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テレビでネットフリックスが配信中の映画やドラマが見たいという願望を持っている人は多いのではないでしょうか?
ネットフリックスの映像作品をテレビに映し出すことは簡単にでき、方法も4通りあります。
ただ、テレビでネットフリックスの動画を見るメリットを活かすには、利用する回線の品質や通信機器の性能が求められます。
ここではネットフリックスをテレビで見る方法をランキングにしてご紹介します。ネットフリックスをテレビの大画面で見たい人は参考にする価値がありますよ。
目次
ネットフリックスをテレビで見る仕組み
ネットフリックスをテレビで見るには自宅がインターネットへ接続できる状況があるのが大前提で、対応機器の用意も必須です。
用意するべき機器はさまざまで、自分の環境や好みにあったものを選択できます。
テレビでネットフリックスを見る方法は3種類
ネットフリックスで配信中の映画やドラマをテレビで見る方法は、大きく分けると以下の3通りあります。
- インターネット接続が可能なスマートテレビを利用する
- テレビにAndroidTV対応のスマートボックスかChromecast・AppleTVなどを接続する
- インターネットへ接続可能なスマホやiPhoneの画面をテレビに映す(パソコンも可能)
①はインターネット接続に対応したテレビでネットフリックスを視聴する方法で、対応テレビを用意するだけとシンプルです。
②はインターネット接続に対応していないテレビでもネットフリックスが見られる方法で、テレビにつなぐ機器がネットフリックの映像を映し出す役割をします。
③の方法ではスマホやiPhone側で契約中のLTE回線があればネットフリックスの画面をテレビに映せます。
しかし、速度制限のデメリットがあるので固定回線を契約してWi-Fi環境を作っておくのが好ましいです。
ネットフリックスをテレビで見るには回線の品質が最重要
どの方法を使うとしても、快適にネットフリックスをテレビで見るには利用するインターネット回線の品質が求められます。
ネットフリックスの公式サイトによると、配信されている映像作品を見るには画質別で以下の通信速度を出せる回線が必要です。
画質 | 必要な速度 |
SD画質(標準画質) | 3Mbps |
HD画質(高画質) | 5Mbps |
UHD画質(最高画質) | 25Mbps |
インターネット回線の種類は4つあり、それぞれ通信速度の速さと安定性が異なっています。
- 光回線
- ホームルーター
- モバイルルーター
- スマホ用のLTE回線
4種類の回線の最大通信速度をまとめました。
回線種別 | 最大通信速度 |
光回線 | 1Gbps以上 |
ホームルーター | 867Mbps |
モバイルルーター | 867Mbps |
スマホ用のLTE回線 | 225Mbps |
理論上ではどのインターネット回線もネットフリックスの動画作品が見られる品質ではありますが、通信速度が安定するかに違いがあります。
ホームルーターとモバイルルーター、LTE回線は基地局から発信される電波の状態で良いかで通信速度が左右されるため安定性が乏しく、動画を見すぎると速度制限がかかるデメリットもあります。
4つの回線に設けられている速度制限の条件もまとめました。
回線種別 | 速度制限に該当する条件 | 制限時の通信速度 | 速度制限がかかる時間 |
光回線 | 速度制限なし | – | – |
ホームルーター | ソフトバンクエアー:基本的になしだが、夜に速度規制あり WiMAX:直近の3日で10ギガの消費 | ソフトバンクエアー:5~7Mbps WiMAX:1Mbps | ソフトバンクエアー:毎日夜20時から深夜1時まで WiMAX:直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
モバイルルーター | 直近の3日で10ギガの消費 | 1Mbps | 直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
スマホ用のLTE回線 | 契約プランで決められているデータ容量の使い切り | 最大128Kbps | 月末まで |
テレビだけでなくスマホやタブレットから視聴する場合でも、速度制限がかかったモバイルルーターやホームルーター、LTE回線ではネットフリックが配信する作品は視聴できません。
また、ネットフリックスの動画をテレビサイズで見ると、消費するデータ容量が大きくなり速度制限を受けやすくなります。
LTE回線の速度制限は特に厄介で、受けるとYahoo!ニュースなどのウェブサイトすら見られないほど低速になり、実質的にインターネットが使えません。
また、月末まで速度制限は続きます。
以上の情報を考慮すると、テレビでネットフリックスを見るなら光回線を使うのが理想です。
ネットフリックスをテレビで見る簡単な方法ランキング
先ほどテレビでネットフリックを見る方法は大きくわけると3つとご説明しましたが、細かく分けると4通りあります。
使いやすいものから順番に4種類の方法をご紹介します。
1位 スマートテレビを使う
ネットフリックスをテレビで見たいと思っている人にもっともオススメなのは、スマートテレビを利用する方法です。
スマートテレビとはインターネット通信に対応したテレビで、Wi-Fiなどで回線に接続すればネットフリックスをはじめとした配信サイトの動画が視聴できるものです。
すでにインターネット通信に未対応のテレビを家に置いている場合、スマートテレビの利用は買い換えが発生するので、手間や費用を考えると新居への引越しなどの事情が伴わない限りは現実的な方法とはいえません。
つまり、スマートテレビの利用は新しいテレビへの買い換えを検討している人向けの方法というわけです。
それでもスマートテレビの利用をオススメするのは、ネットフリックスがUHD画質、いわゆる4K対応の動画配信サイトだからです。
今や4Kはスマホやタブレットでも再生が可能ですが、より鮮明な画質でネットフリックスを見るならテレビ画面がベストです。
スマートテレビの販売価格の振れ幅は広いですが、HD画質対応モデルですら最低でも25,000円ほどと安くはありません。
4K動画対応モデルになると5万円から10万円以上と高額ですが、費用対効果を感じるほど鮮明でダイナマックな画質でドラマや映画見られます。
設定方法も簡単で、後ほどご紹介するAndroidTVとほとんど同じ流れ(AndroidTV内蔵テレビも販売されています)です。
リモコンにNetflixボタンがあるテレビもある
現在販売中のテレビのなかには、リモコンにNetflixボタンがあるモデルがあります。
引用元: https://www.sony.jp/bravia/campaign/nf8/
リモコンにNetflixボタンがあるテレビではアプリのインストールをする手間がなく、押すだけでアプリを起動させて映像作品の視聴が可能になります。
ネットフリックスを見るためにスマートテレビを購入するなら、リモコンにNetflixボタンがある製品もチェックしてみましょう。
2位 Android TV・Choromecast・Apple TVを使う
利用しているテレビがインターネット通信に対応しておらず、スマートテレビへの買い換えはしたくないのであれば、AndroidTV対応スマートボックス(以下、AndroidTV)やChromecast、AppleTVなどの機器を活用する方法がオススメです。
AndroidTVなどの機器はインターネットの利用画面をテレビに映すアイテムなので、大画面でネットフリックスを見るには持ってこいのツールです。
設定こそ必要ですが、接続方法は簡単でテレビのHDMI端子に接続するだけです。
もちろん4K対応モデルも販売中なので、ネットフリックスの良さを最大限引き出したい人にはチェックしてみましょう。
とくにオススメなのはAndroid TV対応のスマートボックスやChoromecastです。
AndroidTV対応スマートボックスやChoromecastはApple TVよりも販売価格が安く、手が出しやすいからです。
AndroidTVをはじめとしたテレビ向けインターネット機器の販売価格をまとめました。
製品種別 | 販売価格 |
AndroidTV対応スマートボックス(Timmery h96 max) | 6,957円 |
Chromecast | 1,998円 |
Fire TV Stick | 4,980円 |
Fire TV Stick 4K | 6,980円 |
AppleTV HD(32GBのみ) | 16,441円 |
AppleTV 4K(32GB) | 20,606円 |
AppleTV 4K(64GB) | 22,689円 |
※2019年9月時点でのAmazonでの販売価格です。
AndroidTVやChromecastの販売価格はAppleTV よりもずっと安めです。
ネット動画を再生するときの画質も充分高いので、テレビでネットフリックスを見るために周辺機器を探すならAndroidTVやChromecastが有力候補といえるでしょう。
Fire TV Stickも値段は安く魅力ですが、以前にGoogleアプリが使えなくなった前歴があるので強くはオススメできません(2019年7月からはYouTubeアプリの利用が可能になっています)。
設定のシンプルさで機器を選ぶならおすすめはAndroidTVです。
AndroidTVをインターネットに接続するときは、最初にテレビのHDMI端子につないでから画面にメニューを表示させ、リモコン操作で下部にある「ネットワーク設定」を選びます。
次の画面でいつも利用しているWi-Fiへ接続すれば、インターネットへの接続設定は完了です。
AndroidTVでは有線接続も可能です。
引用元: https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/45709020M-JP.pdf
インターネットへの接続が完了したあとは、スマホなどでGoogleアカウントを作成してから(すでに持っている人は作成の必要なし)Google Play Storeにログインしてネットフリックスのアプリをダウンロードします。
(あらかじめインストールされている場合もあります)
引用元: https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/45709020M-JP.pdf
ネットフリックスのアプリをインストールできれば、テレビでの動画視聴ができるようになります。
Chromecastは初期設定が複雑なので、簡単にテレビでネットフリックスを見られる環境を作りたいのであればAndroidTVが最有力候補です。
AndroidTVなどの機器を買うときは、それぞれのアイテムが対応しているインターネットへの接続方式も確認してください。
ほとんどの機器はWi-Fi通信に対応していますが、有線接続の対応しているのはAndroidTVとAppleTVのみです。
製品種別 | 対応接続有無 |
AndroidTV対応スマートボックス | Wi-Fi・有線 |
Chromecast | Wi-Fiのみ |
Fire TV Stick | Wi-Fiのみ |
AppleTV | Wi-Fi・有線 |
テレビにネットフリックの動画を映し出す機器を使うには、Wi-Fi環境が必須だと考えましょう。
3位 変換アダプターやHDMIケーブルでスマホやiPhoneをテレビにつなぐ
簡単にネットフリックスをテレビで見たいと考えているのであれば、専用の変換アダプターか変換ケーブル、HDMIケーブルを使ってスマホやタブレットをテレビにつなぐ方法がオススメです。
Amazonなどの通販サイトや家電量販店ではスマホやiPhoneをテレビのHDMI端子に接続できる変換アダプターや変換ケーブルが販売されていて、値段も1,500円から2,000円と手が出しやすいです。
上記のアイテムを使えばスマホやiPhone、タブレットをテレビにつなぐだけでネットフリックスを大画面で見られるようになります。
すでにスマホなどにネットフリックスのアプリをインストールしておけば細かい設定をする必要もなく、一番気軽に手が出せる方法といえます。
ただ、利用しているスマホやタブレットが4K未対応だと、ネットフリックスが出せる画質を最大限活かせないので古いモデルを利用している人は機種変更や他の方法も検討してみましょう。
HDMIケーブルを使って4K対応のパソコンをテレビにつなぎ、パソコン側で再生しているNetflixの動画をテレビに映す方法もあります。
4位 スマホやiPhoneの画面をWi-Fi対応テレビへミラーリングする
スマホやiPhoneの画面をWi-Fi接続に対応のテレビにミラーリングするのも一つの方法ですが、あまりおすすめはできません。
ミラーリングができる環境があるなら、テレビに接続している機器を使うだけでネットフリックスの視聴が可能だからです。
スマホの画面をテレビにミラーリングする方法は以下の状況で行えます。
- テレビ側にAndroidTVやChromecast、AppleTV などを接続している
- AndroidTV内蔵のテレビを利用している
AndroidTVやChromecastがある状況ではミラーリングを使わずにネットフリックスの動画をテレビに映し出せるので、わざわざスマホやiPhoneの画面をテレビに映す必要がありません。
設定方法も面倒なうえに、Wi-Fiの通信状態が不安定になると映像がカクついてしまう短所もあるので、基本的にミラーリングは選択肢に入れないほうがいいでしょう。