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ネットリテラシーとはどんな意味?低い人が知っておくべきこと5つ!

ネットリテラシーとはどんな意味の言葉なのかお調べですね。

ネットリテラシーとはインターネットを正しく使えるスキルを意味する言葉で、あらゆるウェブサイトやSNS、動画配信サイトを見るときに習得しておくべきものです。

ネットリテラシーの具体的な意味は当たり前の内容と思われるものばかりですが、意外と疎かになりがちなポイントもあります。

ネットリテラシーの意味を知って「そんなことわかっているよ」と片付けずに、自分は正しく安全にインターネットを利用できているのかチェックしてみましょう。

ここではネットリテラシーの意味と、ネットリテラシーが低い人が知っておくべきポイント5つを解説していきます。

ネットリテラシーの意味を知りたい人はもちろん、自分は正しくインターネットを利用できていると思っている人も必見の内容です。

ネットリテラシーとは

ネットリテラシー

ネットリテラシーという言葉にはさまざまな意味が含まれていますが、基本的には正しくインターネットを使いこなすための能力を指します。

ネットリテラシーとはインターネットを正しく使える能力を指す

ネットリテラシーという言葉にはさまざまな意味がありますが、一言でまとめると「インターネットを正しく安全に使える能力」です。

インターネットはさまざまな用途で使うものなので、より具体的に正しく使える能力を表現すると以下の通りになります。

  • ネット上(ニュースサイトやSNS)で目にする情報の正確さを見抜く
  • 必要な情報と不要な情報の見分け方ができる
  • オンラインショッピングを安全に利用できるか
  • 利用料金が高額にならないか注意できるか
  • コンピューターウイルスに感染しないための対策ができるのか
  • ネットの利用に消費する時間の管理ができるか
  • 著作権や肖像権を侵害せずにネットを利用できるか

上記の7つをしっかり心得てインターネットを活用している人を「ネットリテラシーが高い人」、どれか一つでも心がけを怠っている人を「ネットリテラシーが低い人」と表現します。

「そんな当たり前なことぐらいわかっているよ」と思って人もいるかもしれません。

ですが、注意していても知らないところで自分のネットリテラシーの低さが狙われてトラブルに発展する恐れがあります。

あとでご紹介する問題を見ると、ネットリテラシーの高さに自信があっても危険を回避するにはより一層の注意が必要だと感じさせられます。

ネットリテラシーの由来

ネットリテラシーの言葉の由来はリテラシーの意味から来ています。

リテラシーはもともと読み書きをするうえでの能力を意味する言葉ですが、知識や応用力を指して使われることが多いです。

リテラシーの頭にネットを付けることで、「インターネットから得られる情報を活用できる知識および能力」という意味になります。

ネットリテラシーと同じ感覚で使われる用語もある

以下の2つの用語はネットリテラシーと似たようなニュアンスで使われています。

  • メディアリテラシー
  • ネチケット

メディアリテラシーとはインターネットのニュース記事やSNS、ブログだけでなく、新聞と雑誌、テレビから得た情報が正しいかを判断する、その情報が自分に必要なのかを決める能力を指します。

ニュースサイトの記事やSNS、ブログで見た情報が正確なのかを判断するネットリテラシーの定義はメディアリテラシーと同じですね。

ネチケットは「インターネット上でのエチケット」を略した用語で、インターネットを使うときのマナーを指します。

SNSや掲示版、動画サイトのチャット欄で人とやり取りするときに相手へ不快感を与えないための心がけがネチケットに当たります。

ネットリテラシーの英語

アルファベット

ネットリテラシーは英語でもそのまま「Net literacy」と呼び、「Internet literacy」と呼ばれる場合もあります。

「彼女はネットリテラシーが高い」と表現するときは「She is internet literate.」、「彼女はネットリテラシーが低い」と表現するときは「She has low internet literacy」と言います。

ちなみに情報技術を活用できる能力することは「IT literacy」、メディアリテラシーは「Information literacy」と呼びます。

現代が抱えるネットリテラシーの問題

スマホを持つ手

昨今の時代にはさまざまなネットリテラシーに関する問題が溢れています。

先ほどご紹介した意味は7つあり、問題のカテゴリーも分類すると7通りあります。

不確かな情報(ガセ)が横行している

Yahoo!ニュースやSNSを使って、時事問題や地域の情報、芸能ニュースをチェックしている人は多いのではないでしょうか?

ネット上にはあらゆるニュースが溢れているので、自分が得たい情報を調べやすくなりましたが、不正確な情報を目にする機会が増えてきています。

たとえばSNSでは投稿者が善意と悪意のどちらを持っていたとしても、その情報が正確性を欠いているか誤っている可能性があります。

2011年3月31日に東日本大震災が起きた当時、Twitterで「新たな津波が来ている」との誤った情報が拡散して混乱を招いたことがありました。

日頃から見る機会が多い芸能ゴシップ情報などのニュース記事のなかには「フェイクニュース」と呼ばれる内容のものも混ざっています。

2019年10月には一部の報道機関が元俳優の成宮寛貴さんの復帰が報道されて、本人がツイッターで「あれはフェイクニュース」ですと否定した騒動がありました。

ポイント

芸能ゴシップに限らず時事関係の記事にはフェイクニュースであるものが多いです。

有名なニュースサイトだからといってすべての情報を信用してはいけません。

自分が誤った情報を流して叩かれる危険も

ニュースサイトやSNSで得た間違った情報によって自分が第三者から非難される恐れもあります。

たとえばSNSやニュースサイトなどで先ほどご紹介したような嘘の情報を知り、それを信用してSNSで拡散すると、あとで虚偽の情報だったとわかり複数の第三者から「嘘の情報を流すな!」と批判を受ける場合があります。

SNSや動画配信サイトのチャット欄での嫌がらせが多発

SNSや動画配信サイトのチャット欄を使って、特定の人への誹謗中傷を行う嫌がらせも増えてきています。

TwitterなどのSNSやLINEのグループを使って、学校のクラスメートの悪口を書き込む嫌がらせが増えつつあります。

2016年8月にはSNSを使ったいじめで中学2年生が自殺した悲しい事件が起きました。

参考 自分の悪口、誰かが「いいね」SNSいじめ3つの特徴朝日新聞DIGITAL

YouTubeなどの動画配信サイトのチャット欄では、配信者や視聴者への誹謗中傷による嫌がらせが起きやすい問題も表面化しつつあります。

YouTubeは動画投稿だけでなく生配信も人気になりつつあり、リアルタイムでチャット欄へコメントができるようになっています。

配信をしている人に対してむやみに「死ね」などの言葉を連発しての嫌がらせが起きるのは珍しくありません。

また、同じ配信のチャット欄にコメントしている人に対して誹謗中傷をする行為、女性と思われる視聴者へのストーカーまがいの嫌がらせは意外とよく目にするようになりました。

SNSなどで自分の住んでいる地域がわかる情報や写真を投稿したことが原因で、現実にストーカーされたという事例も少なくありません。

悪質なショッピングサイト・業者の乱立

ネット上で虚偽のショッピングサイトを作って、消費者から盗んだクレジットカード情報を盗んで悪用する手口が急増しています。

ネット上には大手のショッピングサイトなどに似せた偽のショッピングサイトが乱立していて、以下の方法で消費者からのクレジットカード情報が盗まれる危険があります。

  • 本物のショッピングサイトと思わせて消費者の購入手続きを誘発する
  • 購入手続きの内容からクレジットカードの情報を盗む
  • 盗んだ情報をもとに消費者のクレジットカードを悪用する

有名なAmazonで買い物をするとしても100%安心というわけではありません。

Amazonで買い物をする場合でも、Amazonの倉庫以外から出荷を行っている業者が出品中の商品を購入するとトラブルに遭う可能性があります。

Playstation VRが発売された当時、転売をしている業者から購入するときに商品が発送されず、一言もなく一方的に注文をキャンセルされるトラブルが起きていました。

有名なYouTuberさんがその当時の実体験を動画で説明されています。

転売されるほどの人気ではない商品を買う場合でも、出品者の勝手な都合で急に注文がキャンセルされる可能性があります。

ウイルスの感染による個人情報の流出

スマホやパソコンのウイルス感染もネットリテラシーが低いと伴うリスクです。

スマホやパソコンがウイルスに感染すると、自分の個人情報が漏洩してクレジットカードが悪用される危険があります。

ウイルスの感染経路は主に以下の4つもパターンがあり、ネットリテラシーが低いとどのようなパターンで感染してもおかしくありません。

  • ウイルスが仕込まれているホームページの閲覧
  • 信頼性が低いウェブサイトからのファイル、プログラムのダウンロード
  • 不明な送信者からのメールに添付されたファイルを開く
  • ネットーワークからデバイスへのハッキング

ネットを使ううえでウイルス感染のリスクは常につきまとうので、あとでご紹介する対策は必須です。

スマホの使いすぎによる高額な利用料金の請求

自分の子どもにスマホを持たせている場合、ギガの使いすぎによる高額な利用料金の請求に注意しなければいけません。

ドコモやソフトバンク、auが提供しているプランには、一ヶ月に行える通信量に限りがあり、定められたデータ容量を使い切ると料金の〆日まで通信制限がかかるようになっています。

ただ、大手キャリアではデータ量を1GBあたり1,000円、もしくは0.5GBあたり550円で追加購入すれば通信制限の解除が可能です。

ポイント

ギガの追加購入は契約者用のマイページへのログインIDとパスワードがわかっていれば行えます。

なので、スマホを持っている子どもが知っていると勝手に追加で購入し続けて知らない間にスマホ代が高額になる恐れが生じます。

ネット中毒になって生活リズムが不規則に

極度のネット中毒になって生活リズムが不規則になり、寝不足な日々が続く問題も起きています。

動画サイトやスマホやPS4などのゲームは中毒性が高く、ハマりすぎて夜更かしをしてしまう危険があります。

ネットリテラシーが低い人は自己管理ができない傾向があります。

動画サイトやゲームにはまり込むと夜更かしをしてしまい寝不足になる日が続く危険が伴いがちです。

YouTubeなどの動画サイトで著作権違反に該当する転載動画の蔓延

ネット上には著作権を違反する転載動画や写真が溢れています。

著作権違反に該当する動画や写真、音楽をダウンロードすると法律に抵触して処罰の対象になる可能性があります。

処罰の対象となるのは主に以下の2項目です。

  • 違法でダウンロードした動画や音楽の転売
  • 有料の音楽や動画のダウンロード

YouTubeなどの動画サイトに転載されているテレビ番組の視聴は逮捕の対象にはなりません。

ですが、視聴をするとアップロードをした人に広告収入や再生回数による収益が入る恐れがあるので、著作権に抵触する動画の視聴はするべきではありません。

ネットリテラシーについて知っておくべきこと5つ

スマホとセキュリティ

ネットリテラシーの意味を知って「自分はネットリテラシーが低いのでは?」と不安になった人、「安全にインターネットを使うためにネットリテラシーを高めたい」と思った人は多いのではないでしょうか?

スマホを利用している自分の子どもにネットリテラシーを身に付けて欲しいと感じた人もいるかと思います。

ネットリテラシーを高めるためには、日頃から以下の5つの心がけが必要です。

  • 目にする情報が確かなものか、信頼できるソースからの情報なのか
  • SNSや動画配信サイトを使うときに自分ルールを作っておく
  • 公式のオンラインショップで買い物をする
  • スマホやパソコンにウイルス対策ソフトを入れておく
  • ネットを使う時間を決める、スマホを持っている子どもには利用時間制限機能の活用

上記5つの心がけを知り対策をしておけば、自ずとネットリテラシーが高まります。

見た情報が正確なものか・信頼できるソースからの情報なのか

ニュースサイトやSNSを見る場合、目にしている情報が正確なものなのか、信頼できるソース(発信元)からの情報なのかに注意を払うのが大切です。

災害関係の情報はソースが気象庁であるものなのかが重要です。

ニュースサイトの記事を見るときは、経験上から自分の信頼できる報道機関を特定する方法がオススメです。

Yahoo!ニュースなどのニュースサイトでは、その記事がどの報道機関が出しているものなのかを確認できます。

yahooニュース引用元:Yahoo!ニュースより。

どの報道機関を信頼するかの基準は人それぞれの考え方や思想で変わってくるので一概にどこがオススメとは断定できませんが、さまざまな記事を見て自分が信用できると思った報道機関を絞り込めばネットリテラシーの向上につながります。

もちろん正確かどうかわからない情報を楽しむことを主旨にするのであれば、さまざまなゴシップ記事を展開している報道機関のニュースを見るのは悪くありません。

TwitterなどのSNSから情報を得る場合、投稿されている内容が真実なのかを慎重に判断する用心深さを持っておきましょう。

Twitterで個人が投稿している情報はあくまで「個人が発信しているもの」なので、ソースが確かでないと信憑性が薄い可能性があります。

どのカテゴリーの情報だとしても、個人のTwitterアカウントが投稿している情報はあくまで噂程度という認識をしたほうが無難です。

SNSや動画配信サイトを使うときに自分ルールを作っておく

SNSや動画配信サイトのチャット欄を使ってネット上で第三者とコミュニケーションを取るときは、不快な思いをしないように自分のなかでルールを作っておくのをオススメします。

最低でも作っておきたいルールは以下の3つです。

  • 不純な出会いを求めているように見える人はブロックなどで遮断
  • むやみに自分の住んでいる場所がわかる情報を発信しない
  • 本当かどうか確かでない情報は拡散しない

SNSや動画配信サイトのチャット欄には、「出会い厨」と呼ばれる異性との出会いをやたら求める人間が見受けられます。

ポイント

ネット上で異性との出会いを求める人間に目を付けられた場合、即座にブロック機能を使うことをオススメします。

SNSや動画配信サイトでは自分がやり取りをしたくない特定のユーザーをブロックでき、不快な思いをする可能性を下げられます。

SNSに自分の住んでいる地域を特定する手がかりが含まれた情報や写真の投稿を避けるのも心がけておきましょう。

自分の住んでいる場所がわかる情報や写真の投稿をやめておけば、ストーカー被害に遭う危険性が少なくなります。

個人のアカウントが投稿している不確かな情報を拡散しない点もネットリテラシーを高めるために押さえておきたいところです。

正確でない情報の拡散を控えれば、混乱を起こして第三者から叩かれることがなくなります。

自分が拡散したいと思った情報は基本的に以下の公式がソースとなっているものに限定しておきましょう。

  • 災害情報は気象庁や内閣府関連のサイトやSNSアカウントが発信しているもの
  • 芸能や時事関係の情報は信用できる報道機関によるもの

自分で動画配信をするときは概要欄にルールを記載しておく

もしYouTubeなどの動画サイトで投稿や生配信をしようとお考えであれば、

参考程度ですが、厳しめのルールを設けている某配信の概要欄に記載されている内容をご紹介します。

  • 度が過ぎる下ネタや明白な暴言は禁止
  • 視聴者同士の挨拶の禁止
  • 誹謗や中傷、宣伝を目的にした他の配信者の名前を出す行為の禁止
  • 意味がわからない長文投稿の禁止
  • 低評価やチャンネル登録の解除を煽る発言の禁止
  • 配信者や他人を煽る発言の禁止

上記のルールは一例ですが、自分のチャンネルや配信の安全を確保するための参考にできます。

公式のオンラインショップで買い物をする・公式のショッピングサイトのURLを知る

インターネットで買い物をするときは大手の通販サイトやメーカー公式のオンラインショップを利用するようにするといいでしょう。

大手の通販サイトやメーカー公式のショッピングサイトで買い物をすれば、クレジットカード情報が盗まれる危険がなくなります。

利用するショッピングサイトのURLが公式通りのものなのかの確認もしておきましょう。

URLの見分けができるようになれば、誤って偽のショッピングサイトからクレジットカード情報を盗まれる危険がなくなります。

Amazonを利用する場合、Prime対応の出品者からの商品を選ぶといいでしょう。

Prime対応の商品を選べばAmazonの倉庫から発送されるので、一方的に注文をキャンセルされる心配がありません。

スマホやパソコンにウイルス対策ソフトを入れておく

ネットリテラシーを高めるためには、スマホやパソコンがウイルスに感染しないための対策もしておきたいところです。

ポイント

ウイルスに感染しないための対策はセキュリティソフトの導入です。

セキュリティソフトを導入すれば、あらゆるパターンからのウイルス感染を防げるようになります。

なお、iPhoneではiOSにセキュリティ対策が施されているのでソフトの導入は不要です。

Androidのスマホはセキュリティ対策が甘いので、ウイルス対策ソフトを入れておきましょう。

ネットを使う時間を決める・スマホを持っている子どもには利用時間制限機能の活用

ネットの使いすぎによる生活リズムの乱れを防ぐためには、ネットを使う時間を「○時から△時まで」といった具合に自分なりのルールを定めましょう。

自分の決めたルールの通りにネットを使うように意識すれば、生活リズムが不規則になる可能性は少しでも低くなります。

自分の子どもがスマホを使いすぎないか不安であれば、以下の2つを実践してみましょう。

  • 子どもにユーザー用マイページのログインIDとパスワードを教えない
  • 子ども用の利用制限機能を使う

子どもにユーザー用マイページのログインIDとパスワードを教えないでおけば、勝手にデータ容量を追加購入される心配がなくなり、知らない間にスマホ代が高くなることがありません。

大手キャリアが展開している制限機能を使えば、自分の子どもに見て欲しくないウェブサイトやアプリの利用を制限できます。

たとえばソフトバンクを契約している場合、「あんしんフィルター」を使えば自分の子どもの年齢にあった利用制限を設けられます。

あんしんフィルター引用元:https://www.softbank.jp/mobile/service/filtering/anshin-filter/

大手キャリアが提供している利用制限機能を使えば、自分だけでなく子どものネットリテラシーも高められるうえに基本無料なので活用してみるといいでしょう。