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iPhoneをWi-Fiにつなぐと、設定画面に「セキュリティに関する勧告」と表示される場合があります。
「セキュリティに関する勧告」は使おうとしているWi-Fiが安全ではないと教えてくれるメッセージなので、表示されたときは原因を特定して対処しなければいけません。
ここでは、iPhoneをWi-Fiにつないで設定画面に「セキュリティに関する勧告」と表示される原因と対処法を解説していきます。
「セキュリティに関する勧告」の文面が出て戸惑っている人はぜひご覧ください。
目次
「セキュリティに関する勧告」が表示される意味
iPhoneをWi-Fiにつなぐときに「セキュリティに関する勧告」が表示されると、使おうとしているネットワークの安全性を疑う必要があります。
セキュリティが安全ではないWi-Fiに接続すると表示される
「セキュリティに関する勧告」とは、利用するWi-Fiのセキュリティが安全でないときに表示されます。
つまり、「セキュリティに関する勧告」のメッセージには、使おうとしているWi-Fiのセキュリティが危険ことを意味しているわけです。
「セキュリティに関する勧告」が表示されて負うリスク
接続して「セキュリティに関する勧告」が表示されるWi-Fiを使い続けると、以下のリスクを背負わなければいけません。
- スマホやパソコンがウイルスに感染する
- デバイスの保存しているデータや情報が盗まれる
- 自分のクレジットカードや銀行口座の情報が盗まれる
上記の内容を見ただけで、「セキュリティに関する勧告」が表示されるWi-Fiは使いたくないと思いますよね。
「セキュリティに関する勧告」が表示される3つの原因
「セキュリティに関する勧告」が表示される原因は、使おうとしているWi-FiのSSIDをタップすればわかります。
「セキュリティに関する勧告」が表示されるSSIDをタップして目にする文面をもとに原因を見てみましょう。
セキュリティ保護がされていない
「セキュリティに関する勧告」が表示されるWi-FiのSSIDをタップ。
そのあと「セキュリティが保護されていないネットワーク」の文面が出た場合、使おうとしているWi-Fiは暗号化されていないと考えられます。
本来であればWi-Fiは暗号化が施されていて、決められたパスワードを入力しなければ利用できません。
「セキュリティ保護されていないネットワーク」と表示されると、使おうとしているWi-Fiに暗号化がされていません。
その場合、先ほど紹介したリスクを背負いながらインターネット通信をすることになります。
家のWi-Fiをパスワードなしで利用できる設定にすると、ほぼ確実にiPhoneの設定画面に「セキュリティに関する勧告」のメッセージが表示されます。
フリーWi-Fiも不特定多数の人が利用するので、iPhoneがセキュリティに問題ありと判断します。
「セキュリティ保護されていないネットワーク」と表示された場合の対処法は、自宅のWi-FiかフリーWi-Fiのどちらを使おうとしているかで違います。
Wi-Fiにパスワードロックをかける
家のWi-Fiを使おうとして「セキュリティ保護されていないネットワーク」と表示されたときは、iPhone側でパスワードを入力しなければ利用できない設定に変えましょう。
無線LANルーターの設定ツールを起動して暗号化設定に進めば、家のWi-Fiをパスワードの入力をしなければ利用できない仕様にできます。
フリーWi-Fiにつないで表示されるならセキュリティソフトの導入を
カフェや商業施設のフリーWi-Fiに接続して「セキュリティに関する勧告」と「セキュリティ保護されていないネットワーク」と表示される場合は、iPhoneにセキュリティアプリを導入してください。
iPhoneは不特定多数の人が使うフリーWi-Fiを危険視しますが、セキュリティアプリを入れれば問題ありません。
フリーWi-Fiに安心して接続するためのセキュリティアプリは何種類かありますが、中でもノートンのWi-FiプライバシーVPNはおすすめできます。
暗号化の規格に問題がある
設定画面で「ネットワークに関する勧告」と表示されているWi-FiのSSIDをタップして「安全性の低いセキュリティ」の文面が出る場合、暗号化の規格に問題があります。
暗号化の規格には以下の3種類があり、iPhoneはWEPに対応したWi-Fiをもっとも危険視しています。
WEPで暗号化されたWi-Fiのパスワードは、方法さえ知っていれば他人でも簡単に調べられるからです。
- AES
- TKIP
- WEP
WEP以外の規格でWi-Fiが暗号化されていれば、iPhoneの画面に「セキュリティに関する勧告」のメッセージは表示されません。
ルーターの暗号化規格を変更する
先ほどの説明を見て気付いた人もいると思いますが、「セキュリティに関する勧告」と「安全性が低いセキュリティ」と表示された場合はWi-Fiの暗号化規格を変更してください。
無線LANルーターの設定ツールを起動して暗号化設定に進めば、暗号化の規格を切り替えられます。
AES・TKIP対応ルーターに買い替える
古い無線LANルーターを使っていると、暗号化規格をWEPにしかできない場合があります。
暗号化規格をWEPにしかできなければ、新しい無線LANルーターに買い替えなければいけません。
今流通している無線LANルーターのほとんどはAESやTKIPに対応しているので、買い替えれば「セキュリティに関する勧告」が表示されなくなります。
しかし、ごく稀にWEPにしか対応していないルーターに出くわす可能性があるので注意してください。
無線LANルーターのステルス機能をオフにする
無線LANルーターのステルス機能を利用していると、iPhoneのWi-Fi設定画面で「セキュリティに関する勧告」が表示されます。
無線LANルーターのステルス機能は自分のWi-Fiを他人に公開しない便利機能です。
しかし、iPhoneは未公開のWi-Fiを警戒する仕組みなっているので、ルーターのステルス機能をオンにすると「セキュリティに関する勧告」が表示されてしまいます。
ルーターのステルス機能はセキュリティの強度を高める機能なので、これが原因になって「セキュリティに関する勧告」と表示されても気にする必要はありません。
どうしても気になるのであればステルス機能をオフにしてください。
まとめ
iPhoneのWi-Fi設定画面で「セキュリティに関する勧告」と表示されると、使おうとしているWi-Fiのセキュリティが甘く、他人に自分の情報が盗まれる恐れがあります。
「セキュリティに関する勧告」が表示される原因は以下のどれかです。
- Wi-Fiが暗号化されていない(パスワードロックがかかっていない)
- Wi-Fiの暗号化規格がWEP
Wi-Fiが暗号化されていない場合は、ルーターの設定ツールを使ってパスワードロックをかけてください。
Wi-Fiの暗号化規格がWEPになっていれば、AESやTKIPに切り替えてください。
フリーWi-Fiに接続するときは、前もってスマホにセキュリティアプリを入れておきましょう。