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IPv6とIPv4があるのにIPv5がない理由!IPv3,IPv7,IPv8がないのはなぜか理由を解説!

IPv6とIPv4があるのに間のIPv5がないのが気になりますよね。IPv4より以前のバージョンがない点やIPv6移行のバージョンが出ないのかと気なっている人もいるのではないでしょうか?

 

IPvには4と6以外のバージョンがないと考えて問題ありませんが、厳密には他の種類も存在しています。他の種類が運用される可能性は低いですが、トリビアとして知って損はありません。

 

ここではIPv6とIPv4があるのに他のバージョンがない理由を解説していきます。他のバージョンのIPvがないのか気になっている人はぜひご覧ください。

IPv3,IPv5,IPv7,IPv8はない?

IPv4とIPv6があればその他の数字の種類もありそうな気がしますが、実質的に存在していないといえます。

 

そもそもIPv4とIPv6とは何か

IPv3・IPv5・IPv7・IPv8がない理由を知るには、IPv4とIPv6について知っておく必要があります。

 

IPv4とIPv6はインターネット通信のプロトコルです。プロトコルとはインターネット上のルールで、インターネットの利用者とウェブサイトの提供元が同じプロトコルを用いて初めて相互通信が可能になります。インターネットの利用者とウェブサイトの提供元が同じプロトコルを用いていないと相互通信はできません。

 

もっとわかるやすく説明すると、IPv4とIPv6はIPアドレスを発行するシステムのバージョンです。IPv4は旧型でIPv6は新型に当たります。IPアドレスはインターネット上で住所の役割をするので、インターネットに接続するときは必ず発行されます。

 

IPv3は存在していない

IPv4より以前の数字にあたるIPv3などのプロトコルは存在していません。IPv4が最初に誕生したプロトコルだからです。

 

なぜ最初に誕生したプロトコルがIPv1ではなかったのか気になりますよね。最初に誕生したプロトコルがIPv4になった理由は仕組みにあります。IPv4のIPアドレスは32ビットの数字を変換して4つに区切られています。区切りが4つだから名前がIPv4になったわけです。

 

IPv4の名前の由来を見るとIPv6でもIPアドレスが6つに区切られているのかと思いますが、IPv6では8つに区切られています。IPv6と名前が付けられた理由は、実験的に運用されていたIPv5が存在していたのが理由です。

 

IPv5・IPv7・IPv8は存在している

IPv5とIPv7、IPv8は存在しているプロトコルですが、ある理由で本格的な運用はされていません。今後に運用される可能性も極めて低いので、IPv5とIPv7、IPv8は実質的にはないプロトコルと認識したほうがいいでしょう。

 

IPv5とIPv7、IPv8が運用される可能性が低い理由は後ほど説明します。

 

IPv3,IPv5,IPv7,IPv8がない理由

プロトコルにIPv4とIPv6以外がない理由はバージョンごとに異なります。

 

IPvの意味

IPvとはInternet Protocol version(インターネットプロトコルバージョン)の略称です。IPv4やIPv6はインターネット通信プロトコルのバージョン名というわけです。プロトコルは先ほど説明した通りインターネット上のルールで、利用者とウェブサイトの提供元が同じバージョンのプロトコルを用いてはじめて相互通信が可能になります。

 

パソコンやスマホのOSでは数字が大きいほど新しいバージョンであることを表しますが、IPvの数字は意味あいが異なります。

 

IPv1からIPv3がない理由は諸説あり

IPv1からIPv3が存在しない理由は、先ほど説明した通り最初に誕生したプロトコルがIPv4だからです。IPv1からIPv3がない理由は他にも諸説があり、すでに他の用途で使われていたという説もあります。

 

IPv5とIPv7、IPv8が実質ない理由

厳密にはIPv5とIPv7、IPv8は存在していますが、実質的にないプロトコルと考えるべきです。

 

IPv5はストリーミングを目的に実験的な運用がされましたが、IPv4でもストリーミングが可能になったので運用する必要がなくなりました。

 

もともとIPv7とIPv8は実験的に運用されていたプロトコルで、新しいプロトコルを運用する際に候補に挙がっていましがIPv6が採用される流れがありました。数字の大小は異なりますが、IETF(インターネット技術特別調査委員会※)が見分けるために割り振られただけなので、IPv7やIPv8がIPv6より優れているわけではありません。

※プロトコルなどのインターネット技術を策定する組織です。

 

IPv6の今後

現在はIPv6の普及が進んでいて、将来的にはIPv4からの完全移行が目標とされていますが、IPv6だけ利用できればいいわけではありません。当分はIPv4との併用が必要だからです。

 

IPv6が普及している理由

IPv6の普及が進められている理由は、IPv4でのアドレス不足問題にあります。

 

IPv4で発行できるIPアドレスは約43億個と膨大ですが、2011年11月31日の時点で(アメリカの国政調査局の推測だと2012年3月12日頃)では世界の人口が70億人に達したことで不足が問題視されています。

 

IPアドレスの不足問題を解消するために普及がはじまったのがIPv6です。IPv6では約340澗個ものIPアドレスを発行できるので、不足する心配がありません。澗という単位を聞いてピンときませんが、数字でIPv4とIPv6のアドレス個数を見比べると違いがよくわかります。

 

形式発行できるIPアドレスの数
IPv4約4,300,000,000個
IPv6約340,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000個

 

IPv7とIPv8が展開される可能性は極めて低い

先ほども説明した通りIPv7とIPv8も存在はしていますが、本格的に運用される可能性は低いと思っていいでしょう。IPv6があればIPアドレスが不足する心配がなく、IPv7とIPv8といった他のプロトコルを運用する必要がないからです。

 

世界の総人口が340澗人以上にならない限りは新しいプロトコルが運用する必要がないので、IPv7やIPv8が展開される予定はないといえるでしょう。

 

複数のプロトコルを運用するとインターネットの利用者やプロバイダ、ウェブサイトの提供元が混乱するのもIPv7とIPv8が展開されない理由の1つです。インターネット上では利用者とウェブサイトの提供元が同じプロトコルを用いないと相互通信ができないので、あまりにも複数のプロトコルがあると接続方式を切りかえる必要が生じてしまいます。

 

IPv4とIPv6を併用する場合は対応プロバイダを契約すれば自動で切りかえができますが、今以上にプロトコルの種類が増えるとプロバイダ側が対応に追われてしまいます。

 

IPv4からIPv6への完全移行が目標だが問題点が

現在はIPv4からIPv6への完全移行が目標とされていますが、IPv6だけ利用できる日は当分先です。IPv6へ完全移行するには以下のすべてが対応しなければいけないからです。

 

  • 回線事業者およびプロバイダ
  • ウェブサイトやオンラインゲームの提供元、
  • 利用する通信機器

 

今でもIPv6に対応していない回線事業者やプロバイダは多く、未対応のウェブサイトやオンラインゲームも少なくありません。IPv6を利用するには対応デバイスやルーターを使う必要もあるので、完全な移行はまだまだ先になるでしょう。

 

IPv6は通信速度を安定させるツールしても活用されている

IPv6はIPアドレスの不足問題を解消するために普及が進んでいるプロトコルですが、通信速度を安定させるツールとして利用する人もいます。IPv6ではIPoE方式での接続ができるからです。

 

IPoEではプロバイダを経由せずにインターネットへ接続できるので、時間帯に関係なく通信速度が安定します。IPv4ではプロバイダを経由するPPPoE方式で接続するので、利用者が増える夜になると通信速度が安定しません。

※IPoEとPPPoEの接続イメージ。

 

通信速度を向上させるためにIPv6を利用する人は増えましたが、PPPoE形式で接続すると速度が安定しないので注意が必要です。

 

利用するウェブサイトがIPv4にしか対応していないと通信速度が遅くならないか不安になりますが、IPv6 IPoE+IPv4に対応しているプロバイダを契約すればIPv4でもIPoE方式で接続ができるので問題ありません。

 

しかし、IPv6 IPoE+IPv4は限られているので、IPv6とIPv4を併用する場合は注意が必要です。IPv6 IPoE+IPv4に対応している主要の回線事業者は下記の通りです。

 

IPv6 IPoE+IPv4 対応事業者
ドコモ光(GMOとくとくBB)、ソフトバンク光、OCN光、ビッグローブ光、ぷらら光、So-net光、@nifty光、auひかり(プロバイダごとに異なる)、NURO光、コミュファ光(プロバイダごとに異なる)、eo光、ピカラ、メガエッグ

 

IPv4とIPv6を自動で切りかえられる仕様の普及も進んでいる

IPv4とIPv6のどちらかしか対応していないウェブサイトやオンラインゲームが乱立すると、接続方式の切りかえが面倒にならないか不安になりますよね。

 

IPv6に対応しているプロバイダは自動でIPv4に切りかえられる仕様にしているので、ウェブサイトがIPv4とIPv6のどちらのプロトコルに対応していても接続方式を切りかえる必要はありません。