデータ
Lパック(20GB)
1,400円900円
データMパック
(5GB)
800円800円
データSパック
(2GB)
500円500円

OCN光では、格安SIMサービス「OCNモバイルONE」でスマホを利用すると、「OCN光モバイル割」を受けることができます。

割引金額は1律200円ですが、最大で5代のスマホが同じ割引を受けることができます。

OCN光モバイル割

ドコモ光の光セット割と比べると割引金額が低く感じますよね。

しかしOCNモバイルONEではドコモよりも安い値段でスマホが利用できるので、妥当な設定と言えます。

ドコモでスマホを使っている人はドコモ光が、OCNモバイルONEを利用していたり、格安SIMへの乗り換えも考えている人ならOCN光がお得なサービスになります。

違いその5.実効速度が違う

ドコモ光とOCN光には、実効速度の速さに差があります。

ドコモ光では100M bps以上の下り速度が出ることが多く、数値が400Mbps以上になることもあります。

ただ、ドコモ光には、プロバイダ選びを間違えると実効速度が遅くなる恐れがあります。

接続方式を「iPv6」に切り替えないと通信速度が安定しないプロバイダも少なくありません。

ドコモ光を利用する場合、評判が良く「iPv6」に対応したプロバイダを選ばなければいけません。

OCN光の実効速度は、利用した人によって数値にバラつきがあります。

100Mbps以上の速度が出る人もいれば、契約してから半年後に数値が落ちるたという人も少なくありません。

OCN光の実効速度が人によって違う原因は、接続方式を「iPv6」にしているかにあります。

接続方式を「iPv6」にしている人は通信速度が安定し、「iPv6」にしていない人は通信速度が不安定になりやすい傾向があります。

ただ、OCN光で「iPv6」を利用しても、ドコモ光ほどの通信速度が出るという事例はあまり見かけません。

インターネットが使えないほどの差が出るわけではありませんが、通信速度のクオリティを求めるならドコモ光を選んだほうがいいかもしれません。

違いその6.初期費用の金額が違う

お金と電卓

ドコモ光とOCN光はどちらも新規で契約するには、

  • 戸建てで18,000円
  • マンションで15,000円

の工事費用が必要です。

表面上の金額は同じですが、キャンペーンによる特典で工事費による実質的な負担額に違いが出ます。

違いその7.キャンペーンの内容が違う

ドコモ光では、タイミングが良ければ公式キャンペーンで工事費が無料になります。

ドコモ光新規工事料無料キャンペーン

公式キャンペーンが実施されていないタイミングでも、代理店のサイトで申し込んでキャッシュバックを受け取ることで、工事費の負担を抑えることができます。

しかし、代理店からもらえるキャッシュバックの金額は10,000円前後が相場なので、工事費による負担を全て無くすことはできません。

代理店からキャッシュバックをもらうにも、「ひかりTV」や「スカパー」への加入が条件になっていることも多いです。

OCN光でも、タイミングが良ければ公式キャンペーンで工事費が無料になります。 

OCN光2018新生活キャンペーン

公式キャンペーンが実施されていない時期でも、代理店から申し込んでキャッシュバックをもらえば、工事費の負担を減らすことができます。

もらえるキャッシュバックの金額は代理店によって違いますが、定評のあるブロードバンドナビで申し込めば最大で18,000円になります。

もらえるキャッシュバックの最大金額で考えると、OCN光のほうが初期費用が安くなりやすいと言えます。

ドコモ光とOCN光ならどっちを選ぶべき?さまざまな状況を仮定して解説!

ドコモ光とOCN光にはあらゆる相違点があります。

ただどちらを選ぶべきかは人それぞれのタイプによって変わるので、一概に結論を出すことはできません。

そこで、自分のタイプと照らし合わせるために、さまざまな状況を仮定してどちらのサービスを選ぶべきなのか考えてみましょう。

状況その1.新規で契約するならドコモ光とOCN光のどっちを選ぶべき?

新規

新規で契約する場合、ドコモ光とOCN光のどちらも工事が必要ですが、初期費用による負担はキャンペーン特典で減らすことができます。

ドコモ光とOCN光はタイミングによって初期費用の違いがでますが、それよりも大事なのは「セット割引を受けることができるか」です。

ドコモ光とOCN光はどちらもクオリティが高いサービスですが、セット割引を受けることができなければお得ではありません。

ドコモでスマホを使っているなら光セット割が受けられるドコモ光を利用するべきです。

そしてOCNモバイルONEを利用している人ならOCN光モバイル割が受けられるOCN光を契約したほうがいいでしょう。

また、格安SIMへの乗り換えも考えているなら、OCN光とOCNモバイルONEの同時申し込みをしてみるのも悪くありません。

状況その2.ドコモ光からOCN光へ乗り換えるのはアリなのか?

ドコモ光からOCN光

ドコモ光からOCN光に乗り換える価値は、OCNモバイルONEを利用したとしてもタイミングによって変わるというのが正直なところです。

ドコモ光からOCN光に乗り換えるには、ある程度の費用が必要だからです。

ドコモ光とOCN光はどちらも同じフレッツ光の回線を利用します。

ただフレッツ光から乗り換えるときとは違い、管理システムが異なる関係で工事をしなければいけません。

キャンペーン特典を受ければ工事費の負担は減らすことができますが、ドコモ光の違約金も乗り換えの大きな壁になります。

ドコモ光を解約するには、更新月ではない限り8,000円から13,000円の違約金を支払わなければいけません。

OCN光には他社の違約金を負担してくれるキャンペーンがないので、ドコモ光から乗り換えるには8,000円以上の出費が発生するわけです。

つまり、OCN光へ乗り換える価値は、ドコモ光の更新月になってはじめて生じるわけです。

光セット割を受けていてドコモでスマホを使い続ける人は、更新月であってもOCN光に乗り換えないほうがいいです。

状況その3.OCN光からドコモ光へ乗り換えるのはアリなのか?

OCN光からドコモ光

光セット割による割引金額が高ければ、OCN光からドコモ光へ乗り換える価値はあります。

割引金額が低いと乗り換える費用がネックに感じるので、一概におすすめとは言えません。

OCN光からドコモ光へ乗り換える場合も先ほどと同様で、工事が入るため高額な初期費用が発生します。

初期費用はキャンペーンによる特典で減らすことができます。

しかしOCN光で2年契約に加入していると、更新月でない限り解約すると11,000円の違約金が請求されます。

つまり、光セットの割引金額が11,000円の違約金が気にならないほど高ければ、ドコモ光に乗り換える価値が出てくるわけです。

光セット割の割引金額と乗り換え費用の負担を比較して、契約すべきか判断してください。

auやソフトバンクでスマホを使っている人は他社のサービスを選ぶべし

電話をかけるビジネスマン

auとソフトバンク光でスマホを使っている場合、ドコモ光をOCN光のどちらを契約してもセット割引を受けることができません。

他社のサービスとの比較もしたほうがいいでしょう。

auでスマホを使っていればauひかりやKDDIの提携サービスを。

ソフトバンクでスマホを使っていればソフトバンク光を利用すればセット割引を受けることができます。

料金の安さを重視するときは、セット割引が受けられるサービスを選ぶことが基本です。

ただ、セット割引の金額が低いとドコモ光やOCN光を選んだほうがいい場合もあるので、比較だけはしておくことをおすすめします。

まとめ

ドコモ光とOCN光のどちらを選ぶか迷ったときは、セット割引が受けられるサービスを契約することが基本です。

ただ、ドコモ光とOCN光は工事費を減らせるキャンペーンしかありません。

ですので乗り換えで契約する場合はセット割引と他社の違約金を比較して判断しなければいけません。

乗り換えで契約する場合、どちらのサービスを選ぶにしても違約金とセット割引によるお得度を比較して申し込むかを判断しましょう。